エアコンが臭い原因と対策を詳しく解説!臭い消しの方法も紹介!

夏真っ盛りで毎日フル回転の、あなたの家のエアコンの中は綺麗ですか?埃やカビなどは溜まっていませんか?普段は見えないエアコンの中を少し覗いてみて下さい。驚くほど埃や汚れがびっしりと付いている場合が少なくありません。エアコンから臭いがするようであれば、危険信号です!できるだけ早く臭いの元である汚れやカビを取り除く必要があります。カビは放置すると健康被害をもたらす恐れもあるものなのです。臭いの原因である汚れやカビなどを除去し、カビの発生しない対策などの方法を解説したいと思います。

エアコンが臭い原因と対策を詳しく解説!臭い消しの方法も紹介!のイメージ

目次

  1. 1あなたの部屋のエアコンの臭いは大丈夫?
  2. 2エアコンの臭いの原因
  3. 3エアコンなど生活空間のカビによる健康被害
  4. 4カビから身体を守るにはカビを知る
  5. 5エアコン室内機内部の汚れが臭いの原因
  6. 6エアコン内部の空気の流れ
  7. 7エアコンの汚れと水分が反応することが臭いの原因
  8. 8エアコンで空気が冷える仕組み
  9. 9エアコン内の結露発生の仕組み
  10. 10エアコンの臭い対策:フィルターの手入れ
  11. 11エアコンの臭い消し:吹き出し口やルーバーの手入れ
  12. 12エアコンの臭い消し:洗浄スプレーを使う
  13. 13エアコンの臭い消し:洗浄スプレーを使うコツ
  14. 14エアコンの臭い消し:洗浄スプレーの選び方
  15. 15エアコンの臭い消し:洗浄スプレーの種類
  16. 16エアコンの臭い消し:臭い成分を結露で洗い流す
  17. 17エアコンの臭いが付きにくくする対策
  18. 18エアコンの臭いはエアコントラブルのサイン
  19. 19新品のエアコンでも臭いがすることもある
  20. 20エアコンの臭い消しに挑戦してみよう!

あなたの部屋のエアコンの臭いは大丈夫?

年々温暖化が進む中、夏のエアコンは無くてはならないものになってきています。快適に過ごす為に使っているはずのエアコンから、嫌な臭いがした経験は誰にもあるのではないでしょうか?冬の間エアコンを使わない家庭では夏になって久しぶりにエアコンのスイッチを入れたら、埃と一緒にカビ臭いとか鼻にツンとくる臭いなど、様々な臭いがしてきます。

臭いの原因は沢山ありますが、カビ臭いエアコンを使い続けているということは、体内にカビを吸い続けているということなのです。カビの菌は何処にでも飛んでいて食品に付着し、腐らせるものというイメージの方が強いかと思います。ですが、コウジカビのように味噌や醤油、日本酒などの発酵に利用されているカビもあります。

人体に良い影響のあるカビと、悪い影響のあるカビの両方があることを忘れてはいけません。空気中に漂うアスペルギルス・フミガーツスというカビの胞子を吸い込むと、気管支や肺に異常を起こす危険なカビもあるのです。エアコンを回し続ければカビ菌が無くなるわけではありません。キチンとした対策が必要なのです。

身近にあるエアコンに潜む有害なカビを始め、エアコンの臭いの原因や対策、また臭い消しの仕方など、安心で安全にエアコンを使い快適な空間を保つために、詳しく解説したいと思います。

エアコンの臭いの原因

エアコンの臭いは様々な要素がある

エアコンの臭いの種類は沢山あるかと思います。例えば、濡れた雑巾のような臭いや埃っぽい匂い、たばこの臭い、酸っぱい臭い、油の臭い、食べ物の臭い、ペットの臭いなど、エアコンがある部屋のあらゆる臭いを吸い取って吐き出しているのがエアコンです。すぐに取り外せるフィルターは掃除していても、エアコンの中まではなかなか掃除が出来ません。

生活空間から発生するあらゆる汚れと埃が混ざり合ってエアコン内部に吸い込まれ、溜まっていきます。そして冷房運転中のエアコンは、暖かい空気を取り込み冷たい空気を吐き出す為に、エアコンの内部に結露が発生しやすい状態となっています。ですから、汚れと埃に水分が混ざることとなり、カビ菌が増殖しやすい環境となってしまいます。

更に、エアコンは部屋の温度を一定に保つだけでなく、エアコン内部も一定の温度に保つこととなります。温度・湿度・汚れ(カビの栄養)の三つが揃って、カビ菌にとっては住みやすい環境となってしまいます。つまりエアコンの臭いの原因は埃や汚れと水分によって発生したカビなのです。カビと他の臭いが混ざり合ってエアコンから吐き出されているのです。

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エアコンなど生活空間のカビによる健康被害

気を付けなければエアコンもカビの温床

日常生活を送っている中では、非常に沢山のカビが存在しています。室内の埃を採取して調べてみると、埃1gの中に1万個~百万個ものカビが存在していることが分かっています。また1㎥の空気中では数十~数千個のカビが存在しています。カビの健康被害にはいくつかあり、カビが身体の組織の中で増殖して感染することで起こる口腔カンジダ症などがあります。

また、カビから発生するカビ毒であるマイコトキシンによって起こる中毒症状の肝臓癌や腎臓癌や、カビに対して過剰な免疫反応を起こすアレルギー症状の喘息・過敏性肺臓炎・アトピー皮膚炎や、カビが放出している揮発性有機化合物によるシックビル症候群やシックハウス症候群の症状である咳・頭痛・倦怠感・湿疹めまいなども関係があると考えられています。

常に湿り気のある雑巾が室内に置いてあるカビ、じゅうたんから発生するカビ、お風呂の中、エアコンに発生するカビなど、あらゆる所にカビが生えます。また、乾燥させておけばカビは生えないと思いがちですが、近年の研究により好乾性のカビが室内に多く存在しており、アレルギーの原因であることが解ってきました。

カビから身体を守るにはカビを知る

身体に良いカビと悪いカビ

様々な健康被害を引き起こすカビ菌ですが、約50年以上前のデータでは、重症のカビによる病気で亡くなった人は2%以下でした。しかし現在ではどんどん増加傾向にあり、おおよそ5%ほどにまで増加しています。つまりは20人に一人ですから、決して少ない数ではありません。増加の原因は高齢化、喫煙、大気汚染、医療の進歩など様々な影響が考えられます。

カビ菌は、他の大腸菌や肺炎球菌などの一般的に細菌と呼ばれている微生物は、細胞の仕組みや構造が人間とは全く異なるもので、抗生物質により死滅させることが出来ます。しかし、カビ菌は、それらの菌とは違い人間と同じ真核生物という生き物であり、人間と仕組みや構造がそっくりなのです。

ですから、カビ菌にだけ効いて人間に副作用が少ない薬を作るのが簡単ではありません。カビによる症状の治療が難しいのはこのためなのです。カビは胞子を長い時間漂わせることで、繁殖を繰り返しています。前述した通り、空気中に漂うカビ菌を吸わずに生活することは困難です。しかし、人間の抵抗力によって体内では日々カビ菌との闘いが続いているのです。

カビ菌の中でどこの家庭にも普通にいるカビでアスペルギルスというカビがいますが、健康な人であれば簡単に感染することはありません。例えば、肺に傷んだ個所がある人や、軽い糖尿病の人、ステロイドなど免疫力を抑える薬を常用している人などは、このカビに感染しやすいようです。カビから身体を守るには、カビが増える環境にしないことです。

湿った場所・汚れ・よどんだ空気を作らないことが大切なのです。それから、エアコンなどの清掃・管理をすることも非常に大切です。味噌や醤油などのようにカビによる発酵食品を作ってきた人間は昔から上手にカビをコントロールして共存してきたのです。カビの増殖する条件を頭に入れておけば、カビの増殖を防ぐことが可能です。

更に、バランスの良い食事をとり、適度な運動をすることで身体の免疫力を上げることもカビから身を守る手段の一つと言えます。カビの危険性とコントロールについて知識を入れたところで、本題のエアコンのカビ対策や臭い消しの方法などを解説していきます。

エアコン室内機内部の汚れが臭いの原因

カビの栄養となる汚れに対して対策をすることでも、カビの原因である要素を取り除くことができます。エアコンの外部は他の家具や家電と同じで室内の埃や塵が付着して汚れるものです。部屋の環境によっては、料理の油汚れやタバコの煙、線香の煙などもエアコンの外観に付着します。これは拭き掃除によって簡単に解決できる汚れです。

問題はエアコンの内部に付着する汚れで、エアコンを使うとそういった部屋の汚れと共に空気をエアコン内部に吸い込みます。吸い込み口からフィルターを通って、熱交換器からファンへ流れエアコンの外へと吐き出されていきます。先程説明したように、汚れた空気がエアコンの内部を通っていくことで、フィルターで取りきれなかった埃や汚れが付着していくのです。

エアコンに臭いや汚れが蓄積する理由

エアコンは室内の空気を冷やす為に、エアコン本体と室外機をぐるぐると回っており、構造的に室外機から外の空気が出入りすることはありません。ただエアコン本体と室外機において熱交換をしているだけですので、換気扇のように出口がありません。吸い込んだ汚れや埃はエアコン内に溜まるか、再び室内に吐き出されるかしかないのです。

近年の家庭の間取りでは、リビングとダイニングとキッチンが一緒になっている家が殆どで、エアコンに台所の油を含んだ汚れも吸い込まれることになります。また料理中は水蒸気も多く循環している状況となります。水蒸気の粒子が小さい為に、エアコンのフィルターを通過してしまい、油が接着剤の役目をし埃や汚れが付着しやすい状態となります。

更に、油はカビの餌となりますので、カビの増殖を促進してしまいます。また、ヘアースプレーや香水も要注意です。ヘアースプレーや香水の臭い成分は、熱交換器のアルミと化学反応を起こし、臭いを沈着させてしまうと考えられます。香水やヘアースプレーはエアコンの無い部屋で使うことをおすすめします。

もしくは、ヘアースプレーや香水を使用する際には、エアコンを切るようにしてください。どちらもなかなか対策が難しい場合は、熱交換器を保護するための防カビチタンコーティングという特殊なコーティングをしてくれる業者もありますので、そちらの利用を検討することをおすすめします。

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エアコン内部の空気の流れ

エアコンの中にあるファンが回ることで、空気を吸い込み吐き出すという流れを作ります。そして、取り込んだ空気の熱を交換するのが熱交換器で、冷たくしたり温めたりして外へと吐き出します。この時に熱交換器に汚れが無ければ空気の流れがスムースに行われます。一連の空気の流れの中で、まずフィルターが汚れていると風を吸い込みにくくなります。

風が吸い込めないと風邪の流れが作られないので、風にムラが出たり、風量が弱くなったり酷くなると全く風が出なくなります。使えば使うほど埃や汚れがエアコン内部を通る量が多くなるので、内部に付着する埃や汚れの量も必然的に増えることになります。フィルターだけでなく、ファンや熱交換器の汚れや埃がだんだんとこびり付き、空気の通り道が狭くなっていきます。

目が詰まったファンや熱交換器は益々、埃と汚れが付着しやすくなります。人の血管が詰まっていく状態とよく似ています。通り道が詰まって狭くなると、本来流れるべきものが流れなくなるのです。よって、エアコン内部の空気は雑菌やカビ菌が発生しやすい状態へと近づいていくのです。

エアコンの汚れと水分が反応することが臭いの原因

エアコンの臭いの原因となる水分は何処から来るのか?

塗れた雑巾に雑菌が増殖して臭いにおいを放っているのを経験したことがあると思いますが、乾いた雑巾はさほど酷い臭いを放っていないことから解るように、エアコンの臭いも水分があると、臭いは酷くなりますし、雑菌やカビ菌が増える原因でもあります。では、エアコンの水分はどこからくるのでしょうか?

エアコンの室内機がつくる水分とは、前述したように取り込んだ空気と排出する空気の温度差により結露が出来ることから発生することや、エアコン内部に異常があり水漏れが起こること、または室内機の冷媒配管の銅管部分が露出することによる水漏れ、部品の破損や亀裂による水漏れなどが考えられます。

また、現代の建物の構造上気密性の高い住宅ですと、室外と室内の気圧の差があり、排水が上手くいかず水漏れすることも起こりうることです。また、エアコンが何らかの理由で傾いてしまい排水できないこともあります。これら多くの要因がありますが、普通にエアコンを使用していても発生する水分は、夏の冷房の時に発生する結露で故障していなくても起こることです。

エアコンで空気が冷える仕組み

エアコンの室内機と室外機には熱交換器があり、冷媒という熱を乗せたり下ろしたりする役目を果たしているものがあります。エアコン内部の交換器では部屋の中の熱が冷媒へと移り冷えた空気だけが室内に送りだされます。熱を乗せた冷媒は、パイプを通って室外機の熱交換器まで熱を運びます。外気温よりも熱くなっている冷媒から熱は外気へと放出されます。

そして冷媒は再び室内機に戻って熱を乗せるのです。この仕組みは、熱が多いところから少ないところへと移動する性質を利用しており、冷媒が熱を乗せたり下ろしたり出来るのです。例えば、氷を手に乗せた時に手が冷たくなるのは、手に多くある熱が、熱の少ない氷に移動するから手が冷たくなるのです。

エアコンの空気を冷やす仕組みが理解できたところで、結露の話しを聞くとエアコン内の結露のことも良く理解できるかと思います。

エアコン内の結露発生の仕組み

そもそも結露とは空気中の水蒸気が移動することで発生します。水蒸気は湿度を一定に保とうとする働きがあるので、一部水蒸気の量が少ない箇所があると多い方から、少ない方へと移動します。この状態で温度が低い時に結露が発生します。エアコン内部では令ばいにより温度差が生まれています。そして、夏の空気は大変湿度が高くなっています。

もうお解りかと思いますが、これがエアコン内部に結露が出来る仕組みなのです。この結露はエアコンから切り離すことの出来ないもというのも、お解り頂けたと思います。こうして結露によってできた水分と埃や汚れが反応し、臭いのもととなったり、カビの原因となります。

エアコンの臭い対策:フィルターの手入れ

定期的にフィルター掃除を行っておられる人は大丈夫かと思いますが、案外忘れがちなのがエアコンのフィルター掃除です。エアコンのフィルターは一か月に2回掃除するこをおすすめします。エアコンのフィルターには埃が溜まりやすく、カビが溜まりやすいので細目に掃除をしましょう。

フィルターを外す前に埃が舞うことを防ぐ為にまず掃除機で埃をある程度取り除いてから外します。お湯で洗い流し、エタノールで消毒することをおすすめします。掃除機をかけるのはフィルターの表側から、洗う時にシャワーは裏側から当てるようにしましょう。大方埃や汚れた落ちてから、念の為に表側からもシャワーで洗っておきましょう。

これでフィルターの両面が綺麗になったと思いますので、日蔭で干してからエアコン本体に戻します。

エアコンの臭い消し:吹き出し口やルーバーの手入れ

エアコンの臭い消しには吹き出し口やルーバーの掃除もしましょう。まずはエアコンのコンセントを抜いてから掃除を始めます。エアコンの吹き出し口と、そこにある羽のことをルーバーと言いますが、中性洗剤を薄めたものを使って、雑巾やタオルなどで拭き上げます。細かい部分は割りばしや定規など細いモノにタオルを巻きつけて拭くと、上手く拭きとれます。

エアコン掃除用のスポンジもありますので、そちらを利用されることもおすすめします。そして、もう一度水拭きをして仕上げます。ルーバーは、エアコンの機種によっては取り外しできるものもありますので、出来れば取り外して洗うと、更に綺麗になりますし、仕上げにアルコールで拭いておくと次に菌の付着を防止することも出来ます。

また、エアコン内部にファンが見えると沢山埃や汚れが付いているのが気になると思いますが、無理に拭こうとすると故障の原因となるので、止めておきましょう。

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エアコンの臭い消し:洗浄スプレーを使う

エアコン洗浄スプレーを使う前の注意事項

まず、最初に注意をしておきます。洗浄スプレーを使う前に、エアコンの説明書やメーカーのサイトなどで確認をしてから、洗浄スプレーを使っても大丈夫かを確かめてください。自身の判断で使用されると、エアコンの故障の原因となることもありますので、必ず確認することをおすすめします。

また、天井埋め込みタイプや床置きタイプなど使用できないエアコンがありますし、エアコンの電装部分(スイッチ・モーター・センサーや電子基板など)には絶対に液が掛からないようにして下さい。エアコンの構造によっては、全面より洗浄液がこぼれる場合もありますので、念の為床にビニールなどを敷いてから使いましょう。

洗浄スプレーの使い方

エアコン内部には、フィルター・熱交換器・送風ファン・ドレンパンという部品があります。そのうち市販の洗浄スプレーは熱交換器に直接吹きかけて掃除をするものが殆どです。また、数は少ないですが、送風ファンを掃除する為のファンに直接吹きかける洗浄スプレーも売られています。

エアコンに付着している埃を掃除機や雑巾で取り除いておきます。それから、熱交換器とファンそれぞれの洗浄スプレーをきちんと使い分けをし、エアコンの周りにスプレー剤が付かないように養生をしてから、スプレーを直接吹き付けて洗浄をします。洗浄をする前に、フィルターを外し、取り外し可能ならばルーバーも外しておきましょう。

洗浄スプレーが出なくなったら洗浄の完了です。取り外した部品をそれぞれ順番に、丁寧に取り付けて元に戻しましょう。

エアコンの臭い消し:洗浄スプレーを使うコツ

エアコンの内部まで洗浄をする機会はあまりないかと思います。一度洗浄スプレーの使い方に慣れてコツがわかれば、年に1~2回は洗浄することをおすすめします。初めて洗浄スプレーを使うエアコンで、3年以上洗浄していない場合、油汚れや埃が層になって固まっている場合があります。このような状態では洗浄クリーナーの効果も上手く発揮できません。

洗浄スプレーを使う前に霧吹きを使って水をたっぷりと吹きかけ、30分ほど置き汚れを浮かします。それから洗浄スプレーを使うと効果的に汚れを落とすことが可能となります。また、メーカーによって洗浄スプレーが使えない機種もあります。メーカーの説明書などで確認してから使用してください。

エアコンの臭い消し:洗浄スプレーの選び方

最近では多くのメーカーからエアコンの洗浄スプレーが販売されています。薬品が含まれている洗浄剤ですと、口や鼻から吸い込んでしまいますので、マスクとゴム手袋をして洗浄することをおすすめします。また、薬剤を使わず水で作られている洗浄剤もあるので、心配な方はそちらを使われるのもおすすめかと思います。

薬剤を使わない洗浄クリーナーは、少し高めの価格ですので、どうしても薬剤を使った洗浄クリーナーは使いたくない人は、こちらを使うとよいでしょう。通常の薬剤を使ったクリーナーでも、使用方法をきちんと守れば問題はありませんので、自分に合った洗浄剤を選びましょう。

エアコンの臭い消し:洗浄スプレーの種類

アース製薬 エアコン洗浄スプレー防カビプラス無香性

アース製薬のエアコン洗浄スプレーは、植物ポリフェノールと消臭成分を配合してあり、カビやたばこのヤニなどの臭いを消臭してくれます。また、液だれのない超ドライタイプですので、床が汚れる心配も少なく洗浄後の乾燥が早いので、すぐにエアコンの運転ができます。臭いか気になる時には、いつでも気軽に使えるので便利です。

スプレーするだけで臭いや汚れが落とせ、緑茶ポリフェノールと抗菌剤が配合されているので、臭いの元を綺麗にやっつけてくれます。また、ロングノズルでフィンとフィンの隙間も洗浄できるのも特徴です。

水から生まれたエアコン内部クリーナーシュ!シュ!

水から作られているので、有害物質が一切含まれておらず安心して使えるエアコンクリーナーです。電解アルカリ水100%で強力な洗浄力があるりますが、酸・リン・界面活性剤・香料は使用していません。また、PH12.5のアルカリ水ですから、エアコンの内部部品やパイプを傷める心配もありません。

ジェットノズル方式ですので、エアコンに吹き付けるだけの簡単な使い方で、一台に一本をまんべんなく吹きかけ、10分自然乾燥させるだけです。

ショーワ くうきれいAFC-501エアコン送風ファンクリーナー

ショーワくうきれいエアコンファンクリーナーは、エアコン内部にある円柱状のファンを洗うクリーナーです。洗浄剤と仕上げ用リンスと養生シートがセットになっています。エアコンのスイッチをオフにしてからコンセントを抜き、エアコンを覆うように養生シートを貼っていきます。ルーバーを左右に動かし、ファンが見えるようにします。

洗浄用のムース缶をよく振ってから送風ファン全体に吹き付けます。送風ファンをゆっくり手で5~6回まわして、洗浄液をまんべんなく行き渡るようにします。その後30分放置します。次にリンスをします。リンスの缶は振らずに使用します。リンス液をファンにまんべんなく吹き付け、洗浄液が流れ落ちるまで待ちます。

取り外した部品を取り付けタオルを吹き出し口に当ててから、エアコンを10秒ほど運転します。吹き出し口から液が噴出してこなくなったら、エアコンを止めて養生シートを外したら洗浄の完了です。

エアコンの臭い消し:臭い成分を結露で洗い流す

エアコンを低温で冷房運転するだけ

フィルターを洗い内部クリーンをしても臭いが取れないということで、あるエアコン製品を製造販売するメーカーに問い合わせてみた人が、メーカーから教えてもらった臭い消しの方法が、非常に簡単で意外と話題になっています。それは、部屋の窓を全て開けて16℃設定の冷房で1時間運転することだそうです。

低い温度で冷房運転することにより、ドレンパンや熱交換器に付着した臭い成分が結露の水分に溶け込むことで、洗い流されるという仕組みで臭い消しになるそうです。また、窓を開けて運転することで、空気中の臭い成分も換気できるので、エアコンの臭い消しと部屋の空気の入れ替えが出来て一石二鳥だそうです。

どのメーカーのエアコンも仕組みは同じですから、どんなエアコンでも有効な臭い消しの方法だと思われるとのことですが、メーカーにより詳細が違うので確実にできるかどうかは不明としながらも、行ってみる価値はありそうです。

また、エアコンの臭い消しをしてくれるだけでなく、エアコンを運転すると、じゅうたんや壁、家具、衣類などに染み込んだ臭いをエアコンが吸着します。ですから、ある程度は部屋に染みついた臭いもエアコンが吸着して臭い消しをしてくれる可能性もあります。ここで問題なのは、窓を全開で16度の冷房運転を一時間すると電気代が気になるところです。

しかし、通常運転で冷房運転している時ですが、一時間当たりの電気代はどのメーカーの家庭用エアコンでも30円を超えることがない程度です。マックス状態で一時間冷房運転をしても何千円になるとは思えません。

業者のクリーニングですと、そこそこの代金がかかりますので、まずこの方法を試してみてから業者にクリーニングを頼んでみてもいいのではないでしょうか?メーカーもどちらにするかは、お客様次第ですという回答をされています。

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エアコンの臭いが付きにくくする対策

折角綺麗に掃除をしたエアコンです。日ごろから臭いが付かない対策をしておけば、出来るだけ汚れにくくすることは可能です。少し気を付けるだけで大変なエアコン内部の掃除のことを考えたり、日々の対策で綺麗なエアコンが保てるなら、その方が楽に決まっています。是非習慣にして欲しい臭い対策を紹介します。

エアコンの臭いが付きにくくする対策:送風運転

エアコンの冷房運転を消した後、2時間ほど送風運転をしてエアコンの内部を乾燥させましょう。前述したように、冷房運転をするとエアコンの内部に結露が発生し湿った状態となっていますので、送風運転をすることで早く乾燥させカビの好む湿気を無くしてしまうのです。送風運転で2時間のタイマーをかけておけば、出掛けている間に乾燥が終わっています。

もし送風機能が無いエアコンの場合は、設定温度を一番高くして運転することで代用できますので、習慣づけて行うようにしてください。更に、エアコンを使用していない季節でも、一か月に一度は送風運転をしておくと、カビ発生予防の対策にもなります。

エアコンの臭いが付きにくくする対策:窓を開けるタイミング

エアコンの冷房運転を開始してから10分間は窓を開けて部屋の換気をすることも臭いの対策となります。外の熱気を出来るだけ早く遮断したい気持ちは解りますが、エアコンの運転開始直後は一番カビが噴出されるタイミングなのです。

エアコン内のカビを部屋から追い出す為に窓を開けて換気することが、臭いの対策として必要なのです。換気扇がある部屋なら換気扇も一緒に回すとよりいいでしょう。

エアコンの臭いがつきにくくする対策:こまめな換気

また、エアコンが部屋の空気を吸い込むため、部屋のあらゆる臭いを吸着します。部屋自体の臭いや埃を減らす対策をすることで、エアコンが汚れにくくなります。エアコンに生活臭やペットの臭いなどを吸着しない対策として、部屋の換気をこまめにするようにしましょう。

エアコンの臭いはエアコントラブルのサイン

エアコンの風量が弱くなったり、ムラがでます。また、エアコンの効きが悪くなったり、水漏れの原因にもなります。埃や汚れにより、内部部品の劣化や故障の原因にもなります。また、カビが及ぼす健康被害のところでも前述したように、エアコンの臭いは健康への危険信号でもありますし、エアコンの故障の危険信号でもあります。

エアコンは臭いがするものだと放置せずに、こまめに掃除をすることが大切です。せめてフィルター掃除は、月に2回はしましょう。

新品のエアコンでも臭いがすることもある

新品のエアコンですから、勿論カビなどの臭いではないのですが、どうも臭いが気になるというケースがあるそうです。それは、エアコンの熱交換器に、水滴ブリッジを防止するため表面に親水コート剤が塗られており、一部の親水コートから臭いが発生しているようです。臭いの種類としては、セメントのようだとか、埃っぽいような臭いのようです。

この場合の対策としては、根本的に解決する方法がないようですが、エアコンの設定温度を1~2℃下げて運転をすることで、臭いを感じにくくなるそうです。また、親水コート剤の中でも無機系のもは、空気中の極性基を有する臭い(ホルムアルデヒドなど)を吸着しやすく、エアコンから部屋中に臭いが吹き出されます。

親水コート剤とは

親水コート剤とは、水との間に水素結合などによって、弱い結合を作る親和性の高い化学種や置換基のことで、具体的には界面活性剤などのカルボキシル基・アミノ基・アルコールなどの水酸基などがあります。車のコーティングを想像していただくと理解しやすいかと思いますが、水が凝集しにくく水玉になりにくいコーティングのことです。

水玉になりにくいということは、水分が蒸発した時に水分に含まれる酸や汚れ成分がスポット的に凝集しにくいことがメリットです。つまり水滴が付きにくくするためにコーティングされるコート剤ということです。

エアコンの臭い消しに挑戦してみよう!

エアコンの臭い消しをするにあたって、エアコンの臭いの原因や対策方法を紹介してきました。臭いの原因は様々でしたが、結果的にはエアコンの汚れとカビを綺麗に落とし、臭い消しをして、その後汚れ対策や臭いの対策をする方法もあることが解りました。洗浄スプレーでエアコン内を綺麗にするのは、少し大変そうですがコツさえ解れば誰でもできそうです。

上手に臭い消しをして気持ちよく過ごしたいものです。ただし、エアコンを故障させてしまう恐れがあるので、自信のない人は自分が出来る範囲の掃除に留めておき、日々の対策を怠らないようにして、毎日綺麗な空気のエアコンを保ってみましょう。どうしてもスッキリさせたいならば、専門の業者に頼むことも一つの方法です。

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