茶碗蒸しの温め直し方法とは？味を落とさずに温める方法を紹介

「冷えてしまった茶碗蒸しはどうやって温めればいい？」
「味を落とさずに茶碗蒸しの温め直し方法を教えてほしい」
このように、冷えてしまった茶碗蒸しを美味しく温め直したいと悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、冷えた茶碗蒸しの温め直し方法とそれぞれのメリット・デメリットを紹介するとともに、温め直しをする時に注意しておきたいポイントについて解説します。

この記事を読むことで、茶碗蒸しの味を落とさない温め直しの方法について理解することが可能です。その知識をもとに、冷えてしまった茶碗蒸しや市販の茶碗蒸しを温めたとしても、美味しく食べることができるでしょう。

茶碗蒸しを美味しく温め直したい人は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。

茶碗蒸しを温かくて美味しい状態で食べたい

出来立ての茶碗蒸しは温かくて美味しい状態ですが、家族の帰宅時間がバラバラで遅く帰ってきた人の分は冷めてしまっている場合や、茶碗蒸しが余ってしまったので冷蔵庫で保存している場合など、温かい状態を食べられないこともよくあります。

そんな時には温め直して食べればいいのですが、出来れば味を落とさずに美味しく温め直したいという人も多いのではないでしょうか。

茶碗蒸しの温め直し方には色々な方法があり、それぞれにメリットやデメリットがあるので自分に合った方法を試してみましょう。

茶碗蒸しの温め直し方法

冷えてしまった茶碗蒸しの温め直し方法として簡単なのは、電子レンジが挙げられます。電子レンジさえあればほかに準備するものはないため、誰でも簡単に実施できる方法です。ほかにも手軽に温め直す方法として挙げられているものとして、蒸し器や湯煎もあります。

ここからは、それぞれの茶碗蒸しの温め直し方法の紹介と、それぞれの方法のメリットデメリットについて解説します。

電子レンジの場合

電子レンジは茶碗蒸しの温め直し方法としては一番手っ取り早く、誰でも簡単にできるところが魅力の方法です。

やり方としては茶碗蒸しにラップをかけて、200～300Wで3～4分程度温め、温まり具合を確認して都度調整します。このやり方が面倒くさいという場合は、500～600Wで40秒程度温め、取り出してまだ温めたい場合は30秒ずつ温めて調整するという方法もありです。

メリット・デメリット

電子レンジで温め直しをするメリットは、短時間で簡単に温められる点が挙げられます。またお湯を沸かす手間がないので、洗い物が少なく済むという点もメリットのひとつです。

デメリットとしては、こまめな加減が必要なので調整が難しい点や、温度が一気に上がるので茶碗蒸しの表面にすが入りやすい点があります。ほかにも一気に過熱してしまうと中身が爆発してしまう可能性があるので、注意が必要です。

蒸し器の場合

蒸し器を使った茶碗蒸しの温め直し方法は、まず蒸し器に水を張って火にかけて沸騰させます。沸騰してお湯になったら茶碗蒸しを入れて、弱火で5～6分程度温めるだけです。このため道具さえあれば、こちらも比較的簡単にできる方法となっています。

この時蒸し器の蓋に手ぬぐいやタオルを巻いておけば、茶碗蒸しの中に水滴が落ちてくるのを防げます。また、水が全て蒸発して空炊きにならないよう、時々中を確認することが必要です。

メリット・デメリット

蒸し器を使った温め直し方法は、茶碗蒸しのプルプルとした食感を維持したまま温めることができる点が大きなメリットです。また蒸し器を使った場合は水の量は少量で済むので、すぐに温めることができます。

それに対してデメリットとして挙げられているのは、蒸し器や手ぬぐいなどの準備や片付けの手間がかかる点です。

湯煎の場合

蒸し器がない場合は、鍋やフライパンを使って湯煎をするという温め直し方もあります。やり方は、鍋またはフライパンに温め直したい茶碗蒸しを並べて、水を茶碗蒸しの容器が7割程度浸かるほどの量を入れます。

後は弱火にかけて10分ほど温めるのですが、この時沸騰してしまうと固まってしまうので、沸騰しない状態を維持することが大切です。

メリット・デメリット

湯煎で茶碗蒸しを温め直すメリットは、弱火でゆっくり火を通すので失敗しにくい点が挙げられます。またゆっくり温めるからこそ、味が落ちにくくプルプルとした食感を維持しやすい点も魅力です。

デメリットとしてはゆっくり火を入れるので時間がかかってしまう点と、蒸し器と比較すると水の量が必要な点、洗い物が増えてしまう点などがあります。

茶碗蒸しを温め直しする時の注意点

電子レンジや蒸し器、湯煎のいずれで茶碗蒸しを温め直すにしても、やり方を間違えてしまうと味が落ちてしまう可能性があります。特に温めすぎてしまう、火加減が強くなってしまった場合、味だけではなく食感も悪くなってしまいがちです。

そのような失敗を防ぐために、ここからは茶碗蒸しを温め直しする時の注意点を解説します。

レンジでの温めすぎ

電子レンジで温め直しをする場合、注意しなければいけないのが温めすぎてしまうことです。そもそも電子レンジで温め直しをする際、小さいワットからゆっくり温め直さなければいけません。

これは大きいワット数で急激に加熱してしまうと、茶碗蒸し内の水分が膨張して爆発してしまう可能性があるためです。このため温めすぎてしまうと爆発する恐れがあるので、小さいワット数からゆっくり温めましょう。

火加減

蒸し器や湯煎をする際に注意しなければいけないのは、火加減です。基本的に弱火でゆっくり火を通していくのですが、中火や強火で温めてしまうと茶碗蒸しの中の水分が先に蒸発してしまいます。

水分が蒸発すると表面や内部に穴が開き、「す」が入った状態になってしまうのです。こうなると味が落ちてしまうだけではなく、食感も悪くなるので火加減は弱い状態を維持しましょう。

市販の茶碗蒸しの場合はどうすればいい？

手作りの茶碗蒸しは電子レンジ・蒸し器・湯煎の3つの方法から選ぶことができますが、市販の茶碗蒸しの場合は記載されている温め方を順守することが重要です。一般的には、電子レンジか湯煎のどちらかになります。

市販の茶碗蒸しはプラスチックの容器に入っていることが多いのですが、このプラスチック容器にはポリスチレンとポリプロピレンの2種類があります。ポリスチレンは熱に弱く100度以上になると溶けてしまうため、湯煎に限定されていることが多いです。

このように市販の茶碗蒸しは容器の種類によって温め直し方が違うので、きちんと温め方を確認しておく必要があります。

自分に合った方法で茶碗蒸しを温め直そう

茶碗蒸しを作り置きする場合や後から温め直す場合、電子レンジや蒸し器、湯煎などの方法で温め直しができます。ただいずれの場合も温めすぎや火加減に注意しないと、味が落ちたり食感が悪くなってしまうので注意が必要です。

またそれぞれの温め直し方にはメリットもデメリットもあるので、この記事を参考にして自分に合った温め直し方を実践してみて下さい。