2022年04月12日公開
2024年11月21日更新
カレーが薄いときに足すと良い調味料を紹介!水っぽい場合の対処法も
カレーが薄いときに足すと良い調味料をまとめています。焼き肉のたれやバターなど、身近にある調味料をピックアップ!味が薄くなる原因や、ルーが水っぽくなった場合の対処法も解説します。カレーが薄いときにおすすめのアレンジレシピも紹介するため、参考にしてください。
目次
カレーが薄いときに足すと良いおすすめの調味料は?
カレーを作ったときに、味が薄いと感じた経験のある人も多いでしょう。本記事では、カレーが薄いときに活躍する、身近にある調味料を紹介します。
また、水っぽいバシャバシャしたカレーに仕上がった場合の、簡単な対処法も解説します。味の薄いカレーを活用したアレンジレシピも載せているため、チェックしてみてください。
カレーが薄い原因
原因①ルーが水っぽくなる場合
水っぽくなる原因で最も多いのが、水分量を間違えていることです。多めに作ろうとして、レシピよりも水の量を増やすと、とろみがなくスープのような仕上がりになります。
また、レシピ通りに作って水っぽくなる場合は、具材から出た水分が原因の可能性が高いです。例えば、ナスや冷凍シーフードなどを具材に使った場合、水っぽくなりやすいため注意しましょう。
原因②味が薄くなる場合
カレーの作り方はシンプルです。そのため、レシピを見ずに、ルーや具材を目分量で入れる人も多いでしょう。しかし、カレーのルーが足りていない場合は、味が薄くなり失敗することがあります。
また、カレーの具材に欠かせない玉ねぎは、炒めることで旨味や甘みが出る野菜です。炒め不足だと玉ねぎのコクを活かせず、味気ないカレーに仕上がります。
他にも、肉や魚介などを入れずに野菜だけだと、旨味とコクがなく味が薄いと感じることもあります。カレーの味が薄くなるのは、ルーの量が足りないことや旨味の出る具材がないことが、大きな原因です。
カレーが薄いときに足すと良いおすすめの調味料
調味料①焼き肉のたれ
焼き肉のたれには、にんにくやリンゴ、はちみつなど、多くの食材が入っています。そのため、味の薄いカレーに旨味やコクを加えるには、最適な調味料です。
多く入れると味が濃くなりすぎて、食べにくくなります。大さじ1杯くらいから、少しずつ足していきましょう。
また、大根おろし入りやポン酢風味など、アレンジされた焼き肉のたれは、カレーに合わないこともあります。オーソドックスなタイプのものを使うのが、無難です。
調味料②カレー粉
カレー粉に含まれる香辛料の効果で、塩気が加わったように感じます。特にスパイス好きの人には、おすすめの調味料です。一度に入れると辛すぎる場合があるため、味を見ながら足すほうが良いです。
他にも、辛味を足したいときは、一味唐辛子もおすすめです。カレーの辛味とは違った味わいを、楽しむことができます。
調味料③インスタントコーヒー
薄いカレーにインスタントコーヒーを足すと、苦みが加わって程良いコクが出ます。小さじ1杯からお好みの量で、加えていくと良いです。量が多すぎると、苦みが強くなりコクを感じないため、注意してください。
大人味のほろ苦いカレーが好みの人にも、最適です。家にあるインスタントコーヒーで、充分美味しく仕上がります。
調味料④ウスターソース
味に深みを加えたい場合は、ウスターソースを足すのがおすすめです。ウスターソースには、果物や野菜が原料に含まれており、旨味が凝縮されています。
ウスターソースが家にない場合は、オイスターソースやとんかつソースで代用しても良いです。入れるときは、味を見ながら少量ずつ足してください。
調味料⑤コンソメ
コンソメには、肉や野菜のエキスが凝縮されています。味の薄いカレーに、コンソメの顆粒またはキューブを足すたけで、コクが出ます。小さじ2杯ほどから、加えてみてください。
キューブタイプの場合は溶けにくいため、砕いて入れると良いでしょう。玉ねぎなど野菜の炒め方が足りなかった場合は、コンソメがおすすめです。
調味料⑥白味噌
白味噌を足すと、薄いカレーにコクとまろやかさが加わります。クリーミーな味わいになり、子供でも食べやすいでしょう。
また、赤みそを足す場合は、味に深みが出て濃厚になります。どちらのタイプの味噌も多く入れると、味が強くなり過ぎるため、気をつけてください。
調味料⑦バター
薄いカレーに乳製品を足すと、味がまろやかになります。乳製品の中でも、バターはコクがあり足しても水っぽくならないため、おすすめです。
また、食べる直前にバターを加えると、香りも一緒に楽しめます。その際は、大人2人分のカレーに対して、大さじ半分ほどのバターが適量です。
調味料⑧シチューのルー
カレーのルーはないけれど、シチューのルーは家にあるという場合は、ぜひ足してみてください。クリームシチューとビーフシチューのどちらでも、よく合います。
通常のカレーより、ややマイルドな味に仕上がるでしょう。シチューのルーも小麦粉で作られているため、違和感なく食べることができます。ルーを1個ずつ足して、味見をしながら調整してください。
カレーが水っぽいときの対処法
対処法①カレーを煮詰める
カレーが水っぽいときの対処法は、とろみをつけることです。まずは、いろいろな調味料を足す前に、じっくりと煮詰めてみます。時間を要しますが、その分具材の旨味も増して、美味しく仕上がるでしょう。
煮詰める際は、鍋底の辺りが焦げやすいため、火から離れずにカレーをかき混ぜてください。様子を見て、程良いとろみ加減になったら火をとめます。
対処法②水で溶いた小麦粉を入れる
水で溶いた小麦粉を入れても、簡単にとろみがつきます。小麦粉と水の割合は、1:1くらいが良いです。小麦粉をしっかりと水で溶いてから足すことが、ポイントになります。そうすることで、カレーがダマになりません。
水溶き小麦粉を入れすぎると、カレーがドロドロになるため、少しずつ加えてください。小麦粉がない場合は、片栗粉でも代用できます。
対処法③じゃがいもを潰して入れる
カレーの具材に入っているじゃがいもを潰して、とろみをつけます。潰れたじゃがいものでんぷんを活かして、ドロッとさせる方法です。
あまりとろみがつかない場合は、さらにじゃがいもを追加します。その際は、電子レンジで加熱してから、マッシュ状に潰すと簡単です。カレーになじませながら、とろみがつくまでかき混ぜてください。
対処法④カレーのアレンジ料理を作る
味が薄いまたは水っぽい場合は、他の料理にアレンジするのもおすすめです。カレー味に合う食材は豊富にあるため、さまざまな料理にアレンジできます。例えば、カレーうどんやカレードリア、カレー鍋などのアレンジ料理も人気です。
失敗したカレーを無理に食べるよりは、アレンジして食べたほうが美味しい可能性もあります。状況に応じて、アレンジする方法も検討してみましょう。
カレーが薄いときのアレンジレシピ
アレンジレシピ①カレーうどん
【材料】
- カレー:お玉2杯分
- 冷凍うどん:1玉
- 油あげ:1枚
- めんつゆ(3倍濃縮):20ml
- 水:150ml
- 青ネギ:1本
- クミン:少々
- チリパウダー:少々
【作り方】
- 沸騰したお湯で油あげを3分茹でて、油抜きをします。
- キッチンペーパーで水気を取り、1cm幅に切ります。
- 青ネギの緑の部分はトッピング用、白い部分は煮込み用にカットします。
- 冷凍うどんは1分半茹でて、ザルにあげます。
- 鍋に水とめんつゆを入れます。
- さらに油あげ、青ネギの白い部分、カレーを加えて、火にかけます。
- 沸騰したら茹でたうどんを加えて、2分煮込みます。
- お好みで、クミンやチリパウダーを入れます。
- 器に盛って、青ネギをちらしたら完成です。
味の薄いカレーにめんつゆを加えるだけで、簡単に作れます。水の量は、味見をしながら加減してください。ピリッとした辛味が好みの場合は、クミンやチリパウダーを入れると、スパイシーになります。
うどんは、どのような種類でも構いませんが、冷凍麺がよく合うためおすすめです。お好みの具材を足して、アレンジするのも良いでしょう。
アレンジレシピ②カレードリア
【材料】(3人分)
- カレー:適量
- 白ご飯:お茶碗3杯
- とろけるチーズ:適量
- 刻みパセリ:適量
【作り方】
- ボウルに白ご飯を入れます。
- 温めたカレーをお玉3杯分ほど加えて、白ご飯になじむように混ぜ合わせます。
- 耐熱皿に2を盛ります。
- さらにカレーを適量かけます。
- とろけるチーズを、上からたっぷりのせます。
- トースターまたはオーブンで、チーズに焦げ目がつくまで焼いて完成です。
味の薄いカレーを白ご飯と混ぜ合わせて作る、ドリアの人気レシピです。具材が少ない場合は、ハムやソーセージなどをトッピングすると、ボリュームが出ます。
また、チーズはたっぷり乗せた方が、味が濃くなり美味しく仕上がります。子供も喜んで食べるメニューのため、ぜひ試してみてください。
アレンジレシピ③カレー鍋
味の薄いカレーにキムチの素を加えて作る、カレー鍋の人気レシピです。肉類や冷蔵庫にある残り野菜を具材に足して、アレンジしてください。
キムチの素のコクと具材の旨味で、スープが味わい深くなります。〆にうどんを入れたり、雑炊にして楽しむのもおすすめです。
カレーが薄いときは家にある調味料を足してみよう
カレーは具材やルー、水などを、目分量で入れて作る人が多い料理です。そのため、具材の種類や水の量によっては、薄い味になったり、水っぽくなる場合があります。
しかし、もう食べられないと諦める必要はありません。家にある調味料を使って、簡単に味を濃くすることができるため、ぜひ試してみてください。複数の調味料を足して、お好みの味にアレンジするのもおすすめです。