2021年07月23日公開
2024年11月13日更新
料理の基本「煮詰める」とは?調理法のコツ・煮立てるとの違いも!
煮詰めるがどのような調理法なのかについて解説します。煮詰めるは料理のどのようなところで使われるのか、基本的なやり方や、煮込む、煮立てるといった調理法との違いも説明。煮詰める時に失敗せず上手くできるコツも伝授します。
「煮詰める」調理の基本やコツを紹介!
ドワーフ料理週間 2日目
— MOPPY (@koji11551715) July 20, 2021
『オレンジ・マウンテンダック』
鴨肉のローストに濃厚なオレンジソースをかけた肉料理🥩✨
オレンジでソースを作ったの実は初めてだったけど、煮詰めるとこんなにも料理に合うとは…😆
ドワーフ達が皮の部分を獲り合うっていうの分かる~✨#ヒーローズ・フィースト#DnDj pic.twitter.com/qGrYyxiQMr
料理のレシピで、煮詰めるという言葉を見かけることがあるでしょう。ほかにも、煮込むや煮立てるという似た言葉があります。それぞれの調理法がどう違うのか、気になったことはありませんか?この記事では、煮詰めるについて、煮立てるや煮込むとの違い、やり方のコツについて紹介します。
「煮詰める」とはどんな調理法?
煮汁の水分を飛ばす調理法のこと
今まで瓶のなめたけ買ってたんですけど自分で作ってみたらもう瓶に戻れんかも
— リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ (@ore825) April 17, 2021
えのき1袋200g、醤油大さじ2半、みりん大さじ2、酒大2、砂糖小2、塩昆布10gを入れ煮詰め、お酢大1を入れ煮るだけ
絶対に冷蔵庫に常備したくなると思うウマさ、塩昆布の旨味でまさに至高のなめたけです pic.twitter.com/9q0aYtQBot
煮詰めるとは、強めの火にかけて煮汁を沸騰させ、水分を飛ばす調理法のことです。水分を飛ばすことで煮汁にとろみが出て、味がぎゅっと凝縮されます。肉じゃがや魚の煮つけなどの煮物料理、ミートソースなどのソースを作るレシピでよく使われる調理法です。
煮物の場合、煮汁を飛ばすことで具材により味が浸透し、照りも出て見た目も味も美味しくなります。ソースやスープの場合は、全体的にとろみが出てコクのある濃厚な味わいになり、具材によく味が絡むようになります。味を引き立たせるための重要な工程なのです。
「煮立てる」「煮込む」との違い
今日の一品、かぼちゃのバルサミコ風味。フライパンにオリーブ油、ニンニクを入れ、香りを出します。薄切りにしたかぼちゃを並べて両面をこんがりと焼き、オーガニックのバルサミコ酢としょう油をからめました。バルサミコ酢を煮詰めるとコクが出て、かぼちゃが美味しかったです。 pic.twitter.com/rLQgnfzWpr
— 林恵子(はやしけいこ) (@keikokumo) July 20, 2021
よく似た言葉である、煮立てるや煮込むとの違いは何でしょうか?煮立てるは、水面がグラグラと泡立つほどに加熱させることです。煮立てることで風味を飛ばさずに具材の味を引き出すことができます。沸騰したら、沸々と小さな泡が出るくらいの中火になるよう、火を少し弱めて煮ます。
煮込むは、沸騰した水や煮汁の中で、時間をかけて具材を煮ることです。長時間煮ることになるので、煮汁が少なくなって焦げ付いてしまわないよう、沸騰した後は火は弱火かとろ火にして煮ます。シチューやカレーなど、具材にしっかりと火を通しながら柔らかくする時に使われる調理法です。
煮詰める、煮立てる、煮込むは言葉はよく似ています。しかし、それぞれ水分を飛ばして味を濃厚にする、風味を飛ばさず味を引き出す、具材にしっかり火を通して柔らかくするというように役割や火加減も違います。レシピで見る時は、それぞれの調理法がどういう目的なのかを理解して使い分けると良いでしょう。
煮詰める時のコツ
コツ①火加減に注意する
煮詰め中
— うぃく (@wictor_mh) July 22, 2021
途中の感じではイチゴとかのジャム作っている途中のソレと遜色無い味してる✨ pic.twitter.com/C5xccHjlwA
煮詰めるうえで最も注意しなければならないのは、火加減です。水分を飛ばしながら煮るので、水分が少なくなると焦げ付きやすくなります。そのため、焦げ付かないよう最適な火加減を保たなければいけません。
煮汁やソースが沸騰するまでは強火にかけて構いません。沸騰した後は、食材によって火加減を変えてください。具材が固まらない基本の火加減として、いも類やかぼちゃなどのでんぷんを含む食材は強めの中火、魚や肉などのたんぱく質は弱めの中火にすると覚えておくと良いでしょう。
味付けに砂糖、みりん、醤油を使うと特に焦げ付きやすくなるため、注意が必要です。焦げ付きが心配な場合は、火を弱めにし、弱火~中火の間で様子を見ながら煮詰めてみてください。また、定期的にかき混ぜたり、フライパンをゆすって熱の触れる箇所を均一にするのも、焦げ付きを防ぐコツです。
コツ②水加減に注意する
角煮の煮詰め工程🦍
— 親人類@アウストラロピテクス (@DSpapa_single) July 18, 2021
隠し味の自家製梅ジャムがさっぱりしていい感じ!! pic.twitter.com/KK8EI4KDfs
煮汁が多いと水分を飛ばすのに時間がかかってしまい、少なすぎると味が薄くなってしまいます。一つの目安として、煮物の場合、魚なら身が見える程度、野菜やいも類はひたひたにかぶるくらいまでの量が良いとされています。
煮詰めすぎて味が濃くなったり、火が通る前に水分がなくなった場合は、お湯を加えてください。一度に加えると味が薄まってしまうので、味をみながら少しずつ足して調節しましょう。逆に、水分が多い時は、具を取り出して煮汁のみを煮詰めましょう。最初から適度な水加減にするのは難しいので、調理をしながら調節するのがおすすめです。
また、口が広く底が浅い鍋を使うと、飛ぶ水分の量が増えるため、時短になります。ソースの場合はフライパンで作ったり、煮物は底の浅い鍋で作るなど、調理器具も工夫もしてみてください。
コツ③落とし蓋をする
落し蓋しようと思ったらアルミホイル忘れた!しょうがねぇクッキングシートで代用しよ
— ロコた(聖來P/ゴルシT) (@locoon1015) July 18, 2021
↓
アルミホイルよりええんでない…? pic.twitter.com/QN3aqcBd8a
落とし蓋とは、鍋全体に蓋をするのではなく、具材のみを覆う蓋のことです。蓋をせず煮詰めると、煮汁に浸っていない箇所は味がつかなくなってしまいます。逆に鍋全体を覆う鍋蓋をすると、吹きこぼれてしまったり煮崩れが起きる可能性があります。
落とし蓋をすることで、吹きこぼれや煮崩れを防ぎながら、具材にしっかりと味を染み込ませることができるのです。専用の蓋がなくても、クッキングシートやアルミホイルで代用できます。
煮詰めるコツを知って料理をもっと美味しくしよう!
バターとグラニュー糖で煮詰め中💞
— 🍀きよ🍀【公式】 (オリジナルグッズのteam-K代表) (@team_K_goods) July 17, 2021
匂いが既に美味しい🤣
ヤバい、ヤバ過ぎる🤣🤣🤣
矢場杉造です🎇
お菓子の匂いは幸せの匂い💞
早朝からの🍎剥きは面倒臭かったけど、これで許そう👍️
娘よ幸せをありがとう😆💕✨#タルトタタン pic.twitter.com/rscd03ueiD
具材に味をしっかりつけるために重要な煮詰めるという調理法。煮立てるや煮込むとの違いや失敗しないコツを押さえれば、料理をより味わい深く美味しくすることができます。水加減や火加減に注意して、ぜひ使ってみてください。