2020年05月08日公開
2024年10月19日更新
鮭のあら人気レシピ!簡単に旨みたっぷりのおかずや汁物に!ご飯にも
鮭のあらを使用した人気のレシピを紹介します。鮭のあらの旨みを生かしたおかずや、ダシの効いた汁物の簡単なレシピについて詳しく解説!また、主食として食べることができるご飯ものや、麺料理の作り方も合わせて説明します。
目次
鮭のあらを使ったレシピを紹介
鮭のあらは、スーパーでよくまとめ売りされています。鮭のあらとは、鮭の身をおろした後に残った部位の事です。余った部位のため、通常の切り身よりも安価に手に入れることが可能です。
部位によって、肉が少ない部分と肉が多い部分があり、肉付きの良し悪しによって調理方法も異なります。この記事では、そんな鮭のあらを使用した簡単人気レシピを紹介します。
鮭のあらの簡単人気レシピ【おかず】
鮭のあらの柔らか煮
【材料】
- 鮭のあら 400g
- 生姜 スライス4~5枚
- 長ネギ 白い部分10cm、青い部分20cm
- 鷹の爪 2分の1本
- 山椒粉 適宜
- 醤油 大さじ4
- みりん 大さじ4
- 砂糖 大さじ4
- 日本酒 大さじ4
- 水 320cc
【手順】
- 鮭のあらに塩をかけて15分置き、水出しをします。
- 鍋に湯を沸かし、ボウルに氷水を用意します。
- 鮭のあらを湯につけて表面が白くなったら、氷水で冷まします。
- 氷水の中で表面のぬめりを落とします。
- 圧力鍋に醤油、みりん、砂糖、日本酒、水を入れて沸騰させます。
- 沸騰したら鮭のあらを圧力鍋入れて、強火で再び沸騰させます。
- 沸騰したら長ネギの青い部分、生姜スライス、鷹の爪を入れて蓋をします。
- 弱火で20分加熱したら火を止め、20分余熱で火を通します。
- 火を通したら圧力鍋に水をかけて、蓋を取ります。
- 鮭のあらをフライパンに移します。
- 圧力鍋に残った煮汁を、リードを被せたザルに入れてこします。
- こした煮汁を鮭のあらを入れたフライパンに入れて、強火で加熱します。
- 時々、煮汁を鮭のあらにかけながらトロトロになるまで煮ます。
- 長ネギ(青い部分と白い部分の両方)を細切りにして、水でぬめりを落とします。
- 煮詰めた鮭のあらを皿に乗せ、細切りにした長ネギを盛り付けたら完成です。
鮭のあらを圧力鍋で煮込んだ料理です。圧力鍋で煮立てたあらは、非常に柔らかく煮汁の味がよく染みこみます。子供から大人まで幅広い層に人気の鮭料理です。レシピの注意点は圧力鍋であらを煮る際に、身がなるべく重ならないようにすることです。
身を重ねて煮立ててしまうと、身が重なる部分の味が薄くなり、重ならない部分の味が濃くなります。また、あらをフライパンで加熱する工程では、煮汁を時々かけながら火を通すと良いです。そうすることで、身に満遍なく味を付けることができます。
鮭のあらの塩焼き
塩焼きは鮭のあらを使用した料理の中では、特に人気のあるレシピになります。パリパリの皮に脂の乗った身が、塩のしょっぱさと絡んでご飯がよく進む一品です。朝ご飯の一品として添えたり、身をほぐしておにぎりの具として使用することができます。この料理のポイントは、できるだけ肉付きの良いあらを用意することです。
肉の少ないものを選んでしまうと、食べられる箇所が少なくなってしまいます。作り方は酒と塩を振って焼くだけで完成するため、非常に簡単です。また、鮭のあらは通常の切り身と比べて安価です。気軽に食卓に取り入れられる料理のため、一度試しに作ってみてください。
鮭のあらのちゃんちゃん焼き
鮭のあらを使用したちゃんちゃん焼きになります。ちゃんちゃん焼きとは、魚と野菜を炒めて、味噌などの調味料で味付けした料理の事です。鮭のあらをキャベツやニンジンと炒めることで、野菜に鮭の味が移り、旨みが増します。
お酒のお供として食べると、病みつきなる味です。あらには骨が含まれていることが多いため、食べる時は注意してください。勢いよく口に掻き込むと、口の中や喉に骨が刺さる危険があります。
鮭のあらのバター焼き
鮭のあらと野菜をバターで炒めた料理になります。この料理は、鮭のあらと野菜を調味料で炒めるだけで完成するため、簡単に作ることができます。バターの風味が、鮭と野菜に広がった食欲をそそる一品です。
この料理はヤングコーンやスナップエンドウの代わりに、ピーマンやキャベツなどの野菜を入れても良く合います。自分の好みの野菜を入れて調理すると良いでしょう。全体的に薄味の料理であるため、濃い目の味付けが好きな人は、塩や醤油などで味を調整することをおすすめします。
鮭のあらの簡単人気レシピ【汁物】
鮭のあら汁
【材料】
- 鮭のあら 400g
- ニンジン 1本
- 玉ねぎ 1個
- 大根 4分の1本
- 水 適量
- 酒 適量
- 味噌 お好み
【手順】
- 鮭のあらをよく洗い、食べやすい大きさに切ります。
- 切った鮭のあらを1分程茹でてザルにあげます。
- 大根をいちょう切り、ニンジンを半月切り、玉ねぎをくし切りにします。
- 水を入れた鍋に、鮭のあらと切った野菜を投入して沸騰させます。
- 灰汁を取り除き、お酒を入れたら蓋をして20分煮込みます。
- 具が煮えたら味噌を加えて溶きます。
- 味噌が完全に溶けたら、お椀に盛り付けて完成です。
鮭のあら汁は汁物の中でも人気料理の一つです。寒い時期に食べると、鮭の旨みと味噌のコクを含んだ温かいあら汁が、体全体に染み渡ります。このあら汁はお吸い物より味が濃く、煮物よりは濃い味に仕上がります。味の濃さのバランスが良く、朝食でも夕食でも活躍する一品です。
レシピではあらの出汁、味噌、酒の3種類で味付けをしていますが、昆布だしをベースにみりんと薄口醤油で味付けすることもできます。少し濃いめの味が好きな人は味噌と酒で味付けし、薄めの味が好きな人は、昆布だしベースであっさり仕上げると良いでしょう。
昆布だしベースで作る際は、あらを煮る時に昆布を一緒に入れます。煮立ったら、味噌の代わりに薄口醤油とみりんを加えると出来上がりです。鮭のあら汁は作り方が様々であるため、好みに合わせてアレンジすることができる料理です。
鮭のあらの味噌汁
鮭のあらを使用した味噌汁です。具材と味噌を沸騰したお湯に入れ、味噌を溶くだけでできるため簡単な料理です。しかし、注意点が一つあります。それは鍋のお湯が沸騰する前に、あらを入れないことです。沸騰する前に入れてしまうと、味噌汁が生臭くなることがあります。
そのため、必ずあらはお湯が沸騰してから入れるようにしましょう。また、あらを別の鍋で沸騰させてから、具材とともに煮詰める方法もあります。しかし、この方法では鮭の旨みが落ちてしまいます。そのため、沸騰した鍋に生のあらを入れて、具材と一緒に煮詰めるのがおすすめです。
鮭のあらの粕汁
冬の人気料理である粕汁を、鮭のあらでアレンジしたレシピになります。鮭の旨みと酒粕の優しい甘さが、絶妙にマッチした料理です。素材の美味しさを生かすために、里芋と味噌を入れた後は弱火にしましょう。強火で加熱すると、里芋と味噌の風味が飛んでしまいます。
酒粕と味噌をこす時は、ダマを残さないことが大切です。ダマは味のムラを生じさせる原因になります。この料理では塩鮭を使用するため、鮭の塩分量によっては塩辛くなる場合があります。味噌を加える際は、味を確認しながら入れる量を調節しましょう。
鮭のあらの浜汁
鮭のあらを具材に使用した浜汁です。汁物の中では、比較的濃い味付けの料理になります。夕食の一品として活躍し、お酒のお供として食べても良く合います。味噌を多く使用するため、塩分濃度が少し高めです。しかし、野菜類が数多く入っているため、塩分濃度を過度に気にする必要はありません。
野菜類には、塩分を輩出させるカリウムが多く入っています。また、藻類やキノコ類にもカリウムが豊富に含まれています。そのため、ワカメや椎茸を入れて食べるのもオススメです。塩辛い味が苦手な人は、味噌を溶く際に、味見しながら入れる量を調整すると良いでしょう。
鮭のあらの簡単人気レシピ【主食】
秋鮭のあらの簡単炊き込みご飯
【材料】
- 米 2合
- 鮭のあら 1パック
- シメジ 1株
- 大根 4分の1本
- 白だし 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- みりん 大さじ2
- 塩 適量と小さじ3分の1
- 酒 大さじ1(2回)
- 水 炊飯器の規定量
【手順】
- 鮭のあらに適量の塩をすりこみ、酒をかけて漬けます。
- シメジの石づきをとってほぐし、大根はいちょう切りにします。
- 塩と酒に漬けたあらを水洗いして、キッチンペーパーで水気を切ります。
- といだ米に水、白だし、醤油、みりん、酒、塩(小さじ3分の1)を入れます。
- その上から大根、シメジ、鮭のあらを順番に加え炊き上げます。
- 炊き上がったら、鮭のあらに付いた骨を取り除き、ご飯の上に戻します。
- 具が全体に混ざるようにかき混ぜたら完成です。
秋鮭のあらを使った料理の一つとして人気があるのが、炊き込みご飯です。鮭には種類によって旬の時期が異なります。秋に旬を迎える鮭は、白鮭という種類のもので、皮が白く身が締まっているのが特徴になります。
産卵前の鮭のため、脂はあまり乗っていませんが、あっさりしていて炊き込みご飯にはピッタリです。料理のポイントは、炊き込む前に酒と塩で鮭のあらを漬け込むことです。酒と塩で漬け込むことで、鮭の臭みを取り除くことができます。
また、炊き上がった後に、鮭のあらを取り出して骨を取り除くのもポイントです。骨を取り除く前にご飯と混ぜてしまうと、骨を見つけるのが困難になります。骨で喉や口の中を怪我しないように、混ぜ合わせる前に必ず取り除くようにしましょう。
鮭のあらとチンゲン菜の胡麻マヨネーズ炒飯
鮭のあらとチンゲン菜を具材に使用した炒飯です。マヨネーズと醤油で味付けをして、ごま油で香りを出します。チンゲン菜がごま油と鮭の旨みを吸うことで、全体的にまとまりのある味に仕上がります。
ごま油の香りと鮭の脂が食欲をそそり、おかわりがしたくなる一品です。チンゲン菜以外に、キャベツやレタスなどの野菜を入れても良く合います。作り方は通常のチャーハンとあまり変わらないため、簡単に作ることができます。
鮭のあらと三つ葉の卵とじうどん
卵とじうどんは、子供から大人まで人気のある料理です。このレシピは、卵とじうどんを鮭のあらを使ってアレンジしたものになります。このうどんは鮭のあらでダシをとるため、スープの味付けに使用する調味料は、白だしだけです。スープに染み出した鮭の旨みと卵のまろやかさが、麺に絡み具材同士が非常に良く合います。
塩気は薄いですが、味はしっかりしていて主食として活躍する料理になります。鮭のあらを使用することで、簡単に魚介系のうどんを楽しむことができるため、一度作って味わってみてください。
鮭のあらとピクルスのマヨネーズトースト
ピクルスとフレーク状にした鮭のあらを、タルタルソースで味付けしたトーストです。鮭とマヨネーズの濃い味が、あっさりしたピクルスとマッチした料理になります。この料理のポイントは、鮭のあらを焼いてから骨を取ることです。生の状態で骨を取ろうとすると、身が柔らかくて崩れないため、骨が取りにくいです。
しかし、焼くと身を崩しやすくなり、簡単に骨と身を分けることができます。骨を取る作業に少し時間はかかりますが、調理方法自体は非常に簡単な料理です。
朝食にこの料理を食べる際は、前日に骨を取る作業まで済ませておくと良いでしょう。骨さえ取っていれば、後はピクルスと一緒に和えてトーストに乗せるだけで、すぐに食べることができます。
鮭のあらを使ったレシピまとめ
鮭のあらを焼きました。こんなに食べて、まだこんなに残ってます。100円で買ったお宝!😋! pic.twitter.com/PORDipDK8l
— 🍳トケイヤkitchen (@bistrotokeiya) May 3, 2020
鮭のあらを使用した簡単なレシピや人気のレシピを紹介しました。鮭のあらは、汁物、主食と料理のバリエーションが豊富であり、ご飯や野菜などの食材と相性が良いです。肉が多めに付いているあらは、塩焼きや炒め物に使用し、肉が少ないものはダシを取って汁物にすると良いでしょう。
また、スーパーで安く手に入れることができる食材のため、食卓に取り入れやすいです。一度、この記事を参考にして、鮭のあらの料理を作ってみてください。