2021年07月07日公開
2024年11月12日更新
「エンガディナー」の基本レシピ!簡単な作り方を覚えてプロの味!
エンガディナーの基本的な作り方を解説します。日本でも人気の高いエンガディナーのおすすめ簡単レシピを、仕上げのコツなどを交えて詳しく説明!表面に描かれた模様が持っている意味など、お菓子の特徴についても紹介します。
エンガディナーの基本レシピを紹介!
エンガディナー✨
— 杠 ちさと@お菓子垢 (@chisato_sweets) July 3, 2021
丸型にしようか角型にしようか迷ったけど丸型で作ってみました!今度は角型で作ろう。
サクホロ食感だったのでもうちょいしっかりめに焼いた方がよかったかなぁ(。-`ω´-)ンー #手作りお菓子 #お菓子作り #コッタ pic.twitter.com/cg5fRUTofa
スイス発祥のエンガディナーは、クルミを使った日本でも人気のあるお菓子です。本記事では、エンガディナーの基本的な作り方を説明します。模様に込められた意味やお菓子の特徴などもまとめてあるので、ぜひ一度チェックしてみてください。
エンガディナーの特徴と意味
スイス発祥の伝統的なお菓子
今月の新作
— polka porte(ポルカポルト) (@polkaporte) April 4, 2021
エンガディナー
パートシュクレの生地は、マジパンローマッセにラム酒を練り込んだ生地。ナッツがしっかり味わえるさくほろシュクレダマンド生地です。中にはしっかりめに焦がしたキャラメルをローストくるみとしっかり混ぜ合わせました。 pic.twitter.com/zKPGrlhA8j
エンガディナーはスイス東部にあるグラウビュンデン州エンガディン地方の銘菓で、地元では古くから食べられている伝統的なお菓子です。正式名称はエンガディナー・ヌストルテという名前で、直訳すると「エンガディン地方の甘いナッツケーキ」という意味になります。
ナッツにはいろいろな種類がありますが、エンガディナーに使われているナッツはクルミの1種類だけです。しかし、実はクルミはエンガディン地方では栽培できない食材です。それがなぜ銘菓に使われるようになったかというと、出稼ぎに行った菓子職人たちがイタリアやフランスなどから持ち込んだのが始まりだといわれています。
クルミという新しい食材に出会った菓子職人たちは、もともとあったフアチャ・グラッサという焼き菓子にクルミのフィリングを詰めるというアイデアを出しました。それがそのまま定着し、地元の伝統菓子として現在まで受け継がれるようになったのです。
切り込み模様に込められた意味
エンガディナー!…割れた〜
— いじゅみ (@nzm02_n) November 28, 2020
参考↓
レシピ@Lessensciel2さんhttps://t.co/SOJHGOQRa5
模様@chocolateSeijinさんhttps://t.co/R8WmRAY0b3 pic.twitter.com/v3l7HFjt74
エンガディナーの表面にはいろいろな切込み模様がありますが、それらの模様にはそれぞれに縁起の良い意味が込められているのです。例えば葉っぱは月桂樹で勝利という意味、渦巻は太陽で生命力という意味になります。
また、よく見られる格子はひまわりで栄光、矢羽は麦の穂で豊穣という意味が込められています。格子が一番オーソドックスで簡単に作れる模様ですが、あげる相手や作る日によって模様を変えてみるのもおすすめです。
エンガディナーの基本レシピ
材料
【材料】
<シュクレ生地>
- 無塩バター 180g
- グラニュー糖 113g
- 卵黄 3個
- 薄力粉 300g
- オレンジの皮 1個分
- 生クリーム(35%) 150g
- 水飴 45g
- はちみつ 45g
- グラニュー糖 100g
- 塩 ひとつまみ
- ローストしたクルミ 150g
- 卵黄 50g
- 生クリーム(35%) 20g
まずは、エンガディナーを作るための基本的な材料から紹介します。必要な材料は薄力粉や卵、グラニュー糖やバターなどで、普通のケーキ作りに使う材料と大差ありません。タルト生地には香り付けにオレンジの皮を使っていますが、入れなくても大丈夫ですし、代わりにアーモンドパウダーなどを使うのもおすすめです。
作り方
佐藤屋さんのエンガディナー、東京人の同居人に「今まで食べたエンガディナーでいちばん美味しい」と言わしめました。山形人ガッツポーズ( ー̀дー́ )و
— 🌹怜吾郎🦋 (@rayde69) April 28, 2020
そんな同居人が最近しきりに食べたがってるのは庄司屋さんの板蕎麦。そろそろお通販に手を出しそう。私も食べたいよ~はやくはやく~~ pic.twitter.com/8PsIAN2SBQ
【作り方】
- 薄力粉、グラニュー糖、すりおろしたオレンジの皮を合わせて混ぜます。
- よく冷やしたバターを加え、さらに混ぜます。
- 卵黄を加えて混ぜ、生地をひとまとめにします。
- 3をラップで包んで成形し、綿棒で伸ばしたら冷蔵庫で30分寝かせます。
- 生地に打ち粉をして薄く伸ばします。
- 生地を油を塗った型にはめ、冷蔵庫で30分ほど固めます。
- 蓋をするための生地を作っておきます。
- グラニュー糖以外のキャラメルヌガー用の材料を小鍋に入れて、弱火にかけます。
- 別の鍋にグラニュー糖を入れて加熱し、カラメル状にします。
- 9に8を少しずつ加えて混ぜます。
- 10を弱火で煮詰め、砕いたクルミを加えて混ぜます。
- 火からおろして冷まします。
- 型に12を流し込み、生地に卵白を塗って蓋用の生地を乗せます。
エンガディナーは生地とキャラメルヌガーを別々に作る手間がかかりますが、それぞれの作り方はそこまで難しくありません。こちらのレシピでは角型で作っていますが、もちろん丸いタルト型などを使ってもOKです。カラメルを作る時は焦げやすいので、絶えずかき混ぜながら加熱するようにしましょう。
仕上げとコツ
今日もスイスのエンガディナー焼きました😊 友達へのプレゼント用として作りました😄#お菓子作り #お菓子作り好きな人と繋がりたい #スイス#エンガディナー pic.twitter.com/371Y9zoPFu
— hiromi (@hiromihiromi001) June 14, 2019
【仕上げ】
- 艶出し用の卵白と生クリームを混ぜ合わせます。
- ハケで蓋用の生地に1を塗ります。
- フォークで格子状に模様をつけます。
- 170℃に予熱したオーブンで45分焼いたら完成です。
仕上げには、エンガディナーの特徴ともいえる模様をつける必要があります。模様は生地が柔らかいとつけづらくなり、ボロボロと崩れてしまうことがあります。キレイに模様が描けない時は生地をもう一度冷蔵庫に入れて、ある程度固くしてから作業すると良いでしょう。
エンガディナーは寒い季節におすすめの人気スイーツ!
【ほっこりスイススイーツ💕】福島市・上町テラスにあるパティスリーエクロールに吸い込まれるように寄り道〜♪ スイスの伝統菓子「エンガディナー」などをテイクアウトしました。生地の中に、クルミとヌガーがぎゅぎゅっと詰まっています。クッキーたちもかわいいですね☺️
— ふくしま手帳 (@fukushimatecho) January 17, 2020
→つづく pic.twitter.com/qEkl5jJUtD
エンガディナーは手が込んだお菓子に見えますが、家でも意外と簡単に作ることができます。焼き立てのエンガディナーは熱々で、寒い夜にもぴったりのスイーツです。基本の作り方をマスターして、ぜひ家でも人気の味を楽しんでみてください。