コーヒーミルおすすめは電動と手動どっち?メリットとデメリットと選ぶコツ!
コーヒーミルの種類はたくさんあります。電動タイプと手動タイプの違いは何か、おすすめポイントやメリットとデメリットについてをまとめました。また、電動タイプと手動タイプのそれぞれおすすめのコーヒーミルの機種についても紹介します。
目次
- 1自宅でコーヒーミルを使うのは何故おすすめ?
- 2コーヒーミルの種類
- 3コーヒーミルの刃の形状も様々!
- 4コーヒーミル電動タイプのメリット
- 5コーヒーミル電動タイプのデメリット
- 6コーヒーミル手動タイプのメリット
- 7コーヒーミル手動タイプのデメリット
- 8コーヒーミルを選ぶコツとは
- 9電動タイプおすすめ①カリタ「ナイスカットG」
- 10電動タイプおすすめ②フジローヤル(富士珈機)「みるっこDX」
- 11電動タイプおすすめ③デロンギ「コーン式コーヒーグラインダ」
- 12電動タイプおすすめ④ハリオ「V60電動コーヒーグラインダー」
- 13電動タイプおすすめ⑤メリタ「電動コーヒーミル」
- 14手動タイプおすすめ①ザッセンハウス「ラパス」
- 15手動タイプおすすめ②カリタ「クラシックミル」
- 16手動タイプおすすめ③プジョー「ノスタルジー」
- 17手動タイプおすすめ④ハリオ「セラミックコーヒーミル・スケルトン」
- 18手動タイプおすすめ⑤ポーレックス「セラミックコーヒーミル」
- 19コーヒーミルのお手入れ方法
- 20コーヒーミルで素敵なコーヒーライフを!
自宅でコーヒーミルを使うのは何故おすすめ?
コーヒーを購入するとき、豆のまま販売しているものと、豆を挽き粉状で販売しているものがあります。また、コーヒー販売店では、豆を挽くサービスを行なっているところがほとんどです。粉状だと、すぐに飲むことが出来て、便利ですよね。それでも豆の状態で購入し、コーヒーミルで挽くのは何故でしょうか?
おすすめポイント①挽きたてが一番美味しい
理由の一つが、「挽きたてが一番美味しい」と言われているからです。何故かと言うと、香りが挽きたての方が強く、風味良く飲めるためです。一度挽いて粉にすると、湿気などで香りがどんどんなくなり、風味を損なってしまいます。挽きたてが一番コーヒー本来の香りが強く、美味しく飲めるため、コーヒーミルを使い飲む前に挽くのが理想です。
おすすめポイント②好きな挽き方に調整出来る
コーヒーには、粗挽き〜極細挽きの挽き具合があり、粒度により味が変わります。粗く挽くと苦味が弱く、酸味が強く仕上がります。細かく挽くと酸味が弱く、苦味が強い仕上がりになります。抽出方法や豆に合う挽き方、自分好みの挽き方に出来るのが、自宅でコーヒーミルを使うメリットです。
コーヒーミルの種類
コーヒーミルには、大きく分けて電動タイプと手動タイプの2種類があります。電動タイプは、コーヒー豆をセットし、自動で挽いてくれるタイプ。手動は、豆をセットし手で回しながら挽くタイプです。それぞれの特徴や、メリット、デメリットについて見ていきます。
コーヒーミルの刃の形状も様々!
コーヒーミルは、電動か手動かだけではなく、豆を砕く刃の形状も種類があります。その砕き方によっても味が全然異なるため、刃の形状にも注目してコーヒーミルを選ぶのがポイントです。
コーヒーミル刃の種類①カット式
カット式は、2枚のギザギザした刃で豆を挟み、切り刻む仕組みです。業務用に多く、喫茶店などで使われていることが多いタイプです。メリットは、臼式よりも均一に豆が挽ける点、摩擦熱が起きにくく風味を損ないにくい点が挙げられます。デメリットは、業務用で使われることが多いだけあり、比較的高価なものが多く、手が出しにくい点です。
コーヒーミル刃の種類②臼式
上下にある2枚の刃を臼のようにすりつぶして、豆を挽く仕組みです。手動の多くは臼式で、電動も臼式があります。臼式のメリットは、挽き具合を幅広く調整出来ること、カット式には劣るものの豆が均一に挽ける点です。デメリットは、摩擦熱により風味が損なわれることがある点です。臼式は、粗挽きに向いています。
コーヒーミル刃の種類③コニカル式(コーン式)
コニカル式(コーン式)は、外側と内側にギザギザの刃があり、内側の円錐状の刃がゆっくりと回転しながら、豆を切り刻む仕組みです。メリットは、摩擦熱が生じないため風味を損なわない点、ゆっくりと回転することで、音も比較的小さいものが多いです。デメリットは、粗めの粒度だと均一になりにくい点と、細かく挽ける分、粉が詰まりやすいという点です。細かく挽けるため、エスプレッソに適しています。
コーヒーミル刃の種類④プロペラ式
プロペラ式は刃が回転しながら、豆を粉砕して挽くミキサーのような仕組みです。メリットは、安く、小型のものが多い点です。デメリットは、ミキサーのように何度も砕かれる箇所があるため豆が均一に挽けないという点と、摩擦熱が起こるため風味を損う点です。こまめに一度止めて、振りながら使うと少しは均一になるようです。味にこだわるのであれば、この中ではあまりおすすめは出来ないものと言えます。
コーヒーミル電動タイプのメリット
電動タイプのメリット①手間がかからず早く挽ける
電動タイプでは、豆を入れてスイッチを押すだけで、すぐ豆が挽けます。コーヒーを飲むのは朝という人も多いと思いますが、朝時間がない中でも、挽きたてのコーヒーを飲みたい時は、圧倒的に電動タイプが便利です。
電動タイプのメリット②一度に多くの量が挽ける
電動タイプでは、多くの量をすぐに挽けるのもメリットの一つです。来客時や、何回か分を一度に挽いて保存しておきたい時、手動タイプだと1、2回分しか挽けませんが、大量に挽く時は、電動式が使いやすいです。
電動タイプのメリット③挽き具合の調整が簡単
粒度の調整が簡単に出来るのも、電動タイプのメリットです。調整ダイヤルなどが付いているものがほとんどなので、お好みの粒度に設定すれば、挽きムラもなく簡単に美味しいコーヒーが飲めます。挽き具合により味が全然変わるため、重要ポイントです。
コーヒーミル電動タイプのデメリット
電動タイプのデメリット①お値段が高め
電動タイプのネックな部分としては、電化製品なので手動タイプよりも、値段が高い点です。性能などにこだわると数万円するものもあります。長く使うのであればそこまで気にしなくても問題ないかもしれませんが、試しに始めてみようと思った時に少々手が出しにくい金額なのがデメリットです。
電動タイプのデメリット②場所をとる
電動タイプの多くは、手動タイプよりも大きいです。また、コンセントを必要とするので、収納場所に困る場合があるのがデメリット。いちいち出して挽くのも面倒ですし、せっかく早く挽けるメリットがあるのに、結局使わなくなってしまうということもあります。見た目がかわいいものもあり最近は小さいタイプもあるので、すぐ使えるところに場所の確保をするのが良さそうですね。
電動タイプのデメリット③挽く時の音が大きい
購入する機種にもよりますが、電動タイプは豆を数秒で挽くので、音が大きいものが多いのがデメリットです。うるさいと感じる個人差もありますが、朝など一緒に住んでいる人が寝ていたりすると、大きな音は立てにくいですよね。購入してみてから、音がうるさくて使いにくいとなってはもったいないので、購入する際の判断材料の一つにしていただければと思います。
コーヒーミル手動タイプのメリット
手動タイプのメリット①音と香りを楽しめる
手動タイプを愛してやまない人が多いというのも、挽くのが楽しいと感じるからです。確かに時間はかかりますが、豆を挽くゴリゴリとした音、挽いていくうちにコーヒーの良い香りが漂って来る時は、多幸感があります。自分で手間をかけて挽いて淹れたコーヒーは、特別な感じがします。自分で挽くことを楽しみたい人は、手動タイプがおすすめです。
手動タイプのメリット②見た目がオシャレ
手動タイプのメリットの一つは、見た目がかわいいという点があります。毎日コーヒーを挽かなくても、インテリアとして飾っておきたい見た目をしています。また、コンパクトなのでそこまで場所を取らないのも良いところです。
手動タイプのメリット③比較的安価で持ち運びOK
手動タイプは、電気ではなく作りがシンプルのため、電動タイプよりも安いものが多いです。これから試しに始めてみようかなと考えている人には、手が出しやすくおすすめです。また、電源を使わずコンパクトなタイプであれば、キャンプなどのアウトドアでも挽きたてのコーヒーを飲むことが出来るのもメリットです。
コーヒーミル手動タイプのデメリット
手動タイプのデメリット①挽くのに時間がかかる
手動タイプの一番ネックなところは、挽く手間と時間がかかることです。挽く手間を楽しいと感じる人には手動タイプは最適なのですが、時間のない朝などに、いちいち時間をかけて挽いていられないという人も多いと思います。挽くのは好きであれば、時間がない時は電動タイプを使い、ゆっくり出来る時に手動タイプと使い分けるのもアリです。
手動タイプのデメリット②一度にたくさんの量を挽けない
手動タイプでは、一度に1、2杯分しか挽けないものがほとんど。来客時や何人か分をで淹れたい時に、挽きたてを出そうと思っても時間がかかってしまいます。また、挽いた状態でストックしておきたい時にも時間がかかり疲れます。手動タイプは飲む時に挽くのがおすすめなので、挽いた状態でストックしておきたい場合は、電動タイプの方が向いています。
手動タイプのデメリット③挽き具合の調整が難しい
手動タイプは好みの粒度が数字で書いてあり、設定が出来るダイヤルはついていないため、粒度の設定はネジを回すなどをして手動で行う必要があります。この設定が慣れるまでは、なかなか思うような粒度にならず、好みの粗さにするのが難しいです。ただ逆にいうと、自分で調整する楽しみがあり、研究しがいは手動タイプの方があると言えます。
コーヒーミルを選ぶコツとは
良いコーヒーミルとは、「均等の粒度で挽けること」が一番です。バラバラの粒度で挽いたものは、均等な抽出されず本来の美味しさを損なってしまいます。そのため、均等に挽けるものを選ぶことが大事です。また、自分の求める粒度に調整出来るものや、壊れにくさ、収納性、価格などどの部分に重点を置くかを考えて自分に合うものを選ぶ必要があります。
悪いコーヒーミルとは、「豆が均一に挽けない」「微粉が出やすい」ものです。微粉とは、豆を挽いた時に出る細かくなりすぎた粉のことです。均一に挽けず、微粉が多く出るものだと、エグさや意図しない苦味が出て、風味を損なってしまいます。そのため、刃の形状やそれぞれの特徴をよく見ることが、コーヒーミルを選ぶ上で重要です。
電動タイプおすすめ①カリタ「ナイスカットG」
「ナイスカットG」は、カット式です。プロもお墨付きの品質の良さで人気だった「ナイスカットミル」が廃盤となり、その後継として販売されました。デザインもレトロで可愛く、機能性もカット式の中では圧倒的に良いです。同じカリタより「NEXTG」というコーヒーミルも出ていますが、お値段がかなり高くなるので自宅で使うのであれば、「ナイスカットG」の方がおすすめです。
電動タイプおすすめ②フジローヤル(富士珈機)「みるっこDX」
「みるっこDX」は、臼式に分類されます。業務用と同じくらいの性能の良さ、静かさ、豆の均一化を誇っている評価がダントツの機種です。業務用がそのまま小さくなったようなものなので、性能、見た目もオシャレで憧れの一品です。その分お値段は張りますが、購入して後悔はしない商品です。
電動タイプおすすめ③デロンギ「コーン式コーヒーグラインダ」
「コーン式コーヒーグラインダー」はコニカル式です。コニカル式の特徴通り、摩擦熱が生じないため風味を損ないません。エスプレッソにも対応しています。14段階の粒度の設定が可能で、刃の取り外しができるため、手入れも比較的楽です。見た目は従来のコーヒーミルとは異なりますが、デロンギ製品はシンプルでスタイリッシュなのでキッチンやリビングに馴染むところも良いところです。
電動タイプおすすめ④ハリオ「V60電動コーヒーグラインダー」
「V60電動コーヒーグラインダー」はコニカル式です。特徴は粒度の設定の細かさにあります。44種類の粒度の設定が可能で、エスプレッソから粗めの設定まで細かく行えるのがおすすめポイント。
電動タイプおすすめ⑤メリタ「電動コーヒーミル」
メリタの「電動コーヒーミル」は、プロペラ式です。特徴としては他の電動式に比べて安いという点です。そしてとてもコンパクトなため収納しやすいのもおすすめです。安いため、作りはシンプルでスイッチを押すだけで豆が挽ける仕組みです。シンプルで使いやすいですが、粒度の調整が出来ないのが難点です。
手動タイプおすすめ①ザッセンハウス「ラパス」
ザッセンハウスは、120年前から続く伝統的なドイツのメーカーです、粒度が安定しており、熱を起こしにくい刃の構造のため風味を損ないません。また非常に長持ちします。手挽きの中では最高峰と呼ばれており、見た目もアンティークで完璧な一品です。お値段は少々高いですが、憧れの大人気商品です。
手動タイプおすすめ②カリタ「クラシックミル」
電動タイプもカリタはおすすめですが、手動タイプも様々な種類のコーヒーミルを出しています。中でもおすすめは、「クラシックミル」です。性能や価格を考えるともっともバランスが取れている安定した商品です。見た目が可愛いため、インテリアとして飾るのにも向いています。
手動タイプおすすめ③プジョー「ノスタルジー」
プジョーと言えば、車を想像としますが、そのプジョーで出しているコーヒーメーカーは実は歴史ある商品です。車を販売する前は、金属製造業でした。プジョーはペッパーミルも出しており評価が高いですが、同じようにコニカル式の二重螺旋構造であるコーヒーメーカーも優秀です。手動タイプは挽くのに力が入りますが、「ノスタルジー」は軽く少しの力で挽くことが出来ます。
手動タイプおすすめ④ハリオ「セラミックコーヒーミル・スケルトン」
ハリオの手動タイプのおすすめポイントは、受け皿がそのままコーヒーストッカーにもなる点です。蓋がついていて、挽いた後そのまま保存が出来ます。また、丸洗いが出来るというのもメリットです。手動タイプだと、洗えずハケなどで手入れをしなければなりませんが、このミルは丸ごと洗えるので、お手入れ面でも優れた商品です。
手動タイプおすすめ⑤ポーレックス「セラミックコーヒーミル」
「セラミミックコーヒーミル」のおすすめポイントは、コンパクトという点です。一度に2、3杯分挽くことが出来ますが、スタイリッシュで場所をとりません。持ち運びも便利なため、アウトドアにぴったりの商品です。また、セラミックのため錆びにくく、金属特有の匂いもしません。アウトドアで極上の一杯を飲むのにいかがでしょうか?
コーヒーミルのお手入れ方法
コーヒーミルは、きちんと手入れを行わないと、微粉や古い粉が混じり風味が落ちたり、詰まりの原因になり故障をすることがあります。きちんと手入れをして長く付き合っていきましょう。セラミックなど丸洗い出来るものは、手入れは丸洗いしてしっかり干せば問題ありません。
洗えないタイプだと、主に「ブラシ」と「ブロアー」を使います。「ブロアー」とは、ホコリを飛ばす送風機のようなものです。必要であれば分解した後、ブロアーで大まかな微粉を取り除き、取りきれなかった微粉は、ブラシで掻き出します。ブラシは静電気が起きにくいコーヒーミル用がおすすめです。商品によりお手入れ方法が異なる場合がありますので、確認してからお手入れをしましょう。
コーヒーミルで素敵なコーヒーライフを!
コーヒーミルは電動タイプ、手動タイプ様々な種類があり、コーヒーの奥深さを感じます。便利なもの、オシャレなものがたくさんあり迷いますが、それぞれのスタイルに合ったコーヒーミルを選び、素敵なコーヒーライフを送りましょう!