梅酒作りの失敗例や防止対策を解説!作り方やおすすめの飲み方も

梅酒作りの失敗例や失敗を防ぐ方法を、わかりやすく解説しています。梅酒の作り方やおすすめの飲み方も詳しく紹介!また、梅をお酒に漬けるコツも記載しているため、ぜひおいしい梅酒を作って、味わってみてください。

梅酒作りの失敗例や防止対策を解説!作り方やおすすめの飲み方ものイメージ

目次

  1. 1梅酒作りで失敗しないコツを知っておこう!
  2. 2梅酒作りの失敗例
  3. 3梅酒作りの失敗を防止するコツ
  4. 4梅酒の失敗しない作り方とおすすめの飲み方
  5. 5梅酒作りの失敗しないコツを掴んでおいしく作ろう!

梅酒作りで失敗しないコツを知っておこう!

グラスに注がれた梅酒

梅酒はアルコール感をそれほど感じることなく、すっきりとした口当たりです。そのため、お酒が得意ではない人でも飲みやすいでしょう。ほのかな甘さに酸っぱい梅のテイストが合わさり、なんとも言えないコクを生みだしています。

この記事では、手作り梅酒の失敗しない方法を、詳しく掘り下げます。同時においしい飲み方も紹介するため、この機会に梅酒の魅力に触れてみてください。

梅酒作りの失敗例

失敗例①梅がしわしわになる

漬けられた梅酒

手作りしたときのよくある失敗例で、梅がしわしわになることがあります。しわしわになっても品質には問題ないため、飲めないことはありません。

しかし、梅酒を飲み切ったあとに、残った梅を食べる習慣のある人もいます。しわしわの梅は、味気なくおいしく感じないといった意見も多くあります。

しわしわになる原因は、砂糖による浸透圧です。浸透圧の影響で梅の中の成分が抜け出た結果、しわしわになってしまいます。

失敗例②梅酒の味が苦い・えぐみがある

ザルに盛られた梅と2杯の梅酒

梅酒作りに失敗すると、独特なやえぐみを感じることがあります。せっかく手間ひまかけて作ったのにも関わらず、おいしくないと気持ちも盛り下がるでしょう。梅には種にタンニンという成分が、含まれています。

タンニンはえぐみを感じる成分です。お酒に漬ける時間を誤ると、タンニンが抜け出てしまい口当たりを悪くします。

失敗例③梅の実が沈まない

梅酒に漬ける梅

梅はしっかりと沈めてください。なぜなら、梅のエキスが、存分に浸透しないからです。沈んでいないことに気づかずに、長時間浮かんでいると、漬かっていない箇所が腐る恐れもあります。

梅が腐ってしまうと、破棄せざるを得なくなります。糖分が多いと梅が浮かんでしまうため、糖分の量を調整してみてください。

失敗例④梅酒にカビが生える

梅酒の製造

手作りの梅酒は、カビが生えることがあります。使う容器が不衛生だと、起こる可能性が高いです。使用する容器はよく洗浄し、水分も拭き取りましょう。また、梅自体に傷があることが原因で、カビが生える場合もあります。

作る前に確認をして、傷がない梅を使用するのも、失敗を少なくするコツです。水で洗ったらそのまま使うのではなく、丁寧にキッチンペーパーで水分を拭き取ってください。アルコール度数が高いお酒を使うと、カビが生えにくくなるといわれています。

梅酒作りの失敗を防止するコツ

コツ①梅の実を冷凍してから使う

梅酒作りのための梅

失敗を少なくする方法は、梅を冷凍することです。冷凍することで梅の組織が壊れ、早く梅から旨味成分が抜け出るからです。その分、漬ける時間が短縮することになるため、傷んだりカビが生える可能性が低くなります。

また、しわしわになるのを防ぎ、飲み終わった後に梅を食べるときも、おいしく食べられます。梅酒作りの失敗を防止するためにも、冷凍した梅を使ってみてください。

冷凍梅の作り方は簡単です。洗って水分をふき取りへたを取った梅をジップロックなど清潔な袋に入れて24時間冷凍庫で凍らせるだけ。あとは冷凍梅を生の梅と同じように氷砂糖と交互に入れていくだけでOKです。

コツ②梅の実に穴を開けておく

梅酒を作るために梅のあく抜きをしている

梅に竹串で穴を開けておくことで、一段とおいしい梅酒を堪能できます。梅に穴を開けておくと、中の旨味がより抜け出やすくなり、深く濃厚な梅酒を楽しめるでしょう。

さっぱりな梅酒よりもコクを感じられる梅酒が好みならば、穴を開けた梅を漬けて、梅酒を作ることをおすすめします。冷凍にした効果と同様に、穴を開けることで時短効果も期待できます。失敗をする可能性も、少なくなるでしょう。

コツ③砂糖を少なめにして漬ける

梅酒作りのために砂糖に漬けた梅

砂糖の多すぎにも注意してください。浸透圧の効果でお酒に漬ける前に、梅の旨味やエキスが外に出てしまうからです。すでに旨味成分が抜けきった、どこか物足りない梅をお酒に漬けることになるでしょう。

しかし、砂糖が少なすぎると、また違う失敗のもとになります。糖分が少ないと梅がしわしわになりやすく、歯ごたえが悪くなります。砂糖は目分量ではなく、分量を守って作ることが、失敗を減らす方法です。

コツ④アルコール度数の高いお酒に漬ける

梅酒作りのための梅の収穫

アルコール度数の高いお酒を利用してください。アルコール度数が低いと、梅に雑菌が増えやすく、傷んだりカビが発生したりする可能性があります。また、アルコール度数は35度以上を推奨します。アルコール度数の低い日本酒や焼酎は、おすすめしません。

ウォッカやホワイトリカーを使うと、アルコール度数が高いため、失敗の防止に繋がるでしょう。ウォッカやホワイトリカーは甲類で香りがなく、梅酒の風味を損なう心配もありません。

コツ⑤梅を長時間漬け過ぎない

氷砂糖に漬けた梅酒

長く漬けすぎると、口当たりが悪くなることがあります。熟成し完熟しきった梅をそのまま漬けていると、えぐみ成分を含んだタンニンが抜けて出てくるからです。熟成した梅は早々と取り除いたほうが、失敗する確率を下げます。

ただし、あまりにも早く取り出してしまうと、十分に梅の旨味を抽出できないため、もったいないです。漬ける期間の目安は、2~3ヶ月を目安にしましょう。

梅酒の失敗しない作り方とおすすめの飲み方

梅酒の失敗しない作り方レシピ

梅酒のカクテル

失敗しないためにも、使用する容器は殺菌して清潔なものを使いましょう。ガラス製のものなら、なお良いです。梅は青梅を使ってください。熟成された水分の多い梅は、漬けておくと腐る恐れがあるためです。

また、あく抜きをし、よく洗ったら水気は拭き取りましょう。水気が残っていると、雑菌が繁殖して傷んでしまいます。砂糖と梅を交互に容器に入れて、ホワイトリカーを注ぎます。砂糖は氷砂糖を使ってください。

氷砂糖は溶けにくいため、甘さをじっくりと浸透させる効果があります。この効果のおかげで、梅がしわしわになるのを防ぎます。

梅酒のおすすめの飲み方

梅酒のロック

梅酒はさまざまな飲み方があります。爽快感を楽しみたい人は、ソーダ割りが良いでしょう。グラスに梅酒を注いだらソーダを加え、かき混ぜたら出来上がりです。かき混ぜるときは、炭酸が抜けないように軽くかき混ぜましょう。

また、クラッシュアイスをたっぷり入れたグラスへ梅酒を注ぐと、すっきりとした味わいに仕上がります。暑い日にはぴったりの梅酒です。一風変わった飲み方だと、お茶割りもあります。

緑茶や紅茶で割ると、上品な香りを楽しみながら、梅酒を堪能できるでしょう。梅酒本来の旨さを楽しみたいのであれば、ストレートで飲むのもおすすめです。ぜひ、自分に合った飲み方を、見つけてみてください。

梅酒作りの失敗しないコツを掴んでおいしく作ろう!

並べてある手作り梅酒

梅酒は飲みやすい人気のお酒です。自宅で手軽に作れるのも、嬉しいポイントでしょう。しかし、作り方を誤ると失敗することもあります。初心者は、細かく分量を計りながら作るのが無難です。

梅酒を作る際の注意点やおいしい梅酒の飲み方を覚えて、よりおいしい梅酒を堪能してください。また、これを機会に今まで梅酒を作ったことがない人は、ぜひ梅酒作りに挑戦してみましょう。

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