熊笹茶は栄養豊富なお茶！効果や効能・作り方を知っておこう！

パンダの餌として使われることが多い熊笹ですが、実はとても健康に良い食材だということを知っていますか？そのまま食べることはできませんが、お茶にして飲むことで体に良い効能を得ることができます。

本記事では熊笹茶の特徴や健康効果、作り方などをまとめました。誰でも簡単に作れるので、近くに熊笹を見つけたらぜひ一度チャレンジしてみてください。

熊笹茶とは、その名の通り熊笹という植物を煎じて作ったお茶のことです。熊笹は日本の高原地帯や北海道の山野などに群生しており、防腐効果があるところからちまきや笹ずしなどにも利用されています。

栄養も豊富で、お茶にして飲むとさまざまな効能を得ることができます。色はクリアな緑色で、苦味やクセがないすっきりとした飲み心地が特徴です。カフェインも入っていないため、子供や妊婦、授乳期の人でも安心して飲むことができます。

熊笹茶には葉緑素という成分が含まれており、高い抗菌作用と殺菌力を持っています。この抗菌作用のおかげで口や体の臭いが抑えられるので、体臭や口臭の予防に役立ちます。また、葉緑素は豊富な食物繊維とともに悪玉コテステロールの吸収も抑えてくれるため、高血圧やコレステロール値の抑制にも効果的です。

熊笹に含まれているフラボノイドという成分にもコレステロールを吸着する働きがあり、動脈硬化の予防に役立つといわれています。他にも殺菌と解毒作用のある安息香酸という物質の働きで、胃の中の細菌の増殖を防ぐことができます。

胃潰瘍や胃炎の原因であるピロリ菌や黄色ブドウ球菌などを抑制してくれるため、これらの症状がある人は毎日継続的に飲むと良いでしょう。それ以外にも貧血予防や便秘予防、免疫アップやデトックスなどさまざまな効能を得ることができます。

熊笹はイネ科の植物であるため、米アレルギーを持っている人はアレルギー症状が出ることがあります。米アレルギーでなくでも、アレルギー体質の人は症状が出やすいので注意が必要です。

初めて飲む時はまず少しだけ飲んでみて、体に異常が出ないか確かめてから飲むのが良いでしょう。また、熊笹には止血作用のあるビタミンKが多く含まれているので、血流を良くするための薬を摂取している人は熊笹茶を飲まないようにしてください。

【材料】

• 熊笹 適量

1. 熊笹をよく洗い、キッチンバサミで適当な大きさにカットします。
2. 弱火で熱したフライパンで、1を乾煎りします。
3. パリパリになって少し茶色くなってきたら取り出します。
4. 3を手で揉んで細かくしたら完成です。

熊笹茶の茶葉は、熊笹さえあれば簡単に作ることができます。洗った熊笹をフライパンで乾煎りするだけですが、時間がある時は一度天日干ししても良いでしょう。乾煎りする時に茶色くしすぎると苦くなってしまうので、加熱しすぎないように気をつけてください。

【材料】

• 熊笹茶葉 5〜10g
• 水 1L

1. 鍋に水と茶葉を淹れて、火にかけて沸騰させます。
2. お湯が沸騰したら弱火にし、1〜2分ほど煮込みます。
3. 火を止め、茶こしで茶葉をこしたら完成です。

熊笹茶は茶葉にお湯を注ぐだけでも作れますが、煮込んだほうが風味が良く体への効果も上がります。濃い味が好きな人は、煮出す時間を長くして味を調整しましょう。

そのままホットで飲むのも美味しいですが、冷蔵庫で冷やしてアイスティーにするのもおすすめです。また、熊笹茶はほんのりとした甘みがあるので、ホットミルクに混ぜても美味しく飲むことができます。

熊笹茶の特徴や効能、作り方などをまとめました。熊笹茶は市販の商品も売られていますが、熊笹さえあれば簡単に手作りすることができます。体に良い効果も多くあるので、美味しく飲んで健康に役立ててください。