2019年04月13日公開
2024年09月10日更新
ショットで飲めるお酒の種類一覧!ショットにおすすめな飲み方って?
ショットでお酒を飲むってかっこいいイメージですよね?ショットと聞くと代表的なお酒がテキーラやジン、ウォッカですが最近ではイエガーマイスターという新しいお酒も人気です。今回はショットで飲めるおすすめのお酒の種類をアルコール度数や味の特徴などと合わせて紹介します。また今更聞けないショットの量や飲み方、注意点までお伝えしますので是非ショットでお酒を飲むときの参考にしてください!
目次
ショットでお酒を大人飲み!
お酒をショットで飲むというのはどういう飲み方か知っていますか?ビールやワインに比べてアルコール度数の高いお酒を小さいグラスに注いで勢いよく一気に飲むという方法です。ショットに使用されるお酒はアルコール度数30度位から90度を超えるものまであり、テキーラやジンなどが定番です。
最近ではイエガーマイスターというお酒をショットで飲む人も増えています。アルコールの強いお酒を勢いよく飲み干すことからかっこいい大人の飲み方だと言われています。今回はショットで飲めるお酒の種類をアルコール度数別のおすすめ、注ぐ量や飲み方、注意点などを紹介します。是非ショットで飲むときの参考にしてください。
ショットでお酒を飲む前に知っておこう
かっこよく大人の飲み方ができるショットですがどういった特徴があるのか調べてみました。ショットの量やアルコール度数、特徴を紹介します。
ショットの量
ショットで飲むお酒の量は国によって異なりますが基本の量は1オンス30㏄です。45㏄や60㏄の量で出すところもありますが日本ではショットは30㏄の量で出てくるところが多いです。ショットでお酒を注文するときにシングルやダブルという頼み方をすることがありますが、これは量のことでシングルが30㏄でダブルは倍の60㏄の量になります。
アルコール度数
ショットで飲むお酒は全般的にアルコール度数が高いです。お酒の種類によってアルコール度数は異なりますが低くて30度位から高いと90度を超えるようなものまであります。お酒が強い人でもアルコール度数の高いお酒を一気に飲むので急性アルコール中毒症の危険性があります。自分の飲める範囲で楽しむように心がけ、飲みすぎには注意しましょう。
香りや味が豊かなお酒が楽しめる
ショットで飲むお酒の種類はテキーラやウォッカなどストレートでも飲みやすいお酒で香りや味が豊かなお酒が多いです。お酒そのものを楽しむ飲み方なので香りや味が豊かなお酒はショットで飲むお酒におすすめです。お酒そのものの風味が苦手な人でもレモンなどの柑橘系と一緒に飲んだり、ショットで飲んだあとに塩を舐めたりすると飲みやすくなります。
ショットにおすすめな定番のお酒
ショットで飲むお酒にはいろいろな種類があります。ショットにおすすめな定番のお酒を5種類紹介します。
テキーラ
ショットにおすすめな定番のお酒で代表的なのがテキーラです。アガベという植物を原料とするお酒です。テキーラは原産地呼称のためアルコール度数が35%~55%の範囲だとテキーラと名乗ることができますが一般的には40%ほどのテキーラが多いです。テキーラの種類にはプレミアムテキーラというものがあり、これはアガベを100%使って作られているテキーラです。ショットで飲む場合にはレモンやライムなどの柑橘系や塩を一緒に飲むのが一般的です。
ドライジン
世界4大スピリッツの1つであり人気の高いドライジンもショットで楽しめるお酒です。一般的にはジンと呼ばれます。ジンは麦やイモなどを原料としています。濃厚な香りが特徴で好き嫌いが分かれるお酒ですが、レモンなどの柑橘系と一緒に飲むと飲みやすくなります。ジンのアルコール度数は種類の寄って異なりますが大体40%ほどが平均です。
ラム
サトウキビの絞り汁などが原料になっているラムもショットで楽しめるお酒です。甘さが特徴で芳醇な香りと濃厚な味わいが楽しめます。ラムは種類も豊富でホワイトラム、ゴールドラム、ダークラムといった感じで色の種類があります。香りや味が強いダークラムはショットに向いているのでおすすめです。豊かな風味をたのしむことができるので一気飲みではなくゆっくりと味わうことをおすすめします。アルコール度数は40%~50%ほどです。
ウォッカ
テキーラやラムのようなクセのあるお酒が苦手な人におすすめなのがウォッカです。ウォッカはサトウキビ、ぶどう、ジャガイモを原料に作られる蒸留酒で無味無臭が特徴のお酒です。種類によってはフルーツで味付けされたタイプも出ています。ショットでおすすめの飲み方はよく冷やしたウォッカをライムと一緒に飲む飲み方で、クセがないお酒なのでとても飲みやすいです。アルコール度数は一般的に40%ほどです。
イエガーマイスター
ここ最近ショットで飲むお酒として定番化しつつあるのがイエガーマイスターです。あまり馴染みのない名前ですがドイツ生まれのハーブリキュールで、生姜やシナモン、カモミール、ラベンダーなど多種多様なハーブが使用されています。イエガーマイスターはドイツ版の養命酒とも呼ばれているお酒です。
生姜を使用しているので二日酔いになりにくく、ほんのり甘い味わいの中にほろ苦さが漂う味わいが特徴でショットでも飲みやすいお酒です。イエガーマイスターのアルコール度数は35%です。
ショットで飲めるお酒の種類【初級レベル】
ショットで飲めるお酒初級レベルはアルコール度数30%~40%前後のお酒です。ウォッカ、ジン、イエガーマイスターなどショットで飲む定番のお酒はほとんどが初級レベルのお酒です。飲みやすいお酒が多いですが飲みすぎには注意しましょう。
クエルボエスペシャル
テキーラの中でも特に甘い香りとコクのある風味が特徴的なクエルボエスペシャルはアルコール度数40%のお酒です。甘い香りやコクのある風味の理由は2ヶ月もかけて樽で熟成させているからだそうで、ショットで飲む場合はよく冷やしてから飲むのがおすすめです。
クエルボエスペシャルは長い歴史のあるお酒としても有名で、メキシコ中西部にある最古の蒸溜所で作られています。原材料のブルーアガベは自社農場で育てたものでヒマドールと呼ばれる収穫専門の人が大切に刈取ったあと蒸留に適した状態へ整えるなどして伝統の味を守り続けています。
タランチュラアズール
タランチュラアズールはアルコール度数35%でテキーラ独特のクセが少なく比較的飲みやすいお酒です。鮮やかな青色のボトルが目を引きます。女性も飲みやすいシトラスのフレーバーが加えられていて爽やかな風味が特徴です。使用しているシトラスフレーバーは天然のフレーバーで、ほのかに甘味を感じる程度なのですっきりと飲めるテキーラです。
アブソルート
ウォッカの中でクセが少なく飲みやすいお酒ならアブソルートがおすすめです。アブソルートの原材料は南スウェーデンで作られた小麦で、製造からすべてスウェーデンで管理しています。穀物の豊かな風味とドライフルーツを思わせる香りが特徴です。アルコール度数は40%でカクテルのベースとして使用されることの多いお酒ですがショットでも飲みやすいお酒です。
コカレロ
コカレロは17種類のハーブなどの薬草をブレンドしたお酒でイエガーマイスターと同じハーブ酒です。アルコール度数は29%と他のショットで楽しむお酒に比べると少し低めです。コカの葉から作られているお酒でコカレロという名前も伝統あるコカの葉の栽培者という意味であるCocalerosから付けられたそうです。
コカの葉はコカインの原料としても知られている麻の葉ですが、蒸留中にコカの葉に含まれる麻薬成分は取り除かれているので厳格が現れたり覚醒状態になることはありません。ミントやショウガ、柑橘系などたくさんの薬草を使用しているので複雑な味わいです。
サウザブルー
テキーラの中でも飲みやすくショットで飲むテキーラとして定番になっているのがサウザブルーです。アルコール度数は40%でテキーラの原材料アガベを100%使用したプレミアムテキーラでほんのり甘く、かつコクのある味はショットで飲むのに適しています。
サウザはブルー以外にもシルバーやゴールドといった色の名前が付けられた種類が計3種類出ています。サウザシルバーやサウザゴールドはサウザブルーに比べてさっぱりとした味わいで、カクテルで飲む飲み方が人気です。
ショットで飲めるお酒の種類【中級レベル】
ショットで飲めるお酒の中級レベルはアルコール度数は50%~80%のお酒です。初級に比べるとアルコール度数も高くなっているのでショットだけでなく割って飲むときも注意が必要です。
アブサント55
アブサント55は悪魔の酒、禁断の酒などの異名を持つアブサンというお酒の種類です。日本ではあまり知られていませんがフランス、スイスなどのヨーロッパでは定番のお酒です。イエガーマイスターと同様西洋ハーブを使用して作られています。ニガヨモギというハーブ類が原材料で、透き通った美しい緑色は緑の妖精とも呼ばれています。
アブサンのアルコール度数は70%前後のものが多い中アブサント55はアルコール度数は55%と他のものに比べるとやや低めです。19世紀を代表する芸術家のゴッホやロートレックが虜になったという魅力的なお酒です。ハーブを使用したお酒をショットで飲みたい時はイエガーマイスターやアブサント55はおすすめです。
ストロー80
ストロー80はラムの一種です。ラムは通常アルコール度数40%~50%が定番ですがストロー80のアルコール度数は80%と7他のラムに比べて非常にアルコール度数が高いお酒です。ラムは熟成されたあと80%前後のアルコール度数を水で薄めますがストロー80は水で薄めない原液のまま出荷されるため非常に高いアルコール度数の状態で商品化されています。
ケーゲンヘッド・エンモア
ケーゲンヘッド・エンモアもストロー80と同様ラムの一種で熟成されたあと水で薄めずに原液のまま出荷されているお酒です。アルコール度数は65%とストロー80に比べると少し控えめです。ケーゲンヘッド・エンモアを製造している蒸留所は現在閉鎖されているので希少価値の高いお酒です。
ショットで飲めるお酒の種類【上級レベル】
ショットで飲めるお酒の上級レベルはアルコール度数90%以上の非常に危険で飲むときに注意が必要なお酒です。世界一アルコール度数が高い3品を紹介します。少量でも飲むときには注意してください。
スピリタス
アルコール度数が96%と世界一アルコール度数の高いお酒がスピリタスというウォッカの種類です。穀物とジャガイモが主な原料で蒸留を70回以上も繰り返し行うことで高いアルコール度数になります。ほとんど純粋なアルコールなので飲むときには煙草などの火で引火する可能性もある危険なお酒です。日本ではガソリンと同等の管理が必要と認定されています。
エバークリア
エバークリアはスピリタスの次にアルコール度数が高いお酒でアルコール度数95%のお酒です。はっきり言って美味しくないお酒で、アメリカの田舎の学生たちが手っ取り早く酔うために飲まれているお酒と言われています。味はこだわっておらず独特のゴムの臭いがします。
ノッキーン・ポチーン
アイルランドで製造されているノッキーン・ポチーンはアルコール度数90%のお酒です。名前にポチーンはアイルランド語で密造酒を意味します。現在では公に製造が許可されていてアイルランドの名物になっているお酒です。
ショットのお酒の飲み方
ショットで楽しむお酒はテキーラ、ジン、イエガーマイスターなど全般的にアルコール度数が非常に高く、味や香りにクセのあるお酒が多いです。ショットで美味しく飲むためのお勧めの飲み方を紹介します。
柑橘系や塩は定番アイテム
ショットでお酒を飲むときにレモンやライムなどの柑橘系と塩はセットで出てくることが多いです。レモンなどの柑橘系はテキーラをショットで飲むときにかじることが多いです。強い酸味がお酒の雑味を消し、クセのあるお酒も飲みやすくしてくれます。
メキシカンスタイルでショットを飲むときはくし切りにしたレモンを先にかじってからテキーラを流し込み、最後に親指の付け根に置いた塩を舐めます。塩を舐めることでアルコールの甘味を引き出してくれます。レモンやライムなどの柑橘系と塩は強いお酒をショットでたくさん美味しく飲むための定番アイテムです。
チェイサーを用意する
ショットで飲むときはチェイサーは必須です。ショットに使用されるお酒はアルコール度数の高いお酒ばかりなので一杯飲むだけでも酔いが回ります。適度に水などのチェイサーでアルコールを薄めることで酔いにくくなります。
初心者にはツインショットもおすすめ
ショットで飲むのは抵抗があるという人にはツイストショットという飲み方がおすすめです。ショットで使用するアルコール度数の高いお酒とノンアルコールのシロップまたはアルコール度数の低いリキュールを1:1で混ぜて飲む方法で一口サイズのカクテルとして楽しむことができます。シロップを使用すると飲みやすくなるので、飲みすぎには注意しましょう。
ショットでお酒を飲むときの注意点
ショットでお酒をのむときの注意点をまとめて紹介します。ショットで飲むお酒は非常にアルコール度数の高いものばかりなので注意して飲みましょう。
空腹でショットは飲まない
空腹時でお酒を飲むと飲むペースが早くなり酔いが回るのが早くなります。ショットで楽しむお酒はどれもアルコール度数が高いので多量を飲むと急性アルコール中毒を引き起こす危険性もあります。空腹時は先にご飯を食べるかつまみを用意するなどしましょう。
一気にショットを飲まない
ショットは一気に飲み干すイメージが強く、飲む席によっては罰ゲームなどでショットを一気飲みをするなんてこともありますが一気にショットを飲むのは非常に危険です。自分のペースでゆっくりとショットを楽しみましょう。
ショットで飲めるお酒は種類が豊富だった
今回はショットで飲めるお酒の種類やショットでの飲み方について紹介しました。ショットで楽しめるお酒はアルコール度数が強いだけではなく、お酒それぞれの風味や香りが豊かなお酒が多いです。
テキーラ、ラム、ジン、イエガーマイスターなどのお酒の種類によっても特徴が異なるので本記事を参考にお好みのショットで飲むお酒を見つけてください。ショットのお酒はどれもアルコール度数が高いので飲みすぎには注意しましょう。