2022年07月22日公開
2024年11月26日更新
マカロン生地を乾燥させる方法を解説!時間の目安や注意点も紹介
マカロンが上手に作れないと困っている方はいませんか。この記事では、マカロンを作る上で大事なポイントとなるマカロン生地を乾燥させる方法について具体的に解説します。マカロンを手作りすることについて疑問や不安がある方は、ぜひ読んでみてください。

目次
「マカロン作りに挑戦したいけど難しいのかな」
「マカロンは生地を乾燥させる必要があるから時間がかかりそう」
「マカロンを作ったけど生地の乾燥がうまくできなくて失敗した」
このように、お菓子のマカロンを作ることに疑問がある方や、作ったことがあってもうまく作れなかったという方は多いのではないでしょうか。
この記事ではマカロンを作るには生地をしっかり乾燥させることが重要であることを解説し、生地の乾燥方法なども詳しく紹介しています。
この記事を読むことで、マカロン作りはポイントさえ押さえれば自宅でも作れることがわかり、難しそうという思いも少しは解消されるでしょう。
手作りマカロンに挑戦してみたい人は、ぜひこの記事を読んでみてください。
マカロン生地を乾燥させるのはなぜ?

マカロンを作る場合、その工程でマカロン生地を乾燥させる時間をとります。なぜ、この時間が必要かご存知でしょうか。
実は、この生地を乾燥させる工程は、マカロン作りが成功するかどうかの大切な鍵を握っているものなのです。
ここでは、マカロン生地を乾燥させる理由について2つ説明します。
ピエをふっくら仕上げるため

マカロンはフランス生まれのお菓子で、フランス語でピエは「足」を意味します。マカロンの下部にできている、はみ出したレース状の膨らみが足のように見えることからそう呼ばれています。
ピエは、焼く前にマカロンの生地を乾燥させることで表面に膜ができ、その分上に膨らみ切れなかった生地が横にはみ出ることでできます。
空気を含んだふっくらとしたピエを作るために生地を乾燥させることが必要なのです。
生地の表面のひび割れを防ぐため

前述したように、マカロン生地は乾燥させると表面に膜ができます。この膜ができることで、焼いたときに生地が膨らむことによって生じるひび割れを防止できます。
まんべんなく膨らんだマカロンを作るためには、時間がかかりますが生地を乾燥させることが重要なのです。
マカロンの乾燥に適した場所
マカロン生地を乾燥させる理由については説明しましたが、生地を乾燥させるために適した場所があることも触れておきます。
マカロンは風通しの良い場所に置き、乾燥を早めるためにもエアコンの風が当たるような場所に置いておくといいでしょう。
マカロンの上には何もかぶせずにそのまま置いておきます。
マカロンが乾燥したか確認する方法
マカロンが乾燥したかどうかは、生地の表面を指で触ってみて確認します。指で触っても生地がついてこない、やや固さを感じるくらいが乾燥完了のしるしです。
また、目で見ると生地の表面に薄い膜ができていることも確認できるでしょう。ただし、部屋の状態によっては乾くまでに時間差が生じるため、必ず指で触って確認することを忘れないようにしましょう。
マカロンを乾燥させる方法
次に、マカロンを乾燥させる方法を紹介します。生地を乾燥させると言っても、どのように乾燥させればいいか迷う方がいらっしゃるでしょう。
そこで、マカロンを乾燥させる3つの方法を紹介します。マカロンを作るときの状況に合わせて参考にしてみてください。
自然乾燥させる

マカロンを乾燥させる1つ目の方法として、自然乾燥させるというやり方があります。自然乾燥させるときに気をつけることとして、マカロンは、できるだけ風通しの良い場所に置くようにします。エアコンの風が当たる場所に置くといいでしょう。
また、冷蔵庫に入れて乾燥させることは避けましょう。生地が冷えることで膨らみが悪くなる可能性があります。
ドライヤーや扇風機を使う

マカロンを乾燥させる2つ目の方法として、ドライヤーや扇風機を使うというやり方があります。ドライヤーを使うときには温風ではなく、冷風を使うようにしましょう。温風を使うと生地が縮んでしまう可能性があります。
また、風を当てるときには一か所に集中させず均一に当てるようにしましょう。
オーブンの低温機能を使う

マカロンを乾燥させる3つ目の方法として、オーブンの低温機能を使うというやり方があります。時間短縮をしたいときや湿気が多い時期にマカロンを作るときにはオーブンを使ってみましょう。
オーブンを100度前後で余熱し、電源を切ります。その後で、生地をのせた天板を入れます。このとき、オーブンの庫内の温度が100度より下がっていることを確認してから入れるようにしましょう。
マカロンの乾燥時間の目安
マカロンを自然乾燥するときの時間の目安は60分から90分程度ですが、部屋の湿度によって変わってくるため調整しましょう。場合によっては一晩程度乾燥させても大丈夫です。
扇風機を使うときは60分程度が目安となりますが、乾き過ぎてしまわないように注意しましょう。
オーブンを使うときは20分程度が目安となりますが、こまめに生地の状態を確認するようにしましょう。
マカロン生地が乾燥しないのはなぜ?
マカロンを作ったときに、生地がなかなか乾燥しなかったという経験はないでしょうか。十分な時間をかけても生地が乾燥しないならば、それには理由があります。
乾燥しない理由を3つ紹介しますので、マカロンを作ったときにどうだったか思い出して確認してみましょう。
マカロナージュのしすぎ

マカロナージュとは、マカロンを作る過程で粉類とメレンゲを混ぜ合わせる工程のことを言います。ここで、必要以上にマカロナージュし過ぎると、生地が液状化し生地が乾きにくくなってしまうのです。
生地をすくい上げ落としたときに、つながってリボン状に落ちるくらいがマカロナージュの程よい固さと言えるでしょう。
部屋の湿度が高い

マカロン生地は、部屋の湿度が高すぎると乾きが悪くなります。特に、湿度が65%を超える部屋であれば、エアコンや扇風機を使っても乾きにくいでしょう。
マカロンを作るときには部屋の湿度を確認し、湿度が高ければエアコンの除湿機能を使うなど工夫するようにしましょう。
水分が多い

マカロナージュや湿度に問題がない場合は生地の水分量が多かったことが考えられるでしょう。マカロンの色付けをするときに、色素を加える際の水分量が多くなかったでしょうか。
マカロンはデリケートなお菓子なため、ほんの少しの分量の違いで出来上がりが左右されてしまう可能性があります。
生地を乾燥させて美味しいマカロンを作ろう

作ることが難しいと思われることが多いマカロンですが、手順に従い気をつける点に注意すれば手作りできるお菓子です。
マカロンは見た目が可愛らしくプレゼントとしても喜ばれます。生地を乾燥させる方法をしっかりマスターし、美味しいマカロンを作ってみましょう。



