なすのスープ人気レシピ！中華・和風のアレンジと色よく仕上げるコツも

なすはさまざまな料理に使用することができ、ジャンルを問わず美味しく食べることができます。なすを使用した料理は多く展開されていますが、その中でも美味しく食べることができるスープのレシピはレパートリーを持っているでしょうか？

なすをスープに使用することにより、ダシを吸収して野菜でありながらジューシーな味わいを堪能できます。この記事では、なすを使用したスープを中華風と和風、その他に分けて紹介します。

なすはスープのように煮込み料理にすることで、色味が落ちてしまうことが多々あります。なすのきれいな紫色を保ったままスープにするには、どのようなコツを抑えれば良いのでしょうか？スープのレシピを各種紹介する前に、まずはなすの色味を保つ方法を解説します。

なすの色味が落ちる理由の一つに、酸化によるものが挙げられます。なすに含まれているアクが酸化することにより、色味が変わってしまうのです。酸化酵素の働きが活発になることで、アクが色落ちに繋がります。色落ちを阻止するためには、アク抜きをすることで留めることができます。

アク抜きの方法はさまざまですが、一番手っ取り早いのが水にさらすことです。10分程さらしておくと、アクが抜け切ります。水の中に塩を加えるひと手間で、さらに色落ちを阻止することも可能です。料理に合わせたアク抜きを取り入れてみてください。

なすの色味を留める方法として、軽く揚げるのもおすすめされています。素揚げを行ないますが、この時に失敗しないポイントも抑えておきましょう。

まず、素揚げをする際には高温の油でサッと揚げます。揚げる時間が長くなってしまうことで、なすが油を吸収しすぎてしまいます。スープに入れた際に油が大量に浮いてしまう可能性も考えられるので、なるべく短時間で済ますようにしてください。

調理をする料理で向き不向きがありますが、酸性の食品や調味料を加えてもなすの変色を防ぐことができます。調理時に酢を使用したりするレシピであれば、比較的なすの色味が変わらずに仕上がるでしょう。

しかし、料理によっては酸性の食品を使用することで味が変わってしまう場合があります。その際には、その他の変色防止術を取り入れてください。

【材料】

• なす…2本
• 豚ひき肉…150g
• ねぎ…1/2本
• にんにく…少々
• 生姜…少々
• 片栗粉…少々
• A水…400ml
• A中濃ソース…小さじ2
• A味噌…小さじ2
• A醤油…小さじ2
• A顆粒中華だし…大さじ1

1. なすは乱切り、ねぎと生姜、にんにくはみじん切りにする
2. Aを混ぜ合わせておく
3. 鍋に油を入れて熱したら生姜とにんにくを入れて、香りを立たせる
4. 香りが立ったら豚ひき肉を入れて炒めて、なすを追加して炒め合わせる
5. なすに火が通ったら2を加えて、アクを抜きながら煮込む
6. 片栗粉を加えてとろみをつけたら、ねぎを加えて完成

生姜の風味がアクセントになっているこちらのレシピは、とろみのあるスープが美味しさを引き立てています。なすと相性の良いひき肉を使用しているので、食べやすさを感じられるでしょう。あんかけスープのようにして食べるので、お腹も満たされます。

【材料】2人分

• なす…1本
• ミニトマト…4個程
• A鶏ガラスープの素…小さじ1
• A水…2カップ
• Aナンプラー…小さじ2
• 塩…少々
• 胡椒…少々

1. なすは小さいサイズに乱切りにして、水にさらしておく
2. ミニトマトは半分に切る
3. 鍋にAの材料を入れて煮立たせたら、なすを加える
4. なすに火が通ったらミニトマトを加える
5. 塩と胡椒で味を調えたら完成

シンプルな中華スープとしてなすを堪能したい方は、こちらのレシピがおすすめです。プリっとしたミニトマトが味わいと食感のアクセントになるので、楽しみながら飲み進めることができます。なすはレシピ通りに細かく切るのも良いですが、大きめに切って食感を愉しむもの良いでしょう。

【材料】4人分

• なす…2本
• 玉ねぎ…1/2個
• オクラ…8本
• トマト…1個
• 生姜…2かけ
• 塩…小さじ1/2
• ごま油…大さじ2
• 醤油…大さじ2
• 砂糖…小さじ1
• 水…2カップ
• 片栗粉…小さじ2
• 卵…1個
• 酢…大さじ2
• ラー油…適量

1. なすと玉ねぎ、トマトは細かく乱切り、オクラは斜め切り、生姜は千切りにする
2. 鍋にごま油と生姜を入れて香りが立ったら、残りの1を全て入れて炒める
3. なすがしんなりしてトマトが崩れる程度になったら、砂糖と醤油を加えて混ぜ合わせる
4. 水に片栗粉を溶かし入れて、3に加える
5. 塩で味を調えたら卵を溶いて回し入れる
6. 火を止めてから酢とラー油を加えたら完成

さっぱりとした味わいが魅力的なこちらのスープは、仕上げに酢を使用しているのがポイントです。酢を加えることにより、味が引き締まります。野菜をふんだんに使用しているので、お腹が膨れやすく満足感も感じられます。最後に加えるラー油は、好みに合わせて量を調節してください。

【材料】

• なす…2本
• 赤パプリカ…1/2個
• 薄切り豚もも肉…100g
• 油…小さじ1
• 水…2カップ
• 鶏ガラスープの素…小さじ1/2
• A醤油…小さじ1
• A塩…0.3g
• A胡椒…少々
• B片栗粉…小さじ2
• B水…大さじ1と1/3
• 酢…大さじ1
• ラー油…少々

1. なすはヘタを取り半分に切ったら4等分にする
2. パプリカと豚肉は太めの千切りにする
3. 鍋に油を入れて熱し、豚肉の色が変わるまで炒める
4. なすを加えて混ぜ合わせたら、パプリカを加える
5. 水と鶏ガラスープの素を加えて煮立たせる
6. 野菜類に火が通ったらAを加えて、混ぜ合わせたBでとろみをつける
7. 酢を加えて器に盛り付けたら、ラー油を好みでかけて完成

なすの変色を留めることができる酢は、スープに使用することで鮮やかな色合いを保つことができます。中華系のスープには酢が良く合うので、好みの量を加えてみてください。このスープのレシピでは、豚肉をなすと組み合わせています。赤パプリカを使用することにより、鮮やかな色合いが美しいスープに仕上がります。

なすの味わいをしっかり堪能したい場合は、シンプルなスープに仕上げるのがポイントです。鶏ガラスープの素をベースに、スタンダードな中華スープに仕上げているので飲みやすさも感じられるでしょう。わかめとねぎを入れていますが、好みの食材に変更するのもおすすめです。

中華スープはとろみがついているものが多く、中華料理と合わせて食べる際にはとろとろのスープを合わせたい方も多いでしょう。簡単に作ることができるので、自宅でサッとスープを足したいときにもおすすめです。生姜が味のアクセントになっているので、大人から人気の高い一品といえます。

切り口が可愛らしいオクラは、スープに使用することで一味違った美味しさを堪能できます。なすの皮はむいてから使用しているので、離乳食の取り分けとしてもおすすめの料理です。シンプルな味付けになるので、好みで醤油やラー油を足してみてください。

【材料】2人分

• 梅干し…1個
• なす…1本
• 青じそ…3枚
• すりおろし生姜…1片
• ごま油…大さじ1
• A薄口醤油…小さじ1
• Aみりん…大さじ1/2
• A酒…大さじ1/2
• 鶏ガラスープの素（半練り）…小さじ1/2
• 水…400cc

1. 青じそは千切り、梅干しは種を取り除き、なすは輪切りにする
2. 深めのフライパンにごま油を入れて熱し、なすを入れて炒める
3. 火が通ったら水と鶏ガラスープの素を加えて煮る
4. Aの材料と梅肉を加えたら煮立たせて器に盛り付ける
5. 生姜を入れて、青じそを乗せたら完成

なすは和食に使用されることも多い食材のため、和風のスープとの相性は抜群です。このレシピでは梅肉を使用することにより、さっぱりとした味わいのスープを堪能することができます。生姜や青じそといった和風に欠かせない薬味も加えているので、若い方から年配の方まで人気の高いスープといえます。

【材料】2人分

• なす…4本
• 長ネギ…1本
• あご出汁…300cc
• A牛乳…100cc
• A醤油…小さじ1
• A塩…少々
• A胡椒…少々
• サラダ油…大さじ1/2
• すりおろし生姜…適量
• 万能ねぎ…適量

1. なすのヘタ下に切り込みを入れて火に直接あてながら皮を焦がして、皮をむく
2. 斜めに2等分したら半分をトッピングようにして、残りを一口大に切る
3. 長ネギは2cm幅に斜め切りにする
4. 鍋にサラダ油を入れて熱し、長ネギを焦げないように炒める
5. 一口大のなすを加えてサッと炒めたら、あごだしを加えて混ぜ合わせる
6. 火を止めたらブレンダーでなめらかになるまで攪拌をする
7. 弱火にかけたら、Aを加えて器に盛り付ける
8. トッピング用のなすと生姜、万能ねぎを添えて完成

ポタージュと聞くと洋風のスープを想像する方が多いですが、あごだしの出汁や醤油を加えることで和風に仕上げています。ポタージュのため素材は全てブレンダーで攪拌をしており、飲みやすさを感じられる一品です。寒い冬には生姜を多めに加えることで、身体が温まる料理に仕上がるでしょう。

【材料】

• なす…1本
• ごぼう…1本
• 味噌…大さじ2
• 出汁パック…1袋
• ごま油…大さじ1
• 水…600ml

1. ごぼうはピーラーを使用して薄切りにして水にさらし、なすは細切りにする
2. 鍋にごま油を入れて熱し、なすを炒めてしんなりしたら取り出す
3. 2の鍋に水と出汁パックを入れたら、沸騰をしないように出汁を取る
4. なすとごぼう、味噌を加えて、火が通ったら器に盛り付けて完成

味噌汁になすを使用する方は意外にも多く、しんなりとした食感に味噌の味わいが染み込んで美味しいと人気です。ごぼうを加えることにより、食感に変化を与えているのもポイントです。その他にも、ねぎやきのこ類を足しても美味しく食べられます。

【材料】2人分

• 鯖缶…1缶
• なす…1本
• 青じそ…4枚
• 味噌…大さじ1
• サラダ油…大さじ1
• バター…10g
• カレー粉…小さじ1
• だし汁…200cc

1. なすは縦半分に切って1cm幅の半月切り、青じそは千切りにする
2. 鍋にサラダ油とバターを入れて熱し、なすを入れて炒める
3. カレー粉を加えて混ぜ合わせたら、鯖缶を汁ごと加える
4. 鯖を大きめに崩したらだし汁を加えて煮込む
5. 味噌を溶き入れたら器に盛り付けて、青じそを乗せたら完成

鯖缶を使用したお手軽な味噌汁は、カレー風味に仕上げることでより一層美味しさを感じられます。鯖缶を使用することにより、栄養価も高い味噌汁に仕上がるのも魅力です。素材の旨味を引き立てる味わいになっているので、和食と合わせて食卓に並べてみてください。

にんにくの風味が感じられるスープは、スタミナをつけたいときにもおすすめです。和風ベースではあるものの、どのような食事とも相性が良く仕上がっています。ベーコンを加えていることにより、和食だけではなく洋食との相性も抜群です。

なすの色落ちを防ぐ方法でもある揚げる作業を取り入れて、色味の良いまま味噌汁に使用しているのがこちらの料理です。揚げなすにすることで、味わいが風味豊かになります。ジューシーさも感じられるので、美味しく食べることができるでしょう。

スープにする前に全ての食材を焼いているので、香ばしさを感じられる一品が堪能できます。複数の食材を使用しているので、満足感も得られるでしょう。白だしで味付けをして、素材の味わいをそのままに食べてみてください。

疲れが蓄積されやすい夏に食べたいスープとして、こちらのレシピがおすすめされています。酸味を感じるスープは疲労感のある身体に染み渡っていくでしょう。なすはあらかじめ蒸し器で蒸しているので、柔らかい食感でありながら食べ応えを感じられます。氷をスープに入れて清涼感を出すのもおすすめです。

【材料】

• オリーブオイル…大さじ1
• にんにく…1片
• 玉ねぎ…1/2個
• ミニトマト…10個
• なす…1本
• バター…大さじ1
• コンソメスープ…300ml
• 塩…少々
• 胡椒…少々
• パセリ…適量

1. にんにくは粗くみじん切り、玉ねぎは薄切りにする
2. ミニトマトはヘタを取り、なすは縦半分に切って斜め切りにする
3. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、1と2、バターを入れて炒め合わせる
4. コンソメスープを入れて数分煮込んだら器に盛り付ける
5. みじん切りのパセリを散らして完成

なすは洋風のスープにしても、美味しく飲み進めることができます。トマトとの相性は抜群で、なすとトマトのスープは多くのレシピが展開されています。こちらの料理は定番の洋風スープに仕上がるので、食卓にスープが欲しいときにおすすめです。簡単に仕上がるので、初心者の方も難なく作ることができるでしょう。

【材料】2人分

• 冬瓜…120g
• なす…1本
• 玉ねぎ…40g
• ベーコン…40g
• みじんぎりにんにく…1片分
• コンソメ…小さじ2
• 水…400cc
• オリーブオイル…大さじ1
• 塩…少々
• 胡椒…少々
• パセリ…適量

1. 冬瓜となすは一口大に切り、ベーコンは1cm角、玉ねぎは5mm幅の角切りにする
2. 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて、香りが出るまで熱する
3. 1を加えて中火で2分程炒め合わせる
4. コンソメと水を加えて蓋をしたら、弱火で20分程煮込む
5. 塩と胡椒で味を調えたら器に盛り付けて、パセリを散らして完成

ジュワっとした食感の冬瓜は、なすとの相性が良いので見た目も美しいスープが仕上がります。全ての食材を細かく切ることにより、大人だけではなく子どもも食べやすいスープが出来上がるでしょう。作り置きもできるので、食卓の定番として並べてみてはいかがでしょうか？

【材料】7cmココット2つ分

• なす…2本
• コンソメ…ひとつまみ
• 粉チーズ…小さじ1
• 塩…ひとつまみ
• 水…100cc
• 牛乳…100cc
• 小麦粉…少々
• パイシート…1/2枚
• 卵黄…1個分

1. なすは皮をむいてヘタを取り、ラップをしたら600Wのレンジで5分程加熱する
2. ミキサーになすと水を半量入れて、なめらかになるまで攪拌する
3. 鍋に2を入れて残りの水とコンソメ、粉チーズ、塩を加えて弱火で煮る
4. 牛乳を加えて温まったらスープの完成
5. 台に打ち粉をしてパイシートを伸ばす
6. スープを耐熱の器に注いで、5の生地で上部を包んだら卵黄を塗る
7. 200度のオーブンで20分程焼いたら完成

洋風のスープで人気が高いポタージュは、パイをかぶせるだけで本格的な見た目の料理に仕上がります。おもてなしにもおすすめのレシピになるので、パーティーなどのメイン料理に添えてみてください。なすのポタージュとの相性が良いですが、その他のポタージュでも代用が効きます。

なすは夏の食材と思われがちですが、秋に収穫される方が旨味が詰まっているといわれています。秋なすを使用したスープは濃厚な味わいが魅力的で、ミキサーで攪拌をすることでより一層旨味を感じられる一品に仕上がります。ぜひ、秋に収穫されるなすを使用してスープを作ってみてください。

素材の旨味が凝縮されたシチューは、スープとしてではなくおかずとしても食卓に並べることが可能です。ラム肉を使用したシチューは、食べ応えも十分になるので取り入れたい料理といえるでしょう。使用するラム肉はあらかじめスパイスや塩麹で味付けをしているので、仕上がってからも味に奥行が感じられます。

キャベツとなすを使用したスープは、コンソメでシンプルに仕上げてみてください。長ネギを加えることにより、美味しさが引き立ちます。冷蔵庫に残りがちな食材で作るスープになるので、レシピにある材料以外でも事足ります。自分の冷蔵庫に残っている食材を使用して、シンプルなコンソメスープを作ってみてください。

なすを使用したスープは、献立に加えることで食卓が華やかになります。栄養を豊富に含んでいる野菜の一つでもあるので、栄養バランスを調整するのも容易でしょう。なすのスープを食卓に取り入れて、バランスの良い献立を立ててみてください。