エアコンのクリーニング・掃除方法を解説!自分で簡単に出来る?

自分でできるエアコンのクリーニング・掃除方法は知っていますか?暑い夏も寒い冬も必須なエアコンは、放っておくとカビの温床になり、私たちにアレルギー性鼻炎などの健康被害や、過剰電力使用による電気代の高騰などの影響が引き起こされます。これらのデメリットは日頃のクリーニング・掃除で防ぐことが可能です。今回はエアコンのクリーニング・掃除方法について、自分で簡単にできる方法や、ハウスクリーニング業者を使うメリットなどについて解説します。

エアコンのクリーニング・掃除方法を解説!自分で簡単に出来る?のイメージ

目次

  1. 1エアコンがカビ臭い!クリーニング・掃除方法はどうやるの?
  2. 2エアコンはなぜ掃除をしないと汚れるの?
  3. 3エアコンを自分でクリーニング・掃除する方法は?
  4. 4エアコンクリーニングで注意すべきこと
  5. 5エアコンクリーニングの頻度はどのくらい?
  6. 6自宅でできるエアコンクリーニングの限界
  7. 7エアコンにカビを発生させない掃除方法
  8. 8プロの掃除はすごい!ハウスクリーニング業者を利用する理由
  9. 9エアコン掃除は計画的に方法を考えよう

エアコンがカビ臭い!クリーニング・掃除方法はどうやるの?

暑い夏も、寒い冬にも欠かせないエアコンは、いまや日本の建物内で必須の家電製品です。エアコンの掃除はどのくらいやっていますか?そろそろ暑さに耐えられなくなってきたからと、久々にエアコンを稼働すると嫌なにおいが送風口から流れてくることがあります。においの原因はエアコン内の汚れなことがほとんどです。しかし自分でエアコン掃除を行う人はなかなか少ないそうです。

エアコンは高い位置に設置されていますし、内部も複雑ですので、そう感じてしまうのも納得できます。ハウスクリーニングに頼むのも高いのでは?と躊躇する人も多いです。思わず放置しがちなエアコンの汚れですが、エアコンの汚れを放置すると健康被害や電気代高騰の原因になることもあります。エアコンクリーニングは自分でもできる掃除です。エアコンクリーニング・掃除の方法を解説します。ぜひ実践してみてください。

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エアコンはなぜ掃除をしないと汚れるの?

そもそもエアコンはなぜ汚れてしまうのでしょう?外から見ていると中は密閉されているので、少し不思議に感じる人もいるでしょう。エアコンの仕組みをしるとその理由が理解できます。簡単にエアコンの仕組みについて解説します。

エアコンはまず室内の空気を吸い込みます。エアコンは吸い込んだ空気の余計な熱を、熱交換器とパイプに張り巡らせた冷媒を使い、外に排出します。冷媒とは、熱を移動させるために用いられるガスのことです。そうして、熱が取り除かれ冷たくなった空気が室内に排出されます。暖房のときは、この冷媒による動きを逆にすることで、暖かくなった空気を室内に排出します。

エアコンが汚れるタイミングは空気を吸い込むときです。空気を吸い込むとき、空気中の汚れを侵入させないために、フィルターで汚れをキャッチします。空気中の汚れはホコリや油、たばこのヤニ、カビ胞子など様々です。これらの汚れが蓄積するとエアコンの機能に影響を及ぼします。具体的にどのような影響があるのか、さらに詳しく解説します。

エアコンのクリーニング・掃除はカビを防ぐ方法にも

エアコンのフィルターにたまった汚れにはカビ胞子がまぎれています。カビが育ちやすい環境3つの条件は知っていますか?「温度」、「湿度」、「汚れ」の3つです。私たちのそばにいるカビの多くは中温性のカビです。このカビは5~35度の温度で付着した表面の栄養と水分を利用して発育します。一般住宅の一年間の室内平均温度は10℃~30℃です。エアコンの内部は湿気がこもりやすく、栄養分になる汚れもたくさんあります。
 

エアコン内部にカビがたまると健康被害を及ぼします。例えば、カビによってハウスダストアレルギーが発生します。カビはアレルゲン(アレルギーを引き起こす原因物質)の1つです。アレルギーはアレルゲンに触れ過ぎることで発症します。エアコンは、使用するシーズンになるとほぼ毎日長時間稼働します。稼働している間、エアコンに内部に発生したカビの胞子が空気中にばらまかれ、アレルギーの原因となるのです。

一部のカビは肺炎の原因にもなります。吸い込んだカビ胞子が肺に入り込み、肺炎を発症させます。特に免疫力が低い赤ちゃんや高齢者がいる家庭では注意が必要です。夏になると咳が出る夏型過敏性肺炎も、エアコン内のカビが原因で引き起こされます。カビによる健康被害は甚大です。エアコンクリーニングを行うことで、カビの発生条件の1つ、汚れを取り除くことができます。エアコンクリーニングはカビ対策に有効な方法です。

エアコンのクリーニング・掃除は電気代の節約方法の1つ

エアコンのクリーニング・掃除は電気代の節約にもなります。フィルターに汚れがたまればたまるほど、空気の通りが悪くなります。エアコンは設定温度に下げるまで全力で稼働しなければなりません。さらに空気を取り込もうと、電気を余計に使ってしまいます。私たちもエアコンの効きが悪くなったとかんじます。そうすると、エアコンが効かないと必要以上に温度を下げたり、風量をパワフルにします。

パワーをあげればあげるほど、エアコンが消費する電力があがります。せっかく省エネのエアコンを買ったとしてもこれでは本末転倒です。エアコンの電気代を節約するためにも、エアコンのクリーニング・掃除は行ったほうが良いです。

エアコンのクリーニング・掃除は故障も防ぎ寿命も伸ばす

高いお金を払って購入したエアコンです。5年~10年は使いたいと思うのが普通だと思います。エアコンのクリーニング・掃除を怠ると、エアコンの寿命は短くなってしまいます。先ほどエアコンのフィルター汚れがたまると、エアコンの効きが悪くなり温度を必要以上下げてしまうことがあると述べました。温度を下げると空気を冷やしているエアコン内部は冷えていきます。冷えていくと外との温度差で、内部に結露が発生します。

結露はカビを大量発生させる原因になりますが、それだけではありません。結露を流すドレンホースというものがあります。結露が大量発生するとドレンホースでの排水が追い付かず、中で水がたまってしまいます。たまった水はエアコン内部でショートを起こす可能性があります。エアコン内部でショートしてしまったら故障してしまいますし、最悪火災の危険があります。エアコンを長く使うために、クリーニングをぜひ行ってください。

お掃除機能つきエアコンでもクリーニング・掃除は必要

お掃除機能付きエアコンだから大丈夫と思っている人いませんか?お掃除機能付きエアコンでも、自分でエアコンのクリーニング・掃除を行う必要があります。特にダストボックス式のお掃除機能付きエアコンは要注意です。お掃除機能付きエアコンは基本フィルターの掃除を行ってくれます。ダストボックス式とは、フィルター掃除でたまった汚れを箱にためていく方法のお掃除機能です。

そのことに気づかず、ダストボックスの掃除をしないと意味がありません。またフィルター掃除を定期的に行うだけでも、エアコンの機能保持にはかなり有効ですが、それでもカビが内部に発生してしまうことがあります。そもそもカビの発生条件はエアコンのような場所だけでなく、通常の室内も十分当てはまります。エアコン内部は空気がこもりやすく、通常の状態でもカビが発生する可能性があります。

使ってないエアコンもクリーニング・掃除が必要

前シーズンの使い終わりに掃除したから大丈夫と、次のシーズンがはじまるときに掃除をしないのもよくありません。先ほど述べたように、稼働していない状態でもカビは十分発生する可能性があります。エアコンは内部がこもった構造ですし、また設置場所も部屋の角のこともあり、湿度がたまりやすい場所です。そうなると未使用期間でもカビが発生することがあります。本格的に使い始める前に、エアコンの掃除はしたほうが良いです。

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エアコンを自分でクリーニング・掃除する方法は?

エアコンのクリーニング・掃除は自分でできます。ハウスクリーニングに頼むこともできますが、だいたい1台10000円~25000円ほどと、高くて頼みづらい人も多いと思います。その点自分でエアコンのクリーニング・掃除をする方法は予算はそんなにかかりません。1台2000円くらいで道具は揃えることができます。

エアコンを自分でクリーニング・掃除する方法は3つあります。掃除機で掃除する方法、水洗いする方法、市販のクリーナーを使う方法の3つです。お手軽な方法から、本格的な掃除方法まで順番に解説します。掃除したいエアコンの汚れ具合を見て、どの方法をとるか決めてください。

エアコンを掃除する方法:まずは掃除機でクリーニング

1番簡単にできる方法は、掃除機で掃除する方法です。まずエアコンの全面カバーを開け、フィルターを取り出します。基本2枚のフィルターが簡易的なパーツで留められているだけのことがほとんどなので、そっと1枚ずつフィルターを取り出せば大丈夫です。もしフィルターの取り出し方がわからないときは、説明書を確認してください。紛失してしまった場合は、メーカーのホームページを確認すると説明書が公開されています。

取り出したフィルターは新聞紙などの上にのせてください。汚れを掃除機で吸いとります。このとき必ずフィルターの前側に掃除機をあてるようにしてください。フィルターの網目は見えない汚れもキャッチできるよう、細かくできています。逆方向から汚れを吸いとろうとすると、キャッチされていた汚れが無理に網目を通り抜けようとして、広がってしまいます。気を付けてください。

キレイになったらフィルターを戻して終了です。もし汚れが舞いそうで、フィルターを動かしたくなければフィルターを外さずに掃除機をあてても大丈夫です。しかしエアコンは高い位置にあるので怪我をしないよう、気を付けてください。以上が掃除機でエアコンをクリーニングする方法です。簡単な分、奥まで掃除するわけではないので定期的なクリーニングをおすすめします。

エアコンをもっとキレイに掃除する方法:水洗いクリーニング

掃除機で吸いとった程度ではフィルターがキレイにならないときもあります。そんなときはさらに自分で水洗いをするのをおすすめします。フィルターを取り出し、掃除機で汚れを吸うところまでは同じです。大きな汚れを吸いとったら、お風呂場にフィルターを持っていきます。中性洗剤と歯ブラシや綿棒を使い、落ちない汚れを落としてください。シャワーをあてるときは、掃除機と逆の裏側からあてるようにしましょう。

フィルターの網目の構造から逆らうと、網目が広がってしまうためです。歯ブラシでこするときも優しくこすります。隅のほうは綿棒でクリーニングすると汚れが落としやすいです。汚れを落としたら洗剤を完全に洗い流し、乾燥させます。完璧に乾燥するまで乾かしてください。水気が残っているとカビの温床になります。乾いたことを確認したら、フィルターを元に戻し送風運転を30分~1時間行って終了です。

送風運転をすることで、確認しきれなかった水気を完全に飛ばすことができます。送風運転で仕上げるからと、濡れたまま取り付けると漏電の危険もありますので、きちんと乾燥させてください。水洗いは身近なもので簡単に自分でできる掃除方法です。フィルターの汚れが思った以上に酷いときはぜひ活用してください。

エアコンの除菌もできる:クリーナーで掃除する方法

もっと完璧に自分で掃除をするならば、ドラッグストアやスーパーでエアコンクリーナーを購入してくることをおすすめします。市販しているエアコンクリーナーはいくつか種類があります。定番なのはフィルタークリーナーとフィンクリーナーです。フィルタークリーナーはフィルターの汚れを落とすと同時に除菌・防カビ効果をもたらしてくれます。フィンクリーナーとは、フィンつまり熱交換器の掃除ができるクリーナーです。

フィンは、フィルターを外したら現れる薄い金属板が縦に大量に並んだ部分のことを言います。さらに吹き出口を覗くと奥に見える横向きに板が並べられた筒状の部分はファンと言います。くるくる回って風を送り出すのがファンの役割です。ファンクリーナーもあるので、自分でできる限り掃除をしたい人はそちらも購入することをおすすめします。

この記事では、フィルタークリーナーとフィンクリーナーを使用した掃除方法を解説します。まずフィルターを外して、掃除機で汚れを吸いとってください。フィルターもフィンも、気になるところすべてです。吸いとったらフィルターはお風呂場に持っていき、表側からクリーナーを吹きかけます。泡がたつので、泡が収まったらシャワーで洗剤を洗い流しましょう。カビが気になるようなら5分ほど置くのを勧めます。

フィンは大きな汚れを吸いとったら、細かな汚れを歯ブラシでそっととります。金属板は簡単に倒れてしまうので、なでる程度で大丈夫です。汚れを取ったら、クリーナーを吹きかけます。クリーナーを吹きかけると汚れが洗剤と一緒にドレンホースへと流れていきます。吹きかけたら10分~20分ほど放してください、乾燥させるためです。乾燥したのを確認したらフィルターを元に戻して終了です。

これだけならとても簡単です。今回は一番一般的な方法を解説しましたが、クリーナーによってはやり方が違うこともあります。きちんと説明を確認したうえで掃除を行ってください。ここまででエアコンのフィルターとフィン、ファンをクリーニングしてきました。他にも自分で簡単に掃除できる箇所があります。前面カバーとルーバーです。

自分で簡単にできる掃除場所はこれだけじゃない:前面カバー

エアコンの内部を掃除するときに必ず開けてきた前面カバーは、取り外して掃除することもできます。取り付けたまま簡単に中性洗剤をつけたタオルで拭くだけでも十分ですが、せっかくですので外し方も知っていってください。まずエアコンのカバーを床と平行になるまで上げます。次に左右の固定部分を順番に外していきます。右側から外す場合は、左にぐっとカバーを寄せてから右側を手前に引きます。

片方が外れたら、今度はもう一方を外しましょう。基本的にこの外し方でカバーは外れます。説明書を確認できる場合はきちんと確認してください。カバーを外したら、カバーをお風呂場に持っていき、水洗いをします。中性洗剤と歯ブラシを使い汚れを落としていきます。汚れを落としたら洗剤をしっかりすすいでください。

最後にカバーをタオルで拭いて、しっかり乾燥させます。湿気はエアコンの大敵です。完全に乾いたら元の場所にカバーをとりつけて終了です。簡単です。取り外すときは、高い位置にあるのでカバーを外す反動で怪我をしないよう気を付けてください。次はルーバーの掃除方法です。

自分で簡単にできる掃除場所はこれだけじゃない:ルーバー

ルーバーとは、エアコンの送風口にある、風向きを調整するパーツのことです。ルーバーは風の通り道ですが、意外とホコリがたまりやすい場所です。こちらも掃除を行いましょう。ルーバーは外せなくもないのですが、素人が外すとおいおい正常に動作しなくなりやすい場所ですので。取りついた状態のまま掃除します。
 

必要なモノは中性洗剤とタオルです。掃除をする前に電源を切ってコンセントを抜いてください。掃除中にエアコンが動き出さないようにするためです。次に吹き出し口のふたを手で回して、開けます。中性洗剤を薄めた液をタオルにつけ、ルーバーの埃をふき取りましょう。吹き終えたらしっかり水拭きしてください。拭き終えたらルーバーをしっかり乾燥させます。エアコンの送風運転を30分ほど稼働させましょう。

ルーバーはエアコンで変化した空気が必ず通る部分です。日頃からチェックしてキレイにしておきましょう。以上が自分で簡単にできるエアコンの方法です。どうでしたか?次に自分で掃除するときの注意点について解説します。

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エアコンクリーニングで注意すべきこと

エアコンをクリーニング・掃除するときに注意すべきことは4つあります。「エアコン周りを養生すること」、「優しく丁寧に掃除すること」、「乾燥はしっかりさせること」、「コンセントはきちんと抜くこと」この4つです。エアコンの掃除方法を解説したときにいくつか触れたものもありますが、あらためてまとめたものをしっかり確認して、エアコンが壊れることがないよう気を付けましょう。

水や洗剤が垂れそうなときは周りを養生しよう

フィンやファンを掃除するとき、使用するクリーナーの中には洗剤や水が垂れやすいものもあります。もしものときのために、エアコンクリーナーを使用する方法で掃除するときは、周りをカバー(養生)しておくと安心です。簡単に養生方法について解説します。

用意するものは養生テープ、バイクカバー、できるだけ大きめ(45リットル以上)のごみ袋です。すべて百ショップで用意できます。エアコンに洗浄液や水を吹きかけるので、それを考慮して養生していきます。まずバイクカバーを広げ、エアコンの下をすっぽりカバーできるように、エアコンのすぐ下に養生します。掃除している最中、水が垂れてきたことによって重みが加わるのでしっかり養生しておきます。

受け皿になる部分を作ったら、今度は周辺の養生です。エアコンのまわりの壁や電源部分を養生していきます。とくにコンセントカバーに水分がかかると危険ですので、しっかり養生しましょう。エアコンの周囲で気になるところをすべてカバーできたら終了です。

しかし、この作業はかなり大変です。養生してるだけですぐ汗だくになってしまいます。養生して掃除するときは、夏場は避けて行ったほうが良いです。また、意外と汚れが垂れると思ったらそうでもなかったという報告もかなりあります。はじめはともかく、慣れてきたらもっと簡易的に養生してもいいですし、しなくても大丈夫です。

エアコンの掃除は優しく丁寧に

エアコンの掃除方法について解説したときも話しましたが、エアコンのフィルターやフィンはとても繊細にできています。フィルターの網目はたいへん細かく、繊細です。また汚れをキャッチすることが目的ですので、網目が広がってしまうと正常に機能しなくなってしまいます。掃除を強く押し付けたり、歯ブラシをゴシゴシ強く使わないようにしましょう。

フィンの金属板も少し力を込めて磨いただけで、簡単に倒れてしまいます。少しくらいなら問題はありませんが、やはり壊してしまっているのは事実なのでフィンの機能に影響がでてきます。掃除をするときは優しく丁寧に掃除するようにしてください。

水洗いを選択したら乾燥に注意!

エアコンをクリーニング・掃除したときは乾燥がとても大事です。何度も述べていますが、エアコンの内部はカビが発生しやすい環境です。そこにさらにカビの栄養分になる水分を追加してしまうと、掃除をする意味がなくなってしまいます。それにエアコンは機械です。機械は水に弱く、故障の原因になります。

水気が多く残った状態でフィルターを取り付けると、水が垂れてエアコン内部で漏電がおきます。場合によっては発火して火災の原因になることもあります。エアコンのパーツを水洗いするときは、しっかり乾燥したことを確認しましょう。最後に送風運転を行うのもポイントです。

電源はコンセントを抜いてしっかりオフに

エアコンの掃除を行うときは、コンセントは抜くようにしましょう。とくにルーバーの掃除やフィン・ファンの掃除をしているとき、突然動き出したら危険です。指を怪我したり、洗剤がついたまま稼働して中でショート、外は洗剤だらけになったりと、危ないです。コンセントはしっかり抜いて、電源が点かないのを確認して掃除しましょう。養生もコンセント周りがしっかり行ってください。

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エアコンクリーニングの頻度はどのくらい?

エアコンの掃除について、方法・注意点と解説してきました。掃除の仕方がわかったら、次に気になるのはどのくらいの頻度でエアコンのクリーニング・掃除を行えばいいのかでしょうか?エアコンのクリーニング業者に聞くと答えは意外とバラバラです。3か月に1度掃除すればいいというところもあれば、1週間に1度、1か月に1度と答えは様々です。

エアコンの掃除は、使う頻度・季節・環境に作用されますが、目安として毎日8時間以上エアコンを使用する場合、2週間に1度を目安にエアコンの掃除しましょう。特にフィルターの掃除が大事です。他のフィンやファンのなどは、フィルターをこまめに掃除しておけばキレイさが保たれます。あとは、エアコンの様子をみて掃除頻度を決めましょう。

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自宅でできるエアコンクリーニングの限界

自宅でできるエアコンクリーニング、意外と全体的に掃除ができることわかりましたか?しかしやはり素人がやる掃除には限界があります。フィンやファンは自分で掃除することができますが、それは表側に限ってです。裏側を完璧に掃除するには、どうしてもエアコンを分解する必要があります。分解掃除は自分でできないこともないのですが、故障してしまう危険がとても高いです。
 

ですので、分解掃除を自分で行うのはあまりおすすめできません。自分で分解掃除をして故障した場合と、ハウスクリーニングに頼んで分解掃除をしてもらうのなら、後者のほうが安くつきます。エアコンの裏側が気になる場合はハウスクリーニング業者に依頼しましょう。

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エアコンにカビを発生させない掃除方法

エアコンの裏側が汚れる一番の原因はカビです。ハウスクリーニング業者に頼めば、エアコンの裏側のカビまでキレイにしてくれるとこもありますが、一番は購入時から定期的に掃除をしてカビを発生させないことです。カビの発生条件は何度か述べてきましたが、防ぐのが難しいことは重々承知です。しかし、定期的な掃除をしておけばエアコンの状態も確認できますし、カビの発生も極力防ぐことができます。

掃除方法に加え、カビの発生を防ぐ方法を解説します。まずは掃除方法についてです。年2回は防菌・防カビコート機能がついたエアコンクリーナーを使うことをおすすめします。掃除機での掃除や水洗いの掃除のみでも防げる環境もあると思いますが、しっかり防菌・防カビコート機能を利用するほうが確実です。最低でもエアコンを使用しはじめる夏前と冬前の2回は、クリーナーによる掃除を行ったほうが良いです。

梅雨の時期の送風運転もカビを防ぐ方法として、おすすめです。カビの発生条件には湿度がありました。梅雨はエアコンを使うことが少ないですが、湿度だけは自然と高くなってしまいます。設置位置によっては、他の家庭のエアコンよりもカビが発生しやすくなっている可能性があります。送風運転をすることによって、内部に風を通し湿度を下げることができます。

こまめなエアコンの稼働は、内部の経年劣化を防ぎますし故障していた場合もすぐに気づくことができます。梅雨に入ったら、毎日30分ほどの送風運転を実践してみてください。カビの発生を極力防ぐことができます。最後に、どうしてもカビの発生を防げないときは一度ハウスクリーニング業者を利用するのもおすすめです。業者に依頼することでどういうメリットがあるか、紹介します。

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プロの掃除はすごい!ハウスクリーニング業者を利用する理由

エアコン掃除のプロ、ハウスクリーニング業者は自分でできない範囲の掃除を行ってくれます。できれば利用する必要がない状況が理想的ですが、エアコンの汚れは環境に依存することも多いです。汚れが酷すぎたり、何年も放置していた場合は、一度ハウスクリーニング業者に依頼することをおすすめします。では、ハウスクリーニング業者は具体的にどういった掃除を行ってくれるのでしょうか?解説します。

エアコンの掃除をハウスクリーニング業者に依頼すると、おおよそ10000円~25000円ほどかかります。安いと自分でできるような、表側の掃除のみを行ってくれます。私たちが自分でやるときとの一番の違いは、高圧洗浄機を使用することです。しかし私たち素人が同じように高圧洗浄機を使って掃除すると、内部の電気部品を破壊して故障させてしまう可能性が十分あります。

プロにはプロの技があるのです。また、高圧洗浄機を使うことによって、裏側も私たちが自分でやるよりはしっかりと掃除されます。それだけでもメリットはあります。25000円ほどかけると専用工場にエアコンを持っていき、分解洗浄を行ってくれます。最も理想的なのはこの分解洗浄です。エアコンのパーツをすべて分解し、専用の洗浄液につけ隅々まで汚れを落としてくれます。

カビなどの汚れが酷すぎるときは、分解洗浄を依頼するのが一番です。またハウスクリーニング業者に依頼すると、エアコンの掃除だけでなく、日頃のメンテナンス方法も教えてくれます。どうしても自分でエアコン掃除がうまくできないときは利用して、アドバイスもついでに受けとるのも手です。

最後に、ハウスクリーニング業者に依頼するときは2つ注意すべきことがあります。1つ目はエアコンの製造年月日です。エアコンの製造年月日が10年を過ぎると、経年劣化によりクリーニング中に故障する可能性が高くなります。故障してしまうと、10年たった製品は代替部品が製造されていないことが多いので直せなくなってしまいます。

ハウスクリーニング業者はエアコンが故障した場合の補償を行っていますが、10年たったエアコンに補償金はほぼつきません。そのため、製造年月日から10年経ったエアコンの掃除は断りをいれる業者がほとんどです。業者に依頼するときは10年経つ前に依頼するほうが良いです。

2つ目は依頼する時期についてです。ハウスクリーニング業者への依頼は夏や冬が近づくと増加します。特に酷暑の夏が訪れたときは6月のうちから予約がいっぱいで、クリーニングできるのは1か月先なんてことはとても多いです。分解洗浄を依頼するときは、自宅にしばらくエアコンがない時期も発生します。エアコンのクリーニングを依頼するときはなるべく早めに予約するようにしましょう。

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エアコン掃除は計画的に方法を考えよう

エアコンのクリーニング・掃除方法についていかがでしたか?エアコンのクリーニング・掃除は意外と自分で簡単にできます。手っ取り早く行うなら掃除機のみで、しっかり行うなら水洗いしたり、クリーナーを利用するなど、状況によって掃除方法を使い分けてみてください。エアコン内部の汚れは日頃の掃除が結果としてでてきます。

また汚れが酷すぎるときや、自分でやってみたけれどうまくいかないときなどはハウスクリーニング業者を使うのも手段の一つです。全体的に分析し、故障した場合など考えてみると自分で行うより、安く済むこともあります。エアコンの状態は環境によって千差万別です。この記事を参考に適した掃除方法をみつけ、実践してみてください。

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