ホンビノス貝が開かない原因は?下処理方法やおすすめレシピも紹介

ホンビノス貝が開かなくてどうすればいいのかわからないという人はいませんか。この記事では、ホンビノス貝が開かない理由や下処理の方法、ホンビノス貝を使ったおすすめのレシピについて紹介しています。ホンビノス貝の調理に苦戦している人は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

  1. 1ホンビノス貝が開かないのはなぜ?
  2. 2ホンビノス貝はどんな貝?
  3. 3ホンビノス貝の下処理方法
  4. 4ホンビノス貝が開かない理由
  5. 5ホンビノス貝が塩辛い理由と対処法
  6. 6ホンビノス貝のおすすめレシピ
  7. 7ホンビノス貝が開かない時は加熱時間を長くしよう

「ホンビノス貝がなかなか開かないんだけどどうすればいい?」
「ホンビノス貝の下処理方法やおすすめのレシピを知りたい」
このように、ホンビノス貝が開かずに困っている人や調理に関して知りたいと思っている人もいるのではないでしょうか。


本記事では、ホンビノス貝についての基礎的な知識とともに、開かない理由、下処理方法やおすすめのレシピについて紹介します。


この記事を読むことで、ホンビノス貝がどのような貝なのか、なぜなかなか開かないのかなどの基本的な知識を把握することが可能です。その知識をもとに、正しくホンビノス貝を処理することができるので、美味しく調理できるようになるでしょう。


ホンビノス貝の処理に困っているという人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

ホンビノス貝が開かないのはなぜ?

ホンビノス貝を調理したいと思っているけれど、あさりやはまぐりのように簡単に開かないので調理時間がかかってしまうという悩みを耳にすることが良くあります。実は二枚貝の中でもなかなか開きにくいホンビノス貝は、その性質から調理に時間がかかってしまいがちです。


そのような悩みを解消するためにも、ホンビノス貝が開かない理由や下処理の方法をきちんと理解しておきましょう。

ホンビノス貝はどんな貝?

あさりやはまぐりと同じく海に生息している二枚貝の一種として、安く手に入れやすいのがホンビノス貝です。そんなホンビノス貝はあさりやはまぐりと比較するとややマイナーな種類であるため、どんな貝なのかよく知らないという人もいるのではないでしょうか。


実はあさりやはまぐりと同じように旨味がしっかり詰まっている魅力的な貝なので、ここからはホンビノス貝がどのようなものなのか紹介します。

ホンビノス貝は外来種

ホンビノス貝は千葉県など日本の一部で採れる二枚貝ですが、実は元々北米大陸が減産となっている外来種です。ヨーロッパを中心に、古くから親しまれています。


日本に来た経緯としては、北米大陸からの船舶の船体に付着していた、もしくは船のバラスト水に紛れていたものが運ばれてきたのではないかと考えられています。


日本で広まったきっかけは、あさりの水揚げの際にホンビノス貝が紛れ込んでいたところを、地元の漁師が食べた際に美味しかったようで、仲買の提案が受け入れられたことのようです。

ホンビノス貝の味

ホンビノス貝は旨味が凝縮されているところが味の特徴として挙げられていて、はまぐりよりも濃厚な味わいと塩味の強さがポイントとなっています。そのため、調味料を加えなくても十分美味しいとされており、シンプルな調理法が好まれやすいです。


また、アルコールを加えて調理することで、酒の種類に応じた美味しさに変化しやすいところも味の特徴として挙げられています。このことから、アルコールとの相性が良い貝類として親しまれているようです。

ホンビノス貝の見た目

ホンビノス貝は二枚貝であり、はまぐりと比較すると貝殻部分が赤みがかったような色合いになっています。ただ、水揚げした直後は黒っぽい色をしているのでわかりにくく、時間の経過とともに白くなっていくのでそこで判別することが可能です。


他にもホンビノス貝の見た目の特徴として言われているのが、貝殻の形です。はまぐりと見た目が似ているので一見見分けがつきにくいものの、左右対称のはまぐりと比較すると、ホンビノス貝の方は蝶番部分が片方だけやや凹んでいるため、左右非対称になっています。

ホンビノス貝の下処理方法

旨味が濃厚で美味しいと評判のホンビノス貝を調理するうえで大切なのが、下処理です。実はホンビノス貝は砂抜きなど一般的な貝に行う下処理を念入りにする必要がないので、そのまま調理することもできます。


ただ、ある程度下処理をしていないと食感などに影響が出てくるので、きちんと対応しておくことがおすすめです。ここからは、そんなホンビノス貝の下処理方法について解説します。

ホンビノス貝はモヤ抜きしよう

ホンビノス貝の下処理として行われるのが、モヤ抜きと呼ばれる作業です。モヤ抜きとは、貝が体内に溜め込んでいる体液や泥を吐き出させる作業で、臭みを消して食感を良くしてくれます。


市販されているホンビノス貝には不要ですが、潮干狩りなどで採取したホンビノス貝にはモヤ抜きをしておくことが大切です。


やり方は簡単で、貝の外側についている汚れを落としてから3%程度の塩水に浸し、数時間から一晩様子を見ます。下処理後は、酒蒸しなどにしてから中身だけを取り出すことで冷凍保存ができます。

食べられないホンビノス貝を見分けよう

ホンビノス貝はモヤ抜きをしても開かないので、食べられるかどうかの見分けはつきにくいです。ただ、死んでしまって食べられないホンビノス貝は腐敗菌が中で増殖しているため、洗ったとしても強烈な臭いを発しています。


そのため、下処理の段階で強烈な臭いを出しているホンビノス貝がないかどうかを確認して、見つけた場合は取り除いておくことが必要です。気づかないまま生きているホンビノス貝と一緒に調理してしまうと、腐敗菌が広がって他のものも食べられなくなってしまいます。

ホンビノス貝が開かない理由

一般的に貝類は加熱調理や下処理をすることで殻が開くのですが、ホンビノス貝はなかなか開かないことで知られています。そんなホンビノス貝が開かない理由としては、以下の内容が考えられます。


・加熱時間が足りない
・貝柱が邪魔をして開かない
・貝の内部が真空になっている
・解凍に時間をかけ過ぎたため開きにくくなっている
・いきが悪いもしくは死んでいる


基本的にホンビノス貝は長時間加熱しないと開かないので、加熱時間を長くすることで開くことが多いです。それでも開かない場合は死んでいる可能性があるため、食べるのを避けた方が良いと言えます。

ホンビノス貝が塩辛い理由と対処法

ホンビノス貝はモヤ抜きをした後そのまま調理をすると、塩辛く感じることがあります。これはホンビノス貝が体内に海水を取り込んでいるためで、身にも塩分が浸透していることで塩辛くなってしまうのです。


そのため、ホンビノス貝はモヤ抜きなどの下処理をした後は塩抜きをする必要があり、モヤ抜きをした後に塩水から取り出して1時間以上置いておきます。後は表面を流水で洗えば、開かない状態でも塩辛さを軽減することが可能です。

ホンビノス貝のおすすめレシピ

あさりやはまぐり以上に濃厚な貝の味わいを楽しめるホンビノス貝は、減算国のアメリカではクラムチャウダーの具として使われていることが多いです。他にもシンプルな調理で美味しく食べることができるため、酒蒸しなどで楽しまれることもあります。


そんなホンビノス貝を使ったレシピはいくつかありますが、今回はその中でもおすすめのレシピを紹介します。

1:ホンビノス貝の天ぷら

みんな驚く♪ホンビノス貝の天ぷら
安くて大きめのホンビノス貝でグリンピースを添えてみました♪ いつもの天ぷらもワンランクアップします。

加熱してしっかり開いたホンビノス貝を殻ごと天ぷらにするという、豪快かつ見栄えが華やかなレシピです。下処理後は調味料による味付けをほとんどしないのでホンビノス貝そのものの味を楽しむことができる他、グリンピースで彩りも華やかになっています。


貝の身は揚げた後に食べやすくするため、一度外しておくのがポイントです。

2:ホンビノス貝と鶏肉のバター醤油蒸し

*白はまぐり(ホンビノスガイ)と鶏肉のバター醤油蒸し*
白はまぐりの旨味が最高! 鶏肉入りで食べ応えバッチリで、子供たちにも大好評です^ ^ 薬膳効果 ☆鶏肉…食欲不振、虚弱体質に、疲れやすい人に、美肌に ☆アスパラ…食欲不振に、口の渇きに、疲労回復に

ホンビノス貝に食欲不振に効果的な食材である鶏肉とアスパラガスを加えた、子供でも食べやすいレシピです。


ホンビノス貝はモヤ抜きと塩抜きをしておけば、後は材料や調味料と一緒に蒸し煮にするだけなので簡単に調理することができます。ただ、ホンビノス貝が開くまでは時間がかかってしまうので、鶏肉が固くならないように注意が必要です。

3:ホンビノス貝の酒蒸し

ホンビノス貝の濃厚な味わいと塩味をダイレクトに楽しむことができるのが、こちらのレシピです。下処理したホンビノス貝を日本酒で蒸し焼きにして、開いたところに醤油をかけるだけの手軽さが魅力となっています。


蒸し焼きにする場合、強火にしてしまうとホンビノス貝がなかなか開かないまますぐにお酒が蒸発してしまうので、中火にしつつ、水分がなくなったら水やお酒を追加して様子を見ましょう。

ホンビノス貝が開かない時は加熱時間を長くしよう

ホンビノス貝はあさりやはまぐりと同じ二枚貝の仲間ですが、加熱時間を長くとっていないと貝の口がなかなか開かないという特徴があります。そのため、ゆっくり時間をかけてしっかり加熱して口を開けてあげるようにしましょう。


それでも口が開かない場合は死んでいる可能性もあるので、下処理の段階できちんと仕分けてから加熱してあげることも大切です。


ぜひ、ホンビノス貝を酒蒸しなどにしてみてはいかがでしょうか。

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