2021年07月20日公開
2024年11月13日更新
お吸い物の基本的な作り方を伝授!ほんだし・白だしを使ったメニューも!
お吸い物の基本的な作り方を解説します。出汁をしっかりと取って作るお吸い物の基本的な作り方や、プロのような美味しい味に仕上げるコツを詳しく説明します。ほんだしや白だしを使った簡単レシピも紹介しているので、ぜひ毎日の食事に利用してください。
お吸い物の作り方と人気レシピを紹介!
おはようございます。
— nori (@norizo1136) July 15, 2021
三つ葉とたまごのお吸い物☆
今回はたまごをたっぷりにして食べるお吸い物に。
三つ葉大好きです。朝ホッと落ち着きました。
金曜日ですね。外は暑くて天気も不安定でお疲れになっていませんか。休憩とってくたさいね。なでなでむぎゅ pic.twitter.com/i1YnJPTlWk
和食の献立に合う汁物といえば味噌汁ですが、いつも味噌汁ばかりでは飽きてしまうことはありませんか?そういった時に活躍してくれるので、あっさりとした味わいのお吸い物です。本記事ではお吸い物の基本的な作り方や、美味しく作るコツをまとめました。出汁を取らずに簡単に作れる人気レシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
お吸い物の基本的な作り方とコツ
材料・作り方
【材料】
- 水 1l
- 真昆布 5g
- まぐろ節 10g
- 鰹節 15g
- 塩 2g
- 薄口醤油 5g
- 濃口醤油 2g
- 日本酒 少々
【作り方】
- 鍋に水を張り、昆布を入れて1時間置きます。
- 中火にかけて、温まってきたら弱火にします。
- 沸かさない状態で10分ほど煮出したら、昆布を取り出します。
- 3を強火で煮立たせ、しっかりと沸騰したら火を止めます。
- 1にまぐろ節と鰹節を入れて、沈んできたら差し水をします。
- すべて沈んだらアクを取り除き、キッチンペーパーで濾します。
- 塩と薄口醤油を半量ずつ入れて混ぜます。
- 残りの塩と薄口醤油、濃口醤油を入れて混ぜます。
- 最後に酒を入れて混ぜたら完成です。
実際にプロが作る、基本的なお吸い物のレシピを紹介します。昆布とまぐろ節でしっかりと旨みを引き出し、鰹節で香りを引き出します。味付けは塩と薄口醤油のみで、味を感じるか感じないか程度に使うのが重要なポイントです。
濃口醤油はただの香り付けですので、ほんの少しだけで大丈夫です。こちらのレシピを基本のベースとして、あとはお麩や三つ葉などお好みの具材を入れましょう。
作る時のコツ①沸騰させないようにする
お早うございます。
— nori (@norizo1136) September 28, 2020
にぎすのつみれお吸い物☆
魚やの手作りすり身をスプーンで団子にして鍋に落とします。すり身から美味しい魚の出汁がでてお吸い物が立派な一品になりました。
私は自分に甘過ぎますが、もし疲れたら眠たかったら寝て甘いものが食べたかったら食べてください。なでなでむぎゅ pic.twitter.com/htGaygx79n
プロのような美味しい味に仕上げるコツは、出汁を作る時に沸騰させないことです。昆布や削り節を入れている時に沸騰させてしまうと、グルタミン酸という旨味成分が出てくるのが阻害されてしまうためです。また、沸騰させてしまうと、お吸い物にとって一番大事な香りが飛んでしまいます。
ただし、昆布出汁を取った後には、昆布の臭みを取るために一度沸騰させる必要があります。ここだけを例外として、あとは一貫して沸騰させないように気をつけましょう。
作る時のコツ②日本酒を入れる
【お吸い物の作り方】
— うちだあきら@ダンサー料理人 (@dnc_akr_camy) March 1, 2020
・昆布とイカのあたりめを水で戻し、弱火にかける
・沸騰直前に取り出す
・薄口醤油で軽く味付け
・お好みの具材を入れて完成
イカのあたりめで取る出汁はまじで美味いですくコ:彡#お料理豆知識#キッチン内田 pic.twitter.com/XdBnK16uzG
日本酒を入れることで、香りが良くなり全体の味を引き締めることができます。お吸い物には旨味と塩味が入っていますが、甘味、酸味、苦味は含まれていません。その足りない3つの味を補ってくれるのが、最後に入れる日本酒です。
日本酒を入れるというポイントを抑えるだけで、普通のお吸い物が一気にプロの味へと変化します。日本酒はできるだけ甘くなく、すっきりとした味わいで香りの強い吟醸や大吟醸がおすすめです。
お吸い物の人気レシピ【ほんだし】
お麩と三つ葉のお吸い物
【材料】(2人分)
- 刻み麩 5g
- 三つ葉 5g
- ほんだし 2g(小さじ2/3)
- 醤油 小さじ1
- 塩 1g
- 熱湯 300ml
【作り方】
- お椀を2つ用意し、それぞれにちぎった三つ葉と刻み麩を入れます。
- ほんだし、醤油、塩を入れて、お湯を注いだら完成です。
たったの30秒で作れてしまう、とても簡単なお吸い物のレシピです。本格的なプロのレシピと比べると味は劣りますが、家で手軽に飲む分にはこれでも十分です。刻み麩はお湯で戻さないタイプのものを使うことで、手間がなくなり時短になります。汁物を作るのが面倒な時や、忙しくて汁物を作る時間がない時などに利用すると良いでしょう。
はまぐりのお吸い物
【材料】(3人分)
- はまぐり 6個
- 三つ葉 6本
- かまぼこ 3切れ
- 水 450cc
- ほんだし 少々
- 塩 少々
【作り方】
- 鍋に水と洗ったはまぐりを入れて火をつけます。
- 1にほんだしを加えます。
- 三つ葉はさっと茹で、茎を結びます。
- かまぼこは色のついた部分を9割りまで切ります。
- 切った部分に縦に切り込みを入れて、切れ目の中に通してねじります。
- お湯が沸騰してはまぐりが開いたら火を弱め、アクを取ります。
- 塩を入れて味をととのえたら火を止めます。
- はまぐり、かまぼこ、三つ葉をお椀に盛り付け、汁を注いだら完成です。
桃の節句に欠かせないはまぐりのお吸い物ですが、ほんだしを使うことで簡単に作ることができます。はまぐりからも良い出汁が出るのですが、ほんだしを少し入れることで味に深みが出ます。はまぐりは火を入れすぎると固くなってしまうので、貝が開いた後は加熱しすぎないように気をつけましょう。
パクチーのお吸い物
いつもの和風味に飽きたら、パクチーを入れてアジアンテイスにしてみてはいかがでしょうか?パクチーを入れることですっきりとした爽やかな味わいになり、いつもとは少し違ったお吸い物を楽しめます。
パクチーは煮込んでしまうと香りが飛んでしまうので、最後に入れるようにしましょう。中にご飯を入れて、スープご飯にしても美味しく食べることができます。
しいたけのお吸い物
しいたけだけで簡単に作れる、旨みたっぷりの一品を紹介します。出汁としても使えるしいたけを汁に入れることで、プロにも負けない旨みたっぷりの味に仕上がります。
乾燥しいたけや冷凍しいたけでも作れますが、その場合は煮込み時間を少し長くしましょう。しいたけの豊かな香りが存分に楽しめる汁物で、しいたけ好きにはたまらない美味しさです。
卵のお吸い物
香りの高い食材ばかりだと子供には食べにくい場合もありますが、そういった時は卵を具材に使うのがおすすめです。ふわふわとした食感となじみの深い味で、小さい子供でも食べやすい汁物に仕上がります。
水溶き片栗粉を入れることでトロっとした汁になり、卵もより一層ふわふわになります。具材を増やしても美味しいので、冷蔵庫の余り野菜などを活用してみても良いでしょう。
お吸い物の人気レシピ【白だし】
豆腐とお麩のお吸い物
【材料】
- お麩 適量
- 豆腐 1丁
- 水 400cc
- 白だし 大さじ1
- 薄口醤油 大さじ1
- 刻みネギ 適量
【作り方】
- お麩は水で戻し、軽く水気を絞っておきます。
- 豆腐はさいの目に切ります。
- 鍋に水、白だし、醤油を入れて火にかけます。
- 沸いたら火を弱め、ネギ、豆腐、お麩を入れます。
- 軽く混ぜ、お椀に盛ったら完成です。
白だしと醤油で味をつけた、シンプルなお吸い物のレシピです。家に常備している材料ばかりですので、普段の食事のときなどに気軽に作ることができます。白だしだけでも味はつきますが、醤油を加えることで香りが良くなります。
なめことしめじの優しいお吸い物
【材料】
- なめこ 適量
- しめじ 適量
- 豆腐 1丁
- 水 適量
- 白だし 適量
- 塩 適量
- 刻みネギ 適量
【作り方】
- しめじはほぐし、豆腐は大きめに切っておきます。
- 鍋に水、白だし、塩を入れて沸かします。
- きのこを入れて、ぐつぐつしてきたら豆腐を加えます。
- さっと煮たら火を止めてお椀に盛り付けます。
- 刻みネギをかけたら完成です。
きのこの旨みをたっぷりと感じられる、優しい味のお吸い物を紹介します。味付けは白だしと塩だけですので、味を見ながら量を調整しましょう。塩は何を使っても大丈夫ですが、できれば天然塩を使うのがおすすめです。豆腐は木綿でも絹でもどちらでも良いので、お好みのものを使ってください。
タケノコのお吸い物
他の調味料は使わずに白だしだけで作る、とてもシンプルなタケノコのお吸い物のレシピです。タケノコの風味がしっかりと感じられるため、白だしだけもプロに負けない深い味わいに仕上がります。お麩などを飾り麩などを入れると豪華な見た目になるので、おもてなし料理としても使えます。
根菜のお吸い物
ご飯のおかずにもなる、根菜たっぷりのお吸い物を紹介します。肉や野菜がたっぷりと入っており、栄養もボリュームもたっぷりの一品です。煮込んだ後に冷ますと味がより一層染み込むので、時間がある時は一度冷ましてから温め直すのがおすすめです。野菜から水分が出ると味が薄まるので、味を見ながら塩の量を調整してください。
そうめんと玉子豆腐のお吸い物
余ったそうめんの消費にも役立つ、主食にも使えるお吸い物のレシピです。玉子豆腐と白だしの優しい味わいの汁物で、食欲がない時や胃腸の調子が悪い時の食事にもおすすめです。そうめんはずっと入れていると伸びてしまうので、すぐに食べない時は温め直した後に加えるようにしましょう。
お吸い物の作り方をマスターしよう!
【ハマグリのお吸い物】作り方🐚
— 櫻井・有吉THE夜会★7/22(木)22時〜【公式】 (@theyakai) March 4, 2021
1️⃣鍋にハマグリ,昆布,水を入れて
沸騰させ煮詰める
2️⃣出汁がとれた昆布とハマグリの貝殻を取り出し、弱火でさらに煮詰める
3️⃣お好みの味に決まったら、
お椀に注ぎ完成‼️
※詳細レシピは番組終了後、公式HPへ#THE夜会 pic.twitter.com/SSw5V3fEQu
お吸い物の基本的な作り方や、簡単に作れる人気レシピをまとめました。お吸い物の作り方はどれも簡単で、ちょっとしたコツを抑えるだけでプロのような味に仕上げることができます。
上品な味わいが特徴で、毎日の食事にはもちろんおもてなし料理にも使えます。いろいろな具材でアレンジもしやすいので、基本的な作り方をマスターして自分なりの一品を作ってみましょう。