赤ちゃんが風邪の時の離乳食レシピまとめ!与えてはいけない食材は?

赤ちゃんが風邪を引いた時におすすめの離乳食レシピをまとめました。ピューレやおじや、茶碗蒸しなど赤ちゃんが風邪の時に食べやすいレシピをピックアップしています。離乳食での注意点や与えてはいけない食材にも触れているので、ぜひチェックしてください。

赤ちゃんが風邪の時の離乳食レシピまとめ!与えてはいけない食材は?のイメージ

目次

  1. 1赤ちゃんが風邪の時の離乳食レシピを紹介!
  2. 2赤ちゃんが風邪の時の離乳食での注意点
  3. 3赤ちゃんが風邪の時におすすめの離乳食レシピ【初期・中期】
  4. 4赤ちゃんが風邪の時におすすめの離乳食レシピ【後期・完了期】
  5. 5赤ちゃんが風邪の時におすすめの離乳食レシピを作ってみよう!

赤ちゃんが風邪の時の離乳食レシピを紹介!

赤ちゃんが風邪を引いた時に心配なのが、食欲が落ちることではないでしょうか?咳が出たり熱が出たりすると、離乳食をどうすればよいか不安になる方も多いでしょう。本記事では、赤ちゃんが風邪になった時の対処法と離乳食レシピをまとめました。気をつけるポイントやNG食材についても触れているので、ぜひ参考にしてください。

赤ちゃんが風邪の時の離乳食での注意点

空気が乾燥する季節になると、大人と同じように赤ちゃんも風邪を引きやすくなります。消化する力が弱まるため、離乳食作りにも気をつけないといけません。まずは、赤ちゃんが風邪を引いた時の食事について、注意点を詳しく解説します。

注意点①脱水に気をつける

風邪を引くと、体の中に熱がこもって普段以上に汗をかきます。代謝の良い赤ちゃんはその傾向が強く、こまめに水分を与えないと脱水症状を起こすことがあります。母乳やミルク、湯冷まし、麦茶など赤ちゃんが欲しがるものを与えましょう。果汁や野菜スープ、乳児用イオン飲料もおすすめです。

与える時のポイントは、少量をこまめにあげることです。吐き気がある時は、様子を見ながら与えてください。下痢や嘔吐などの症状が続く場合は、特に脱水症を起こしやすくなっています。十分に水分補給を行ってあげましょう。

注意点②消化に良いものを選ぶ

もともと内臓の機能が未発達な赤ちゃんは、風邪を引くとさらに消化力が弱まります。消化しやすい食材を選び、胃腸に負担がかからないよう調理法にも気を配りましょう。いつもより煮込み時間を長く取るなどすると安心です。風邪を引いた赤ちゃんにおすすめの離乳食は、お粥やうどん、すりおろしたりんご、バナナなどです。

柔らかいお粥やうどんは消化吸収しやすく、内臓への負担もかかりません。りんごはお腹の調子を整える働きがあるため、下痢の時にも適しています。糖分やミネラル、ビタミンが豊富なバナナも、栄養補給にぴったりです。

注意点③無理に食べさせなくてもOK

風邪の時は、赤ちゃんが食べないからといって無理に離乳食を与える必要はありません。離乳食初期(生後5~6か月)の場合は一旦離乳食を中断し、しばらく様子を見るとよいでしょう。離乳食中期(生後7~8か月)の赤ちゃんは、食べられそうなら1日1回は食事を与えてください。

離乳食後期(生後9~11か月)以降になると、1日2回は何か食べさせてあげることをおすすめします。食欲が戻ってきたら、消化の良いものを少しずつ与えましょう。作る時のポイントは、1段階前の離乳食期の調理法にすることです。食材を柔らかく煮る、細かく刻むなど赤ちゃんが消化しやすい工夫を心がけてください。

注意点④与えてはいけない食材

普段何気なく赤ちゃんに与えている食材も、風邪の時は注意が必要です。与えてはいけないのは、海藻やきのこなど食物繊維の多い食材、脂っこい食材、香辛料やねぎ、生姜などの刺激物です。食物繊維が豊富な食材は、消化に時間がかかります。胃腸の弱っている赤ちゃんには与えない方がよいでしょう。

また、マヨネーズや牛肉、豚肉などの脂っこい食材は、内臓に負担をかける恐れがあります。風邪の治りが遅くなることもあるため、使用しないようにしてください。ねぎや生姜は風邪に効くイメージがありますが、赤ちゃんには刺激が強すぎます。大人用と一緒にうどんなどを作る際も、取り分けには注意しましょう。

赤ちゃんが風邪の時におすすめの離乳食レシピ【初期・中期】

りんごと豆腐のピューレ

【材料】

  • りんご:10g
  • 絹ごし豆腐:20g
  • 水:100ml

【作り方】
  1. りんごは皮をむいて芯を除き、7~8mm角に切ります。
  2. 絹ごし豆腐は7~8mm角に切ります。
  3. 鍋にりんご、豆腐を入れ、柔らかくなるまで中火で10分以上茹でます。
  4. こし器で裏ごしし、器に盛り付けたら完成です。

りんごと絹ごし豆腐を柔らかく茹で、ピューレに仕上げました。豆腐はりんごと同様に消化しやすく、風邪の時におすすめの食材です。なめらかで口あたりが良いため、食欲が減退していても食べやすいでしょう。ピューレが固い時は、茹で汁を少量加えて溶きのばしてください。優しい甘さに、赤ちゃんも喜んでくれるはずです。

野菜スープ

【材料】

  • キャベツ・人参・玉ねぎ・じゃがいも・大根:合わせて200g
  • 水:3カップ

【作り方】
  1. 人参、玉ねぎ、じゃがいも、大根は皮をむき、ざく切りにします。
  2. キャベツはざく切りにします。
  3. 鍋に1、2、水を入れて中火にかけ、煮立ったら弱火にします。
  4. アクを取りながら20~30分煮ます。
  5. ザルにキッチンペーパーを敷き、4のスープをこしたら完成です。

食欲のない赤ちゃんにおすすめの野菜スープのレシピです。しっかりこして粗熱を取り、水分補給に与えましょう。スープを取った後の野菜は裏ごしし、ピューレにすると美味しく食べられます。1週間は冷凍できるので、製氷皿に入れて凍らせておくのもおすすめです。ぜひいろいろなレシピに使いまわしてください。

栄養たっぷりおじや

【材料】

  • ご飯:50g
  • 昆布だし:200cc
  • しらす干し:20g
  • 人参:5g
  • 玉ねぎ:10g
  • ほうれん草:10g

【作り方】
  1. しらすは湯通しし、塩抜きをします。
  2. ほうれん草は熱湯で茹でておきます。
  3. しらす、人参、玉ねぎ、ほうれん草はみじん切りにします。
  4. 鍋に昆布だし、ご飯、しらす、人参、玉ねぎを入れ、中火にかけます。
  5. 沸騰したら、ほうれん草を加えます。
  6. 弱火にして蓋をし、水分が少なるまで煮込んだら完成です。

しらすと野菜を使った栄養満点のおじやのレシピです。ほうれん草は柔らかい葉先の部分のみを使用し、下茹でしたものを使いましょう。風邪の時はお粥を使うと、より消化しやすくなります。ご飯で作る場合は、昆布だしを多めに使い、柔らかくなるまで煮込んでもよいでしょう。しらす干しより水分を含む、釜揚げしらすを使っても作れます。

赤ちゃんが風邪の時におすすめの離乳食レシピ【後期・完了期】

野菜たっぷり卵ぞうすい

【材料】

  • ご飯:120g
  • だし汁:200ml
  • 大根:30g
  • 人参:30g
  • 玉ねぎ:30g
  • 卵:1個
  • 醤油:小さじ1/2~

【作り方】
  1. 大根、人参、玉ねぎは皮をむき、粗みじん切りにします。
  2. 卵は溶きほぐします。
  3. 小鍋にだし汁、1を入れ、野菜に火が通るまで蓋をして加熱します。
  4. ご飯を加え、ご飯が柔らかくなるまで加熱します。
  5. 卵をまわし入れ、醤油を入れて味を調えたら完成です。

風邪引きの赤ちゃんの栄養補給に、卵雑炊を作ってみませんか?大根と人参、玉ねぎをたっぷり使った消化に優しいレシピです。ご飯は野菜が柔らかくなってから加えましょう。タンパク質の豊富な卵を加えているので、栄養バランスが良いのもポイントです。

ご飯茶碗蒸し

【材料】

  • 5倍粥:80g
  • 人参:20g
  • しいたけ:10g
  • 小松菜:20g
  • 卵:25g
  • だし:80ml

【作り方】
  1. 人参、しいたけ、小松菜は5mm角に切ります。
  2. 耐熱容器に1を入れ、500Wのレンジで3分加熱します。
  3. 卵は溶きほぐし、だしを加えて混ぜ合わせます。
  4. 耐熱容器に5倍粥、野菜を入れ、3を注ぎ入れます。
  5. 野菜が卵液に浸るように全体を広げ、ラップをします。
  6. 300Wのレンジで6分加熱し、卵液か固まったら完成です。

5倍粥を茶碗蒸しに加え、つるりと食べやすい一品に仕上げました。動画ではしいたけと小松菜を使用していますが、消化しにくいので大根やほうれん草などで代用するとよいでしょう。喉ごしが良いため、喉に炎症がある時にもおすすめです。風邪の時はもちろん、白米を食べるのが苦手な赤ちゃんにも作ってあげてください。

きなこヨーグルト

【材料】

  • バナナ:20g
  • ヨーグルト:40g
  • きなこ:小さじ1/4

【作り方】
  1. バナナは皮をむき、7~8mm角に切ります。
  2. ボウルにバナナ、ヨーグルト、きなこを入れ、よく混ぜます。
  3. 器に盛り付けたら完成です。

混ぜ合わせるだけのお手軽なレシピです。きなことバナナはどちらも消化に良いので、風邪の時に重宝します。食欲のない赤ちゃんも、甘みのあるデザートなら食べてくれるかもしれません。ただし、風邪の時に冷たいものを与えると、赤ちゃんの体に負担がかかります。レンジで軽く温めてあげると安心です。

赤ちゃんが風邪の時におすすめの離乳食レシピを作ってみよう!

赤ちゃんが風邪の時の対処法と離乳食レシピを紹介しました。風邪を引いている間は、お粥やりんご、バナナなど消化しやすいものを中心に与えましょう。

水分補給をこまめに取り、脱水症が起こらないようにも気をつけてあげてください。赤ちゃんは、風邪を引いても自分の体調を言葉にできません。普段と様子が違うと感じたら、早めにかかりつけの医師に相談しましょう。

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