2022年09月02日公開
2024年05月25日更新
カラメルソースが固まるのを防ぐには?注意点や復活方法も紹介
カラメルソースを手作りしたときにカラメルソースが固まるといった失敗をしたことはないでしょうか。この記事では、カラメルソースが固まる原因や固まったときの解決方法などを紹介しています。上手にカラメルソースを作りたい方は、この記事を読んでみてください。
目次
「カラメルソースを手作りしたいけど難しそう」
「カラメルソースを作ったけど固まってしまった。固まるのはなぜ?」
「カラメルソースが固まったら捨てるしかないのかな?」
カラメルソースはプリンをはじめ、さまざまなスイーツに使われることが多いソースですが、手作りしようとした時に作り方が分からなかったり失敗してしまったりといったことも多いのではないでしょうか。
この記事では、カラメルソースの基本的な作り方を紹介した上で、カラメルソースを作って失敗した場合の理由を解説し、失敗しても復活させる方法があることなどを紹介します。
この記事を読むことで、カラメルソースを作るときに押さえておくべきポイントを知ることができ失敗なく作れるようになるでしょう。
失敗なく美味しいカラメルソースを作る方法を知りたい方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
カラメルソースの作り方をご紹介
カラメルソースはプリンやアイスクリームなどに使われ、ほろ苦さが甘いスイーツとよく合うソースです。
作り方は、いたってシンプルですが、美味しいカラメルソースを作るには押さえておきたいポイントがあります。ここでは、まずカラメルソースの基本的な作り方を紹介します。
材料
カラメルソースの材料は、砂糖と水の2種類だけです。砂糖の種類は、上白糖や三温糖、グラニュー糖などいずれを使っても問題なく作れます。
カラメルソースを作るときの砂糖と水との基本的な割合は、砂糖1に対して水を2分の1とし、足し水を好みの加減で調整していくといいでしょう。煮詰め具合によって苦味が強くなったりします。
作り方
まずは、後で加える足し水としてのお湯を準備しておきます。そして、砂糖と水を火にかけて溶かし、準備しておいた足し水を加えて完成です。
工程は簡単ですが、簡単な中にもおろそかにするとカラメルソース作りが失敗してしまうポイントがあるため、しっかり確認しておきましょう。
電子レンジで足し水を加熱
最初に、足し水用の水を準備しておきます。水を耐熱容器に入れて、600ワットの電子レンジで30秒ほど加熱しておくといいでしょう。
途中で足し水を加えることが、固まらないカラメルソースのポイントとなりますので、忘れずに準備しておきましょう。
砂糖と水を火にかける
次に、小鍋や小さめのフライパンに砂糖と水を入れて中火にかけます。この時に、砂糖に固まりがあれば崩し、広げておきましょう。効率よく火が通ります。
ここでは、スプーンなどでかき混ぜるといったことはせずに、鍋やフライパンを動かしながら砂糖を溶かすようにしましょう。
足し水を加える
沸騰し、砂糖水が色づいてあめ色になってきたら火を止め、足し水を加えます。この時、鍋やフライパンを回すように全体を混ぜるといいでしょう。足し水は、少量ずつ加えながら好みのとろみ加減になるように調整します。
足し水は、水ではなく必ず湯を使うようにしましょう。水を使うと温度差によりカラメルソースが固まってしまい、失敗してしまう可能性があります。
電子レンジのみでも簡単に作れる
カラメルソースは、電子レンジのみでも簡単に作れます。火を使わなくても作れるため、お手軽と言えるでしょう。
ただし、足し水をする際にはねることがあり、やけどをしてしまう可能性があるため注意が必要です。そのため、カラメルソースを作るときに使う耐熱容器は深さがあるマグカップなどにし、その他にも鍋つかみを使うなどしてやけど防止を図るといいでしょう。
材料
材料は、前述した基本のカラメルソースと同じく砂糖と水ですが、砂糖と水の割合は少し変わってきます。
プリン2つ分のカラメルソースを作るときの分量の目安は、砂糖が大さじ2、水が小さじ2、足し水が大さじ1となります。
作り方
材料を電子レンジにかけて加熱し、足し水を加えれば完成です。調理時間は3分程で、あっという間にできます。
基本のカラメルソースと同じく、失敗しないようにポイントを押さえて作りましょう。
砂糖と水を電子レンジで加熱
耐熱容器に砂糖と水を入れて、600ワットの電子レンジで2分加熱します。耐熱容器に砂糖と水を入れる際は、混ぜずにそのままの状態で電子レンジにかけるようにします。
加熱後、砂糖水の色を確認します。色づきが薄ければ、あめ色になるまで様子を見ながら再度加熱していきます。加熱し過ぎないよう10秒ずつ加熱していくといいでしょう。
加熱が終わったら電子レンジから取り出し、耐熱容器を回すようにして砂糖水を混ぜます。
足し水を加える
耐熱容器の中に足し水を加え、スプーンでまんべんなく混ぜます。この際、はねることがあります。やけどに十分注意して作業するようにしましょう。
冷めればカラメルソースの完成です。
電子レンジでカラメルソースを作るときの注意点
電子レンジを使うことで、カラメルソースがかなりの高温になります。このため、使用する耐熱容器の耐熱温度を確認しておきましょう。また、調理時のやけどにも注意しましょう。
電子レンジの加熱時間はあくまでも目安です。使用する電子レンジや好みによって加熱時間が変わってきます。カラメルソースの苦みを抑えたいときは、2分より早く加熱を止めてもいいでしょう。また、500ワットで作る場合の加熱時間の目安は3分です。
カラメルソースが固まる原因とは
カラメルソースを作ったときに失敗してしまい、カラメルソースが固まるということが起きることがあります。レシピのとおりに作ったつもりでも、ポイントが押さえられていないことで失敗は起きます。
カラメルソースが固まる原因2つを解説していきます。カラメルソース作りに失敗したことがある方は、自分の作り方がどうだったか確認してみましょう。
水が足りないから
カラメルソースを作るには、砂糖と水を加熱し、あめ色に変わってきたタイミングで少しずつ足し水をして、なめらかなソース状態にしていきます。この際、足し水が足りないと砂糖に溶けた水分が蒸発してしまい固まることがあります。
カラメルソースを作るときは忘れずに足し水をし、足し水の量にも注意しましょう。
火力が弱すぎるから
砂糖と水を加熱する際に火力が弱いと、煮詰めてあめ色に変わっていくまでに相当の時間がかかります。時間がかかることで水分が蒸発してしまい、固まることがあります。
このため、砂糖と水を煮詰める際は中火以上の火力を使い、短時間でしっかり煮詰めていくようにしましょう。
カラメルソースを復活させる方法をご紹介
カラメルソースを作ったときに、失敗して固まってしまうようなことがあっても、すぐに捨てる必要はありません。
固まったカラメルソースを復活させる方法を2つ紹介します。それほど手間がかからない簡単な方法なので試してみましょう。
電子レンジで加熱していく
カラメルソースが完成した時には液体だったのに時間が経つと固まってしまうことがあります。この場合は、様子を見ながら電子レンジで加熱してみましょう。
ただし、場合によっては電子レンジの加熱がさらにカラメルソースを乾燥させ一層固めてしまうことがあります。また、加熱具合によって保存容器にカラメルソースがこびりついてしまうことがあるため注意しましょう。
熱湯を少しずつ入れて溶かす
カラメルソースが、まだ鍋やフライパンに入ったままで固まっている場合は、そこに熱湯を少しずつ入れて溶かすことができます。
また、容器や瓶に入れたカラメルソースが固まった場合は、蓋を外して湯煎し、様子を見ながら少量ずつ水を加えるという方法もあります。
カラメルソースを使った美味しいレシピをご紹介
ここでは、カラメルソースを使った美味しいレシピを紹介します。どれも必要な材料はそれほど多くなく、工程も簡単なものばかりです。
オーソドックスなものから少し変わったものまで5つ紹介しますので、気になるレシピがあれば、ぜひ挑戦してみてください。
牛乳パックプリン
カラメルソースと言えばプリンを思い浮かべる方が多いでしょう。そのプリンを牛乳パックで簡単に作るレシピです。牛乳パックを切る作業をお子さんに手伝ってもらうなど一緒に作ることもできるでしょう。
湯煎する時間や冷蔵庫で冷やす時間はかかりますが、作る工程はそれほど難しくありません。
バスクチーズケーキ
バスクチーズケーキを電子レンジで作り、ほろ苦いカラメルソースをかけて食べるスイーツレシピです。
ケーキの型を必要とせず、タッパーにオーブンペーパーを敷いて代用しています。バスクチーズケーキは電子レンジを使って3分で完成し、その他の調理時間も15分程度とお手軽に作れます。
大人のミルクプリン
お酒の風味がするミルクプリンのレシピです。こちらのレシピのカラメルソースは市販のものを使っていますが、ぜひお手製のカラメルソースを使って作ってみてください。
プリンと言えば子ども向けのスイーツと考えがちですが、たまには、お酒を効かせて大人向けのプリンを作ってみるのも良いのではないでしょうか。
小玉ねぎのバルサミコカラメルソース
カラメルソースをアレンジして使っているレシピです。カラメルソースとバルサミコソースとの味が小玉ねぎに絡まって美味しさを引き立たせています。
カラメルソースはスイーツに使うことが多いですが、時にはこういった料理に使ってみてはいかがでしょうか。
大学いも風 醤油カラメルソース
こちらもカラメルソースをアレンジして使っているレシピです。一般的なカラメルソースに醤油を加え、さつまいもに絡めて大学いも風に作っています。
さつまいもは蒸して火を通しているため、油を使わず大学芋よりヘルシーでお手軽に作れるでしょう。
カラメルソースを作ってみよう
カラメルソースは市販のものもありますが、ここまでに説明してきたようにシンプルな材料を使い短時間で作れます。
カラメルソースはプリンだけでなく、さまざまなスイーツや料理に活用できます。ポイントをしっかり押さえて、美味しいカラメルソースを作ってみましょう。