生焼けのお好み焼きで腹痛になる理由とは?見分け方・対処法を紹介

生焼けのお好み焼きを食べるとお腹が痛くなるのは、どうしてなのでしょうか。この記事では、生焼けのお好み焼きで腹痛になる理由やお好み焼きが生焼けであるか見分ける方法、生焼けのお好み焼きへの対処法を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

生焼けのお好み焼きで腹痛になる理由とは?見分け方・対処法を紹介のイメージ

目次

  1. 1お好み焼きが生焼けであるか見分ける方法
  2. 2生焼けのお好み焼きで腹痛になる理由
  3. 3お好み焼きが生焼けになる原因
  4. 4生焼けのお好み焼きの対処法
  5. 5お好み焼きが生焼けになる原因を理解しておこう

「お好み焼きにしっかり火が通っているかわからない」
「生焼けの状態で食べても大丈夫?」
「お好み焼きが生焼けにならないようにするには、どうしたらいいの?」
お好み焼きを自宅で食べる方の中には、このような疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。


この記事では、生焼けのお好み焼きを食べて腹痛になる理由や、お好み焼きが生焼けになる原因、生焼けであるかを見分ける方法、お好み焼きが上手く焼けていなかった場合の対処法を紹介しています。


この記事を読むことで、お好み焼きにしっかり火を通すことができるようになり、安心して食べられるようになるでしょう。


お好み焼きが好きで、自宅で作って食べるという方は、ぜひこの記事をチェックしてください。

お好み焼きが生焼けであるか見分ける方法

お好み焼きの焼き加減を判断するのは難しく、いざ食べようと思ったら「箸で割ってみると中身がトロトロだった」「見た目は良かったのに食べたらべちゃっとしていた」という経験をしたことがある方は多いでしょう。


特に、山芋が入ったお好み焼きですと、山芋独特のトロトロ感なのか、小麦粉が生焼けでトロトロ状態になっているのか判断しにくいです。


生焼けが心配で、焼きすぎて焦がしてしまったという失敗をしたことがある方もいるのではないでしょうか。


ここでは、お好み焼きが生焼けであるか見分ける方法を紹介していきます。お好み焼きが上手に焼けないと悩んでいる方は、ここで紹介する方法を実践してみてください。

竹串を刺してみる

一番手軽な方法が、焼けたお好み焼きに竹串を刺す方法です。


竹串を刺して、生地が付かないなら十分に加熱されているため、生焼けの心配は少ないでしょう。竹串に生地が付くようでしたら、まだ火が十分に中まで通っていない可能性が高いです。竹串を刺して生地が付かなくなるまで、焼いてください。


竹串は、火が通りにくい中心部や分厚い部分に刺すようにしましょう。また、具材の位置によって焼きムラができる場合もあります。複数箇所に刺して、均一に焼けているか確認するようにしましょう。

中央を割ってみる

思い切って中央を割ってみるのも、お好み焼きが生焼けであるか見分ける方法一つです。


中央を割って、中身がトロトロしている状態であったり、箸やコテに生地が付くようであればまだ十分に火が通っていない可能性が高いでしょう。中にしっかり火が通るまでしっかりと焼いてください。


ただこの方法ですと、焼け具合をしっかり確認することはできますが、お好み焼きの形が崩れてしまいます。形が崩れてしまうのが嫌だという人は、竹串で刺す方法で生焼けであるか確認した方がいいでしょう。

見た目・焦げ色で判断する

一枚一枚竹串を刺したり、中央を割ったりして生焼けでないか確かめるのは面倒だと考え、見た目や焦げ色で判断したいと考える人もいるでしょう。


しかし、見た目や焦げ色で中まで火が通っているか判断するのは非常に難しいです。


お好み焼きは分厚いため、外側はこんがりと焼き色が付いているのに、中身はまだトロトロということもありえるため、見た目や焦げ色だけで判断するのはおすすめしません。


竹串を刺して生地が付かないか確かめるか、中央を割って中身を確認する方がいいでしょう。

生焼けのお好み焼きで腹痛になる理由

生焼けのお好み焼きを食べると、腹痛を起こすことがあります。


テレビなどでも、生焼けのお好み焼きで腹痛を起こした方の事例が取り上げられることもあるため、実際に体験したことはなくても聞いたことがあるという方もいるでしょう。


ここからは、生焼けのお好み焼きで腹痛になる理由を2つ紹介していきます。生焼けのお好み焼きで腹痛が起きる理由や危険性について、理解しておきましょう。

アレルギーによるもの

生焼けのお好み焼きを食べて腹痛になるのは、ダニアレルギーが理由の可能性があります。


一度、開封したお好み焼き粉や小麦粉を常温で保管していると、大量のダニが繁殖してしまいます。


そして、ダニが繁殖した粉を使ってお好み焼きを作ってしまうと、アレルギーを発症し、腹痛や下痢、嘔吐、蕁麻疹、呼吸困難と言った症状が出ます。食べた直後に症状が出る場合もありますし、5時間~6時間後に出る場合もあるため、人によって発症までの時間はバラバラです。


また、ダニのアレルゲンは、加熱してもなくなりません。しっかり火を通したとしてもアレルギーが起きてしまう可能性がありますので、ダニを繁殖させないことが大切です。


対策としては、開封したお好み焼き粉や小麦粉は速やかに使い切るようにするといいでしょう。また、ダニは低温環境では繁殖しないと言われていますので、開封したお好み焼き粉は冷蔵庫で保管してください。


出典・参照:ダニアレルギー | 福岡市南区「竹山ファミリークリニック」

具材の生焼けによる食中毒

お好み焼きを食べて後に起こる腹痛は、具材の生焼けによる食中毒が理由の場合もあるでしょう。お好み焼きは、エビやイカなどの魚介類や豚肉などの具材をします。


そのため、例えばイカなどの魚介類にはアニサキスが、チーズなどの乳製品やスモークサーモンなどの魚介加工品などにはリステリア菌が、つなぎに使われる卵や豚肉には、サルモネラ菌が繁殖している危険性があるでしょう。


生焼けのものを口にしてしまうと、食中毒を起こし、嘔吐や下痢、腹痛といった症状が出てしまいます。


具材の生焼けによる食中毒は、加熱することで防ぐことができますので、しっかり火が通っているか確認するようにしましょう。


出典・参照: アニサキスによる食中毒を予防しましょう|厚生労働省
出典・参照: 広報誌「厚生労働」|厚生労働省
出典・参照: リステリアによる食中毒|厚生労働省

お好み焼きが生焼けになる原因

ここからは、お好み焼きが生焼けになる原因について紹介していきます。上記の内容からもわかるように、お好み焼きを食べる場合はしっかりと加熱することが大切です。


しっかりと中まで加熱するためには、以下の内容を参考に、なぜ生焼けになってしまうのかということを理解しておきましょう。

火力が強すぎる

お好み焼きが生焼けになる原因として、火力が挙げられるでしょう。


お好み焼きを強火で焼いてしまうと、表面は焦げ目が付くぐらいしっかり焼けているのに、中身は火が通っておらず生焼けになってしまう可能性があります。


お好み焼きはまず中火で3分程度、片面を焼いてください(ホットプレートの場合は、190℃~200℃に設定してください)。ひっくり返したら蓋をして、弱火でじっくり中まで火を通すようにしましょう。


弱火でじっくり蒸し焼きにすることで、中まで火をしっかり通すことができます。

お好み焼きが大きすぎる

お好み焼きを作ると生焼けになってしまうのは、お好み焼きの大きさが原因の場合もあるでしょう。


お好み焼きが大きすぎたり、分厚すぎたりすると中まで完全に火が通るまでに時間がかかってしまいます。表面はしっかり焼けているのに、中は生焼けという状態になってしまう可能性が高いです。


また、しっかり火を通そうと思って加熱時間を長くしてしまうと、表面が焦げて食べられなくなるということも考えられます。


「大きく、分厚いお好み焼きが食べたい」という人もいるでしょうが、中まで火が通ったおいしいお好み焼きを食べるためには、大きさにも注意してください。

火が通りにくい具材を使っている

火が通りにくい具材を使っていることも、生焼けの原因の一つです。


海鮮入りのお好み焼きを作る場合、数種類の魚介類が入った冷凍のシーフードミックスを使っている方も多いでしょう。


切る手間がいらないため非常に便利な商品ですが、シーフードミックスを冷凍のまま生地の中に混ぜて焼いてしまうと、具材の周りだけ温度が上がらず、生焼け状態になってしまいます。冷凍の具材を利用する場合、しっかり解凍してから使うようにしましょう。


また、冷凍のものでなくても、具材を大量に入れてしまうと火が通りにくくなって、生焼けになってしまいます。具材を大量に入れる場合は、弱火でじっくり中まで火を通すようにしましょう。

生焼けのお好み焼きの対処法

腹痛を起こす危険性があるため、お好み焼きは中まで火を通すようにすることが大切です。しかし、きちんと焼けていると思って食べてみたら生焼けだったという経験をしたことがある方は多いでしょう。


ここでは、お好み焼きが生焼けだった場合の対処法を紹介していきます。お好み焼きが生焼けだった場合、ここで紹介する3つの方法をぜひ試してみてください。

電子レンジで加熱する

お皿に盛り、ソースもマヨネーズもかけてしまった後に生焼けがわかった場合は、電子レンジで再加熱しましょう。


ふんわりラップをかけ1分加熱し、竹串を刺して生地が付かないか確認してください。使っている電子レンジの機種によって、加熱具合は変わります。一度で完全に火を通すことができていない場合には、竹串に生地が付かなくなるまで様子を見ながら加熱してください。


ただし、電子レンジで加熱すると生地が柔らかくなってしまいます。生地の柔らかさが気になる方は、フライパンで少し焼くといいでしょう。

フライパンで焼き直す

お好み焼きが生焼けだった場合、フライパンで焼き直すのもおすすめです。


ただし、フライパンで焼き直す場合は、次に紹介する2つのポイントを守りながら加熱するようにしてください。


1つ目は、火加減です。強火で焼くと焦げてしまう原因になるため、弱火で加熱してください。2つ目が、蓋をすることです。蓋をして蒸し焼きにすることで、中まで火を通すことができるようになります。


弱火で蓋をしながら焼く方法は、フライパンだけでなくホットプレートを使用する場合にも使える方法です。


最後に竹串で刺して中までしっかり火が通っているか確認して、生焼けを防ぎましょう。

オーブントースターで焼く

オーブントースターで焼く方法もおすすめです。10分~15分加熱することで、生焼けのお好み焼きに火を通すことができます(機種によって加熱時間は変わってきます)。


ただし、オーブントースターを利用する方法は、表面が焦げないように注意しなくてはいけません。特に、ソースやマヨネーズを塗ってしまった後は焦げやすくなります。アルミホイルを被せて、焦げないようにすることが大切です。


オーブントースターを利用する方法も、竹串で刺して中までしっかり火が通っているか確認するようにしてください。

お好み焼きが生焼けになる原因を理解しておこう

この記事では、生焼けのお好み焼きで腹痛になる理由や、お好み焼きが生焼けだった場合の対処法などを紹介してきました。


生焼けのお好み焼きを食べると、ダニアレルギーや具材の加熱不足による食中毒で腹痛を起こす可能性があります。免疫力が低い方は重篤な症状が出てしまうこともありますので、しっかり加熱するようにしましょう。


万が一、しっかり焼いたつもりのお好み焼きが生焼けだった場合は、電子レンジやオーブントースターで再加熱したり、フライパンで焼き直したりして、腹痛を防ぎましょう。

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