バイスサワーとはどんな飲み物で味は?作り方やカロリーなど調査!

下町で「バイスサワー」を見かけたことはありませんか?バイスサワーは「下町の味」とも言われ、下町の大衆酒場などでは知る人ぞ知る人気の飲み物です。印象的な鮮やかなピンク色とさっぱりとした味わいで、昭和59年の発売以来愛され続けています。バイスサワーについて味や作り方、一緒に食べたいおつまみを調べてみましたので、バイスサワーとは何だろう?カロリー高そう?と気になっていた人はこちらを参考にぜひ試してしてみて下さい。

バイスサワーとはどんな飲み物で味は?作り方やカロリーなど調査!のイメージ

目次

  1. 1バイスサワーとはどんな飲み物?
  2. 2バイスサワー以外のレトロなお酒
  3. 3バイスサワーの「バイス」って?
  4. 4バイスサワーとはどんな味
  5. 5バイスサワーとはピンク色をした飲み物である
  6. 6バイスサワーといえばコダマ飲料
  7. 7バイスサワーの気になるカロリーは?
  8. 8バイスサワーの作り方を紹介
  9. 9バイスサワーと相性抜群のおつまみ
  10. 10東京だけじゃない!大阪でも人気のバイスサワー
  11. 11バイスサワーを飲むには
  12. 12バイスサワーに出会えたら

バイスサワーとはどんな飲み物?

バイスサワーという飲み物を知っていますか?バイスサワーとは、株式会社コダマ飲料が製造販売している清涼飲料水です。焼酎などを割るための割り材として飲まれています。バイスサワーそのものにはアルコール分は含まれていないので、爽やかな酸味が特徴の炭酸飲料として年齢問わず楽しむことが出来ます。

バイスサワーは「コダマサワー」という清涼飲料水のシリーズのうちの一つで、バイスの他にはレモン・アセロラ・ライム・青りんご・うめ・タンサン・お疲れさんにクエン酸の全8種類が販売されています。1リットルの原液はコダマ飲料のウェブショップで購入することが出来ますが、バイス以外のコダマサワーは小売店で販売されることは少ないようです。

ハイボールの人気復活により、昔懐かしいレトロなお酒が再び日の目を見るようになりました。バイスサワーも下町の大衆酒場で一部年代の人たちに知られる存在でした。しかしSNSで紹介されたことで、バイスサワーとは何かと興味をもつ人が増えはじめ、だんだんと若者の間でも注目されるようになってきました。

バイスサワー以外のレトロなお酒

バイスサワー以外にも懐かしさと、そのレトロな雰囲気が逆に新しいと人気になっているお酒があります。ホッピービバレッジの「ホッピー」と、後藤商店の「ホイス」です。どちらもビールやウイスキーが庶民の口にはなかなか入らなかった昭和30年代に販売を開始。安く飲める焼酎でも、割って飲むことでビールやウイスキーを飲んでいるような気分になれると評判になりました。

酎ハイの元祖とも言われるホイスも作り方はバイスサワーと同じです。焼酎を割って飲むことでウイスキーの味わいを楽しめるよう作られています。漢方薬に使われる植物や強壮成分などが含まれますが、意外と爽やかな飲み口でくせになる味わいです。バイスサワーに負けず劣らず飲めるお店が限られているので、出会ったら飲んでみることをおすすめします。

ホイスがウイスキーなら、ホッピーは焼酎を割ってビールのように味わえる飲み物です。ビールと同じ作り方なのですが、ホッピーのアルコール度数は0.8%と低く、日本の法律では清涼飲料水に分類されます。低カロリー・低糖質・プリン体ゼロと体に優しい割り材として、健康を気遣う世代を中心に若者にも人気が広まっています。

バイスサワーの「バイス」って?

バイスサワーのバイスとはどういう意味があるのでしょうか。インターネットで調べてみると「梅酢」をバイスと読ませて商品名にしたという説が一般的ですが、実は正しい由来ではないそうです。そもそもバイスサワーのラベルには「しそうめエキス入り」と書いてありますが、梅酢が使われているとの表記はありません。

梅酢は梅干しを作るときに、塩漬けした梅から出る液体のことを言います。梅から出た栄養分をたっぷりと含み、古くから抗菌・防腐作用などに役立ててきました。民間療法として、腹痛・風邪予防・疲労回復に良いとされている梅酢です。バイスの由来と言われれば思わず納得してしまいますが、由来は他にあるようです。

他にも、前述した酎ハイの元祖「ホイス」にちなんで名前をつけたという説もあります。しかしこちらも確証はなく、バイスの由来はまだしばらく謎のままになりそうです。

バイスサワーとはどんな味

見た目の可愛らしいピンク色から「かなり甘い味なのでは?」と思う人も多いようですが、実際は甘酸っぱいしそ風味がします。しその抽出液とリンゴ果汁が味の中心となっているバイスサワーは、しそと砂糖とクエン酸で作るしそジュースの味が一番近い味でしょうか。すっきりとしたしその風味は後味も良く、炭酸の効いた爽快感あふれる飲み物になっています。

バイスサワーとは駄菓子の味?

思わず目を引くピンク色はSNSでも注目度大ですが、名前すら知らない人にとっては味の想像もつきにくいものです。一度は口にしたことがあるようなものを例に出されるとぐっと親近感がわいてきます。

他にはないしそ味のサワーは、ボトルのラベルにあるように「レトロな味わい」。まずピンク色をしている時点で駄菓子要素満点ですが、昔食べた駄菓子の味にあったような甘酸っぱさは、駄菓子を知っている世代には懐かしく思い出す味。インターネット上では「小梅」や「梅ミンツ」のような味という意見が多く見られました。どちらも梅味の代表的なお菓子として親しまれています。

小梅は昭和49年に株式会社ロッテから発売された梅味のキャンディです。梅味キャンディの中心に梅ペースト、表面には梅パウダーと3層構造で甘酸っぱい梅味を楽しめます。イメージキャラクターの「小梅ちゃん」のレトロな雰囲気漂うイラストと、胸がキュンとする小梅ちゃんの初恋エピソードも人気となっています。

梅ミンツは小梅の前年、昭和48年にオリオン株式会社から発売されました。小粒なタブレットはカリカリとした食感が楽しく、梅の爽やかな酸味が砂糖の優しい甘さと良く合います。透明なケースはライターをモチーフにしたもので、大人の嗜好品をパロディ化した商品なのだそうです。

バイスサワーとはピンク色をした飲み物である

バイスサワーとはピンク色をした飲み物というイメージですが、この色は赤しそから出る色が素になっています。バイスサワーと言えばピンク色という印象です。これは炭酸で割ってあることで色が薄くなりピンク色に見えるためで、業務用の原液はもっと赤い色をしています。まさにしそジュースの赤い色がバイスサワーの色なのです。

赤しそにはアントシアニン系のシソニンという成分が含まれています。赤い色はこのシソニンによるもので、青しそには含まれていません。梅干しを作るときに一緒に赤しそを漬けますが、これは赤しその成分を利用して梅を赤く染めるためです。

赤しそは日本古来の優秀なハーブ

赤しそは古くから日本の食生活に欠かせない日本のハーブです。その効能は食欲増進・成人病の予防・殺菌作用などが知られ、赤い色の成分であるシソニンにはアレルギー症状を和らげる働きがあり、花粉症にも効果が期待されます。優れた効能をもつ赤しそは蘇葉(そよう)と呼ばれ、生薬としても用いられています。

バイスサワーといえばコダマ飲料

バイスサワーの生みの親は東京の株式会社コダマ飲料です。バイスサワーを始めとしたコダマサワーのシリーズや、トニックウォーター、ソーダなどの割り材の他に、ラムネやかき氷のシロップ、子どもの頃のクリスマスに楽しみだったシャンメリーなどの懐かしい飲み物を製造している会社です。

かき氷のシロップは、夏祭りの屋台、海の家、スーパーなどで目にすることも多いのではないでしょうか。どの商品もどことなく懐かしいレトロな雰囲気をもっています。

バイスサワーの気になるカロリーは?

爽やかな甘酸っぱさでゴクゴク飲めるバイスサワー。おいしいものはカロリーが気になるところです。コダマ飲料のホームページを見ると、バイスサワーのカロリーは100グラム当たり20キロカロリーとなっています。ビールは100グラム当たり40キロカロリー。ワインは73キロカロリー。ウイスキーなら237キロカロリーですので、ストレートのお酒を飲むよりもずっとカロリーが低いことになります。

更にバイスサワーで割る焼酎は、高脂血症や動脈硬化、通風などの要因にもなると言われる糖質やプリン体が含まれません。健康が気になるお酒好きの人、カロリーを控えたいダイエット中の人の強い味方になってくれます。

バイスサワーの作り方を紹介

バイスサワーの作り方は簡単です。お店で出されるような炭酸入りの場合は、焼酎やウォッカなどのお好みのお酒とバイスサワーを、お酒1に対してバイスサワーを2の割合で合わせます。この割合はあくまで目安なので、作り方を変えれば自分好みの濃さを楽しめます。原液から作る場合は炭酸が入っていませんので、バイスサワー・お酒・炭酸を1対3対5から6の作り方がおいしくなる割合のようです。

バイスサワーに合う焼酎

バイスサワーと合わせる焼酎としてよく名前が上がるのが、株式会社宮崎本店の「キンミヤ焼酎」です。キンミヤ焼酎はアルコール分25%の甲類焼酎で、クセの無いすっきりとした味わいとまろやかな口当たりが特徴です。割り材であるバイスサワーとの相性も良く、下町の大衆酒場では人気の高い焼酎です。

シャリキンバイスの作り方

バイスサワー好きな人なら一度は試してみたい、キンミヤ焼酎を使ったシャリキンバイスの作り方をご紹介します。まずはキンミヤ焼酎を冷凍庫でシャーベット状になるまで凍らせます。それをグラスに注ぎバイスサワーと合わせると出来上がり。氷が入っていないので、飲んでいるうちに薄くなることがなく、シャーベット状の焼酎のシャリシャリとした触感が楽しい飲み方です。

自宅でシャリキンバイスを楽しみたいなら、シャリキン用に販売されているパウチタイプを使用すれば、より簡単に作ることが出来ます。作り方は同じですが、凍らせたい分のキンミヤ焼酎を別容器に移す手間が省けます。

バイスサワーと相性抜群のおつまみ

焼き鳥・焼きとん

大衆酒場でおなじみの焼き鳥に焼きとん。頬張った肉を堪能し、口の中に残った脂をバイスサワーがすっきり爽やかにしてくれます。片手に串を、もう片方の手にバイスサワーのグラスを持ちワイルドにどうぞ。

揚げ物

こちらも定番のおつまみ揚げ物です。炭酸と揚げ物は間違いのない組み合わせ。鶏のから揚げ、メンチカツ、ハムカツ、イカフライ、アジフライ、ポテトフライと挙げればきりがありません。すっきりとした飲み口が食欲を刺激し、ついつい食べ過ぎてしまうほど揚げ物とバイスサワーの相性は抜群です。

もつ

こってりとした料理と相性のいいバイスサワーにはもつ料理もおすすめです。柔らかく煮込まれたもつ煮をつつきながら次のおつまみを決めるのも良し。脂ののったプリプリのもつを鍋でいただくも良し。脂の多いもつ料理もバイスサワーを飲めば口の中をさっぱりとしてくれます。

東京だけじゃない!大阪でも人気のバイスサワー

東京生まれのバイスサワーは東京の下町を中心に親しまれてきました。ですが東京でしか味わえないわけではありません。全国的にバイスサワーがメニューにあるお店が広がっており、食い倒れの街大阪でもバイスサワーを提供するお店が増えてきました。

大阪市中央区:大衆食堂スタンドそのだ

オープンの午前11時を過ぎると続々と人が訪れ、すぐに行列が出来る人気のお店。昭和を感じる店内には、所狭しと貼られた短冊のたメニューが並んでいます。目移りするほどの数の多さにどれを頼んだらいいか悩んでしまうほど。250円からとリーズナブルな値段設定と、どれを食べても外れなしのおいしいメニューが評判です。

バイスサワーももちろんあります。バイスサワーを頼むとキャラクターのグラスで提供されるところが個性的。インパクトのあるヴィジュアルがSNSで紹介されるようになり、バイスサワーとは何か知らなかった人の注文も増えてきたようです。シャーベット状の焼酎が入ったグラスにバイスサワーが注がれます。こちらで頼めるバイスサワーは1人3杯までと決まっているようです。

大阪市北区:もつ焼きえるびす

豚にこだわり、豚を1頭買いして提供している焼きとんのお店です。あまり目にすることのない希少な部位をいただくことが出来ます。昼から飲めるお店の多い界隈で16時スタートですが、オーブン後間もなく満席になる人気店なので、数量限定の部位は早い時間に売り切れになることもあります。気になる部位がある人は早めの来店がおすすめです。

昭和レトロな店内でいただくジューシーなもつ焼きと、爽やかな喉ごしのバイスサワーの相性は間違いありません。「かしら」「ふわ」「しろ」「あみはつ」「ちゃんぽん」「あみちれ」など、名前だけではどこの部位かわからないものも多数。串は1本から注文できるので色々な種類を食べてみたくなり、気が付けばバイスサワーもおかわりを重ねていることでしょう。

バイスサワーを飲むには

お店でバイスサワー

バイスサワーとはどんなお店にもある飲み物ではありません。バイスサワーを始めとしたコダマサワーにはリターナブルのガラスの容器が使用されています。そのため回収出来る地域のお店での販売となっています。なかなか出会えないレアな飲み物だけに、コダマ飲料のホームページではバイスサワーが飲めるお店が紹介されています。自宅や職場の近くのお店がないか、探して出かけてみてはいかがでしょうか?

通販でバイスサワー

長らくお店でしか飲めなかったバイスサワーですが、自宅でも飲みたいという声に応えて、2014年からワンウェイの容器に入ったバイスサワーが販売されるようになりました。焼酎などのお酒を割れば、自宅で気軽にバイスサワーを飲むことが出来ます。ペットボトルに入った1リットルの原液も販売されているので、自分好みの作り方で楽しみたい人にはおすすめです。どちらもコダマ飲料のウェブショップで購入することが出来ます。

バイスサワーに出会えたら

バイスサワーとは何か知らなかった人も興味をもってもらえたでしょうか?可愛い見た目と裏腹に、作り方次第ではアルコール度数高めのパンチの効いた飲み物にもなるバイスサワー。どこででも飲めるわけではないところもバイスサワーの魅力の一つです。バイスサワーを見かけたら、ぜひ迷わず飲んでみて下さい。

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