カプレーゼの意味!作り方からお洒落な盛り付け・アレンジレシピまで

カプレーゼはシンプルだけれど、イタリア国旗のような3色の彩りがお洒落な料理です。サラダやおつまみとして味わうことも多いですが、カプレーゼの本来の意味と、基本的な作り方、カプレーゼのカロリーをまとめています。トマト、チーズ、バジル、オリーブオイルといった手に入りやすい材料で簡単な作り方ながら、盛り付けの方法やドレッシングを変えるだけで、おもてなしの料理にもなり、アレンジレシピまであるので参考にしてください。

カプレーゼの意味!作り方からお洒落な盛り付け・アレンジレシピまでのイメージ

目次

  1. 1カプレーゼとはどんな料理?
  2. 2カプレーゼの意味や由来は?
  3. 3カプレーゼの基本の作り方
  4. 4カプレーゼのお洒落な盛り付け
  5. 5カプレーゼのアレンジレシピ
  6. 6カプレーゼでお洒落なパーティーにしてみよう!

カプレーゼとはどんな料理?

カプレーゼは、イタリア料理だけでなく、簡単に作れて食べやすい料理の一つとしても人気があります。シンプルな味わいですが彩りが美しいのが特徴ですが、このカプレーゼの意味や本来の作り方を調べてみました。美味しくみせる盛り付けやドレッシング、アレンジレシピなどを紹介します。

カプレーゼの意味や由来は?

カプレーゼはイタリアの料理ですが、この名前の意味や本場で使われているチーズやドレッシングの基本をおさえます。気になるカロリーについても合わせてみていきます。

意味と由来

カプレーゼは「インサラータ・カプレーゼ」という正式名称があり、「カプリ島のサラダ」という意味があります。カプリ島は、南イタリアの地中海にある島で、「青の洞窟」があることでも知られるリゾート地です。

トマト、チーズにフレッシュなバジルかオレガノに、オリーブオイルに塩とコショウというシンプルな料理は、地元の食材だけで作られて食べられていたことと、これをパンに挟んで提供していたお店から人気がでて、カプリ島のという由来になった説があります。

イタリア料理のアンティパスト

カプレーゼは、日本では鮮やかな色合いのサラダという認識もありますが、イタリア料理では、アンティパストで、食事の前の意味で、前菜の位置づけの料理です。チーズや肉や野菜の酢漬けやオイル漬けといったものがイタリア料理ではよく提供されます。

カプレーゼは味が濃すぎずに、その後にでてくる料理の味を邪魔しないための意味もあって、素材を味わうシンプルな味付けとなっています。

材料がイタリア国旗の色

カプレーゼは材料が偶然にも、イタリア国旗と同じ色使いになっています。トマトの赤、チーズの白、バジルの緑という3色で、赤は情熱や愛国者の血を意味し、白は平和や正義、緑は国土を意味します。フランス国旗の赤、白、青はトリコロール、イタリア語ではトリコローレで、「トリコローレ」と言われればイタリア国旗の意味になります。

チーズやドレッシングの種類

イタリアではカプレーゼに使うチーズは、モッツァレラチーズが多くなっています。カプレーゼ同様に、イタリア南西部が原産のチーズで、独特の歯ごたえがありながら、味や香りにくせがないので、アンティパストにはもちろん、ピザなどにも良く使われます。

ドレッシングもイタリア名産のオリーブオイルが使われます。フレッシュなオイルは香りもよく、こしょうで味付けするだけなものが基本です。モッツァレラチーズのコク、トマトの酸味、バジルの風味の組み合わせが美味しさのポイントです。

カロリーは?

カプレーゼのカロリーは、チーズを使っているのでカロリーが高いように見えますが、モッツァレラチーズを使ったものはカロリーが抑えめになっています。カプレーゼ一人前のカロリーは170~190kcalくらいです。

モッツァレラチーズは水牛や牛の生乳から作られているフレッシュなチーズで、他のチーズに比べてカロリーが低めになっています。トマト、バジルもカロリーが低く、オリーブオイルの量でカロリーを調整することもできます。

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カプレーゼの基本の作り方

カプレーゼは材料もドレッシングもシンプルなものです。イタリアで誕生した料理の、基本的な作り方とドレッシングやチーズ、トマトの切り方、作り方をみていきます。

材料と作り方

カプレーゼの材料は、シンプルにトマト、モッツァレラチーズ、フレッシュなバジル、エキストラバージンオリーブオイル、塩こしょうです。トマトは大きなサイズのものでも良いですし、プチトマトでも構いません。トマトとモッツァレラチーズを同じくらいの大きさになるようにカットします。

皿に彩りが美しいように、トマトとモッツァレラチーズを交互に並べ、その上にバジルをちぎったものをおくか、トマトとチーズに挟み、上からエキストラバージンオリーブオイルをまわしかけ、塩こしょうをふりかけるだけで出来上がります。フレッシュバジルの代わりに、ドライバジルを使いオイルと合わせてドレッシングにする作り方もあります

作り方のポイント

トマトとモッツァレラチーズを切って、バジルをちぎってオリーブオイルと塩こしょうをかけるだけの簡単なレシピですが、作り方にポイントがあります。味付けがオイルと塩こしょうとシンプルなので、トマトから余分な水気がでてこないように、洗ったら表面はキッチンペーパーで拭き、水分を減らすことです。

食べる時のことを考えて、トマトとモッツァレラチーズを同じくらいの大きさにするのも、美味しく味わうためのポイントになります。スライスするときには厚さと大きさをそろえ、プチトマトを使うのであれば一口サイズに納まるように、チーズも小さめにカットするのがおすすめです。

カプレーゼのお洒落な盛り付け

カプレーゼはイタリア国旗の3色でもあり、彩りが美しい料理です。より食べやすく、パーティー料理にも華をそえるようなお洒落な盛り付けを紹介します。

カラフルなミニトマトを使う

カプレーゼの基本材料のトマトは、大玉のものでもよいですが、カラフルなプチトマトを使うと、3色以上の組み合わせが華やかさを増し、より彩り豊かな一皿になります。プチトマトには、赤、黄色、オレンジなどに加えて、紫に近いものや緑色のものでも甘いものもあります。

カラフルなプチトマトを使う場合は、モッツァレラチーズもプチトマトのように小さめにカットし、オイルとドライバジル、塩こしょうを混ぜておきドレッシングにして、回しかけることでまんべんなく味も混ざりあいます。

ハート型のカプレーゼ

カプレーゼの基本の材料であっても、チーズをハート型でくりぬいて、トマトの上に飾るようにする盛り付けにすると、可愛らしい一皿になります。バジルはフレッシュバジルの鮮やかな緑を少し添えるようにしてもきれいですし、バジルドレッシングを使ってより簡単に作ることもできます。

ピンチョスにする

小さくカットしたパンに、味付けされた料理を少し乗せて、串などで刺して片手でつまんで食べられるピンチョスは、パーティー料理のオードブルの定番です。カプレーゼも、楊枝にさして並べておくだけで、可愛らしく手軽につまみやすい前菜になります。

カプレーゼをピンチョスにする場合は、大玉のトマトをカットしたものを使うと、果肉から汁がこぼれやすいので、プチトマトを使うのがおすすめです。

プチトマトに挟む

プチトマトのヘタを取り、中央に大き目の切り込みをいれて、そこにチーズとバジルを挟むようにアレンジしたカプレーゼもお洒落な盛り付けになります。上からオイルと塩こしょうのドレッシングを回しかければ、切り込みにドレッシングが入りやすくなり、食材の味わいを一度に噛みしめることもできます。

ガラス容器に層を重ねる

基本の材料は同じカプレーゼでも、小さなガラス食器に一人分を盛り付けるようにすると、スプーンで食べられるカプレーゼになります。この時には、トマトは大玉のものでもプチトマトでも小さめにカットし、チーズも小さくカット、バジルの葉もみじん切りにしてオリーブオイルと塩こしょうと合わせてドレッシングにします。

ガラスの器に、3色を彩りよく順番にいれて、層にしていくとお洒落で、上の方にバジルのドレッシングを入れます。食べる時には、下まで一緒に食べられるようにスプーンを添えて提供してください。

竹串で花束にする

カプレーゼのピンチョスは、お皿に立てて並べるとつまみやすい盛り付けになりますが、もっと華やかに見せる盛り付けは、竹串を使って、グラスなどに花束のように何本かさしこむようにする方法です。

この場合は、たくさんの材料を竹串にさしてしまうと重さで、材料が手元になる側に落ちてきてしまうので、プチトマトを半分にカットして中をくりぬき、そこに小さくしたチーズにバジルドレッシングをからめ、プチトマトをカップに入れるようにすると、落ちにくくなります。

プチトマトをチューリップ型にカット

プチトマトのヘタをとりのぞき、上から十文字に切り込みを入れ、そこにチーズをいれると、プチトマトがチューリップの花のように見える盛り付けができます。この時にはモッツァレラチーズでなく、クリームチーズを使うと、切り込みをいれたトマトに塗りこみやすくなります。

皿の上に、バジルの代わりに茎や葉にみえるように、キュウリやレタスを敷き、そこにチューリップ型にしたトマトとチーズを並べてドレッシングをかけると、見た目からもおもてなしの料理になります。

クリスマスリースのように

同じ材料でカットの仕方も基本と同じようにしたものでも、大皿にリースのように丸くしながら、トマトとチーズを交互に並べ、バジルをあしらえば、クリスマスのパーティー料理にもなります。

レタスやパセリなどの緑の野菜をリース型にした上に、プチトマト、チーズを置きドレッシングをかける盛り付けも、クリスマスカラーの一皿になります。取り分けて食べる楽しみもあり、メイン料理やデザートでカロリーが高くなりがちなクリスマスディナーなら、カプレーゼはカロリー控えめでおすすめです。

カプレーゼのアレンジレシピ

カプレーゼの彩りはそのままに、材料やドレッシングを少し変えた作り方で、アレンジが簡単にできます。手軽にできて、美味しいレシピを3つ紹介します。

焼きカプレーゼ

  • トマト(中玉)2個
  • 玉ねぎ1/4個
  • とろけるチーズ大さじ2
  • オリーブオイル
  • ドライバジル、ブラックペッパー
 
  1. 玉ねぎは薄切りにし、トマトは1~2cmの厚さに切ります。
  2. 耐熱皿に玉ねぎを広げ、電子レンジで1分ほど加熱します。
  3. 2の上にスライスしたトマトを敷き詰め、その上からとろけるチーズ、バジル、ブラックペッパーをのせて、オリーブオイルを回しかけます
  4. オーブントースターで3~5分焼きます。
  5. 表面が少し焦げ、チーズが溶けたらできあがりです。

カプレーゼの基本材料に玉ねぎを加えて、オリーブオイルやトマト果汁を吸い込ませるようにしたアレンジレシピです。モッツァレラチーズを使ってもよいですが、ピザ用などのチーズを使うことで、とろけた食感も楽しむことができます。焼いたカプレーゼは、バケットにのせても美味しくいただけます。

豆腐で和風カプレーゼ

  • 絹ごし豆腐1丁
  • 中玉トマト2個
  • 大葉5枚
  • しょう油大さじ1
  • 酢小さじ2
  • ゴマ油小さじ1
  • 練わさび少々
 
  1. 豆腐は軽く水切りして、1cm幅に切ります。トマトも同じくらいの厚さに切ります。
  2. 大葉は細切りにします。
  3. しょう油、酢、ゴマ油、練わさびをよく混ぜ合わせ、ドレッシングをつくります。
  4. さらに1を盛り付け、その上に2の大葉を散らし、最後に3のドレッシングをかけてできあがりです。

モッツァレラチーズを豆腐に、バジルを大葉に変えて、3色のイタリア国旗のカラーは同じながら、和風なカプレーゼにアレンジしたレシピです。チーズを使うよりもカロリーを控えめにしつつ、豆腐のたんぱく質をとることができ、わさびのピリ辛とゴマ油のコクを合わせたドレッシングで、おかずになる一皿です。

マリネ風カプレーゼ

  • ミニトマト10~12個
  • モッツァレラチーズ100g
  • フレッシュバジルの葉5枚
  • エキストラバージンオリーブオイル大さじ3
  • レモン汁大さじ1
  • 塩小さじ1/3
  • 砂糖、こしょう
 
  1. ミニトマトはヘタをとり、良く洗って水けをきります。
  2. モッツァレラチーズはプチトマトと同じくらいの大きさにスプーンでちぎっておきます。
  3. ボウルにオリーブオイル、レモン汁、塩、砂糖ひとつまみと粗く刻んだバジルの葉をよく混ぜ合わせます。
  4. 3のボウルに、ミニトマトとモッツァレラチーズを入れ全体を合えて、ラップをかけて冷蔵庫で30分ほど冷やします
  5. 小さな器に盛りつけて、出来上がりです。

カプレーゼのドレッシングを、漬け込むようにレモン汁と砂糖を少し加えてマリネ風にしたレシピです。冷蔵庫で1番ほど置いてもよく、ホームパーティーや暑い季節の前菜に作り置きしておくと、見た目も涼しいメニューになります。小さめの器に盛りつけ、スプーンで食べると食べやすいです。

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カプレーゼでお洒落なパーティーにしてみよう!

イタリア料理の前菜として広まったカプレーゼは、トマト、モッツァレラチーズ、バジル、オリーブオイルとどれもイタリア産の食材を活かした手軽な料理です。3色の彩りも美しく、簡単に作ることができる料理だからこそ、盛り付けにこだわったり、好みの味にアレンジしてみてください。

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