2022年05月30日公開
2024年06月01日更新
ロイヤルミルクティーのカフェイン量は?目安摂取量から効果まで紹介
ロイヤルミルクティーのカフェイン量について解説します。市販のロイヤルミルクティーのカフェイン量を、商品ごとに比較してまとめています。体に良い効果や、摂取しすぎたときのデメリットについても説明!妊娠中の人でも飲める、カフェインレスに近い商品も紹介します。
目次
ロイヤルミルクティーのカフェイン量を調査
ロイヤルミルクティーは普通のミルクティーよりも濃厚で、高級感が漂う紅茶です。市販の商品には砂糖なども入っているため、甘いものを飲みたいときにも活躍します。しかし、普段からよく飲む人は、カフェイン量が気になることもあるでしょう。
本記事では、ロイヤルミルクティーのカフェイン量を解説します。それぞれの商品や他のドリンクとの比較を、表にしてまとめています。おすすめの市販商品も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
ロイヤルミルクティーのカフェイン量
ロイヤルミルクティーとミルクティーの違い
ミルクティーとは、普通に入れた紅茶にミルクを加えたものを指します。一方のロイヤルミルクティーは、茶葉を直接ミルクと水で煮出したお茶です。ミルクの量が多い分、一般的なミルクティーよりも、まろやかでコクのある味わいになります。
ミルクティーのカフェイン量は、100ml当たり20〜30mgです。一方のロイヤルミルクティーは、100ml当たり30〜40mgの含有量です。ロイヤルミルクティーは直接茶葉を煮出すため、カフェイン量がミルクティーより多くなります。
ミルクティーは外国生まれの飲み物ですが、ロイヤルミルクティーは日本で生まれた飲み物です。「ロイヤルミルクティー」という名前も和製英語であるため、外国では通用しません。
販売されているロイヤルミルクティー商品のカフェイン量比較
含まれているカフェイン量は、商品によって大きく異なります。日東紅茶のロイヤルミルクティーには、カフェインはほぼ含まれていません。
妊娠中などで、カフェインを控えている人におすすめです。カフェイン量は商品のパッケージに記載されているため、購入前にしっかりと確認すると良いでしょう。
紅茶花伝 ロイヤルミルクティー | 16mg |
---|---|
日東紅茶 ロイヤルミルクティー | 0.02mg |
ブレンディー 濃厚ロイヤルミルクティー | 46mg |
リプトン ロイヤルミルクティー | 29mg |
他の飲み物とのカフェイン量比較
ミルクティーは紅茶にミルクを入れただけであるため、カフェイン量は紅茶と変わりません。烏龍茶や煎茶に比べると高い数値ですが、コーヒーに比べると約半分の量です。一般的な飲み物だけで比べれば、やはりコーヒーの含有量が最も多いです。
しかし、モンスターエナジーのカフェイン量は突出していて、コーヒーの2倍以上もあります。目を覚ます効果などはありますが、飲みすぎには注意が必要です。
紅茶 | 30mg |
---|---|
ミルクティー | 30mg |
コーヒー | 60mg |
煎茶 | 20mg |
烏龍茶 | 20mg |
モンスターエナジー | 142mg |
ロイヤルミルクティーのカロリーと糖質
市販のロイヤルミルクティーのカロリーも、商品によって差があります。ほとんどは100ml当たり40〜60kcal程度ですが、リプトンの商品は特にカロリーが高めです。甘味料以外にもココナッツオイルを使っているため、カロリーが高くなっているようです。
カロリーが高い商品は、それだけ糖質も高くなります。ダイエット中にロイヤルミルクティーを飲むときは、カロリーや糖質量にも注目してみましょう。カロリーが低いほうがあっさりとした味になりますが、糖分の取りすぎを防ぐことができます。
カロリー | 糖質 | |
---|---|---|
紅茶花伝 ロイヤルミルクティー | 38kcal | 6.8g |
日東紅茶 ロイヤルミルクティー | 59kcal | 11.6g |
ブレンディ 濃厚ロイヤルミルクティー | 54kcal | 7.3g |
リプトン ロイヤルミルクティー | 85kcal | 18.5g |
ロイヤルミルクティーにも含まれているカフェインの目安摂取量
1日の目安摂取量
カフェインは過剰摂取すると、体に悪影響が出ることがわかっています。そのため、1日の目安摂取量を守ることが、非常に大事になってきます。成人の目安摂取量は、1日当たり400mgです。この数値は、男性でも女性でも変わりません。
カフェインはチョコレートなどにも含まれているため、知らないうちに上限を超していることがあります。しかし、1日過剰摂取しただけであれば、それほど気にすることはありません。
ただ、過剰摂取が続いてしまうと、中毒症状などが出ることもあります。コーヒーなどを1日に何杯も飲む人は、カフェインの取りすぎに気をつけましょう。
妊娠中/授乳中
妊娠中や授乳中の人は、カフェインの目安摂取量が変わります。赤ちゃんに悪影響が出ないように、一般成人より低い値が設定されています。1日当たりの目安摂取量は、妊娠中、授乳中ともに200mgです。おおよそ、一般成人の半分程度の量です。
妊娠中や授乳中にカフェインを過剰摂取すると、赤ちゃんへの健康リスクが高まります。普段よりも、さらに摂取量に注意しましょう。
子ども
子どもは大人に比べて、カフェインによる影響が高くなります。大人以上に、摂取量に気を配る必要があります。子どもの目安摂取量は、4〜6歳で45mg、7〜9歳で62.5mg、10〜12歳で85mgです。
13〜19歳は、体重1kg当たり2.5mgが目安です。ブレンディーのロイヤルミルクティーの場合、100ml当たりカフェインが46mgもあります。
4〜6歳でこのロイヤルミルクティーを飲めば、コップ1杯ですでに1日の目安摂取量を超えてしまいます。カフェイン入りのドリンクを飲みたがる場合は、できるだけカフェインレスの商品を与えるのがおすすめです。
カフェインを摂取しすぎるとどうなる?
カフェインを取りすぎると、眠れなくなることはよく知られています。それ以外にも、心拍数の増加やめまい、下痢や吐き気、震えなどを起こすことがあります。カフェインは中枢神経や胃腸を刺激するため、これらの症状が出てしまうのです。
カフェインはコーラーやチョコレートなど、子どもが好きな食材にも多く含まれています。子どもは特に影響を受けやすいため、普段のおやつの内容にも気をつけてあげましょう。
ロイヤルミルクティーのカフェインがもたらす効果
効果①眠気覚まし
カフェインは中枢神経を刺激し、脳を覚醒させてくれます。そのため、適量を取れば、眠気覚ましに効果があります。
仕事中や勉強中に集中できないときは、カフェイン入のドリンクを飲むのがおすすめです。ロイヤルミルクティーには牛乳が入っているため、カルシウムを同時に摂取できるメリットもあります。
効果②体脂肪の燃焼を促進
カフェインを摂取すると、リパーゼという消化酵素の働きが活発化します。リパーゼは体脂肪を分解する働きがあるため、体脂肪の燃焼に役立つのです。
しかし、ロイヤルミルクティーには、砂糖や牛乳も多く含まれています。飲みすぎると逆に太る可能性もあるため、注意しましょう。
効果③疲労回復
カフェインには交感神経を高め、集中力をアップさせる働きがあります。そのため、運動時や仕事中の集中力が高まり、疲労が感じにくくなるのです。
根本から疲労を回復するわけではありませんが、飲むタイミングによって、疲労を軽減させることができます。仕事中に疲れたときや、なんとなく作業がはかどらないときに飲むと良いでしょう。
ロイヤルミルクティーのおすすめ商品
和光堂「牛乳屋さんのロイヤルミルクティー」
「牛乳屋さんのロイヤルミルクティー」は、北海道産の生クリームをたっぷりと使用した商品です。ミルクのコクのある甘さと、まろやかな味わいが特徴です。
和光堂の「牛乳屋さん」シリーズには、カフェインレスの商品もいくつかあります。しかし、ロイヤルミルクティーはカフェインレスではないため、妊娠中の人などは気をつけましょう。
キリン「午後の紅茶 芳醇ロイヤルミルクティー」
「午後の紅茶 芳醇ロイヤルミルクティー」は、自販機でも買える手軽な商品です。有名な「午後の紅茶」シリーズのひとつで、香り高い紅茶の味わいを楽しめます。紅茶の味がしっかりとしているため、ミルクの味に埋もれてしまうことがありません。
カフェイン量は100ml当たり22mgで、一般的なミルクティーと同程度です。「午後の紅茶」からは、カフェインレスの商品は販売されていません。一時期カフェインレスのストレートティーが販売されていましたが、現在では販売終了しているようです。
日東紅茶「ロイヤルミルクティー」
カフェインレスのロイヤルミルクティーを飲みたい人は、こちらの商品がおすすめです。完全なカフェインレスというわけではありませんが、ほとんどカフェインは含まれていません。
100ml当たり0.02mgしかないため、子どもや妊娠中の人でも安心して飲めます。濃厚なコクが特徴で、まるで鍋で煮出したかのような、本格的な味わいを楽しめます。
1杯分ずつに分かれたスティックタイプと、大容量タイプの2種類が販売されています。状況に応じて、使いやすいタイプの商品を選びましょう。
ロイヤルミルクティーのカフェイン量を覚えておこう!
ロイヤルミルクティーのカフェイン量は、一般的なミルクティーよりも多い傾向にあります。飲みすぎると体に悪影響が出ることもあるため、摂取量には注意が必要です。商品によって含有量に違いがあるため、購入前にパッケージを確認してみると良いでしょう。
しかし、適量を飲めば眠気覚ましなど、体に良い効果を得ることができます。自分の1日の目安摂取量を把握して、体に害のない範囲内で楽しむようにしましょう。