カレーにバターは合う?加えるタイミングや入れすぎたときの対処法も

カレーにバターは合うのか考察します。バターを加えるタイミングは具材を炒めるときが良いのか、わかりやすく解説します。入れすぎたときは、チキンカレー風に仕上げるといった対処法もまとめているため、ぜひ隠し味を入れてコクのあるカレーを作ってみてください。

カレーにバターは合う?加えるタイミングや入れすぎたときの対処法ものイメージ

目次

  1. 1カレーにバターを加えるとどうなる?
  2. 2カレーにバターを加えたときの味と効果
  3. 3カレーにバターを加えるタイミング
  4. 4カレーにバターを入れすぎたときの対処法
  5. 5カレーに合うバター以外の隠し味
  6. 6カレーにバターを加えるとマイルドで食べやすくなる

カレーにバターを加えるとどうなる?

ビーフカレー

カレーはスーパーでもルーが販売されており、比較的簡単に作れるため、一人暮らしでも重宝できる料理です。自分好みの味付けにアレンジして、失敗することも多々あるでしょう。

この記事では、普段のカレーをさらに美味しくするための、バターの加え方をわかりやすく説明します。

また、バターを加えることで表れる味の変化や、ほかのおすすめの隠し味も紹介します。記事を最後まで読んで、ぜひとも美味しいカレー作りに挑戦してみてください。

カレーにバターを加えたときの味と効果

バターの特徴

包装紙を剥がしたバター

バターは牛乳が分離しクリーム状になったものを、加工した食品です。料理やスイーツを作る際に、よく使われます。また、非常に栄養価の高い食材です。

豊富なビタミンが含まれており、中には普段の食生活では摂取が難しいビタミンDなども、多く含まれています。ミネラルも豊富にとれて、健康面でも非常に良いでしょう。80%以上が乳脂肪のため、胃に負担がかからないのも特徴です。

さらに、火を加えても、栄養素が損なわれないこともポイントです。そのため、煮込み料理に最適な食材といえます。

搾ったミルクの中には、乳脂肪が膜に包まれた細かな粒子となって浮遊しています。この脂肪の粒を集めて固め、練りあげて作られた乳加工品がバターです。
厚生労働省の乳等省令には「生乳、牛乳、特別牛乳又は生水牛乳から得られた脂肪粒を練圧したもの」と定義されています。バターはミルク由来の、とてもシンプルな食材といえます。

バターを加えたときの味と効果

器に盛ったカレーライス

バターを加えると、香りとコクを生み出すため旨味が増します。食欲を促進する効果もあり、一段と美味しく食べられるでしょう。

また、スパイスを和らげる効果もあります。バターの油分で全体的にスパイスの刺激を抑え、まろやかにするからです。辛みが減少し食べやすくなるため、小さい子供や辛いのが苦手な人にも、うってつけでしょう。

しかし、バターの過剰摂取には注意が必要です。食べ過ぎは、コレステロール値を上げる要因になるからです。心筋梗塞や脳卒中などの病気になる恐れがあります。コレステロールの全てが悪いわけではありませんが、食べ過ぎないことに越したことはありません。

カレーにバターを加えるタイミング

仕上げに加える

鍋に入っているカレー

バターはカレーと非常に合う食材といえます。カレーの旨味を引き出すからです。仕上げに入れることで、味の幅が広がるでしょう。しかし、加える量が多すぎると、スパイスが感じられなくなってしまいます。

バターの影響で全体的に油っこくなるため、入れすぎには気をつけてください。目安は、5人前で約大さじ2が良いでしょう。

具材を炒めるときに使う

カレーの具材をフライパンで炒める前の溶けかけのバター

具材を炒めるときにサラダ油を敷かず、代わりにバターで炒めると良いでしょう。具材全体の風味が増すためです。とくに、玉ねぎとの相性が抜群のためおすすめです。玉ねぎは飴色になるまで炒めることで、甘味と旨味が増します。

風味も良くなり、食欲をそそる香りが感じられます。コクと旨味のあるカレーを作りたい場合は、具材を炒めるタイミングで、バターを入れてみてください。

そのままトッピングする

ナンとバターを落としたカレーのセット

食べる直前のタイミングでそのままトッピングしても、美味しく食べられます。ダイレクトにバターの風味を味わえるからです。ご飯に直接のせることでバターライスにもなり、全体の旨味が増すでしょう。

こってりした濃い味のカレーライスを堪能したい人には、おすすめです。また、カレーが冷めないうちに、のせるのが良いでしょう。熱いうちにのせることで、溶けたバターがしっかりと絡むからです。のせる量は5gほどが適量です。

カレーにバターを入れすぎたときの対処法

対処法①ジャガイモを加える

畑で採ったじゃがいも

万が一カレーにバターを入れすぎてしまったら、ジャガイモを加えてください。ジャガイモのでんぷんが溶け込み、味の調整の役割を担うからです。カレーをまろやかにする効果もあり、味の質はそのままで油っこさを改善してくれます。

また、すりおろしたジャガイモを使用すると、なお良いでしょう。細かくすると馴染みやすくなるためです。辛味が足りないと感じたら、味見をしながらスパイスで調整してみてください。

対処法②バターチキンカレー風に仕上げる

盛られたバターチキンカレー

バターチキンカレー風に仕上げるのも、1つの手段です。あえて、バターを入れ過ぎてしまったことを、利用しましょう。バターチキンカレーは、もともとヨーグルトを入れて作るカレーです。カレーはヨーグルトともよく合う料理のため、適量加えてください。

また、まろやかさは維持したままで、油分と中和する働きがあります。ヨーグルトの酸味は、味を引き締める役割もあるため、美味しく仕上がるでしょう。バターを加えすぎた場合は、バターチキンカレーにするのがおすすめです。

対処法③カレーの量を増やす

小鉢に入ったカレー粉

カレーの量を増やすのも、有効な対処法です。単純にカサを増やすことで、加えすぎたバターを薄めます。カレーの量を増やす際には、水を使わないようにしてください。水を使用すると薄まってしまい、味気ないものになるからです。

カレーの量を増やす際は、牛乳や豆乳を入れて増やすのが良いでしょう。バターを加えすぎたときは、カレーの量を増やし、美味しく堪能してください。

カレーに合うバター以外の隠し味

隠し味①チーズ

細かくしたパルメザンチーズ

チーズおろしを使いながら、鍋に入れるとコクが増します。カレーは乳製品と相性が良いため、チーズとも非常によく合います。加えるタイミングは、出来上がりの直前が良いです。

また、チーズはすぐに溶けるため、それほど火を加える必要はありません。チーズを加えたら、すぐに火を止めて軽くかき混ぜてください。

スライスチーズでしたら、器に盛ったタイミングでのせるのもおすすめです。スパイスとチーズのコクが合わさり、満足感を得られるでしょう。

隠し味②ジャム

瓶詰のジャム

ジャムも隠し味として、頻繁に使われます。ジャムの味によって仕上がりも変化するため、自分好みのカレーが作れるでしょう。ブルーベリージャムは酸味を強くし、味を引き締める効果があります。

りんごジャムは甘さを与え、辛味を抑える効果があります。ただし、ジャムを加えすぎると、甘味が強まってしまいバランスが悪くなるため、味見をしながら調整してください。

隠し味③醤油

備えられた醤油

醤油に含まれている旨味成分を加えることで、コクを生みだすことができます。深みを出したいのであれば、醤油は欠かせないでしょう。加えるタイミングは、ルーより先に加えてください。

ルーより先に加えないと、水っぽくなる恐れがあるためです。使う醤油の種類は、お好みのもので構いませんが、たまり醤油を推奨します。たまり醤油は旨味成分を濃く含んでいるため、通常の醤油を使うより、深みのあるカレーに仕上がります。

カレーにバターを加えるとマイルドで食べやすくなる

目玉焼きが乗っているカレーライス

老若男女問わず愛されているカレーは、バターを加えることで、コクと旨味のある味に変化します。加える量にさえ気をつければ、満足のいくカレーを味わえるでしょう。

バター以外にも、カレーの美味しさをアップするための隠し味は、豊富にあります。自分好みの隠し味を加えて、カレーを堪能する楽しみ方もおすすめです。バターを加えて作ったことがない人は、ぜひ試してみてください。

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