養命酒の効果効能14選！飲み方や副作用は？女性におすすめ養命酒も

健康に効果があると言われる「薬用養命酒」というお酒を知っていますか？CMなどで一度は耳にしたことがあるであろう薬用養命酒は、更年期障害などの女性特有の悩みにも効果効能があると言われています。

ここでは、養命酒の栄養効果を中心に、気になる味わいや飲み方、アレンジ方法などを詳しく紹介しています。更年期症状だけでなく、生理不順や不妊に悩んでいる女性は必見です。副作用についても触れているので、ぜひ参考にしてください。

まずは薬用酒の選び方について紹介していきます。健康に効果があるとされる薬用酒には、さまざまな種類があります。どれを飲んだらよいかわからないという方も、ポイントを押さえて自分にぴったりな薬用酒を探してみましょう。

薬用酒に配合されている生薬の種類は多岐に渡ります。選び方のポイントは、悩みを解消してくれる生薬を見極めることです。冷えに悩んでいる方は「ショウキョウ（生姜）」や「カンキョウ（乾姜）」を使った薬用酒がおすすめです。また血の巡りをよくする「ケイヒ（シナモン）」や「チョウジ（クローブ）」もよいでしょう。

胃腸の調子が悪いときは、「ウショウ（烏樟）」や「チンピ」、「タイソウ（ナツメ）」などの生薬が相性抜群です。虚弱体質の方には「ジオウ」や「ニンジン」をおすすめします。

薬用酒には「医薬品」として認可を受けているものとそうでないものがあります。医薬品の薬用酒には「第2類医薬品」と「第3類医薬品」があり、効果効能を期待するのであれば、これらの医薬品指定がある薬用酒を選びましょう。飲み方を間違うと副作用なども恐れもあるため、薬用酒を飲む際は用法用量を守ることが大切です。

薬用酒は、その名の通りお酒です。そのためアルコールに弱い体質の方は、アルコール度数の低いものを選ぶようにするのがおすすめです。焼酎ベースの薬用酒の場合、アルコール度数が14%ほどのものが多くなっています。購入前には度数の確認も忘れないようにしましょう。

ここからは、薬用養命酒の女性に嬉しい効果効能について紹介していきます。女性には、更年期障害など女性特有の悩みが数多くあります。薬用養命酒を飲むと、それらの悩みの改善が期待できると言われています。薬用養命酒に配合されている生薬とともに、嬉しい効果効能をお伝えします。

養命酒の「インヨウカク」には、血圧を下げる降圧作用が期待できます。更年期高血圧とは、ホルモンバランスや自律神経の働きが乱れることから血圧が高くなる症状のことで、インヨウカクは女性の更年期による高血圧を下げてくれる効果があると言われています。

夏でも手足が寒くて靴下が欠かせないという女性が多いのではないでしょうか？もともと冷え性だった女性は、更年期になるとさらに冷えが強くなると言われています。

養命酒に含まれる「シャクヤク（芍薬）」は血流改善の効果があり、冷え性を改善させる効能が期待できます。またマムシの皮を乾燥させた「ハンピ」や「コウカ（ベニバナ）」、「ケイヒ」にも、多くの女性が悩む冷え性を和らげる作用があります。

女性特有の更年期症状として代表的なものが「むくみ」です。立ち仕事をしている女性も、仕事終わりにむくみの症状を感じることがあるでしょう。

そんなときに効果があるのが、養命酒のシャクヤクやハンピ、コウカです。特にシャクヤクは高い血流改善の効果があると言われており、更年期障害のむくみにも効果効能が期待できます。

養命酒を飲んで冷えやむくみが改善すると、妊娠しやすい体になると言われています。また養命酒に含まれるインヨウカクには強精効果があるので、女性の不妊への効果が期待できます。

生薬は組み合わせることで効果が高まるため、多くの生薬が配合されている薬用養命酒は、さまざまな観点から見ても不妊に効果があると言えるようです。

生理不順とは、ストレスやホルモンバランスの崩れが原因で生理の周期が乱れることを言います。養命酒の「ニンジン（高麗人参）」にはホルモンバランスを整える効果があるため、生理不順の改善が期待できます。

ニンジンは漢方の世界で「最高の生薬」とも言われており、自律神経を正常に戻す効果効能もあります。また「ヤクモソウ」にも生理不順の改善効果が期待できるほか、更年期障害にも効能があると言われます。

ホルモンバランスが乱れると、肌荒れなどの症状があらわれます。養命酒の生薬にはホルモンのバランスを整える効果があるため、美肌効果も期待できるようです。強い抗酸化作用がある「ボウフウ」と言う生薬にも、肌の老化を防いでくれるアンチエイジング効果が期待できます。

ここからは薬用養命酒の健康効果について見ていきましょう。胃腸の調子や肝機能など、健康にさまざまな不安を抱えている方もいるのではないでしょうか？養命酒を飲むことで期待できる効果効能を詳しく紹介します。

養命酒に含まれる「チョウジ（クローブ）」やケイヒには、胃腸の調子を整えて消化を促す健康効果が期待できます。また「ウショウ」と呼ばれるハーブは、胃もたれや消化不良などを解消させる効果効能があると言われています。ボウフウには胃粘膜を保護する役割があるため、胃の調子が悪いときにもおすすめです。

最近疲れやすいと感じることはありませんか？更年期高血圧に効果のあるインヨウカクは、滋養強壮の効能があることでも知られています。また、ハンピにも同様の健康効果が期待できると言われています。「ニクジュヨウ」と言う生薬は、優しくじわじわと滋養強壮の効果が出てくることで有名です。

養命酒に配合されているシャクヤクは、血流改善の効果が期待できます。また血の巡りがよくなることで、女性に多いむくみや高血圧による冷えの改善につながるとも言われています。

更年期障害に効果的なベニバナにも血流の改善が認められるとされており、血栓を予防する健康効果も期待できるようです。

薬用養命酒には、肝臓によいと言われる「ウコン（ターメリック）」が配合されています。ウコンドリンクでも知られているこの生薬は、肝機能を強化してくれる健康効果があります。二日酔いや悪酔いを防ぐと言われているため、お酒を飲む方には強い味方となってくれるでしょう。

食欲が落ちているという方も養命酒の服用は効果的です。ケイヒとチョウジには、食欲増進の健康効果が期待できます。

消化機能を促進させる働きがあるので、胃腸の調子を整えつつ美味しいご飯が食べられるサポートもしてくれるようです。夏バテなどで食欲がないというときにも、養命酒の生薬は優しく健康効果を発揮してくれるでしょう。

更年期症状を和らげてくれるニンジンには、強い抗酸化作用が認められています。抗酸化作用とは、体内の老化やサビを防いでくれる働きのことで、この働きが強くなると免疫力が向上します。免疫力が高まると風邪の原因となるウイルスを撃退できるようになるため、風邪を防ぐ健康効果が期待できると言えるのです。

またボウフウも風邪を防ぐ生薬と言われており、解熱作用や抗ウイルス作用が期待できます。ニンジンと同じく抗酸化作用も高いため、体力低下が気になっている方にも養命酒はおすすめです。

養命酒に配合されている「ジオウ（地黄）」には、貧血に効果的な増血作用があります。血の巡りをよくする働きがあり、血行障害にも健康効果があると言われています。貧血で体力が弱っている方や虚弱体質の方には、養命酒のジオウが悩みを解決してくれるでしょう。

意外に感じるかもしれませんが、養命酒の生薬には痛み止めの効果も期待できます。特に効果的なのがウコンで、この生薬には解毒作用があるとも言われています。

更年期高血圧や女性の不妊に効果のあるインヨウカクも痛み止めの健康効果がある生薬です。またインヨウカクは、痛みを和らげるだけでなくしびれを取り除く働きも期待できるようです。

健康や更年期障害などに効果のある薬用養命酒ですが、味わいが気になって購入を躊躇している方もいるのではないでしょうか？そこで、ここからは薬用養命酒の味や特徴について詳しく紹介していきます。飲み方をアレンジすると美味しく摂取できるとも言われているため、気になる方はぜひ参考にしてください。

ケイヒを配合している薬用養命酒は、シナモン系のほのかに甘い香りが特徴的です。14種類の生薬を含んでいるので、それらに由来する香りも感じられます。

また、薬用養命酒には本みりんとブドウ糖が含まれているため、そのまま飲むと甘味があります。香りや味わいが気になる方は、冷蔵庫で冷やすなど飲み方をアレンジすると飲みやすくなるようです。

薬用養命酒に配合されている生薬は、草根木皮など自然の素材を原料にしています。そのため、効き目は緩やかで、毎日用量を飲み続けることで徐々に効果を実感できるようになります。

生薬の種類によって効果のあらわれる時期が異なり、滋養強壮の効能があるニクジュヨウは特に効き目が緩やかだと言われています。薬用養命酒には、そのぶん刺激的なものが含まれていないため、副作用が少ないのがメリットです。また、生薬の効き目が長いのも養命酒の特徴と言えるでしょう。

薬用養命酒は副作用が少ないと言われていますが、中には服用を避けるべき人もいます。続いて、薬用養命酒を避けた方がよいとされる人について紹介していきます。購入を考えている方も、次の内容を熟知したうえで飲むようにしてください。

薬用養命酒には血行を促進するハンピやシナモン、増血作用のあるジオウが含まれています。そのため手術や出産直後で出血のある人は、血の巡りがよくなりすぎる恐れがあるので服用を避けるようにしましょう。

生理中の出血は体の自然な働きによるものなので飲み続けても問題はありません。ただし、不正出血がある場合は一旦飲むのを中断し、医師に相談するようにしてください。

薬用養命酒はれっきとしたお酒なので、乗り物の運転前には飲むことができません。同様に機械類の運転をする人も、服用は控えるようにしましょう。

基本的に薬用養命酒は食前や就寝前に飲むように用法が定められているため、日中に出かける予定のある人はタイミングを合わせて飲むことをおすすめします。

薬用養命酒はアルコール度数が14%のお酒です。妊娠中もしくは妊娠していると思われる人、また授乳中の人は薬用養命酒を飲むのを控えた方がよいでしょう。

ただしアルコールの働きは人それぞれによって異なります。どうしても続けて飲みたいという方は、飲む前に必ず医師か薬剤師の指示を仰ぐようにしてください。薬用養命酒の生薬の働きについて、胎児や乳児に悪影響を与えることはありません。

アレルギー体質や生薬にアレルギーのある人は、服用は避けましょう。薬用養命酒には免疫力アップなどの効果も期待できますが、もともとアレルギー体質の人は含まれる成分に過剰反応を起こす恐れがあります。自身だけでなく家族がアレルギー体質という人も注意が必要です。

アルコールに過敏な人も薬用養命酒の服用はおすすめできません。注射をするときのアルコール消毒でかゆみや発赤、ただれなどの経験がある人も要注意です。

薬用養命酒は普通のビールよりもはるかに高いアルコール度数を含むお酒です。アルコールに弱い人も、飲み始めは量を控えるなど様子を見ながら飲むようにしましょう。

またアルコールによる病状で通院中の人も、薬用養命酒を服用する前には医師や薬剤師に相談し、指示を受けてから飲むようにしてください。

薬用養命酒は副作用が少ないとは言え、全くない訳ではありません。そこで、薬用養命酒を飲むことで起こる可能性のある副作用について、ここから紹介していきます。どんな副作用が起こるかを事前に把握していると、素早い対処が行えます。特にアレルギーによる副作用を気にしている方は必見です。

薬用養命酒を服用することで考えられる副作用が「発疹、発赤」です。養命酒を飲んでいて皮膚が赤くなったり、虫刺されやニキビのようなぷくっとした皮膚異変が出た場合は、副作用の可能性が考えられます。いつも全く症状がない場所に急に異変があらわれた際は、養命酒による副作用を疑いましょう。

薬用養命酒の副作用には、皮膚の「かゆみ」もあります。アルコールに過敏な人や生薬のアレルギーで皮膚に異常が起こることも考えられます。皮膚の発疹や発赤とともに症状があらわれることもあるので、急なかゆみにも養命酒の副作用を疑いましょう。

胃腸によい生薬が配合されている薬用養命酒ですが、副作用で「胃の不快感」があらわれることがあります。胃部にいつもと違う症状があらわれた際は服用を中止しましょう。

基本的に薬用養命酒は副作用が少ないお酒ですが、場合によってはアレルギーなどで異常が起こる可能性があります。それでは、薬用養命酒を飲んで副作用が起きたときはどうしたらよいのでしょうか？

皮膚や胃部の不快感など何か異常が出た際は、ただちに服用を中止してください。そして薬用養命酒の添付書を持って医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

ここからは、薬用養命酒の正しい飲み方について見ていきましょう。養命酒の効果効能を実感するには、用法用量をしっかり守り、毎日継続して飲むことが大切です。これから購入を考えている方も、正しい飲み方をマスターしましょう。

薬用養命酒の服用方法は、1回20mlと定められています。第2医薬品に分類されていて市販されている嗜好飲料とは異なるため、決められた飲み方を守る必要があります。早く効果を得たいからといって大量に飲むことはおすすめできません。

薬用養命酒を飲む回数は1日3回です。また飲むタイミングは食前または就寝前となっており、飲み方を守って毎日コツコツ飲むことが推奨されています。

アルコール度数はワインと同じくらいなので、お出かけ前や乗り物の運転前は服用しないようにしましょう。朝昼夕の食事前もしくは就寝前の4回の中から、その日の都合に合わせて1日3回飲むようにしてください。

薬用養命酒には、700mlと1,000ml入りの2種類があります。700mlのボトル1本は約12日分、1,000mlのボトル1本は約16日分が目安となります。購入したことのない方は小さいサイズを買って、飲み続けられるか味や香りを試してみてもよいでしょう。

14種類の生薬が配合されている薬用養命酒は、継続してコツコツ飲むことで効果が実感できます。効き目は徐々にあらわれるので、焦らず決められた用法用量を飲み続けましょう。

薬用養命酒は、飲み始めて2カ月ほどでゆっくり効果が出てくると言われています。食欲不振や疲労に関しては、比較的早い段階で効果が出るようです。冷え性や虚弱体質など、体質を改善していく必要がある場合は、効果を実感するのに時間がかかることもあります。

最後に、薬用養命酒を飲む際におすすめのアレンジした飲み方を紹介します。味や香りが特徴的な薬用養命酒は、他の飲み物をプラスした飲み方がおすすめです。ここでは、特に人気のある飲み方のアレンジ方法を4つ紹介します。

1つめの飲み方のアレンジ方法が、炭酸水をプラスしたソーダ割りです。作り方は、薬用養命酒20mlに対して炭酸水を好みの量入れるだけと非常にシンプルです。

炭酸のシュワっとした飲み心地で薬用養命酒の独特の味わいや香りが和らぎ、夏にもぴったりな飲み物に変身します。好みでレモンをプラスしたりレモン風味の炭酸水を混ぜてアレンジすると、さらに飲みやすくなるようです。

寒い季節には、養命酒20mlに対して2～3倍のお湯を入れ、そこに蜂蜜をプラスするアレンジもおすすめです。優しい蜂蜜の甘さと温まった養命酒が、心と体を癒してくれます。

蜂蜜の量は好みのアレンジで構いませんが、スプーン一杯を目安にするとよいでしょう。冷たい蜂蜜養命酒が良いのであれば、養命酒に少量のお湯を入れて蜂蜜を溶かし、氷を適量注げば美味しくアレンジすることも可能です。

中には、薬用養命酒の味と香りを取り除きたいという方もいるでしょう。そんな方におすすめのアレンジが、オレンジジュース割りです。オレンジの酸味と爽やかな香りが養命酒独特の味わいを隠してくれるので、かなり飲みやすくなります。

同じ柑橘類のグレープフルーツジュースもおすすめです。さらにアレンジして炭酸水を加えても美味しく仕上げることができます。

意外に感じるかもしれませんが、薬用養命酒を牛乳割りにするアレンジ方法もおすすめです。飲み方は薬用養命酒20mlに好みの牛乳を入れるだけです。

気になる味わいですが、牛乳ベースのお酒「カルーアミルク」やインドのお茶「チャイ」に似ていると言われています。好みに合わせて蜂蜜や砂糖を入れるなど、アレンジしてもよいでしょう。冷たくしても温かくしても美味しく飲めるおすすめのアレンジ方法です。

薬用養命酒には、さまざまな効果効能が期待できます。飲み方を工夫すると味や香りが和らぐため、気になっている方は一度試してみるとよいでしょう。

更年期による症状や虚弱体質など悩みがある方も、毎日コツコツ薬用養命酒を飲み続けることで、体に嬉しい効果が実感できるようになります。薬用養命酒を飲んで、ぜひ悩みのない身体を維持し続けましょう。