2020年06月09日公開
2024年10月24日更新
牛すじスープの人気レシピ!活用メニューや作り方・下処理方法も!
牛すじを使用したスープレシピを紹介します。牛すじからとれる出汁スープを利用した人気レシピを厳選しました。牛すじスープをベースにした活用レシピの作り方も紹介しますので、献立を考える時にぜひ参考にしてください。
牛すじスープの人気レシピを紹介
ちなみに「道頓堀 寿座」では、焼きそばを頼むとセットで牛すじスープが付いてきます😋これがまた美味しくておすすめです❤️#出張 #大阪 #焼きそば #寿座 #牛すじスープ pic.twitter.com/HPrutz2icv
— 藍樹 魅那(あおきみな) (@Mina_Aoki_WD) March 1, 2019
煮込み料理の定番具材として有名な牛すじ。下処理が大変で買うのを躊躇する方も多いですが、良い出汁がとれるのでスープの具材として最適です。本記事では、牛すじを使用したスープの作り方をまとめました。意外と簡単にできる下処理の仕方からスープの活用レシピなど、低価格で手に入る牛すじを味わい尽くす情報満載です。
牛すじスープの基本レシピ
低価格で手に入る牛すじからは、美味しい出汁を取ることができます。丁寧に下処理をして、雑味のない出汁スープを作ってみましょう。自宅で簡単にできる牛すじの下処理から、スープの作り方などをまとめました。
下処理の方法
牛すじ下処理終わったけど、どうしようか…🤔 pic.twitter.com/pxMLd3OrJE
— 雪猫 (@vx409lhrk1706Gq) June 3, 2020
【材料】
- 牛すじ:500g
- 水:適量
【作り方】
- 鍋に牛すじを入れ、かぶるくらいの水を入れます。
- 強火にかけて、沸騰させます。
- 沸騰したら弱火にし、アクを取りながら10分ほど茹でます。
- 茹で上がったら牛すじをザルに上げ、茹で汁を捨てます。
- 流水でよく洗ったら、下処理の完了です。
難しく思われがちですが、牛すじの下処理は下茹でするだけです。アクをしっかりと取り除くと、スープや煮込み料理の仕上がりが変わってきます。雑味のないすっきりした味わいにするためにも、下処理は必ず行いましょう。
牛すじはなるべく新鮮なものを使用してください。酸化して変色しているものは、品質が悪くなっているので下処理をしても美味しく仕上がりません。
牛すじスープの作り方
姉が職場で貰ってきた!
— AーA(えーえー) (@underapple133) June 1, 2020
暫くは牛すじ祭りじゃ~
aikoさん状態 pic.twitter.com/xcU5nXuhrb
うまみが強く比較的安価に手に入る牛すじをアク抜きしてからじっくりゆでるだけ。時間はかかりますが作業は簡単。だしがらもしっかり食べられるので、一石二鳥のだしになります。
【材料】
- 下処理をした牛すじ:500gほど
- しょうが:20g
- ネギ:1本分
- 水:2.5L
【作り方】
- 牛すじを一口大に切り、長ネギは青い部分と白い部分に分けて切ります。
- しょうがは、スライスします。
- 鍋にすべての材料を入れ、中火にかけます。
- 沸騰したら弱火にし、少しずらした状態で蓋をします。
- そのまま90分ほど煮込みます。
- ザルに不織布の紙タオルを敷き、煮汁を濾したら完成です。
美味しい出汁スープを取るには、牛すじの品質が大きなポイントになってきます。より美味しい出汁スープを取りたい方は、なるべく白いスジの部分と黄色い脂身部分が少ないものを選ぶようにしましょう。
紹介したレシピでは普通の鍋を使用していますが、圧力鍋を使うと時短で作れます。材料をすべて入れたら30分煮込むだけで作れるので、あまり時間がない方は圧力鍋を活用してください。
保存方法
できた!!!
— T.Jullet (@TJsakuteti46) May 27, 2020
2時間の格闘のすえ
めちゃくちゃうっまい
牛すじ出汁ができたぞおお!!
我ながらうますぎるこれ…
最高 pic.twitter.com/FLJZ3YiXKJ
新鮮な牛すじで取った出汁スープは、冷蔵庫か冷凍庫で保存可能です。清潔なタッパーなどの保存容器や、ジッパー付き保存袋に入れて保管するようにしましょう。保存期間は冷蔵で3日間ほど、冷凍の場合は1カ月ほど日持ちします。
牛すじから取った出汁はスープや煮込み料理など、さまざまなものに活用できます。製氷機などに入れて小分けに冷凍しておくと、使いたい分だけ解凍して使用することも可能です。ぜひ、いろいろなレシピで美味しい牛すじ出汁を使用してみてください。
牛すじスープの人気レシピ
出汁スープが上手に取れたら、いろいろな味付けのスープを作ってみましょう。牛すじの出汁をベースにした人気スープの作り方を集めました。
白米に合う韓国ソルロンタン
【材料】
- ダシダ:大さじ1
- ニンニク:3かけ
- しょうが:1かけ
- ネギ:適量(小口切り)
- 牛すじ:500g~600g
- 水:2L
- 牛乳:60ml
- 塩コショウ:少々
【作り方】
- 牛すじの下処理をして、食べやすい大きさに切ります。
- 鍋に水・しょうが・ニンニクを入れ、沸騰させます。
- 1・ダシダを入れて、約1時間ほど煮込みます。
- 牛乳を入れて、混ぜます。
- 牛乳が馴染んだら、ネギを入れます。
- 塩コショウで、味を整えます。
- 器に盛り付けたら完成です。
ダシダとは、韓国料理でよく使われる牛肉出汁の粉末です。出汁を取る時間がない時には、ダシダを使うことで手軽に出汁スープのベースを作ることができます。牛すじを煮込む時間がない時に、活用してみてください。
具沢山牛すじスープ
【材料】
- 牛すじ:170g(食べやすい大きさに切ります)
- 鶏もも肉:100g(食べやすい大きさに切ります)
- 大根:150g(薄めのいちょう切り)
- ズッキーニ:1/2本(半月切り)
- しめじ:1/2パック(ほぐしておきます)
- 玉ねぎ:1/4個(薄切り)
- 木綿豆腐:1/2丁(さいの目切り)
- 水:1L
- A濃口醤油:大さじ3
- Aすりおろしニンニク:大さじ1
- A粉唐辛子:大さじ1
- 塩:適量
【作り方】
- 鍋に肉類をすべて入れ、水をひたひたになるくらい入れます。
- 火をつけて、水から茹でます。
- 肉の色が変わったら、ザルに上げて水洗いします。
- 鍋に戻し、水1Lを入れます。
- 火にかけ、10~20分煮ます。
- 大根・玉ねぎを入れ、2~3分煮ます。
- ズッキーニ・しめじを入れ、Aの材料で味付けをします。
- 豆腐を入れて、味を馴染ませます。
- 器に盛り付けたら完成です。
鶏と牛のダブル出汁が味わえる具沢山スープのレシピです。コラーゲンも豊富に摂れるので、美容意識の高い女性にもおすすめの一品になっています。ご飯や麺類などと合わせて食べてみてください。
じゃが豚の入った牛すじスープ
一品でお腹いっぱいになるスープが味わいたい時には、じゃが餅が入ったスープがおすすめです。冷凍食品で人気のあるじゃが餅は、牛肉との相性も抜群です。モチモチした食感のじゃが餅を、コリコリした食感の牛すじと合わせて楽しんでみてください。
野菜は冷蔵庫にある残り野菜でアレンジができます。いろいろな具材を使って、自分オリジナルのじゃが餅スープにしてみましょう。
牛すじのトマトスープ
トマトと合わせると、牛すじスープは洋風レシピに変身します。抗酸化作用があるトマトやむくみ防止効果のあるセロリが入っているので、美容効果やの高いスープになっています。パスタやお肉料理など、いろいろな料理と相性が良いスープをぜひ味わってみてください。
エスニック牛すじスープ
エスニックな料理が好きな方は、ナンプラーが効いたエスニックスープはいかがでしょうか?具材にたっぷり使われている冬瓜はヘルシーで、ダイエット中にスープにもおすすめです。お好みでパクチーなどの香草を添えると、より香り高いスープに仕上がります。
圧力鍋で作る牛すじスープ
圧力鍋を活用すると、長時間かかる牛すじスープも短時間で作ることが可能です。こちらの作り方では具材を圧力鍋に投入した後、約15分加圧するだけで出来上がります。お好みで、うどんやラーメンの付け汁などにして食べるのがおすすめです。
筋が多めの牛すじも、圧力鍋の力で柔らかくなります。時間がない時や安めの牛すじを購入した時には、このレシピを活用してください。
牛すじ春雨スープ
ダイエット中には、春雨が入ったスープを作ってみてください。良質なたんぱく質が摂れる牛すじと、ダイエット食の定番でもある春雨を使ったヘルシースープです。食感が楽しめるきくらげなどの具材も豊富で、この一杯で満足がいく一品となっています。
生姜も効いているので、冷え性の方にもおすすめです。冬の寒い時期に、体が温まる牛すじスープを堪能してみてください。
ミルク牛すじスープ
下処理しても牛すじの臭みが気になる場合は、牛乳を入れたスープを試してみてください。牛乳を加えることで肉の臭みを取ってくれるだけでなく、味をまろやかにしてくれます。
中華の万能調味料として知られる創味シャンタンも加えると、より味に深みのあるスープに仕上がります。和食にも中華料理にも合うので、いろいろな献立に活用しやすい牛すじスープです。
牛すじスープの活用メニュー
スープ料理以外にも、牛すじからとった出汁はいろいろな料理に活用ができます。牛すじの出汁スープをベースにした美味しいレシピを集めました。
トロトロな牛すじカレー
【材料】
- 牛すじ:2パック
- 玉ねぎ:1個
- にんじん:1本
- ニンニク:3かけ
- オリーブオイル:適量
- バター:ひとかけ
- トマトピューレ:1缶
- 水:適量
- カレールー:適量
【作り方】
- 牛すじの下処理をしてから、食べやすい大きさに切ります。
- 玉ねぎ・ニンニクはみじん切りにし、にんじんは食べやすい大きさに切ります。
- 圧力鍋にオリーブオイル・バターを入れ、火にかけて溶かします。
- 野菜を入れ、焦げないように炒めます。
- 玉ねぎが透き通ってきたら、トマトピューレを入れます。
- 具材がヒタヒタになるくらいの水を入れます。
- 牛すじを入れ、圧力鍋の蓋をして加圧します。
- 加圧が完了したら、蓋をしたまま弱火で10分煮込みます。
- 蓋を開け、カレールーを入れます。
- 弱火で煮込んで、好みのとろみになったら火を止めます。
- ご飯に盛り付けたら完成です。
じっくり煮込んで作るカレーは、牛すじとの相性が良いメニューです。圧力鍋で作ると時短で作れるだけでなく、具材も柔らかいカレーになります。煮込む時に牛すじからとった出汁スープを使うのもおすすめです。
牛すじラーメン
【材料】
- 中華麺:1人分
- 牛すじ:440g
- 背ガラ:2/3本
- 水(煮込み用):1L
- A水(だし用):500cc
- A出汁用昆布:15g
- Aしいたけ:2g
- A混合筋:10g
- B玉ねぎ:1個
- Bスライス生姜:8枚
- B青ネギ(青い部分):1本
- B酒:50g
- B酢:大さじ1
- Bニンニク:4かけ
- C醤油:100cc
- Cみりん:50cc
- Cスープ用酒:50cc
- Cスープ用昆布:5g
- タレ用塩:小さじ2
- 煮込み用みりん:大さじ2
- 煮込み用酒:大さじ2
- 小松菜:適量(茹でて、食べやすい大きさに切ります)
- 白髪ねぎ:適量
- ネギ:適量(小口切り)
【作り方】
- 牛すじは、下処理をしておきます。
- 鍋にAの材料を入れ、6時間付けておきます。
- 深い鍋に背ガラ・水を入れて6時間付けます。
- 2を、沸騰直前まで加熱して出汁を取ります。
- ザルで濾して、計量カップに入れておきます。
- 3の、白い部分を丁寧に取り除きます。
- フライパンにお湯を沸騰させ、背ガラが白っぽくなるまで茹でます。
- 流水で、背ガラを洗います。
- 鍋に、背ガラ・牛すじ・5・水1Lを入れます。
- 強火で加熱して、アクを取り除きます。
- Bの材料を入れて、2時間煮ます。
- 時々アクを取りながら、水分が減ってきたら水を足しましょう。
- 牛すじ以外の食材を、取り除いたらスープが完成です。
- Cの材料・スープ100ccを、鍋に入れます。
- 煮切った後、5分間放置します。
- 昆布を取り出します。
- 清潔な瓶に、スープ120cc・タレ用塩をいれたら醤油タレの完成です。
- 鍋に、牛すじ・醤油タレ180cc・煮込み用みりん・酒を入れます。
- たまにかき混ぜながら、60分ほど煮込んだら具材用の牛すじ煮込みが完成です。
- ラーメン丼に、醤油タレ25cc・スープ350ccを入れます。
- 中華麺を茹でて、20に入れます。
- すべての具材をトッピングしたら完成です。
とても手間がかかるレシピですが、背ガラや牛すじから本格的に作ったスープはクオリティーが違います。家でもプロが作るラーメンを食べたい方は、こちらのレシピにチャレンジしてみてください。
牛すじビーフシチュー
豪華なビーフシチューも、牛すじを使うととてもリーズナブルに作ることができます。隠し味の八丁味噌が効いている、コクがあるシチューレシピです。お好みで、サワークリームを添えると爽やかに味わえます。特別な日のディナーに、味わってみてはいかがでしょうか?
オニオングラタンスープ
甘い玉ねぎをたっぷり使ったオニオングラタンスープも、牛すじスープを活用して作ってみてください。牛すじの身は使用しないので、作り置きしておいた出汁スープを活用して作ることができます。こんがり焼いたチーズと牛すじ出汁の効いた絶品スープの相性を、実際に作って確かめてみてください。
ブンボーフエ
牛肉だしを利用することが多いベトナム料理でも、牛すじ出汁が大活躍します。ベトナムの都市「フエ」の名物として知られるブンボーフエは、牛すじスープをベースに作る麺類です。ナンプラーが効いたスープとライスパスタで食べるさっぱり味のメニューを、ぜひ堪能してください。
牛すじスープのレシピでアレンジを楽しもう
今日の自作ラーメンは「牛すじラーメン」https://t.co/2ykmrEeMCE です。今回はメンマ添えで。牛すじのプニプニ感とメンマのコリコリ感、小松菜のシャキシャキ感をまとめる牛すじ出汁が最高でした。#ラーメン #自作ラーメン #牛すじ pic.twitter.com/2xJ5ly1T8J
— yoshi (@yoshi_ramen) May 31, 2020
牛すじスープを美味しく食べられるレシピを紹介してきました。牛すじは丁寧に下処理をすることで、臭みも少なく美味しい料理にアレンジができます。低価格で手に入るので、家庭料理の強い味方です。
煮込み料理以外の活用方法を知らなかった方も、ぜひ本記事で紹介したレシピを参考にしてみてください。美味しい出汁を活用して、いろいろな牛すじメニューにチャレンジしてみましょう!