卵の味噌汁の作り方!ふんわりや半熟のコツは?アレンジレシピも
卵を使った味噌汁の作り方をまとめました。溶き卵にしてかき玉汁のように加える方法と、黄身と白身を崩さずに加える方法の両方の基本的な作り方とそれぞれのコツも紹介しています。卵を使った人気の味噌汁からアレンジレシピまでたっぷりです。
卵の味噌汁の基本とアレンジレシピを紹介!
カミさんが呑み会なんで、
— "おやぁじ" 湧水珈琲会次回荒井湧水日時未定 ⛅ ←今日の福生 (@Oyaaji_on_CT110) May 9, 2020
久々の野菜増し増し落とし卵味噌汁で晩メッシ。(^ω^) pic.twitter.com/7SbXTg4NUn
毎日でも飲みたい味噌汁ですが、具材に悩んだりもの足りないと感じることがあります。そんな時に、卵を使うとそれだけでもボリュームアップした味噌汁が作れます。調理工程で加えるのは簡単ですが、より美味しく食感が良くなるように仕上げるためのポイントと、卵を使った味噌汁の人気レシピを紹介していきます。
卵の味噌汁の基本レシピ
卵を使った味噌汁は、溶いてから加えるかき玉風と、黄身と白身をほぐすことなく加える落とし玉子とがあります。両方の基本レシピと、それぞれをより食感よく作るためのポイントをおさえましょう。
かき玉味噌汁
【材料】
- 卵:2個
- 和風だしの素:小さじ1/2
- 味噌:大さじ2
- 水:500cc
【作り方】
- 鍋に水とだしの素を入れて熱し、沸騰させます。
- ボウルにたまごを割り入れて、よく溶きほぐしておきます。
- 1の鍋が沸騰しているところに、2を菜箸を伝わせるようにして鍋の中にまわし入れます。
- たまごがふんわりと浮いて固まったら、味噌を溶き入れて出来上がりです。
卵を溶いてから加える、かき玉味噌汁の基本レシピです。白身も切るように溶いておきます。黄身と白身がよくほぐれていないと、もったりとしたかたまりになり、口当たりが良くありません。沸いている鍋の中に、菜箸を伝わせて鍋の中で円を描くようにしながら少しずつ加えましょう。
ワカメや豆腐などの具材を加える場合は、先に出汁で煮ておきます。具材に火が通って食べられる状態になってから、最後に溶き卵を加えてください。こうすると、ふんわりとしたかき玉を味わえます。
落とし卵の味噌汁
【材料】
- 卵:2個
- だし汁:2カップ
- 小松菜:1わ
- 味噌:大さじ2
【作り方】
- 小松菜は沸騰させた湯であらかじめ茹で、冷水にとって水を絞り3cm幅に切っておきます。
- 鍋にだし汁を沸かし、味噌を溶き入れます。
- 2がフツフツと沸いているところに、割ったたまごを静かに入れます。
- 白身が固まったら、小松菜を加えて温め火を止めます。
- お玉でたまごをくずさないように椀に注いで出来上がりです。
白身がかたまり、黄身は半熟状態に仕上がる人気の落とし卵の味噌汁です。卵は直接鍋に割り入れると、殻が入ってしまう場合もあるので、お椀などに割ってから優しく鍋に移し入れましょう。卵を入れてから5~6分以上煮ていると、黄身までかたまり始めます。好みではありますが、半熟に仕上げたければ煮込みすぎないように気を付けてください。
基本のレシピでは、小松菜を先に茹でる方法で紹介しています。小松菜などのの具材が入っていない鍋に卵を入れる方が、崩れずにきれいな落とし玉子に仕上がります。
卵を入れる時のコツ
落とし卵の味噌汁に山椒の粉。味噌汁の卵はしっかり目に加熱が好み。 pic.twitter.com/yEFeR7Nkjj
— 樋口直哉 (@naoya_foodlab) November 24, 2019
かき玉の味噌汁の場合は、味噌汁またはだし汁を沸騰させてから加えるのがポイントです。沸騰していない鍋に溶き卵をいれると、ふんわりとせずに一か所で固まってしまいます。熱い汁の中に、溶き卵で少しずつ円を描くように入れてください。よりふわっとさせたい場合は、卵を入れる前に水溶き片栗粉を少し汁に加えておく方法もおすすめです。
落とし玉子の味噌汁では、常温の卵を使うのがポイントです。冷たい卵を味噌汁に入れると、火の通りがゆっくりとなり、固まるまでに時間が必要になります。半熟状態に仕上げたいなら、味噌汁を作り始める前に、冷蔵庫から卵を取り出しておきましょう。その上で、鍋に入れてからは白身の状態を良く見て、白く固まり始めたら火を止めてください。
卵の味噌汁の人気アレンジレシピ【かき玉・卵とじ】
ニラ入りかき玉味噌汁
【材料】
- ニラ:4本
- 卵:2個
- だしの素:小さじ1/2
- 味噌:大さじ2
【作り方】
- ニラは1~2cm幅に切ります。
- 鍋に湯を沸かし、出汁の素と味噌を加えて溶きます。
- 1のニラを加えて味噌汁を沸騰させます。
- 3によく溶いたたまごを、鍋全体にいきわたるように加えて出来上がりです。
卵に欠けている栄養成分の食物繊維とビタミンCが豊富なニラを合わせた、栄養たっぷりで人気の味噌汁です。ニラは小さ目に切ると、短時間で火が通り溶き卵とも混じりやすくなります。味噌汁が沸いた状態の鍋に溶き卵を加えましょう。ニラに代えて、ほうれん草や小松菜などでも同じように作れます。
タケノコと新玉ねぎの卵入り味噌汁
【材料】
- たけのこ水煮:1/2パック
- 新玉ねぎ:1/2個
- 卵:1個
- 水:400ml
- 味噌(出汁入り):大さじ1.5
【作り方】
- たけのこの水煮と新玉ねぎは、薄く切ります。
- 鍋に水を入れて沸騰させ、1を加えて中火で煮ます。
- 具材がやわらかくなったら、溶いたたまごを鍋にまわし入れます。
- 弱火にして味噌を溶き入れて、出来上がりです。
春に旬を迎える具材を使った味噌汁レシピです。たけのこも玉ねぎも薄くスライスすると、溶きたまごのふんわりとした食感を邪魔することなく、優しい口当たりになるでしょう。白と黄色だけの汁になるので、彩りを加えるために、絹さやや春キャベツといった緑の野菜を加えるのもおすすめです。
もずくのかき玉汁
【材料】
- もずく:100g
- 豆腐:1/2丁
- 卵:1個
- だしの素
- 味噌:大さじ2
【作り方】
- 鍋に水を沸かし、だしの素を入れてとかします。
- もずくを適当な長さに切り、1に加えます。
- 味噌を溶き入れて沸騰させたところに、溶いたたたまごを加えます。
- さいの目に切った豆腐を加えてひと煮たちしたら出来上がりです。
溶きたまごと、もずくが同じようなとろみを出し、のど越しの良い味噌汁です。豆腐を入れる前に、溶いたたまごを加えると鍋の中でふんわりと花が開くように散らばります。最後に加える豆腐は、短時間で火が通るように、小さ目に切りましょう。味噌を使わず、鶏ガラスープを加え、ごま油を少し加えれば、中華スープにアレンジできます。
炒り豆腐と絹さやとトマトのふんわり味噌汁
【材料】
- 絹さや:6~8枚
- トマト:1/2個
- 卵:2個
- ごま油:小さじ2
- 木綿豆腐:1/2丁
- 水:320cc
- 味噌:大さじ2
【作り方】
- 鍋にごま油を入れて熱し、豆腐を手で崩して加え炒めます。
- 溶き卵を1の鍋に加えて、ぽろぽろになるまで炒めます。
- 水を2に加えて煮立て、筋をとった絹さやと一口大に切ったトマトを加えて煮ます。
- 味噌を溶き入れて出来上がりです。
かき玉入り味噌汁のアレンジした作り方です。沸騰させた鍋に卵を加えるのではなく、具材として炒めてから汁を加えます。炒めた豆腐とぽろぽろになった玉子がごま油を吸い、トマトの旨み成分も加わって味わいが増します。豆腐を炒める時には油がはねるので注意してください。お椀に盛ってから、少しごま油を垂らすと、香りも楽しめます。
白身だけのふわふわ味噌汁
【材料】
- 卵白:1個分
- 水:200ml
- 鶏ガラスープの素:小さじ1/2
- 味噌:大さじ1
【作り方】
- 鍋に水と鶏ガラスープの素を入れて、沸騰させます。
- 味噌を溶き入れます。
- 白身をよくときほぐし、フツフツと沸いている鍋に少しずつ加えて出来上がりです。
お菓子作りや調理で黄身を使い、残った白身を活用できるレシピです。具材は白身だけとシンプルですが、鶏ガラスープの素でコクが出ます。白身をしっかりと溶きほぐすのがコツです。鍋に入れる時には、穴じゃくしを使うと、白身がひとかたまりにならずに、ほぐれたふんわりとした仕上がりになります。仕上げに刻み海苔を加えるのもおすすめです。
ふんわり溶き卵の味噌汁
溶きたまごがふんわりとするように、火加減にコツがあるレシピです。沸騰した味噌汁に少しずつ溶きたまごを加え、菜箸でひと混ぜしてすぐに火を消すのがポイントです。蓋をして1分ほどそのままにしておくと、予熱で卵に火が通り、かたくなり過ぎず、ふんわりとします。わかめやネギなどを加えるのもおすすめです。
もやしの溶き卵味噌汁
家計に優しい食材として人気のもやしと卵の味噌汁です。このレシピでは溶きたまごを加えたら、30秒はそのまま煮て、仕上げにゆっくりとかき混ぜています。溶きたまごが散らばり過ぎずに、もやしに絡むようになります。もやしに代えて、えのきや細切りにしたキャベツでも同じように作れるので試してください。
卵の味噌汁の人気アレンジレシピ【落とし卵】
具だくさんの落とし玉子汁
【材料】
- 卵:1個
- 好みの具材:お椀1杯分
- 水:お椀1杯分
- 味噌:大さじ1
【作り方】
- 具材を一口サイズに切ります。
- 鍋に1と水を加えて火にかけ、具材に火が通るまで煮ます。
- 味噌を溶き入れて、割ったたまごを鍋に入れます。
- 白身が固まり始めたら、お椀に入れて出来上がりです。
具材たっぷりな一人分の味噌汁レシピです。具材には、ベーコンやしいたけなどの旨みが出る食材と、キャベツや白菜などボリュームアップする具材を合わせると良いでしょう。冷凍保存してある食材や鍋料理で余った具材の活用もできます。卵は最後に加え、黄身がほぼ生の状態に仕上げて、人気の玉子かけご飯としても味わってください。
大根と落とし玉子の味噌汁
【材料】
- 卵:2個
- 大根:1/5本
- だしの素:小さじ1
- 味噌:大さじ2
【作り方】
- 大根を細切りにします。
- 鍋に水を入れて沸かし、出汁の素と1を入れて煮ます。
- 大根に透明感がでて柔らかくなったら味噌を溶き入れます。
- 火を弱めて、たまごを割り入れます。
- 白身が固まりはじめたら火を止めて、出来上がりです。
味噌を入れたら、味噌の香りがとばないように沸騰させすぎないように火を弱めましょう。落とし玉子をして、白身が固まりはじめたら、弱火のまま好みのかたさまで鍋におきます。鍋の中をかき混ぜてしまうと、黄身がくずれるので、静かに加熱して固まるのを待つのがポイントです。
丸ごとピーマンと落とし玉子の味噌汁
【材料】
- ピーマン:2~3個
- 卵:1個
- 昆布だし:150cc
- 味噌:大さじ1
- ごま油:少々
【作り方】
- ピーマンは洗い、丸ごとのまま切り込みを3~4か所入れます。
- 鍋にごま油を入れて熱し、ピーマンの全体に焦げ目がつくくらいまで炒めます。
- だし汁を加えて、沸騰してきたら味噌を溶き入れます。
- 卵を割り入れて、好みのかたさになったら出来上がりです。
ピーマンを丸ごと食べられると人気のレシピです。ピーマンをごま油で熱すると香ばしさが加わり、やわらかな食感になります。お椀の中に、ピーマンが丸ごと入り、落とし玉子と合わせてボリューム感のある味噌汁です。黄身が半熟の状態で仕上げると、とろりとした黄身がピーマンにからんで美味しく味わえます。
チーズ入りの落とし玉子汁
具材は大根と大根の葉を使った基本的な味噌汁ですが、粉チーズを加えたアレンジレシピです。鍋に直接、たまごを落とす時には高い位置から落とすとくずれやすいので、低い位置で割り入れましょう。弱火にして蓋をして5分ほど予熱で火を通すと、黄身に生の部分も残る半熟状態になります。チーズがコクを増し、とろりとした黄身にも良く合います。
絹さやと新玉ねぎの落とし玉子味噌汁
絹さやと新玉ねぎといった火が通りやすい具材を使っています。だし汁が沸騰したら先に卵を割り入れてしまい、その上に火がすぐに通る具材をのせた作り方です。具材の入っていない鍋に落とし玉子を作るので、崩れにくく、形の良く仕上がるでしょう。七味唐辛子や山椒を少し加えると、味のアクセントになります。
レンジで作る落とし玉子味噌汁
鍋を使わずに、電子レンジで落とし玉子の味噌汁を作るレシピです。味噌とだし汁を合わせて耐熱容器に入れ、そこに卵を割り入れます。そのままレンジ加熱すると黄身が爆発してしまいます。つまようじで黄身の3か所くらいに穴をあけておくのがポイントです。一気に加熱しすぎると噴き出してしまい危いので、加熱の様子をよくみながら調理しましょう。
卵の味噌汁のアレンジを楽しもう!
今日のランチは和朝食
— かかし@当面自宅待機指示下 (@mk1129km) May 7, 2020
玉子入り味噌汁美味し#おうちごはん pic.twitter.com/GOHbdp6AJ3
卵を具材にした味噌汁のレシピをたっぷりと紹介しました。味噌汁で温まった半熟状態の落とし玉子は、そのままご飯に移して玉子かけご飯としても味わえます。かき玉はスープでも人気なので、作り方をマスターすれば、具材に迷った時にも活躍するでしょう。好みの具材を合わせて、卵入り味噌汁を作ってみてください。