はしまきとは何?西日本の屋台の定番料理の再現レシピや由来をご紹介

はしまきという食べ物を知っていますか?はしまきとは、西日本の屋台の定番料理の一つです。「はしまきって知ってる?」という質問だけで相手の出身地域がおよそ分かるほどの定番料理です。この記事では、はしまきについてまとめています。はしまきをよく知っている西日本の方はもちろん、その他の地域の方でもはしまきを再現できるレシピについてもまとめています。はしまきが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

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目次

  1. 1はしまきについて知っている?
  2. 2はしまきは西日本の屋台の定番料理
  3. 3はしまきの再現レシピ
  4. 4はしまきをお家で作ってみよう!

はしまきについて知っている?

はしまきという食べ物を知っていますか?はしまきとは、西日本の屋台の定番料理です。西日本の方でしたら、祭りの屋台などで見たことのある方も多いと思います。この記事では、はしまきについてまとめています。再現レシピについてもまとめているので、はしまきを知らない地域の方もぜひ作って食べてみてください。

はしまきは西日本の屋台の定番料理

はしまきとは、西日本の屋台料理の定番です。「はしまきって知ってる?」という質問だけで、相手の出身地域がおよそ分かるほど、西日本に定着しています。西日本では当たり前のように販売されていますが、その他の地域ではしまきを見かけることはほとんどありません。

はしまきの由来

はしまきとは、お好み焼きを箸に巻いた食べ物です。箸に巻いた形なので、はしまきという名が付きました。通常のお好み焼きのような具材のバリエーションはありませんが、箸に巻かれているので食べ歩きがしやすく、屋台の定番になりました。

はしまきは通常のお好み焼きとは違い、キャベツなどの具を入れないことが多いです。小麦粉を水で溶いただけの生地を焼いて、そこに天かすなどのトッピングをしています。その為、お好み焼きよりも生地が薄くもちもちとしているのがはしまきの特徴です。お好み焼きやたこ焼きより販売価格も安いので、多くの人に親しまれています。

はしまきは、屋台によってトッピングも様々です。ベースがお好み焼きなので、お好み焼きソースや天かすといった定番のトッピングはもちろん、最近ではチーズやあんこを一緒に巻いた変わり種のはしまきも販売されています。あんこをトッピングする屋台はあまり無いので、見かけた際はぜひ冒険してみてください。

はしまきがある地域

はしまきのベースはお好み焼きなので、大阪などの西日本が発祥だと思われがちですが、実は大阪でのはしまきの知名度は低いのです。はしまきは九州発祥と言われており、九州の人に「はしまき知ってる?」と聞けば、ほとんどの方が知っていると答える程の知名度です。

はしまきは西日本の中でも九州で有名ですが、大阪などの屋台でも見かけることがあります。しかし、大阪はお好み焼きがあるからか、はしまきの知名度は九州ほど高くはありません。

はしまきですが、最近では大阪などの関西でも屋台が出ていることがあります。西日本では変わらずの人気ですが、関東などの地域になると一気にはしまきの屋台は減ります。東京などの地域でもごくまれにはしまきを販売する屋台はありますが、極めて珍しいので、はしまきを目当てに関西以外の地域で屋台巡りをするのはあまり得策ではありません。

他の地域のはしまきに似た屋台料理

はしまきは西日本特有の屋台料理ですが、他の地域でもはしまきに似た屋台料理があります。はしまきの無い地域の方でも、「どんどん焼き」などの名前で馴染みのある方も多くいらっしゃると思います。

山形県の内陸部では、はしまきのように箸に巻いたどんどん焼きという屋台料理が販売されています。同じように、宮城県の仙台市では「くるくるお好み焼き」という名前で販売されていることもあり、西日本以外の地域でも違う名前で提供されていることが分かります。

どんどん焼きの由来は江戸時代の「文字焼き」(もんじゃ焼き)だとされています。小麦粉を水で溶いた生地を鉄板で焼く料理は昔からの定番で、薄く伸ばした生地を焼いただけのものや、はしまきのように巻いたものなど、様々な派生が確認されています。はしまきだけでなく、自分の地域の「○○焼き」を楽しんでみてください。

はしまきの値段設定

夏祭りなど、屋台料理というのはどれも高額なものが多いです。お好み焼きなどは500円以上するのがほとんどなので、どうせならもっと美味しいお店で食べたいという気持ちから避けてしまう方も多いと思います。しかし、はしまきはほとんどの屋台で200円から300円程度なので、屋台料理の中でも安く、手を出しやすいです。

はしまきは他の屋台料理に比べても手頃な価格が魅力ですが、トッピングに追加料金がかかることがほとんどです。天かすや青のりなどは最初からトッピングされていることが多いですが、最近人気のチーズや変わり種のあんこなどは、50円程の追加料金がかかります。

はしまきの再現レシピ

ここで、はしまきの再現レシピを紹介します。はしまきは屋台によって少しずつレシピが違うので、粉と水の割合を調製したりトッピングを変えてみるなど、自分好みのはしまきのレシピを探してみてください。

はしまきの基本レシピ

材料は、小麦粉100グラム、卵1個、水150㏄、和風ダシの素を小さじ一杯。小口切りの万能ねぎを適量、天かす、紅ショウガをトッピング用に少々。お好み焼きソースを適量です。これでおよそ5本のはしまきが作れます。小麦粉の代わりにお好み焼きの粉を使う場合は、ダシの素は要りません。

まず、小麦粉と卵、水、和風ダシの素をダマが無くなるまで混ぜ合わせます。サラダ油を熱したフライパンに生地を流し、薄く広げます。この時、フライパンではなく玉子焼き器を使うことで箸に巻きやすくなるのでオススメです。生地が焼ける前にねぎなどのトッピングを散らし、割っていない割りばしで端を挟んでくるくると巻いていきます。

生地を巻き終わったら、お皿にあげてソースをかけて完成です。お好みでマヨネーズなどをかけても美味しく頂けます。失敗しないコツは、具を欲張らないことです。ねぎや紅ショウガなどの具をたくさん乗せてしまうと巻きづらくなるので、少しだけ乗せるようにしましょう。

卵を使わないはしまきのレシピ

はしまきには、卵を使わないレシピもあります。トッピングにも卵を使わないものを選べば、卵アレルギーの方でも食べることができるはしまきを作ることもできるので、これらのレシピもぜひ試してみてください。

卵を使わないレシピの場合、粉と水の割合を変えることではしまきのモチモチした生地を作ることができます。生地の材料は、小麦粉140グラム、水を300㏄です。卵を使わない分、水を増やすことで生地をモチモチとさせます。トッピング用にかつお節や紅ショウガのみじん切り、小口切りの万能ねぎ、青のりを用意しましょう。

粉と水をダマにならないように混ぜ合わせて生地を作り、熱したフライパンか玉子焼き器にサラダ油を敷いて生地を流し込み、薄く伸ばしましょう。そこにかつお節や紅ショウガなどのトッピングを少しずつ乗せて、生地が完全に乾く前に割りばしに巻き付けましょう。巻き付けにくい時は、フライ返しなどで押さえながらくっ付けましょう。最後にお好み焼きソースを塗って完成です。

面倒くさがりでもできるはしまきのレシピ

屋台のはしまきは、生地を焼いてからトッピングを乗せて巻いています。しかし、それでは手間だと言う人もいます。はしまきの再現レシピの中には面倒くさがりにも優しいレシピがあるので、そちらも合わせて紹介します。

まず、材料は通常のはしまき同様、小麦粉100グラムに卵一個、水150㏄、和風ダシの素を小さじ一杯です。トッピングも、かつお節や紅ショウガ、万能ねぎなど好きな物を用意しましょう。仕上げ用にお好み焼きソースと、お好みでマヨネーズも用意して準備は完了です。

小麦粉と水、卵で生地を作ります。焼く前にかつお節などのトッピングを生地に混ぜてしまうことで、焼きながらトッピングをするという手間を省くことができます。トッピングを混ぜて生地が固くなってしまった場合は、少し水を足しましょう。はしまきの生地はシャバシャバが目安です。あとは他のレシピと同じ手順で、薄く焼いて箸に巻き付けましょう。

文化祭向けのはしまきのレシピ

はしまきは簡単に作れる上に片手で食べられるので、文化祭などの模擬店にもぴったりです。学生だけでも簡単に、大量に作れるレシピを紹介しますので、文化祭などでぜひ作ってみてください。

生地の材料はお好み焼きの粉100グラム、卵1個、水150㏄です。大量に作る場合でも生地の割合を計算しやすいので、簡単なレシピをオススメします。余裕があればこの生地の分量に対しキャベツ2枚を千切りにして入れるのもオススメですが、千切りキャベツを作るのに時間がかかるのであれば粉と卵、水だけで作りましょう。

生地を作ったら、他のレシピ同様薄く焼いていきます。トッピングは焼きながら乗せるのも最初に混ぜてしまうのも、どちらでも大丈夫です。文化祭らしく若者向けの味にしたいのであれば、ベーコンを刻んで混ぜるなどのアレンジもできます。はしまきは簡単にオリジナリティのあるものを作れるので、文化祭にもオススメです。

はしまきのトッピングおすすめ

はしまきのトッピングは、お好み焼きのトッピングに使われるものが定番です。天かすや紅ショウガは、生地に混ぜるだけでなく完成したはしまきにトッピングすることでよりサクサクとした食感や紅ショウガの辛みを味わうことができます。

はしまきは屋台によってもトッピングは様々です。小麦粉と水だけのベースの生地にお好み焼きソースを塗って、注文があればかつお節や紅ショウガを散らす屋台もあれば、最初からかつお節や紅ショウガ、青のりのトッピングがされている屋台もあります。

他にも、屋台によってははしまきの生地そのものにかつお節などのトッピングを混ぜていることもあります。紅ショウガは特に好き嫌いが分かれるので、はしまきの屋台が複数あるのであれば作る手順や生地を見て、どこの屋台ではしまきを買うか決めることをオススメします。苦手なトッピングがある場合は、トッピングを追加できるかどうか選べる屋台で買いましょう。

はしまきの定番トッピング:目玉焼き

屋台のはしまきの定番トッピングは、半熟の目玉焼きです。できあがったはしまきに目玉焼きを乗せて提供されます。半熟なので、目玉焼き無しのはしまきに比べると食べづらいですが、半熟の黄身がお好み焼きソースの味をマイルドにしてくれてとても美味しいです。

屋台によっては、食べやすさ重視で固焼きの目玉焼きをトッピングすることもあります。目玉焼きの固さを選ばせてくれることもあるので、注文する際に屋台の方に聞いてみましょう。また、目玉焼きのトッピングは安くても50円、多くの屋台で100円の追加料金がかかります。

はしまきの定番トッピング:チーズ

最近、多くのはしまきの屋台でトッピングとしてチーズが用意されています。はしまきを焼く際にチーズを乗せる屋台もあれば、完成したはしまきにピザ用チーズを乗せる屋台もあるので、作る手順を見ておきましょう。

どちらかといえば、生地を焼きながらチーズをトッピングする屋台が多いです。熱が入るのでチーズがとろけて、モチモチしたはしまきの生地とよく合います。屋台によっては、チーズが最初から入っていることもあります。チーズが苦手な方は、作る手順を見てから買うかどうか考えることをオススメします。

はしまきの定番トッピング:えびせん

最近では、はしまきをえびせんに乗せて提供する屋台が増えています。えびせんとは、海老風味の薄いおせんべいです。はしまき以外に、たこ焼きをえびせんで挟んだ「たこせん」などもあるので、えびせんを見たことのある方は多いと思います。

はしまきをえびせんに乗せて提供する屋台では、二つを一緒に食べるも良し、はしまきだけ先に食べてえびせんで口をサッパリさせるも良し、はしまきの割りばしを抜いて皿として使って食べるも良しと、様々な食べ方ができます。色々な食べ方を試してみてください。

屋台によっては、はしまきが重くてえびせんだけで支えることが厳しい場合もあります。その場合ははしまきを持ち上げて先に食べてしまいましょう。えびせんは薄いので、優しく扱っても割れてしまいます。特に、できたてのはしまきは熱くて水蒸気も発するので、長時間えびせんに乗せているとその水分で割れるので注意が必要です。

はしまきの定番トッピング:肉

はしまきはベースがお好み焼きに似ているので、肉をトッピングする屋台もあります。はしまきの生地と一緒に豚肉を焼いて巻き付けるのはもちろん、小さく切った豚肉を生地に混ぜて一緒に焼いている屋台もあります。

はしまきはとてもシンプルな食べ物なので、中に肉が入ることでボリュームと味の深さが全く変わります。はしまきの外側に豚肉を巻いたものはもちろん、生地と一緒に焼いたものも肉の脂と噛み応えがプラスされるので、通常のはしまきよりも豪華な気分が味わえます。

はしまきをお家で作ってみよう!

いかがでしたか?日本の食文化は、地域によって全く違います。はしまきという名前は知らなくても、どんどん焼きなど別の名前で屋台で見かけたことがあるという方も少なくありません。はしまきは地域によっても違いますし、同じ地域でも屋台によって全く作り方が違います。皆さんも、色々な屋台ではしまきを食べてみて、自分だけのはしまきを見付けてみてください。

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