2022年11月07日公開
2024年05月26日更新
卵の代用品には何がある?代わりになる食材を料理別に詳しく紹介
卵は料理やお菓子作りでよく使われる食材ですが、アレルギーなどで食べられない時にどうすればいいのか悩んでいませんか。この記事では、卵の代用品になるものや代用品を使ったレシピを紹介します。卵が食べられなくて代用できる食品を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
「卵アレルギーで、卵を使った料理が食べられない」
「卵を別のもので代用することってできるの?」
卵は非常に栄養価が高く、様々な料理に使われているため、子供から大人まで多くの人が口にしている食材のひとつです。一方で、アレルギーや宗教上が理由で口にできない人もいるのではないでしょうか。
この記事ではそんな人たちや、料理を作り始めてから卵がないことに気づいた場合にも便利な、卵の代用品になる食材について解説します。
また、代用品を使った料理も紹介しているため、この記事を読めば卵の代用品について知ることができ、もし卵を食べられない人でもおいしく食べること可能です。
卵の代用品には様々な食材がありますので、ぜひ料理を作るときの参考にしてみてください。
料理やお菓子作りでの卵の役割とは
卵は料理やお菓子作りの素材のひとつとして多く活用されています。これほど多く活用される理由は、料理やお菓子作りにおける卵の役割がいくつかあるからです。
ここからは、そんな卵の役割について紹介していきます。
滑らかでしっとりとした生地を作り出す
卵は、油と水分など本来は混ざり合わないものを均一に混ぜる性質をもっています。これを「乳化」といい、この性質のおかげで生地を滑らかでしっとりした状態にすることができます。
乳化剤となった卵のおかげで、しっとりとした状態を長く保つことができるため、ケーキを作る際などは非常に便利です。
フワフワの食感を作り出す
卵は、空気を含ませてよく泡立てると、フワフワになる性質があります。これは泡を作り出す「起泡性」と、泡を維持する「泡沫安定性」が関わっています。
この2つの性質によって、ホットケーキやスフレオムレツなどをつくる際に、フワフワの触感が生まれるのです。
見た目をキレイにする
カステラやケーキのスポンジなどは、食欲をそそるおいしそうな黄色をしています。これは、入れた卵が美しい黄色を生み出してくれているからです。
この他にも、パイなどを焼く前に卵の黄身を表面に塗りつけることで、焼いたときに照りを出すことができます。これによって、食欲をそそる見た目にすることができます。
味を良くする
卵を入れるだけで、料理やお菓子の味をグレードアップすることができます。これは、動物性たんぱく質をもつ卵に、濃厚な旨味とコクが凝縮されているからです。
料理の味をグンと良くするには、卵を入れるのがオススメです。
卵の代用品として使える食材を料理別で紹介
卵の役割について理解したところで、ここからはどんなものが卵の代用品になるのかを紹介していきます。
これらの食材を使えば、卵アレルギーの人でも口にすることができます。また、卵の代用品は様々な料理に応用が利くので、この機会に覚えて活用してみてください。
【お好み焼き】長芋すりおろし
卵不使用、お好み焼き❣️
— mi_Lupin (@mi_u_yo) April 7, 2021
・長芋キャベツver.
すりおろした長芋とお水をよく混ぜ、米粉を入れてさらに混ぜます。
今回は
長芋:お水:米粉=1:0.9:0.5
くらい。様子を見ながら。笑
キャベツ・長ネギ・塩昆布を加えて混ぜ合わせ、茶豆も入れて混ぜ、両面焼いたら完成! pic.twitter.com/kG94WhI9sc
お好み焼きに卵を入れると味も良くなり、フワフワの食感を作りだせますが、長芋をすりおろして入れることでも代用可能です。約5cmの長芋で、卵1個分として使用できます。長芋を入れることでフワフワになるだけでなく、柔らかくおいしいお好み焼きになります。
【親子丼】長芋すりおろし
長芋使って「なんちゃって親子丼」!#卵アレルギー #卵不使用 pic.twitter.com/CPjGK2nmFS
— ぽこ (@k_ponco) October 2, 2020
本来は、卵とじにすることで、トロっとした食感ときれいな色味を出すことができる親子丼ですが、長芋のすりおろしでも代用することができます。
前述したお好み焼きと同様に、卵1個分として使うには、長芋5cm程度で十分です。卵とじのトロっとした食感を再現することができるでしょう。
【ハンバーグ】絹ごし豆腐やパン粉
晩御飯は、卵不使用のハンバーグ丼♪
— ぽちゃゆう (@pochayuupocha) January 9, 2021
目玉焼きのせればよかった…(^^; pic.twitter.com/Yu6OzPIwhj
卵をハンバーグに使うのは、つなぎの役割を果たすためです。しかし、卵以外にも水切りをした絹ごし豆腐を使用するか、パン粉を多めに加えることで代用することができます。
パン粉を使うときは、20gほど多く加えるとつなぎとしての効果が高まります。
絹ごし豆腐はひき肉の重さの半分程度加えると、卵を使用するよりもふわっとした食感のハンバーグに仕上がります。ただ、絹ごし豆腐はしっかり水切りをしてから加えないと、柔らかくなりすぎてまとまらなくなりますので、注意しましょう。
【キッシュ】ひよこ豆粉
◉お待たせしました🙋
— ガネーシュN (エヌ)大阪天満宮 (@ganesh_dobaara) December 1, 2019
明日は今年最後の
ゆくスナックワーラーでーす❗️
メニューは〜
○ベジピトルカツレツ...野菜とひよこ豆粉のキッシュの様な一品
○サカルカンディチャート...サツマイモのスパイス和え
○スチーム ミスティ ドイ...ベンガルの濃厚ヨーグルトスイーツ
よろしくお願いいたします pic.twitter.com/98iEwhKejj
キッシュは、熱を加えると固まる卵の性質を利用して作る、フランスの家庭料理です。この場合の卵の代用品としては、なじみの薄い食品かもしれませんが、ひよこ豆粉を使うことでうまく固めることができます。
また、キッシュには牛乳も使用しますので、宗教上の理由で牛乳を口にできない方は豆乳で代用しても、おいしいキッシュを作れるでしょう。
【プリン】粉寒天
ミルクプリンアレンジ
— なかしましほ (@nakashimarecipe) May 13, 2021
・ちょっと濃いミルクプリン
牛乳と豆乳は好みの割合で350m、砂糖、粉寒天の量はそのまま作ります。
煮立てて火を止めたら生クリーム(35%)を50ml加えて固めます。
ほどよく濃厚なので、フルーツをさっと煮たコンポート等にも合います。
今日はアメリカンチェリーで🍒 https://t.co/EV7YWoe9DQ pic.twitter.com/3e1yAeJAft
卵の代わりに粉寒天を2g程度使用することで、プルプルとした食感のプリンを3~4個作ることができます。
卵を使うと一度加熱する必要がありますが、粉寒天なら混ぜた後に冷蔵庫で冷やし固めるだけでいいので、手軽に作れるのも魅力です。
卵を使わないので色味は薄くなりますが、気になる方は蒸しカボチャを加えることでおいしそうな色味を出すことができます。
【ホットケーキ】ヨーグルト
メープルシロップがあるから、ホットケーキ🥞😋♫
— Lilly🤍 (@White_Lilly88) October 2, 2022
ヨーグルトを入れて焼くと、フワッと焼き上がります😊
今日も、良いお天気( * ॑˘ ॑*)☀
みなさま、良い1日をお過ごし下さい
(,,• - •,,)ノ″🍀 pic.twitter.com/QDDVDZamem
ホットケーキを作る際に卵を入れることで、フワフワした食感に仕上げることができますが、卵をヨーグルトで代用することも可能です。
この場合は、牛乳を普段の半分程度に減らして、その分ヨーグルトを加えます。ヨーグルトを加えると、卵を入れて作るものよりもモチモチとした食感に仕上げることができます。好みに応じてヨーグルトと卵を使い分けるのもいいでしょう。
【ケーキ】バナナピューレ
卵不使用のバナナケーキ。
— misaki369. (@hmm_mkc) March 21, 2021
有機のレーズンをのせて焼いてみた。
妹にいくら言っても添加物とかマーガリン入ってるお菓子やパンあげてるからわたしが率先しておやつ代わりのものを作る、お陰でほぼ毎日なにかしら作ってる🤣 pic.twitter.com/MymOSbVLJ3
ケーキを作る場合は卵の代用品として、完熟バナナ1本をつぶしたバナナピューレを活用します。
バナナの強い香りはどうしても出てしまいますので、いっそバナナケーキにしてしまった方がよいでしょう。また、バナナの甘みが出ますので、砂糖を控えめにして作ると身体にも優しいケーキに仕上がります。
【クッキー】牛乳
おやつやcoe🕊💛バター卵不使用の堅焼き系🍪小麦がキッチリお腹に溜まる感じが健康的🐶🥨お菓子が絵画アートみたいで丸い缶が地球に見えてきた🌏✨可愛いクッキー缶は世に溢れてるけど、こんな風に感じたのは初めて🥰
— 加藤文枝 /Fumie KATO (@kato_fumie) October 4, 2022
もし自分がママやったら子供と仲良く食べたいなぁとか柄になく思ったり😀💓← pic.twitter.com/0Yd7tirRn2
牛乳を40ccほど多く加えると、卵を入れなくてもサクサクのクッキーに仕上げることができます。卵を使ったものより食感も軽いものになりますので、子供でも食べやすいでしょう。
また、本来は見栄えにツヤを出すために焼く前に卵黄を塗りますが、これも牛乳やバターで代用できます。ツヤは出ませんが、きれいな焼き色をつけられるでしょう。
【ワッフル】チアシード
おはようございます。
— すずめ (@encyclopedia710) April 11, 2021
今朝の朝食トータル330Kcal/P28/F7/C29とPFCなかなか優秀にできた🙌粉末オーツ30とおからパウダー10とチアシード4アーモンドミルク使って卵なしでもちもちワッフルが出来上がったので昨日作った餡子たっぷりのせてボリュームもありで我ながら上出来です!美味しい大満足💮 pic.twitter.com/zMsBkAwPZw
ワッフルを作る際には、スーパーフードとして名高いチアシードを卵の代用品として使うことができます。チアシードは、輸入食品店で手軽に購入することができるのでおすすめです。
卵1~2個の代わりに、チアシード大さじ約15gと水約45ccを混ぜたものを使うことで、チアシード特有のとろみのあるモチモチした食感のワッフルに仕上がります。
卵の代用品で作るおすすめレシピ
卵を使わなくても、その代用品を使うことでおいしい料理を作ることができます。
ここからは、卵の代用品を使ったおすすめのレシピを3つ紹介します。
卵・牛乳不使用♪離乳食用とりわけ便利なきのこハンバーグ
卵と牛乳を使わなくても、パン粉と豆乳を使っておいしいハンバーグを作ることができます。お子様が卵を食べられなくても安心ですので、ぜひ作ってみてください。
【油・卵不使用】絹豆腐でしっとりもっちりバナナケーキ
卵の代わりにバナナを使うことで、自然なやさしい甘さを出すことができます。さらに豆腐を入れると腹持ちもよくなるので、子供のおやつにもおすすめです。
材料3つ!とろ~りミルクプリン
卵を使わなくても、粉寒天と牛乳でおいしいプリンを作ることができます。トロトロ食感のプリンは新感覚ですので、ぜひお試しください。
卵の代用品を使って料理を楽しもう
今回の記事では、卵の代用品で作る様々な料理やお菓子について紹介してきました。いかがでしたでしょうか。
卵は多くの料理やお菓子に使われる食材ですが、実はほかの食材で代用することが可能です。
卵アレルギーや宗教上の理由で食べられない方も、代用品を有効に活用することでおいしい料理やお菓子を作ることができますので、ぜひ試してみてください。