2019年04月07日公開
2024年09月11日更新
ムニエルはどういう意味?フランス料理「ムニエル」のレシピ12選
ムニエルとはどういう意味なのかを知っていますか?今回の記事では、フランス料理のムニエルとはどのような調理法なのかや、どういった意味があるのかなどについて紹介していきます。ムニエルの作り方に加えて、いろいろな魚を使用したおすすめ作り方レシピなどについても紹介していきます。同じくフランス料理である、ソテーとの違いなどについても紹介していきますので、是非チェックしてみて下さい。
目次
ムニエルは実はフランス料理
ソテーやポワレなど、調理法にもいろいろなものがありますが、ムニエルという調理法もお馴染みのものではないかと思います。ムニエルというのは実はフランス料理となっており、フランス料理を作ったことが無い、という方でも作ったことがある調理法ではないでしょうか?
今回の記事では、ムニエルという調理法がどのようなものなのかについてや、詳しい作り方などについて紹介していきます。また、魚を使用したムニエルのおすすめレシピについても紹介していきますので、フランス料理のムニエルについて詳しく見ていきましょう。
ムニエルの意味
それでは、早速ムニエルとはどのようなものなのかについて見ていきましょう。気になる名前の意味から、どのようなものがムニエルの食材として使用されているのか、またどのような特徴がある調理法なのかを順番に紹介していきます。
名前の意味
ムニエルという名前は、どういう意味があるのかを知っていますか?フランス料理の調理法であるムニエルはフランス語なのですが、ムニエルという言葉には「粉屋」や「製粉業者」といった意味がある様です。正確に言うと「粉屋の娘」という意味になるそうで、これはムニエルが生まれた由来に理由があります。
フランスの粉専門店で、娘さんがうっかり粉の中に魚を落としてしまったというのが始まりなのだそうで、偶然から生まれたムニエルの調理法はその美味しさからどんどん広まっていったようです。
代表的な魚の種類
フランス料理であるムニエルは、魚料理で主に使用される調理法となっています。魚の中でも特に白身魚で良く使用されている調理法となっており、舌平目、サケ、マスなどがよく使用されているようです。
ちなみに、サケも赤い色の魚となっていますので白身魚ではないように思うのですが、サケはアスタキサンチンによって身が赤くなってしまっているだけですので、サケやマスも立派な白身魚でありムニエルにすると美味しく楽しむことが出来ます。
どんな料理?
それでは、ムニエルとは一体どのような調理法なのでしょうか?ムニエルは「粉屋」という意味がある様に、食材に粉をまぶして調理するフランス料理の一種となっています。
塩コショウと小麦粉などを白身魚などの切り身にまぶし、バターで焼いたものが基本的なムニエルの作り方となっています。粉をまぶしているので外側はカリッとした食感を楽しめますし、内側はふわっとした食感を楽しめるという事で人気の高い調理法となっています。
ムニエルの基本の調理法/基本の作り方
ここからは、ムニエルの基本の調理法、基本的な作り方について紹介していきます。フランス料理と聞くと難しく聞こえるのですが、ムニエルの作り方も難しくはありませんので早速チェックしていきましょう。
材料
まずは、ムニエルの作り方の前に材料を見てみましょう。基本的なムニエルの材料は、それほど多くはありません。メインとなる白身魚などの食材に、味付け用の塩コショウ、小麦粉、バター、そして盛り付け用のレモンの輪切りなどがあれば本格的なムニエルを作ることが出来ます。
用意する調理器具
フランス料理のムニエルは、シンプルな材料から作ることが出来るのですが、用意する調理器具も家にあるもので簡単に作ることが出来ます。
食材に小麦粉などをまぶすためのバットなどや、焼き上げるためのフライパン、フライ返しなど自宅にある調理器具で簡単に調理することが出来ますので、気軽に楽しむことが出来るかと思います。
作り方
それでは、基本的なムニエルの作り方について見ていきましょう。フランス料理の一種ではあるのですが、ムニエルは作り方もシンプルで作りやすい物となっていますので、順番にチェックしてみましょう。
- まず、魚などの食材の切り身に、塩コショウを振ります。そのまま数分間置いておきましょう。
- 小麦粉を食材にまんべんなく振ったら、余分な分の粉を落としておきます。
- フライパンにバターを入れたら、加熱して溶かします。溶け始めたところで先ほどの魚を入れましょう。
- 魚の色が変わり始めたら、裏返しにして両面焼きましょう。
- 最後に余分な分の油を切って、お皿に盛り付けたら完成となります。
ムニエルのレシピ4選【鮭】
ここからは、ムニエルの美味しいレシピを紹介していきます。まずは、ムニエルの定番でもある鮭を使用したレシピからチェックしていきましょう。
鮭のムニエル
- 鮭3切れ
- 小麦粉大さじ1
- バター3片
- 塩コショウ少々
- サラダ油大さじ1
- タルタルソースお好みの量
- レモン3切れ
- 鮭の両面に塩を振り、5分ほど置きます。浮いてきた水分を拭き取ったら、塩コショウを振ります。
- 小麦粉を両面にまぶしましょう。フライパンにサラダ油を引いたら、火をつけて鮭を乗せて両面焼きます。
- フライパンにバターを乗せて、鮭に絡めたら完成です。お好みで、タルタルソースをかけて楽しみましょう。
サーモンのムニエル(フレンチレモンソース)
出典: https://boniq.jp
- 鮭の切り身2人前
- 塩コショウ適量
- 小麦粉適量
- オリーブオイル大さじ1
- バター20g
- レモン汁大さじ2
- 塩小さじ1/2
- 粗びきブラックペッパー小さじ1/2
- 砂糖小さじ1/2
- 耐熱容器にバターを入れたら、少しずつ加熱して溶かします。バターが溶けたらオレンジ色の調味料を入れて、混ぜます。
- 鮭は水分を取っておきます。柵の場合は半分にしておきましょう。塩コショウをして全体的に小麦粉をまぶします。
- フライパンを熱して油を引いたら、鮭を入れます。両面をこんがりと焼いたら、お皿に盛り付けましょう。
- 仕上げに、鮭にソースをかけたら完成となります。
鮭のムニエル(アボカドマスタードソース)
- 鮭の切り身2枚
- ハーブソルト一つまみ
- 小麦粉一つまみ
- オリーブオイル大さじ1
- アボカド1/2個
- 新玉ねぎ1/4個
- マヨネーズ大さじ1
- ブラックペッパー一つまみ
- マスタード小さじ1
- 鮭の切り身の両面にハーブソルトを振って馴染ませておきましょう。
- アボカドを乱切りにしたら、新玉ねぎはみじん切りにします。
- ボールにカットした玉ねぎとアボカド、マヨネーズ、マスタードを入れたら、アボカドをつぶすようにして混ぜます。最後にブラックペッパーを振りましょう。
- 鮭の切り身に小麦粉をまぶします。
- フライパンにオリーブオイルを入れたら、サケの切り身を並べて両面をこんがり焼いたら、お皿に盛り付けてソースを乗せて完成です。
バルサミコ酢が効いた鮭のムニエル
- 鮭2切れ
- 塩コショウ少々
- 小麦粉小さじ1
- バター大さじ1
- ニンニク1かけ
- レモン汁大さじ3
- バルサミコ酢小さじ1
- 三つ葉適量
- 生鮭に塩、胡椒をして軽く小麦粉を両面にまぶします。
- バターを溶かしたフライパンで鮭を中までしっかりと焼きます。
- 一度鮭を取り出したら、バターを再び入れて溶かしたら、にんにくのみじん切りを香りが出るまで炒めます。
- レモン汁、バルサミコ酢を加えて軽く沸騰させてソースを作ります。
- 先ほどの鮭をフライパンに戻して、ソースを絡めて盛り付けます。余ったソースをかけて、三つ葉を乗せたら完成です。
ムニエルのレシピ4選【たら】
それでは、続いてはたらを使用したムニエルのレシピを紹介していきます。鮭に続いてこちらも4選紹介していきますので、続いてチェックしていきます。
たらのムニエルバター醤油
- たら3切れ
- ほうれん草1束
- 薄力粉適量
- 塩少々
- 胡椒少々
- ブラックペッパー少々
- バター15g
- しょうゆお好み
- オリーブオイル大さじ1
- フライパンにオリーブオイルを引いて、たらを焼きます。両面こんがりと焼いたらバター少々を加えて焼きます。
- 焼けたたらを盛り付けたら、ほうれん草を炒めたら盛り付けてソースをかけて完成です。お好みで、ブラックペッパーを振りかけて完成です。
たらのムニエル檸檬バターソース
- たら2切れ
- レモン1/2個
- 塩小さじ2
- 胡椒小さじ1
- 小麦粉大さじ4
- イタリアンパセリ5g
- バター20g
- ほうれん草1束
- オリーブオイル大さじ4
- しょうゆ大さじ1
- たらに塩コショウで下味をつけて、小麦粉をまぶします。
- フライパンでほうれん草をソテーしたら、お皿に盛り付けます。
- またオイル、バターを入れて火をつけたら、バターが溶け切らないうちにたらを入れます。
- バターが溶けて泡が出てきたら、スプーンでかけながら表面を両面焼いてお皿に盛り付けます。
- フライパンにバターを入れ、レモンの輪切り、果汁、しょうゆを入れて軽く煮立たせたら、イタリアンパセリを入れてソースが完成します。たらにソースをかけたら完成です。
たらのカレー味ムニエル
- たら適量
- 塩コショウ適量
- カレーパウダー適量
- 小麦粉適量
- オリーブオイル適量
- たらに塩コショウをしたら、カレーパウダーもまぶします。
- たらに小麦粉を全体的にまぶしたら、余分な分の粉を落とします。
- フライパンにオリーブオイルを入れて、片面ずつしっかりと焼いたら完成です。
たらのムニエルパプリカマリネ添え
- たら2切れ
- 塩コショウ少々
- 小麦粉大さじ2
- オリーブオイル大さじ3
- パプリカ1/9個
- 玉ねぎ1/9個
- 林檎酢大さじ1
- タラの切り身に塩コショウをして、小麦粉をまぶしたらオリーブオイルで焼きましょう。
- パプリカと玉ねぎをカットしたら、オリーブオイルと林檎酢とで塩コショウしてマリネにします。
- ムニエルにパプリカのマリネを添えたらレシピの完成です。
ムニエルのレシピ4選【その他の魚】
鮭、たらに続いてほかの魚を使用したムニエルのレシピについても見ていきましょう。サバなど、いろいろな魚を使用したムニエルを紹介します。
塩さばのムニエル
- 塩サバ4切れ
- 胡椒少々
- 小麦粉大さじ3
- オリーブオイル大さじ1
- バター10g
- レタス2枚
- トマト中1個
- ボウルにたっぷりを水を入れたら、塩サバを水にくぐらせます。
- 水気をキッチンペーパーで拭いたら、皮目に胡椒を振っていきます。
- フライパンを温めて、オリーブオイルを入れたら小麦粉を付けた塩サバを皮目から焼きます。焼き目が付いたら、両面焼きましょう。
- レタスを千切り、トマトをくし切りにしたら、盛り付けて完成です。
カラスカレイのムニエル
- カラスカレイの切り身1切れ
- 塩コショウ少々
- 小麦粉小さじ1
- バター10g
- 粉末パセリ少々
- カラスカレイに塩コショウを振ったら、小麦粉をまんべんなくまぶします。
- フライパンにバターを入れたら、3分ほど焼きます。
- 2を裏返して、3分ほど焼いたらお皿に盛り付けたら、粉末パセリを振りかけて完成です。
メカジキのムニエル
- メカジキ2切れ
- 塩コショウ適量
- 薄力粉大さじ2
- バター30g
- しょうゆ小さじ2
- メカジキの水分を拭き取ったら、塩コショウをします。
- 全体的に小麦粉をまぶしたら、フライパンを熱して、バターを溶かします。
- フライパンにメカジキを入れたら、両面をこんがりと焼いてお皿に移します。
- バターが残ったフライパンにしょうゆを入れて、泡が立ってきたら火を止めてメカジキにかけたら完成です。
真鯛のムニエル
- 真鯛2切れ
- 塩コショウふたつまみ
- 小麦粉大さじ1
- オリーブオイル大さじ1
- 粉パセリ適量
- 真鯛に塩コショウを振ったら、茶こしを使用しながら小麦粉をまぶしましょう。
- フライパンにオリーブオイルを入れて熱したら、皮目から強火で両面を焼きます。
- お皿に盛り付けて、粉パセリ適量を振りかけたら完成となります。
フランス料理のソテーとムニエルの違いとは?
ここまで、ムニエルの調理法や作り方、レシピなどについて紹介してきたのですがフランス料理の料理法の一つに、ソテーというものもあります。ソテーとムニエルとはどのように違うのか、その違いについても見てみましょう。
名前の意味と由来の違い
フランス料理のソテーという言葉は、もともとはフランス語である「sauter」という言葉が語源になっているのだそうです。このsauterという言葉には飛び跳ねるという意味があるのだそうで、調理中の油が飛び跳ねている様子がそのまま名前となったようです。
ムニエルは粉を使用していることが由来となっていましたが、それぞれ調理法や使用されている食材が由来となっているようです。
調理法の違い
ムニエルは粉や調味料をまぶして、バターで焼き上げるという調理法となっていたのですが、ソテーは小麦粉を使用しません。油を引き、高温で焼き上げるといったこちらもまたシンプルな調理法のフランス料理となっています。
ソテーは肉や野菜でもOK
ムニエルは野菜もあるのですが、魚がメインとなっている調理法となっています。しかし、ソテーは種類も様々となっており、お肉や野菜、そして魚料理などいろいろな食材で楽しむことができます。
ムニエルのいろいろな調理法を好みの魚で試してみよう!
いかがでしたでしょうか?今回は、ムニエルとはどのような調理法なのかや、おすすめレシピなどについて紹介してきました。ムニエルは主に白身魚で行われる調理法なのですが、白身魚以外でも色々な魚で楽しむことが出来るようです。
気軽にできる調理法となっていますので、皆さんも色々な魚でムニエルを楽しんでみてはいかがでしょうか?