2022年06月07日公開
2024年06月10日更新
昆布茶の代用品は?身近な調味料の味の素やほんだし・塩昆布も紹介
昆布茶の代用品を紹介します。味の素や白だしなど、昆布茶の代用品になる調味料を、ピックアップしてまとめています。昆布茶の特徴や成分、料理に入れる効果なども詳しく説明!代用品を使ったおすすめレシピも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
昆布茶の代用品を紹介!
和風料理のレシピを見ていると、材料に「昆布茶」と書かれていることがあります。昆布茶は砂糖や塩などと違い、常備している家庭は少ないでしょう。しかし、他の調味料で代用することで、昆布茶を使う料理を作ることが可能です。
本記事では、昆布茶の代用品として使える、調味料や食材を紹介します。昆布茶についての基本情報や、代用品で作れるおすすめレシピもまとめています。
昆布茶の基本情報
昆布茶とは?
昆布茶はお湯を注ぐだけで飲める、インスタント飲料です。粉末状にした昆布に、甘味や塩味をつけて作られています。昆布茶の主な主成分は、粉末昆布、食塩、砂糖、調味料(アミノ酸など)です。
旨味成分のアミノ酸が入っているため、調味料としても使うことができます。カロリーは100g当たり98kcalと低めですが、糖質は多めです。塩分も多めに入っているため、使う量には注意が必要です。
昆布茶と昆布だしの違い
昆布茶は砂糖や塩、調味料が入っているため、他の調味料を加える手間が省けます。しかし、昆布だしは昆布を煮出しただけのもので、甘味や塩味などは感じません。
そのため、料理に使うときは、昆布だし以外にも調味料を加える必要があります。また、飲料として飲める昆布茶とは違い、昆布だしは飲用できないという違いもあります。
料理に昆布茶を入れる効果
昆布茶は昆布だけでなく、シイタケやかつおなどの旨味成分が含まれています。旨味成分が豊富であるため、料理を美味しく感じやすくなります。
砂糖や塩だけを使うよりも、奥深い味にすることができるのです。また、粉末であるため、料理に使いやすいというメリットもあります。
昆布茶の代用品
代用品①味の素
味の素は、料理に旨味を加えるための調味料です。アミノ酸のひとつであるグルタミン酸からできていて、昆布茶の代用として使うことができます。
ただ、味の素は塩分量が少ないため、塩気を感じにくくなります。昆布茶の代用として使う場合は、塩を少し追加すると良いでしょう。
代用品②ほんだし
ほんだしは、かつお節の粉末に砂糖や塩などを加えた商品です。どのような料理にも使えるため、さまざまな場面で活躍します。かつお節がメインであるため、昆布茶とはやや風味が異なります。
しかし、他の主成分はほぼ同じで、昆布茶の代用として使うことが可能です。塩分はほんだしのほうがやや少ないため、味が薄いようなら塩を加えましょう。また、もっと昆布茶の風味に近づけたい場合は、昆布だしのほんだしを使うのがおすすめです。
代用品③塩昆布
塩昆布は醤油で煮た昆布を乾燥させ、塩を噴き出させた商品です。おにぎりにまぜたり、パスタの味付けとしてもよく使われます。主成分は昆布茶と似ていますが、醤油が入っているところだけが違います。
醤油の味はそれほど強くないため、昆布茶の代用として使っても大丈夫です。ただ、塩分量が多いため、使う量に注意しましょう。
代用品④昆布だし
昆布だしは他の調味料が入っていないため、そのままだと物足りなく感じます。また、昆布茶よりも旨味成分の種類が少なく、あっさりとした味に仕上がります。昆布茶の代用にする場合は、かつお節のだしと合わせたり、塩や砂糖で味を調整すると良いでしょう。
代用品⑤白だし
白だしはかつおや昆布のだしをベースとし、塩や砂糖、醤油、みりんなどで味をつけた調味料です。昆布だしと主成分は似ていますが、みりんと醤油が入っているところが違います。
昆布茶の代用として使えますが、味がまろやかになります。また、味が濃くなってしまう可能性もあるため、少しずつ加えながら味を調整しましょう。
昆布茶の代用品で作るおすすめレシピ
塩昆布を使ったかぶときゅうりの浅漬け
【材料】
- きゅうり 3本
- かぶ 3個
- 塩 大さじ1
- A 酒 400cc
- A 醤油 30cc
- A 酢 30cc
- A みりん 30cc
- A 塩 小さじ4
- B 塩昆布 15g
- B 生姜の千切り 7〜8枚
- B 鷹の爪 1本
【作り方】
- きゅうりは1cm幅程度に切ります。
- かぶは皮をよく洗って半分に切り、5mm幅程度に切ります。
- ボウルに1と2を入れて、塩を加えて全体にまぶします。
- 3を30分ほど置きます。
- 鍋にAを入れて火にかけ、ひと煮立ちさせます。
- 4をさっと洗い、水気を拭き取ってタッパーに入れます。
- 冷めた5にBを入れて混ぜ、6に加えます。
- ラップをぴったりと密着させてかけ、フタをします。
- ひと晩漬けたら完成です。
塩昆布を使った、かぶときゅうりの浅漬のレシピです。鷹の爪と生姜を入れたピリ辛味の漬物で、白いご飯との相性も抜群です。
昆布茶がなくても、塩昆布の旨味で美味しい漬物が出来上がります。かぶときゅうり以外にも、キャベツや大根などで作るのもおすすめです。
白だしペペロンチーノ
【材料】(2人分)
- キャベツ 2〜3枚
- ベーコン 100g
- にんにく 1片
- スパゲッティ 200g
- オリーブオイル 大さじ2
- 赤唐辛子 適量
- A パスタの茹で汁 大さじ2
- A 白だし 大さじ2
【作り方】
- キャベツはひと口大のざく切りにし、ベーコンは1cm幅に切ります。
- にんにくは芯を取って薄切りに、赤唐辛子は輪切りにします。
- お湯を沸かし、記載の時間より1分短くスパゲッティを茹でます。
- フライパンにオリーブオイルと2を入れて、にんにくが薄く色づくまで熱します。
- 4に1を入れて炒めます。
- スパゲッティとAを加えて炒め合わせ、器に盛ったら完成です。
昆布茶がなくても、白だしで和風パスタを作ることができます。普通のペペロンチーノとはまた違った、旨味の効いた味に仕上がります。
辛味が苦手な場合は、唐辛子を省いてもOKです。昆布茶を使った和風パスタのレシピがあったら、ぜひ白だしで代用してみてください。
だし茶漬け
塩昆布や昆布だしを使った、旨味たっぷりのだし茶漬けを紹介します。普通のご飯でも作れますが、あらかじめごま油で焦げ目をつけておくのがおすすめです。
数種類のだしを使っているため、奥深い味に仕上がります。梅干しや鮭、たらこなど、お好みの具材で楽しみましょう。
昆布茶は身近な調味料で代用できる
昆布茶はほんだしや味の素など、身近にある調味料で代用することができます。ただ、代用品によっては塩分量などが違うため、味の調整は必要となります。
代用品を利用する場合は、しっかりと味を見ながら調理することが大事です。それさえ守れば、わざわざ昆布茶を用意することなく、美味しい料理が作れます。昆布茶が入ったレシピを見つけたら、ぜひ他の調味料で代用してみてください。