2019年04月05日公開
2024年09月10日更新
キャラメリゼってどんな調理法?作り方は砂糖をバーナーで炙るだけ?
キャラメリゼはどのような調理方法か知っていますか?キャラメリゼはクリームブリュレの表面で見るパリパリとしてほろ苦く甘い部分を作っている製法です。バーナーで炙るイメージがあるかもしれませんが、キャラメリゼにはいろんな種類と作り方があります。砂糖をバーナーで炙ったり、キャラメルを使ったりがあります。ナッツをキャラメリゼしたりといろんなお菓子に使われている製法です。
目次
キャラメリゼの作り方について知りたい!
キャラメリゼはお菓子に使われる製法でバーナーで炙ってパリパリとした食感に仕上げています。甘くてパリパリとした食感がお菓子を美味しく仕上げています。
キャラメリゼと聞いてイメージできるお菓子はクリームブリュレではないでしょうぁ?クリームブリュレの表面はバーナーで炙ってあってパリパリとしてほろ苦く甘さもある美味しいお菓子です。キャラメリゼは他のお菓子にも使われている製法です。
今回はキャラメリゼとはなにか、どのような製法なのかキャラメリゼが使われているお菓子、キャラメリゼを使ったお菓子のレシピ、バーナーがない場合のキャラメリゼの使い方を紹介していきます。
キャラメリゼとは?
キャラメリゼという言葉は知っているという方、クリームブリュレの表面のパリパリしているのは知っているという方はいるかもしれませんが、それがキャラメリゼだと知らないという方もいるでしょう。キャラメリゼとは一体どのような製法なのでしょうか?
キャラメリゼの意味は?
キャラメリゼは砂糖などの糖類の酸化反応で発生する現象を表した言葉になります。語源はフランス語になり、キャラメリゼはキャラメル化とも言われています。
キャラメリゼは香ばしいですが、これは砂糖などが酸化するときの化学物質によります。お菓子ではケーキを作る場合や、プリンをの作り方でも使われる製法です。
お菓子の作り方でキャラメリゼをするときには、砂糖を焦がすことで香ばしさをだしたり、砂糖を煮詰めるとプリンの風味がつきます。バーナーを使ってお菓子の風味をつけたりもします。
キャラメリゼはフランス語です。英語ではキャラメライゼーションと言われます。キャラメルは砂糖を加熱したものです。
キャラメリゼの調理法/種類
キャラメリゼと一言に言ってもバーナーで炙るだけではありません。キャラメリゼをする方法はいろいろと種類も調理方法もあります。キャラメリゼをするお菓子もクリームブリュレだけではありません。いろんなお菓子にキャラメリゼをすることで風味や食感をつけ美味しくなります。
砂糖をバーナーで溶かす
砂糖をバーナーで炙って溶かす方法はクリームブリュレの表面で香ばしさや食感をつける方法で使われます。クリームブリュレの表面には砂糖がまぶしてあり、その部分にバーナーをあてることで砂糖を溶かしてパリパリとした食感にします。
キャラメルを加える
お菓子作りでタルトやケーキにキャラメルを加えると、キャラメルの甘さが混ざっているお菓子に仕上がります。お菓子自体のフルーツの甘さとキャラメルが合わさった仕上がりになります。
キャラメルを塗る
キャラメルを塗ることでキャラメルの甘さや香ばしさをつけたお菓子に仕上げることができます。タルトやケーキの表面にキャラメルを塗ります。
砂糖をキャラメル状に煮詰める
出典: https://note.mu
砂糖を煮詰める方法はプリンによく使われます。砂糖を煮詰めることで焦げ目をつけて甘さと香ばしさをつけます。カスタードプリンの美味しいアクセントに欠かすことができません。
キャラメリゼを使ったお菓子は?
キャラメリゼはクリームブリュレの表面に使われている製法というのは知っていたという方もいるでしょう。ですが、その他にもキャラメリゼを使ったお菓子はいろいろとあります。クリームブリュレだけでなく、身近なお菓子にもキャラメリゼが使われています。
クリームブリュレ
キャラメリゼを使ったお菓子でよくイメージされるものです。クリームブリュレはフランス語で焦がしたクリームという意味があります。クリームブリュレはカスタードの上に砂糖をふりかけてからバーナーで焦がしています。焦がしているので香ばしさがありパリパリとした食感が特徴的な美味しいお菓子です。
プラリネ
プラリネはナッツ類にキャラメル状にした砂糖をからめたお菓子になります。ナッツ類はアーモンドなどが使用されますが、他のナッツ類でもキャラメリゼして美味しいお菓子になります。
サンマルク
サンマルクはフランスのケーキになります。いろんな食感を楽しむことができるお菓子で、スポンジはアーモンドパウダー風味、ケーキのクリームはバニラとチョコレートの2種類をサンドしています。そして表面をキャラメリゼしたものになります。
キャラメリゼをしているので表面はパリパリとしていて、スポンジは固め、クリームは柔らかいといろんな食感があります。
フルーツのキャラメリゼ
フルーツを使ったキャラメリゼも美味しいです。作り方は砂糖を煮詰めてからバターを入れて、そこにフルーツをいれて絡めながら煮詰めていきます。いろんなフルーツで作れますが、りんごのキャラメリゼがよく知られています。
キャラメリゼの作り方レシピ
キャラメリゼを使ったお菓子のレシピを3つ紹介していきます。クリームブリュレ・プラリネ・バナナのキャラメリゼを紹介していきます。
クレームブリュレの作り方
- 卵黄3個
- グラニュー糖35g
- 牛乳100ml
- 生クリーム200ml
- バニラエッセンス少し
- ブラウンシュガーかグラニュー糖
- ボウルに卵黄を溶いてからグラニュー糖をいれて泡立て器で混ぜます。
- 鍋に牛乳と生クリーム、バニラエッセンスを入れてから火にかけて沸騰する直前で止めます。
- 卵黄とグラニュー糖のボウルに少しずつ2を入れていき混ぜて裏ごしします。
- 型に流し入れて熱湯をはったオーブン皿に並べて180℃で20分様子を見ながら焼いていきましょう。
- 焼き終わったら表面にブラウンシュガーかグラニュー糖をふってからバーナーで焦がして完成です。
ナッツのキャラメリゼ(プラリネ)の作り方
- お好みのナッツ150g
- 砂糖60g
- 水大さじ1
- ナッツを150℃のオーブンで浅めにローストします。ヘーゼルアッツを使う場合には皮をむいておきましょう。完全にむけなくても大丈夫です。
- 大きめのバットにオーブンシートをしいておきます。
- 鍋に砂糖と水をいれて火にかけ、ゆすりながら煮詰めていきます。泡が大きくなってきたらナッツを入れましょう。
- 混ぜていくと砂糖が白っぽく結晶化してきますので、サラサラするまで混ぜます。
- 白っぽさがなくなってきたらオーブンシートを敷いたバットに広げて温かいうちにバラバラにして完成です。
バナナのキャラメリゼの作り方
- バナナ2本
- バター大さじ1
- 砂糖大さじ1
- シナモンシュガー適量
- レモン汁少し
- バナナを縦半分にカットしてから皮をむきます。
- レモン汁をかけて砂糖もふっておきます。
- フライパンにバターをいれて中火で溶かし、バナナのカット面から焼いていきます。
- 焦げ目をつけるようにして両面を1分~2分ずつ焼いてお皿に盛って完成です。
バナナを加熱することで甘みもアップします、そのまま食べても美味しいですし、デザートとしてアイスクリームやヨーグルトを添えても美味しいデザートになります。
キャラメリゼはバーナーがなくても作れる?
クリームブリュレのキャラメリゼはバーナーで溶かすと簡単ですが、バーナーがないという方が多いでしょう。バーナーがなくてもキャラメリゼをすることができます。バーナーよりは大変ですが、バーナーがない場合には紹介する方法でキャラメリゼに挑戦してみてください。
バーナーがない時のキャラメリゼの作り方
キャラメリゼをしたくても自宅にバーナーがないという方が多いでしょう。そんなときに使えるのがスプーンです。金属製のスプーンを使います。スプーンを火で炙ると熱くなりますので、直接手で持たないようにしましょう。
金属製のスプーンを鍋つかみなどを使って持って火で炙って熱します。その後砂糖をかけた部分にスプーンをあてます。このスプーンを熱して砂糖にあてるという作業を続けることによって、砂糖が溶けてきてキャラメル状になったら完成です。
火傷しないように注意
バーナーがない場合には金属製のスプーンを使いますが、金属製は熱伝導率がいいので持ち手の部分も熱くなります。そのまま持っていると熱くなって火傷する可能性もあります。
スプーンを直接手で持たないようにしたり、鍋つかみを使うなどして火傷には最新の注意を払うようにしてください。
いろんな調理法のキャラメリゼを試してみよう!
今回はキャラメリゼについて紹介していきました。キャラメリゼは砂糖などを溶かす際の酸化反応で発生する現象のことを言います。代表的なのはクリームブリュレの表面をパリパリさせているものです。キャラメリゼを使ったお菓子もいろいろとありますので、手作りも挑戦してみてください。