ミョウバンはダイソーで売られている?結晶の作り方なども紹介

ミョウバンを使ってみたいが、どこで入手できるのかわからず困っている方もおられるでしょう。本記事ではミョウバンの性状や入手方法、そして用途や使い方を説明しています。読んでいただければミョウバンの有用性がよくわかり安心して使用できるようになります。

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目次

  1. 1ミョウバンとは?
  2. 2ミョウバンが売られているお店や売り場
  3. 3ミョウバンで結晶を作ることができる
  4. 4ミョウバンで消臭剤を作ることができる
  5. 5ミョウバンについて知ってみよう

「ミョウバンはどこで売られているのだろう?」
「ミョウバンはいくらぐらいするのだろう?」
「ミョウバンは安全なのだろうか?」
ミョウバンにはいろいろな用途があることを知り興味を持ったけど、このような疑問がある方も多いのではないでしょうか。


今まで使ったことのない方にはわからないことばかりです。


本記事ではミョウバンとはどのようなもので、どのような種類があるのか説明しています。そして、入手方法やその効果について述べ、使用方法についても紹介しています。


記事を読んでいただければ、ミョウバンがどのようなものかご理解いただけるでしょう。また、どのように使ったら良いかわかり、安心してご利用いただけるようになります。


ミョウバンは利用価値が高いものです、実際に使用してその有用性を確認してみてください。

ミョウバンとは?

ミョウバンとはカリウムとアルミニウムが硫酸と反応してできた粉末です。基本的に、市販されているものは白色です。


ミョウバンは染料の染色を助ける媒染(ばいせん)剤や皮のなめし剤等工業用途にも幅広く使われています。また、水溶液は酸性であり雑菌を分解し抑制する効果があるため、足の臭いなど体の臭い対策にも使われます。


食品関係では根菜類や栗のアク抜きに使われます。また、食材の細胞壁と結合して不溶化させるため、煮崩れ防止にも使われています。


ナスに含まれるアントシアニンは、ミョウバンのアルミニウムと結合すると安定化し変色しにくくなることから、ミョウバンはナスの色落ち防止にも使用されます。

ミョウバンが売られているお店や売り場

普段、ミョウバンを使用することはあまりないため、売っている場所や値段がわからないという方も多いでしょう。


調べてみると、ミョウバンは日常的な用途も多いことがわかります。基本的に、ダイソーなどの100均、スーパー、ドラッグストア、薬局などのお店で手に入ります。


ちなみに、ダイソーで売っているものは食用のミョウバンではなく、自由研究用のミョウバンだと言われています。ミョウバンにもいろいろ種類があるようです。


用途に合わせて購入場所を選ぶ必要があるのでしょう。

ダイソー

一般的に、ミョウバンは、スーパーやドラッグストアどこでも入手可能です。ダイソーでも買えるようですが、前述したようにダイソーで販売しているのは食用ではありません。


ミョウバンには生ミョウバンと生ミョウバンを加熱脱水した焼ミョウバンがあり、焼ミョウバンは吸湿性で、吸湿して生ミョウバンに戻ります。


スーパーやドラッグストアで一般的に販売しているものはその焼ミョウバンです。しかし、ダイソーが販売しているものは、夏休みの自由研究用に使われる紫結晶を作る実験用で、カリミョウバンとクロムミョウバンのキットとなります。


結晶の作り方は簡単でキットのミョウバンを溶かして数時間放置するだけで数センチほどの結晶ができます。半年ほど時間をかけ手のひらサイズのものも作ることができますので、お子さんは興味を持つでしょう。

スーパー

ミョウバンはナスの漬物の色落ち防止によく使われるため、スーパーでは漬物材料の売り場や乾物コーナーで売られていることが多いでしょう。


スーパーで食用に売られているものは一般的な焼ミョウバンで、数十グラムの小袋入りで数百円程度で売られています。


実際、1kgのナスを漬けるのに数グラムのミョウバンしか使わないため、スーパーで売っている小袋入りが良いでしょう。

ドラッグストアや薬局

ミョウバンはドラッグストアや薬局でも「焼ミョウバン」として購入できますが、売り場はスーパーと異なりますので注意が必要でしょう。


ドラッグストアでは食品コーナーではなく、医薬品の局方品コーナーでワセリンやエタノールと一緒に売られていることが多くなります。価格も100gで400円前後です。


ミョウバンは消臭剤に使用したり、切り花の日持ち用に使ったりもできます。そして、お風呂にひとつまみ入れて制汗剤としても使われます。


このように、いろいろな用途でよく使う方や、料理にミョウバンをよく使う方はドラッグストアでの購入の方がよいでしょう。

ミョウバンで結晶を作ることができる

ミョウバンで結晶を作ることは簡単にできますし、何よりも楽しいです。


家にある残り物の焼ミョウバンでも結晶は作れます。本格的に色付きの結晶を作りたいと思ったら、ダイソーで売っている夏休みの自由研究用実験キットがおすすめです。


詳しく結晶の作り方をご紹介しますので、親子できれいなミョウバンの結晶づくりに挑戦してみましょう。

ミョウバン結晶の作り方

結晶ミョウバン(生ミョウバン)でも焼ミョウバンでも、どちらでもミョウバンの結晶を作ることは可能です。しかし、比較的水に溶けやすい結晶ミョウバンの方が取り扱いやすいと言えます。


そこで今回は、結晶ミョウバンを使って結晶を作るやり方を紹介します。焼ミョウバンを使う場合は量を半分にするとよいでしょう。


まずコップに約40gの結晶ミョウバンを入れ、そこに200mlの60度以上のお湯を加え、ミョウバンを溶かします。


そして、溶けたミョウバンの入ったコップを徐冷のために、発泡スチロールの箱に入れ、1日か2日放置します。


コップの底に結晶のツブがいくつかできましたら、形の整った正八角形の結晶を一つ取り出し釣り糸で結び種結晶とします。


残りの結晶のツブと水溶液の入ったコップにフタをして、電子レンジで60度以上に温め、結晶のツブを溶かします。30度程度まで温度を下げていきコップの底に結晶が出始めたら、上澄み液を別のコップに取ります。


取った上澄み液に、釣り糸に結んだ種結晶を吊るし、発泡スチロールの箱に入れ静かに放置します。すると、種結晶が成長して大きくなっていきます。


焼ミョウバンを使う時は、熱湯に溶かす必要がありますので十分に注意してください。

ミョウバンで消臭剤を作ることができる

ミョウバンには、生ミョウバンと呼ばれる結晶水を持った結晶ミョウバンと、それを加熱乾燥させた結晶水を持たない焼ミョウバンがあります。販売されているミョウバンは無色の粉末状で、水に溶けると酸性になり少し渋い味がします。


ミョウバンはナスの漬物の色落ち防止や根菜類のアク抜き、そして魚の荷崩れ防止等に使われる食品添加物です。


また、ミョウバンは雑菌を減らす効果や消臭効果を持ち、合わせて、制汗効果もあります。そのため、水に溶かしミョウバン水にしていろいろな用途で用いられています。


そして、ミョウバンは酸性であるためアンモニアと反応して嫌な臭いを抑えてくれます。さらにミョウバンには雑菌を減らす作用があることから、汗に含まれる脂質や糖質と常在菌が反応して発せられた嫌な臭いも減らせるでしょう。


同様の効果で、靴の臭いや洗濯物の生乾き臭などにも対応できます。

ミョウバン水の作り方

ミョウバン水は、焼ミョウバンを水に溶かすだけなので簡単です。


まず空のペットボトルを用意します。ペットボトルに水を500cc入れ、次に焼ミョウバン15gを入れます。


ペットボトルのフタをしっかり締め、よく振って混ぜます。しかし、溶けにくいので、溶け残ったミョウバンで白く濁ります。


白く濁った水溶液を2日ほど放置しますと、濁った水溶液は、徐々に残ったミョウバンが溶け、透明になります。


透明になればミョウバン水の原液は完成です。


冷蔵庫で保管すればひと月ほどは使用できますが、誤飲しないようしっかり「ミョウバン水」と明記しましょう。


用途に合わせ希釈して使用してください。

ミョウバン水の消臭以外の使い方

ミョウバン水を実際にどのように使用するのか消臭剤以外の使用例を見ていきましょう。


はじめに掃除関係ですが、ミョウバン水は水あか、石けんカス、尿汚れなどのアルカリ汚れや、蛇口のカルキによる酸性汚れにも使うことができます。


トイレの掃除の際は、ミョウバン水の原液を10倍に薄めスプレー容器に入れ、便器にスプレーします。しばらく時間をおいてから、トイレットペーパー等で拭き取ります。汚れもニオイも取ることができるでしょう。


台所の生ゴミの臭い消しや雑菌による悪臭消しにも効果があります。


そして風呂場のカビ退治には、原液を薄めずそのまま使用してスプレーをしてください。頑固なカビの場合にはラップで覆い、しばらく時間をおいてからラップを取り、古い歯ブラシでこすって洗ってください。

ミョウバン水を使う時に注意すること

ミョウバン水はいろいろな用途で使えますが、使用する時は次のようなことに注意してください。


作ったミョウバン水は、冷蔵庫で保管すれば一ヶ月程度は持ちます。長く持ちますが、誤飲を防ぐために容器に「ミョウバン水」であることを明記しましょう。


ミョウバン水は薄めて使うことが多いですが、その時アロマオイル等で香りをつけると、リラクゼーション効果を期待できお勧めです。薄めたミョウバン水はできるだけ早く一週間程度で使い切りましょう。


ミョウバンは食品添加物として使われていますが、体につける時は、使う前にパッチテストをすれば安心でしょう。二の腕にミョウバン水を付け、しばらくおいて痒みや赤くはれることがなければ使用しても問題はないでしょう。


しかし、ミョウバン水を制汗剤として使用する時、使用部分が化膿したり炎症を起こしたりする時は使用を控えましょう。


ミョウバン水は、洗濯物を漬け置きすれば生乾き臭防止になります。しかし、漬け置きする時は洗剤と一緒にすると、中和され効果が薄れてしまいます。一緒に使うことは避けた方が良いでしょう。

ミョウバンについて知ってみよう

料理で少量必要な時はスーパーの漬物材料のコーナーで、少し多めに必要な時はドラッグストアの薬局コーナーで買うのが便利です。お子さんのミョウバン結晶作成用にはダイソーの実験キットがおすすめと言えるでしょう。


ミョウバンは、消臭効果、雑菌を減らす効果、制汗効果が期待でき、ミョウバン水にして家庭で多くの用途に使うことができます。


ミョウバン水を作りいろいろな用途で試してみてください。

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