2018年07月31日公開
2024年07月27日更新
パーコレーターの使い方とおすすめ15選!コーヒーの淹れ方も解説!
アウトドアでもコーヒーを味わえる「パーコレーター」を使ったことはありますか?ドリップ式やサイフォン式とも違うコーヒーの淹れ方で、アウトドアの直火にかけても使える丈夫さを持った調理器具です。キャンプやグランピングといったアウトドアの人気にあわせて、アウトドアブランドからも、初心者でも失敗のない使い方ができるパーコレーターも発売されています。パーコレーターの基本的なコーヒーの淹れ方とおすすめのものを紹介します。
目次
- 1パーコレーターはおしゃれな調理器具
- 2パーコレーターとは?
- 3おすすめパーコレーター「コールマン」
- 4おすすめパーコレーター「ジーエスアイ」
- 5おすすめパーコレーター「スノーピーク」
- 6おすすめパーコレーター「チヌーク・ティンバーライン」
- 7おすすめパーコレーター「ロゴス・ステンレスパーコレーター」
- 8おすすめパーコレーター「スタンレークックブリューセット」
- 9おすすめパーコレーター「キャプテンスタッグ」
- 10おすすめパーコレーター「仔犬印」
- 11おすすめパーコレーター「ペトロマックス」
- 12おすすめパーコレーター「クロウキャニオンホーム」
- 13おすすめパーコレーター「デイーオーディー・パーコレーターセット」
- 14パーコレーターで美味しいコーヒーを
パーコレーターはおしゃれな調理器具
「パーコレーター」は、ポットのような形をした本体1つで、直火で加熱してコーヒーを抽出できる器具です。アウトドア向きな調理器具ともいえて、1つ持っていて使い方を覚えれば、キャンプやハイキング、ツーリングなどでも淹れたてのコーヒーを味わえるようになります。またコーヒー好きな人の中では、ドリップ式では出ないコーヒーの味を楽しむ人もいます。
アウトドアでパーコレーターを使ったことがある人でも、使い方や淹れ方をよく分からないままでは、雑味が気になるコーヒーで、濃いだけのコーヒーとなってしまうこともあります。美味しいコーヒーを淹れるためのコツとあわせて、パーコレーターの使い方とコーヒーの淹れ方、おすすめのパーコレーターを紹介します。
パーコレーターとは?
パーコレーターは熱に強く丈夫な作りで、フランスで考案されたものが、アメリカのゴールドラッシュの開拓時代に使われ始めたという歴史があり、まさにアウトドア向きの器具です。ポットだけを使ったお湯を沸かすこともでき、バスケットといわれる部分にコーヒーの粉をセットして、直火にかけることで、コーヒーが淹れられます。
クラッシックなデザインのものや、実際に開拓時代に使われたようなアンティークのものもあります。今はアウトドアメーカーなどから、安全な使い方ができて、コーヒーの淹れ方にも失敗しないような使いやすいものが出されています。
パーコレーターを使ったコーヒーの淹れ方
アウトドアで使われるパーコレーターの主流なものの使い方は、ケトルのなかに、縦型にパイプのついたバスケットをセットして使います。コーヒー豆は深煎りのものがおすすめで、粗挽きにします。細挽きにすると苦味が増しやすくなります。バスケット部分に1杯分で15gほどを目安に、少し多めにコーヒー豆を挽いたものを入れます。
ケトルには水を必要な分、2~4カップなどそのケトルにあった量をいれます。それを火にかけて、水を沸騰させて、一度火から外し、コーヒー豆の入ったバスケットをセットし蓋をします。そのまま1分ほど置くいて、コーヒー豆を蒸らします。そして再度ケトルを火にかけて、次第にポコッといって湯が吹きあがり、取っ手のガラス部分から湯の色が濃くなっていくのが見えます。3~4分したら、火から外してコーヒーを味わいます。
淹れ方で気をつけるのは、長時間火にかけたままにしていると、パーコレーターの中で、お湯が循環するように何度もバスケットの中を通るので、濃くなりすぎ、雑味のある味になってしまいます。また沸騰した状態のまますぐにカップに注ぐと、挽いた豆全体がふくらんでいるので、カップにコーヒー豆も入ってしまうことがあるので、火からおろして少しおいてから注ぎます。コーヒーの濃さは、豆の量と水の量で調整します。
コーヒーの淹れ方では、お湯の量と火加減にも気を配ります。ケトルに対して少なすぎる水の量の場合は、うまくお湯がパイプを伝わらず、コーヒー豆にお湯が届きません。蓋のつまみにお湯が噴出する様子が見えてから、一度火からおろしてコーヒー豆をセットします。その後も、つまみ部分に見えるお湯がコーヒー色になっていることを確かめてください。火の上に5分以上置くと、香りも旨味もなくなり美味しくなくなります。
使い方で気をつける点は、ケトルのお湯が沸いたら、一度火からおろしてからバスケットをセットしてください。沸き立っているところでは、バスケット蒸気であおられ、がうまくセットできません。また直火にケトルをかけるので、火傷には十分気をつけてください。ハンドル部分には耐熱性のカバーをつけているものも多いですが、直火で熱せられ高温になっている場合もあるので、タオルではさむか、軍手をして持つ方が安全です。
おすすめパーコレーター「コールマン」
アウトドアブランドの「コールマン」から発売されている、「ステンレスパーコレータ」は、安定感のあるデザインで、ステンレス素材を使い、全体のつくりが丈夫で扱いやすいと人気があります。直径12cm、高さ17cm、容量は約6カップの1.3Lとなっています。価格は5,000~6,000円です。
ずん胴なデザインは、使用後にケトルの内部も洗いやすく、家庭用の五徳にものるサイズです。ハンドル部分に木製カバー付きで、握りやすいデザインになっています。
おすすめパーコレーター「ジーエスアイ」
使いやすいアウトドアの調理器具で知られる「ジーエスアイ(GSI)」からは、欲しい量に応じて選べるパーコレーターが販売されています。
「ステンレスパーコレーター6カップ」
クラシックな円柱のデザインで、アウトドアでも家庭でも、美味しいコーヒーを淹れることができます。素材は18/8ステンレススチールで、ハンドルの持ち手部分は耐熱シリコーン、蓋のトップ部分はプラスチック製で、取り外しもできるので、洗いやすい仕様になっています。6カップ用で、高さ約16cm、容量は880ml、7,000円で販売されています。
同じデザインのものは、3カップ用、6カップ用、9カップ用、12カップ用とあります。仲間とキャンプに行くときに、大きなサイズが1つあれば、お湯を沸かすポットとしての使い方もでき便利です。
「ステンレスコニカルパーコレーター」
ジーエスアイからは、円錐型のパーコレーター「ステンレスコニカルパーコレーター」も発売されています。こちらも18/8ステンレススチール製で、トップの透明部分はガラス製です。ケトルに付いたハンドルとは別に、上部にわたる持ち手もついているので、吊るして火にかけることもできるタイプです。8カップ、14カップ、28カップ用とあり、8カップ用で1万円です。
「ホーローコーヒーパーコレーター」
ジーアイエスからはホーロー製のパーコレーターも出されています。赤い色はアウトドアでも目立ち、湯沸しポットとしての使い方でもおすすめです。直径は約15cm、高さは23cm、容量は1,200mlあります。値段は7,500円ほどです。アウトドアで使うには注ぎ口部分がやや大きいようで、灰などが入りやすいという難点はあるようですが、キッチンに置いてインテリアにもなる一つです。
おすすめパーコレーター「スノーピーク」
日本のアウトドアメーカースノーピークからもパーコレーターなどの、アウトドアで楽しめるコーヒーグッズが販売されています。ステンレス製のパーコレーターで、ハンドル部分が本体側に折れるようになっているので、収納の際、スリムになっておすすめです。直径約12cm、高さ19cm、容量は900mlで、1万円ほどです。専用の収納バッグもついています。
おすすめパーコレーター「チヌーク・ティンバーライン」
継ぎ目をなくした丈夫な作りの「チヌーク・ティンバーラーン・ステンレスパーコレーター」は、熱が伝わりにくように、ハンドル部分には木を使用しています。素材は18/8ポリッシュステンレスで、蓋のトップ部分は、アウトドアでハードに持ち歩いても割れないように、プラスチック製のノブで、専用の収納バッグもついています。3人用の容量は710mlのもので、4,000円ほどです。6カップ、9カップサイズとあります。
おすすめパーコレーター「ロゴス・ステンレスパーコレーター」
家族やグループ用におすすめサイズの「ロゴス(LOGOS)ステンレスパーコレーター」です。耐久性の高いステンレスでできていて、腐食や錆がつきにくくなっています。バスケットも安定して、ケトルのなかに納まるので、失敗が少なくコーヒーを淹れられます。直径約13cm、高さ16cm、容量は1,000mlで、6,000円ほどで販売されています。
おすすめパーコレーター「スタンレークックブリューセット」
「スタンレー」の「クック+ブリューセット」は、ステンレス製のポット本体と、ナイロン製の蓋、ステンレス網のプレスフィルターでできています。網目がかなり細かいので、コーヒーだけでなく、紅茶をいれたり、フィルターをのぞけば、ポットとしても使うこおができます。ハンドルは本体側へ折り畳むことができ、収納もすっきりとできます。直径約11cm、高さ約20cm、容量は940ml、4,000円です。
おすすめパーコレーター「キャプテンスタッグ」
新潟県の三条市に本社をおく「キャプテンスタッグ」は、日本で使いやすいアウトドアグッズを作っているメーカーです。
「18/8ステンレス製パーコレーター3カップ」
18/8ステンレスを素材として、使いやすいようにケトルに目盛りをいれた「18/8ステンレス製パーコレーター3カップ」です。ハンドルには天然木を使い、蓋のつまみはポリカーボネート性です。直径約11cm、高さ約15cm、満水容量で900mlですが、適正容量としては2~3カップの540mlとなっています。同じデザインの6カップもありそちらは7,500円、3カップ用は6,000円です。
「パーコレーター5カップ」
キャプテンスタッグからは、もう一つ、アルミニウム合金のパーコレーターも発売されています。使い方、淹れ方はステンレス製のものと同様ですが、より軽いです。ハンドル部分は、樹脂製ですが、耐熱温度が140度あるので、直火があたるような火加減でなければ、そのままでも手に持つこともできます。こちらの直径は約13cm、高さ16cm、満水で1.2L、適正容量としては5カップ程です。5,000円と割安な価格になっています。
おすすめパーコレーター「仔犬印」
新潟県の調理器具メーカー「本間」は、「仔犬印」でしられるレストランや食品工場などでも使われる業務用の道具も手掛けています。家庭向けの製品も、プロ仕様のこだわりがあり人気があります。仔犬印のパーコレーターは、キッチンでも使いたくなるスタイリッシュなデザインで、18/8ステンレス、蓋のつまみはガラス製です。直径は約12cm、高さ約19cm、6人用で6,900円、8人用で7,300円です。
おすすめパーコレーター「ペトロマックス」
「ペトロマックス(Petromax)」はドイツ層魚うの灯油ランタンのブランドです。1910年の創業からモデルチェンジをしないランタンのファンもいますが、パーコレーターなどのグッズもあります。
「パーコーマックス・ブラック」
「パーコーマックス」のパーコレーターは、エナメルスチール製で、ブラックの本体が他の商品とは異なる印象のものです。コーヒーの淹れ方、使い方は他のものと同様ですが、ケトルだけでも使いたくなるデザインです。直径は約15cm、高さ15cm、重量が1Kgで、6,000円ほどです。
「パーコレーターステンレスle14」
ペトロマックスでもう1つ、おすすめのパーコレーターが「ステンレスle14」です。蓋のつまみはガラス製です。吊り下げても使うことができます。直径は21cm、高さ15cm、14カップ用の2.1Lで13,000円ほど、大容量の4.2L(le28)もあります。
おすすめパーコレーター「クロウキャニオンホーム」
アメリカのテーブルウェアメーカーで、クラッシックな食器などを作っているメーカーです。琺瑯製のパーコレーターは、個性的なマーブル柄で、ネオビーとブルーがあります。コーヒーの淹れ方は、他のものと同様で、他メーカーとは異なる印象に残るものです。お揃いのマグカップもあります。直径約13cm、高さ20cm、6,500円で販売されています。
おすすめパーコレーター「デイーオーディー・パーコレーターセット」
おしゃれにアウトドアを楽しめるグッズを手掛ける「ディーオーディー(DOD)」の「ラーメン、コーヒー、そして俺」は、コーヒーミル付きでパーコレーターを楽しめるセットになっています。1回のお湯を沸かすことで、インスタントラーメン用にお湯と、それができるまで待つ時間にコーヒーをパーコレーターで淹れられるということで、ソロキャンプにもおすすめのものです。
全体はアルミ製ですが、ハードアノダイズド加工を施すことで、軽さと丈夫さ、耐摩耗性にも優れています。ケトルにもなる本体は、一人分であれば、そのままカップとしての使い方もでき。ハンドルは耐熱シリコンでコーティンされ、素手で持つこともできます。本体は直径約12cm、高さ13cm、全てを含めても500g弱と軽量です。工夫次第た使い方でスープを作ったり、お茶をいれたりもでるセットで4,000円ほどです。
パーコレーターで美味しいコーヒーを
炎にパーコレーターをおいて、お湯をわかして、お気に入りのコーヒー豆をセットして味わうコーヒーは格別です。コーヒー豆だけでなく、ゆっくりと沸騰させるかすぐに沸騰させるかによっても味わいが変わります。お気に入りのパーコレーターをみつけて、好みの淹れ方でアウトドアでもコーヒーを楽しんでください。