2021年10月05日公開
2024年11月16日更新
オーブンとトースターの違いとは?それぞれの特徴・機能を活かして料理に活用
オーブンとトースターの違いについてまとめました。食材の美味しさを活かすための機能や特徴について解説。グリルや電子レンジとの違いも紹介するので、オーブンとトースターの違いを知って毎日の料理作りに活用しましょう。
目次
オーブンとトースターの違いを知りたい!
おしゃれ女子のトースターとケトル買ったのにうちにあるとおしゃれじゃないのはなに?? pic.twitter.com/uioHKullZm
— みっくん (@mikkunASdisk) March 17, 2021
オーブンとトースターは料理作りに欠かせない電化製品ですが、その違いを知って活用しているでしょうか?普段何気なく使っているオーブンとトースターですが、それぞれ特徴や機能には大きな違いがあります。本記事では、オーブンとトースターの違いについて詳しく解説し、上手に活用するための方法についてまとめていきます。
さらに、グリルや電子レンジとの違いや、オーブンとトースターそれぞれに適した料理も紹介しますので参考にしてください。
オーブンやトースターの特徴と違い
オーブンの特徴①機能
ミーレ、AEGと並ぶ、家のオーブン最高峰(自分調べ)ドイツのガゲナウのオーブンを試し焼きさせてもらった。デザイン美しいし使いやすくてとてもよかった。
— なかしましほ (@nakashimarecipe) September 30, 2021
「ふつうのクッキー」と、大好きな鎌倉小川軒のシュークリームを230度で2分リベイク。 pic.twitter.com/WQSf6oJKXr
ケーキやパン、肉や魚を焼くときに重宝するのがオーブンです。オーブンは、100度以上の高温で食材を蒸し焼きにすることができます。庫内で熱気と蒸気を充満させることで、赤外線と熱の対流効果によって食材の中までじっくりと火を通すことがでるのが特徴です。
食材の内部までしっかり火を通すことができるので、塊のままの肉や、高さのあるケーキやパンを焼くことができるのです。さらに、ほとんどのオーブンには、温度設定機能がついているので100度〜250度程度まで幅広く温度調節を行えます。
予熱機能を利用すれば、庫内をあらかじめ温めて高温調理も可能です。最近では、レンジ機能やグリル機能がついた多機能型オーブンレンジも主流になってきています。オーブンレンジがあれば、さまざまな調理方法を一台で行えるので、手狭なキッチンでも邪魔になりません。
オーブンの特徴②サイズ
今日作ったやつとか、こないだのからあげとか
— Yutorin (@yutorinX) September 7, 2021
これで作ったんよね〜、中古だけど良いヘルシオ買った〜
色々楽できるし、できることがめちゃ増えて何作るか悩んでいます pic.twitter.com/ZEYWADbumZ
オーブンは庫内が広いため、トースターに比べてかなりのスペースが必要です。特に多機能タイプのオーブンレンジは大きいので、購入前に置き場所を確保した方が良いでしょう。オーブンは大きいので、トースターに入りきらない食材も焼くことができます。
天板が2枚入るタイプのオーブンであれば、まとめて多くの食材を焼くことができるので、お菓子作りの時にも便利です。
トースターの特徴①機能
そして食パンのためにトースターも買った。おしゃれさ重視で機能普通だけど。笑 pic.twitter.com/bMhWeaiW1N
— You (@and_you__) July 19, 2020
トースターはその名の通り、トーストを焼くために開発された電化製品です。昔は食パン専用のポップアップタイプが主流でしたが、現在は使い勝手の良さから平置きタイプのトースターが主流です。トースターは上下に配置された電熱線から放射される熱で、短時間で表面に焼き色をつけます。
電熱線から放射される熱を利用しているため中まで火が通りにくく、厚みのある食材の加熱には向きません。食材の表面を香ばしく焼くには適しているので、トーストやグラタン、ピザなどの料理には向いています。基本的に温度設定機能はついていませんが、最新式のトースターの場合は温度調整可能な物もあります。
トースターの特徴②サイズ
今日勢いで空き時間にトースターを購入!
— おざきまゆこ (@mayuko_o_trb) December 26, 2020
2千円で可愛かったから😆
なんならポイントで買ったから0円🥰w
憧れのバルミューダとAladdinも売ってたけど、きっと使いこなせないだろうし置き場所ないからコンパクトなコレで充分🙂 pic.twitter.com/hUqTysGjNS
トースターは機能や構造がシンプルな分、オーブンに比べるとコンパクトなのが特徴です。基本的に食パンを2枚焼く程度の広さしかないので、大きな食材を入れることはできません。ですが最近は、食パンを4枚焼ける、庫内が広いトースターも販売されています。
さらに省スペースな縦型トースターは、キッチンがあまり広くない一人暮らしの方に人気があります。機能がシンプルな分おしゃれなデザインが多いのも特徴で、インテリア感覚でトースターを選べるのもメリットです。
グリルや電子レンジとの違いは?
電子レンジがご臨終しました pic.twitter.com/b7rdDWDgi5
— おかだまさたか@自転車声優 (@okadamasataka) September 26, 2021
電子レンジは、マイクロ波(電磁波)を利用して、食材の水分子を振動させて加熱しています。食材の内部から徐々に外側に向かって温かくなっていくのが特徴で、基本的には料理に焼き色はつきません。冷凍食品を解凍したり、冷めた料理を温め直したりするのに向いています。
加熱ムラができる、加熱調整が難しいというデメリットはありますが、電子レンジを使えば簡単に料理を作ることもできます。解凍、温め、料理に使える優れもので、家庭になくてはならない調理家電といえるでしょう。
グリルには両面タイプと片面タイプがあり、薄い肉や魚を美味しく焼く時に重宝します。グリル庫内がコンパクトな分すぐに高温になるので、直火で食材をパリッと焼き上げることができます。グリルは魚を焼くだけでなく、トーストやピザ、揚げ物の温め直しなど、さまざまな使い方ができるのも特徴です。
グリル庫内はコンパクトですが、使い方によってはオーブンやトースター代わりに使うことも可能です。
オーブンとトースターの違いを活かした使い分け
食材の中まで火を通したい場合はオーブン
軽く燻してオーブンでパリッと仕上げる。
— 燻製職人@服部 (@peatshop) August 26, 2021
燻製ローストチキン。 pic.twitter.com/9FZWSol0Ke
赤外線の力で庫内の温度を上げるオーブンは、中までじっくり加熱したい料理に適しています。オーブン庫内は加熱ムラが起こりにくく、大きな食材でも焼きムラになりにくいという特徴があります。ハンバーグやローストチキンなど、しっかり火を通さないと食べられない料理にはオーブンを使用しましょう。
トースターでも調理できますが、中まで火を通すのは大変です。その点オーブンであれば、温度と時間を設定するだけで料理がちょうど良く仕上がります。
表面に焼き色を付けたい場合はトースター
🍺
— 🐶 ぱ͜͡る͜͡ぷ͜͡ん͜͡て͜͡ ๛🧙♀️ (@snow_092214) May 21, 2021
✴️野菜のキッシュ🥧
取り敢えず家にあったもので😁
冷凍しても平気かなぁ🙄?
✴️カプレーゼ🍅🥑🧀
✴️ドリトス🧀
オイコス+塩胡椒でディップソース😋
📦
コンベクションオーブン届いたぁ✨
トースター壊れたのでLvアップさせた😁
試しに焼いたキッシュもいい感じ👍 pic.twitter.com/35OmtBDrJC
電熱線の熱を食材に直接当てて加熱するトースターは、表面をこんがり焼きたい料理に適しています。食材の中まで火を通す必要がなく、表面だけを焼きたい時はトースターを使用しましょう。予熱も不要で、短時間で表面を香ばしく焼き上げることができます。
トーストはもちろん、グラタンやピザのチーズにこんがり焼き色をつけたい時にもトースターは便利です。
グリル調理や電子レンジ調理が向いている料理
“基本の上級ワザ”でぐんと美味しく!【グリルで焼き魚】のコツ&簡単お手入れhttps://t.co/OIybWBeK5z pic.twitter.com/BXoWlblhk6
— キナリノ公式 (@kinarino) May 20, 2018
電子レンジは冷凍食品の加熱や、冷めた料理の温めに向いています。さらに、ラップをして加熱することで、野菜の下ごしらえを短時間で済ませることも可能です。焼き色をつけずに加熱したい場合は、レンジを活用しましょう。
グリルは短時間で庫内が高温になるので、肉や魚、野菜を短時間で焼くのに適しています。オーブンやトースターと似ていますが、グリルは細かい温度設定はできません。また、厚みのある食材には向かないので、魚の切り身や薄い肉を焼くのにおすすめです。
オーブンを使った人気料理レシピ
ローストチキン
【材料】
- 骨つき鶏もも肉…2本
- お好みの野菜(じゃがいもやマッシュルームなど)…適量
- 醤油…大さじ2
- 白ワイン…大さじ2
- ローズマリーなどのハーブ…適量
- はちみつ…大さじ2
- ディジョンマスタード…小さじ2
- おろし生姜…小さじ2
- ガーリックパウダー…少々
- 塩コショウ…少々
【作り方】
- 鶏肉の両面にフォークで穴を開け、骨の周りは包丁で切り込みを入れます。
- (1)にBの調味料を塗り込みます。
- 保存袋に(2)とAの調味料を入れて1時間以上漬け込みます(時々揉み込む)
- オーブン皿にクッキングシートを敷いて、皮目を上にして並べます。
- お好みの野菜を周りに敷き詰め、塩コショウします。
- 220℃に予熱したオーブンで30分を目安に焼きます。
- 火が通ったら、輪切りにしたレモンを添えて完成です。
クリスマスの主役であるローストチキンも、オーブンを使えば簡単に作れます。面倒な火加減の調節も要らないので、オーブンにおまかせで出来上がります。美味しそうな照りをつけたい時は、焼いている途中でバターやオリーブオイルをかけてあげましょう。
夏野菜たっぷりオーブン焼き ティアンドレギューム
【材料】
- トマト…3個
- ズッキーニ…1本
- なす…1本
- ニンニク…1かけ
- GABANイタリアンハーブミックス…適量
- 塩コショウ…適量
- オリーブオイル…適量
【作り方】
- 野菜は全て輪切りにします。
- ニンニクを耐熱容器に擦り付け、残りは薄切りにします。
- (2)にオリーブオイルを塗ります。
- 耐熱容器に野菜を交互に並べ、ニンニクも挟みます。
- 調味料をふりかけ、オリーブオイルを回しかけます。
- 180℃のオーブンで30〜40分焼いたら完成です。
野菜をオーブンで焼いただけですが、旨味がギュッと凝縮されて最高のごちそうになります。オーブンでじっくり焼くことで、野菜本来の美味しさが引き出されます。洋食の付け合わせにしたり、ワインのお供にもぴったりです。オーブンに入れっぱなしで出来上がるので、忙しい時にも重宝するでしょう。
簡単ちぎりパン
【材料】
- バター…20g
- 強力粉…250g
- 砂糖…30g
- 塩…3g
- ドライイースト…3g
- 牛乳…170ml(600wのレンジで30秒加熱)
- 練乳…大さじ2
【作り方】
- バターを室温に置いて柔らかくしておきます。
- ボウルに粉類を全て入れます。
- 温めた牛乳を砂糖とドライイースト目掛けて加えます。
- 練乳を加え、ゴムベラで混ぜます。
- まとまってきたら手で押すようにこねます。
- ひとまとまりになったら台の上に乗せて、伸ばしてこねます。
- 生地を伸ばして畳む作業を10分〜15分行います。
- (7)に柔らかくなったバターを包み、さらにこねます。
- ボウルに生地を入れてラップをして、2倍に膨らむまで温かい場所に置きます。
- 1次発酵が終わったら生地を棒状に伸ばし、16等分にカットします。
- 生地をそれぞれ丸めたら、濡れ布巾を被せて15分休ませます。
- 生地をもう一度丸め直します。
- 天板にオーブンシートを敷き、(12)を並べ2次発酵させます。
- 2次発行が終わったら、強力粉(分量外)を茶漉しでふりかけます。
- 170℃に予熱したオーブンで15分焼いたら完成です。
オーブンがあれば、好きな時に焼きたてパンが食べられます。パン作りは難しいのですが、型を使わないちぎりパンなら挑戦しやすいでしょう。少ない工程で作れるので、初めてのパン作りにぴったりなレシピです。
ミートローフ
おもてなしの席にも喜ばれる、豪華なミートローフです。型にタネを敷き詰めてオーブンで焼くだけで、しっかり中まで火が通ります。オーブンで焼いている間にソースが作れるので、時間の無駄もありません。オーブンでじっくり焼くので、ふんわりジューシーなミートローフに仕上がります。
鯛の塩釜焼き
鯛を塩で包んで焼き上げる塩釜焼きは、オーブンだからこそ作ることができるメニューです。入学や卒業のお祝いなど、ハレの日にふさわしいごちそうです。オーブンでゆっくり焼き上げるので、身はふんわりジューシーに仕上がります。塩釜を割る作業も楽しいので、きっと盛り上がることでしょう。
トースターを使った人気料理レシピ
トースターで作れるハッセルバックポテト
【材料】
- 新じゃがいも…2個
- バター…20g
- すりおろしニンニク…小さじ1/2
- ハーブソルト…適量
- ミックスチーズ…20g
- 乾燥パセリ…少々
【作り方】
- じゃがいもをきれいに洗い、ぐらつかないように底の部分を少し切り落とします。
- じゃがいもの両端に割り箸を置き、切り落とさないよう2mm幅で切り込みを入れます。
- じゃがいもが崩れないよう切れ目を広げながら、ぬめりを水洗いします。
- 耐熱容器にじゃがいもを入れ、ラップして600wのレンジで6分加熱します。
- 溶かしたバターにニンニクを加え、(4)の切り込みに流し入れます。
- ハーブソルトを全体にふりかけ、細かく切ったチーズをかけます。
- トースターで表面に焼き色がつくまで焼きます。
- パセリを全体に散らしたら完成です。
火が通りにくいじゃがいもは、電子レンジでしっかり加熱します。電子レンジだけでは焼き色がつかないので、トースターでこんがり仕上げましょう。じゃがいもに火が通っているので、トースターで焼く時間はわずかで済みます。新じゃがの美味しい時期にぜひ作ってみてください。
トースタークッキー
【材料】
- 薄力粉…100g
- 砂糖…大さじ3
- 卵黄…1個分
- 溶かしバター(無塩)…40g
【作り方】
- ビニール袋に薄力粉と砂糖を入れてふり混ぜます。
- 卵黄、溶かしバターを加え、さらによく混ぜます。
- (2)を棒状にととのえ、冷凍庫で30分程度冷やします。
- (3)を5mm幅に包丁で切ります。
- トースターの天板にアルミホイルを敷き、クッキーを並べます。
- トースターで3〜5分焼いたら完成です。
自宅にオーブンがない時でも、トースターで焼けるクッキーのレシピです。5mm程度の厚さであれば、トースターでも十分火が通ります。ビニール袋を使うので洗い物も少なく、サッと作れる手軽さが魅力です。トースターによって火力が違うので、焦げる場合はアルミホイルを被せて調節してください。
きのこのホイル焼き
【材料】
- 生しいたけ…4枚
- しめじ…50g
- えのき…50g
- まいたけ…30g
- バター(塗る用)…5g
- バター(乗せる用)…10g
- めんつゆ…大さじ2(2倍濃縮)
- 酒…大さじ1
- 塩…適量
- 粗挽き黒コショウ…適量
- すだち…1個
- パセリ…適量
【作り方】
- きのこは石づきをとり、食べやすい大きさにさきます。
- すだちは半分にカットします。
- 30cm長さに切ったアルミホイルを2枚用意し、中央にバターを塗ります。
- (3)にきのこを乗せ、めんつゆ、酒をそれぞれにふりかけます。
- バターを5gずつ乗せ、塩コショウしてしっかりアルミホイルを閉じます。
- トースターで8〜10分焼き、パセリを振りかけ、すだちを添えたら完成です。
トースターで簡単に作れるホイル焼きは、もう一品という時におすすめのメニューです。アルミホイルの口をしっかり閉じて、熱が逃げないように焼きましょう。おかずにもお酒のおつまみにもぴったりで、お好みのきのこでアレンジできます。
トースターで焼きおにぎり
形が崩れやすい焼きおにぎりも、トースターを使えば簡単に作れます。しっかり味がついているので、お弁当にも喜ばれるでしょう。フライパンよりも簡単ですので、トースターで作ってみてください。
トースターで作る焼き浸し
作り置きにも便利な焼き浸しは、トースターがあれば簡単に作れます。トースターで10〜15分焼くだけですので、面倒な手間も要りません。味が馴染むと美味しいので、3時間以上冷蔵庫で冷やしましょう。
オーブンとトースターの機能の違いを料理に活かそう!
実家のトースター、アラジンに替えてみた。
— イノっちー (@alley_ismade) October 2, 2021
まだ何も焼いてません🍞 pic.twitter.com/fOPZIkgr6q
オーブンもトースターもどちらも食材を焼く調理家電ですが、火の通り方は全く違います。じっくり火を通したい時はオーブン、表面をこんがり焼きたい時はトースターと使い分けましょう。それぞれの特徴や機能の違いを活かして、料理作りに活用してください。