2021年12月23日公開
2024年11月17日更新
野菜一日これ一本は体に悪いといわれる理由は?効果的な飲み方も紹介
野菜一日これ一本が体に悪いといわれる理由をまとめました。野菜一日これ一本は本当に体に悪いのか、飲むことによるデメリットについて説明します。デメリットだけでなくメリットや効果的な飲み方、美味しく飲めるおすすめのアレンジ料理も紹介します。
目次
野菜一日これ一本は体に悪いのか徹底調査!
野菜一日これ一本は一日分の野菜が手軽に摂れるということで、サラダ代わりなどに飲む人も多いドリンクです。ただ、野菜一日これ一本は体に悪いといわれることもあり、本当に健康に効果があるのか疑問に思う人もいるでしょう。
本記事では、野菜一日これ一本が体に悪いのか調べてまとめました。野菜一日これ一本の効果的な飲み方やおすすめのアレンジ料理も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
野菜一日これ一本が体に悪いといわれる理由
理由①カロリーと糖質が高い
野菜一日これ一本が体に悪いといわれる理由のひとつに、カロリーと糖質が高いというものがあります。しかし、野菜一日これ一本は200ml当たり68kcalで、普通のジュースに比べてもそこまで高くありません。
糖質も200ml当たり13.7g程度ですので、体に悪いといわれるほどの数値ではありません。一般的なりんごジュースは200ml当たり88kcalで糖質は23.6gあるので、これと比べても野菜一日これ一本のカロリーと糖質はそこまで高い数値ではないことがわかります。
ただ、やはりサラダをそのまま食べるよりはカロリーも糖質も高くなってしまうので、ダイエットをしている人などは注意が必要です。しかし、野菜一日これ一本の糖質は野菜が本来持っているものであり、砂糖などの添加物は含まれていません。
その分味が飲みづらくなるというデメリットはありますが、他のジュースと比べてもそこまで体に悪いということはありません。ダイエットなどで糖質制限をしている人は、一度に飲む量を減らしたり他の食事の糖質を少し控えたりすると良いでしょう。
理由②ビタミンが失われている
野菜一日これ一本は、滅菌のためにも一度加熱処理が施されます。しかし、ビタミンCなどの栄養素は熱に弱いため、加熱処理をすることで栄養が失われるというデメリットがあります。
野菜一日これ一本の栄養成分表にビタミンCの記載がないことからも、ビタミンCはほとんど残っていないことがわかります。ただ、ビタミンAやビタミンEなどの記載はあるため、ビタミン類がすべて失われてしまうわけではありません。
全体的に見ればビタミンC以外の栄養はバランスよく摂れるのですが、加熱で多くの栄養が失われるというイメージから体に悪いといわれることがあるようです。
理由③食物繊維が失われている
野菜はそのまま食べると、食物繊維をしっかりと摂取することができます。しかし、野菜一日これ一本は果汁だけを搾り取っているため、食物繊維はほとんど失われてしまいます。
食物繊維が失われることで体に悪いといわれることもありますが、不溶性の食物繊維がなくなるだけで特に体に悪いということはありません。生の野菜に比べればその数値は下がりますが、水溶性の食物繊維は多少残っています。
ただ、便秘解消などの目的で野菜を摂取するときは、野菜一日これ一本より生の野菜を食べたほうが良いでしょう。
理由④肌が黄色くなる
野菜一日これ一本は一度に多量に飲みすぎると肌が黄色くなることがあるため、体に悪いといわれることがあります。いきなり肌が黄色くなると驚いてしまいますが、一時的なものですぐに元に戻ります。
みかんを食べ過ぎると手が黄色くなるのと同じで、野菜の色素が皮膚に沈着することで起こる現象です。特に体に悪いことではないので心配することはありませんが、不安な場合は一度に飲む量を減らしましょう。
理由⑤使用している野菜の質
野菜一日これ一本は、できるだけ安価で販売できるように外国産の野菜を多く使っています。国産の野菜も使っていますが、主な原材料であるトマトはほぼ外国産です。
外国産の野菜は国産の野菜と農薬の基準値が異なり、残留農薬が混入している可能性も高くなります。そのため、国産の野菜を買って食べるよりも体に悪いといわれています。
ただ、野菜一日これ一本を販売しているカゴメでは、すべての輸入野菜に対して現地と日本で厳密な検査を行っています。食品衛生法の基準値を万一超えた場合は使用を取りやめているので、体に悪影響が出るほどの農薬が混ざることはないでしょう。
野菜一日これ一本の効果的な飲み方
野菜ジュースを飲むメリット
体に悪いといわれることもある野菜一日これ一本ですが、デメリットだけでなくメリットもしっかりとあります。一番のメリットは、やはり誰でも手軽に野菜を摂取できるということでしょう。生の野菜は買うと高い上、食べるまでに手間がかかります。
しかし、ジュースになっていれば、一人暮らしの人でも料理が苦手な人でも簡単に野菜の栄養を補給できます。また、家ではなかなか食べられない多くの種類の野菜を、一度にバランス良く摂れるところも大きなメリットです。
野菜一日これ一本は生の野菜よりも栄養価は下がりますが、リコピンやカロテンはジュースにしたほうが吸収が良くなります。リコピンやカロテンは強い抗酸化作用があるので、老化や生活習慣病などの予防に役立ちます。
飲み方①おやつ代わり
野菜一日これ一本は、ダイエット中のおやつ代わりに利用するのがおすすめです。ダイエット中はどうしてもお腹が空いてしまいますが、間食の代わりに野菜一日これ一本を飲むことで余分なカロリーをおさえられます。
ある程度の糖質があるので飲み過ぎは良くありませんが、その糖質のおかげで満腹感を得ることができます。また、無理な食事制限などで体に悪いダイエットをしてしまう人もいますが、野菜一日これ一本を飲むことで必要な栄養を補給することが可能です。
飲み方②朝食のときに飲む
朝食に野菜一日これ一本を飲むことで、朝からしっかりと野菜の栄養を補うことができます。一日のはじめに栄養バランスを整えることで、体の代謝機能を高める効果も期待できます。
また、胃が空の状態でご飯を食べると血糖値が急上昇してしまい、インスリンが過剰分泌されて肥満体質になりがちです。しかし、野菜一日これ一本を先に飲んでおくと適度な糖分を摂取できるので、血糖値の急上昇をおさえることができます。
血糖値が急激な上昇がなければ必要以上のインスリンが分泌されず、余計な脂肪が溜まることもありません。インスリンの過剰分泌は肥満以外にもさまざまな悪影響が出るので、ご飯の前に野菜一日これ一本を飲むことを習慣づけると良いでしょう。
飲み方③風邪気味のときに飲む
風邪気味のときは食欲が出ないことが多く、必要な栄養も摂れなくなります。そういったときは、消化しやすい野菜一日これ一本を飲むのがおすすめです。バランス良く栄養が摂れるので、体力の回復も早くなります。できれば野菜一日これ一本だけでなく、お粥なども一緒に食べると良いでしょう。
野菜一日これ一本のアレンジ料理
味が苦手な人はアレンジをするのがおすすめ
野菜一日これ一本はトマトをベースにした野菜ジュースで、果物類はレモン果汁しか入っていません。そのため、味が苦手だという人も多く、ドロドロしていて飲みにくいというデメリットもあります。
どうしてもそのまま飲めないときは、いろいろな料理にアレンジするのがおすすめです。他の料理にアレンジすることで飲みやすくなるだけでなく、普段の料理の栄養価を手軽に高めることができます。
アレンジ料理①スープ
野菜一日これ一本を使ったスープは、誰でも作れる簡単なアレンジ料理です。具材を入れただけでは味はそこまで変わらないので、コンソメスープの素で味をととのえるのがおすすめです。
具材はお好みのもので大丈夫ですが、卵を入れるとトマトの酸味が和らいで飲みやすくなります。コンソメスープの素に加えて牛乳も入れると、濃厚なポタージュスープを作ることができます。
ただ、牛乳を加えるとさらにカロリーが高くなるというデメリットもあるので、少しでもカロリーをおさえたい場合は豆乳を使うと良いでしょう。温めても美味しいですが、冷製スープにしても美味しく飲めます。
アレンジ料理②カレー
野菜一日これ一本をカレーに使うと、味が気にならなくなるだけでなくカレーにコクを加えることもできます。隠し味程度に少し加えても良いですし、水をすべて野菜一日これ一本に代えてしまっても大丈夫です。
水をまったく使わずに作ると普段よりドロドロになるので、キーマカレーなどの水分が少ないカレーに利用するのがおすすめです。もしもトマトの酸味が気になる場合は、砂糖を少し足すと子供でも食べやすい味になります。
カレーはにんじんやじゃがいもなどの根菜が中心のメニューですが、野菜一日これ一本を入れることで足りない栄養を手軽に補うことができます。
アレンジ料理③その他
野菜一日これ一本は、他にもさまざまな料理にアレンジできます。トマトの味が一番強いため、トマトベースの料理に活用するのがおすすめです。
例えば野菜一日これ一本を使ってピザソースを作ることもできますし、ラタトゥイユやトマトパスタなどに使うのも良いでしょう。トマト缶よりも酸味が少ないので、トマト缶の代わりに使うことでいつもよりも料理の味をまろやかにすることができます。
他にもリゾットやチキンライス、トマト煮込みやトマト鍋など、豊富なアレンジメニューを楽しむことができます。
野菜一日これ一本は体に悪いわけではないがデメリットも踏まえよう
野菜一日これ一本が体に悪いといわれる理由をまとめました。野菜一日これ一本は体に悪いといわれることもありますが、実はそこまで体に悪い飲み物ではありません。
体に良い効果も多くあるので、おやつや朝食代わりに手軽な栄養補給として飲むのがおすすめです。ただ、デメリットがまったくないわけでもないので、デメリットも踏まえた上で上手に毎日の食事に取り入れましょう。