2021年06月21日公開
2024年11月11日更新
エチュベとはどんな調理法?基本の作り方やおすすめレシピも紹介
エチュベについてまとめました。フランス料理で使われる調理法である、エチュベの意味と特徴を解説!また、ブレゼやポシェなどの調理法との違いも説明します。さらに、基本の作り方やおすすめレシピも紹介しますので、献立の参考にしてください。
エチュベの特徴やおすすめレシピを紹介!
本日はエチュベ🇫🇷 #シージ料理部 pic.twitter.com/fW8IfHWeea
— †┏┛政来┗┓†🇫🇷🦁 (@Seiraiweed) June 12, 2021
フランス料理は調理法の名前だけでは、どのような料理であるのかを想像するのは難しいものです。本記事では、エチュベという調理法について詳しく解説します。意味と特徴、似ている調理法との違い、基本の作り方をまとめました。
また、おすすめレシピも紹介しますので、おもてなしやパーティーだけでなく、普段の食卓にも取り入れてみてください。
エチュベとはどんな調理法?
エチュベの意味と特徴
【かず屋のごはん】
— かずやのごはん (@WoYovT6bLCLUjsE) April 25, 2021
・ホタテのエチュベ
本日はシェフYouTuberの城二郎さんのレシピです。素材の持つ水分で蒸す「エチュベ」という技法をつかって。ホタテはぷりぷり、サフランのソースとも相性抜群です。#おうちごはん#Twitter家庭料理部 #料理人城二郎 pic.twitter.com/MMr50rnvwY
エチュベとは、蒸し煮のことです。フランスで生まれた調理法で、素材の水分を活用して蒸します。そのため、水分を全く加えない場合もあれば、少量の水分を加える場合もあります。基本的に調味料は、塩しか加えません。
素材の旨味を最大限に引き出す、シンプルな調理法です。ヘルシーに仕上がるので、ダイエット中の人にも向いています。
ブレゼ・ポシェとの違い
こちらは本日のお突き出しの“鶏ムネ肉のポシェと玉ねぎのエチュベ“です!
— Bruno (@Bruno_kyoto4) October 20, 2018
ポシェはフランス料理で茹でること、エチュベは野菜そのものが持つ水分のみで煮込んだソースのことです。
🐓皆様是非お越しくださいませ🍗#京都 #kyoto #河原町 #ソーセージ #ダイニングバー #Bruno #ブルーノ #拡散希望 #肉 pic.twitter.com/5E6MiKFVuv
エチュベは素材の水分を活用して、蒸し煮にする調理法ですが、フランスには、似て非なる「プレゼ」と「ポシェ」という調理法があります。プレゼとは、蓋つきの容器に素材が半分浸かる水分を加えて、オーブンで加熱する調理法です。一方のポシェは、多めの水分の中でゆっくりと煮込む調理法です。煮物に近い調理法になります。
つまり、加える水分の量に違いがあります。ちなみに、プレゼは容器に蓋をしてオーブンに入れてしまうと、中が確認できないため、難易度が高い調理法です。しかし素材の旨味を引き出して、柔らかに仕上げられます。技術を磨いたプロの味を味わえる機会がありましたら、ぜひ食べてみてください。
エチュベの基本の作り方
【材料】
- 春野菜(菜の花、ブロッコリー、ヤングコーン、二十日大根)…適量
- オリーブオイル…鍋3周分
- 粗塩…2つまみ
- 熱湯…100cc
【作り方】
- 熱した鍋に春野菜を並べる
- オリーブオイルを回しかける
- 粗塩を全体に振って加える
- 熱湯を入れたら、蓋をして1分間蒸す
- 器に盛りつけたら、完成
春野菜の素材の旨味を引き出せる、エチュベの基本レシピです。必要な調味料はオリーブオイルと粗塩だけで、蒸す時間も短いため、簡単に作れます。葉物野菜は20~30秒蒸せば、シャキシャキの食感が楽しめますので、お好みで調整してください。旬の野菜を使い、素材の旨味を最大限に引き出して、より美味しく味わいましょう。
エチュベのおすすめレシピ
鶏胸肉のエチュベ
【材料】(2~3皿分)
- マッシュルーム…100g
- カリフラワー…200g
- 塩…少々
- コショウ…少々
- 鶏胸肉…350g
- オリーブオイル…大さじ1
- 白ワイン…50ml
- バター…20g
- ベビーリーフ…適量
【作り方】
- マッシュルームを湿ったキッチンペーパーで拭いてから、石づきを取って、食べやすい大きさにカットする
- カリフラワーを食べやすい大きさにカットする
- ボウルに1と2を入れて、塩とコショウを振り、混ぜ合わせる
- 鶏胸肉の余分な皮や脂、スジを取り除く
- 4の両面に塩とコショウを振る
- フライパンにオリーブをひき、中火にかける
- 5の皮面から焼いて、軽く焼き色をつける
- 裏返して、同じように軽く焼き色をつける
- 側面はさっと焼く
- 3、白ワイン、バターの順番で加えてから蓋をして5~6分加熱する
- 火を止めて、5~6分蓋をしたままにしておく
- 鶏胸肉を取り出し、食べやすい大きさにカットする
- 温めた皿にマッシュルームとカリフラワー、ソースを敷いて12を乗せる
- お好みでベビーリーフを添えて完成
鶏胸肉とマッシュルーム、カリフラワーを使った、手軽に作れるエチュベのレシピです。栄養満点で免疫力向上にも効果的ですので、積極的に取り入れてみてください。オリーブオイルとバターの油分と、野菜の水分が乳化したソースは、旨味が凝縮されています。残ったソースをパンに付けて食べても美味しいでしょう。
アスパラガスのエチュベ
乾燥エノキの戻し汁で蒸したレシピです。乾燥エノキを戻す時にクコの実も加えることで、さらに美味しさが増します。エノキ出汁のおかげで味に深みが出たアスパラガスは、ワインのおつまみに最適でしょう。彩りもきれいですので、おもてなしやパーティーにもおすすめです。
エチュベでヘルシーな料理を作ろう!
野菜のエチュベ。
— 陋見 (@wine_rouken) June 6, 2021
いつ食べても安心するよね。
酸味が心地良い。#コートドール#野菜のエチュベ pic.twitter.com/h5QMY52BHe
エチュベとは、フランスの調理法で「蒸し煮」のことです。素材の水分で蒸し上げるため、素材の旨味を最大限に引き出すことができます。基本的に調味料は塩のみで十分ですので、余計な味付けをせずに、素材の美味しさを味わってみましょう。
フランス料理はハードルが高いと思われがちですが、簡単に作れてヘルシーに仕上がります。本記事で紹介したレシピを参考に、ぜひ挑戦してみてください。