2019年06月09日公開
2024年09月18日更新
そば弁当を夏に食べたい!そばがくっつかない方法は?つゆの持ち運びは?
そば弁当は暑い夏にピッタリのメニューです。暑くて食欲がない時もそばならさっぱりして食べられるという方も多いのではないでしょうか?そばの弁当を美味しく食べるにはどのようなポイントを押さえたらよいのか詳しく解説していきます。こぼれやすいつゆの持ち運び方や冷たいつゆ、温かいつゆの持ち運び方もあります。毎日同じ味付けでは飽きてしまうので、バラエティに富んだアレンジレシピも一緒に紹介します。記事を参考に、熱い夏の時期などに美味しいそば弁当を楽しみましょう。
そばも弁当で持ち歩きたい!
毎日のお弁当作りで何を作るか迷ってしまうことが良くあるのではないでしょうか?そんな時、そばをメニューに取りいれてはいかがでしょうか?暑い夏にはさっぱりしたそば弁当がおすすめです!
そばをお弁当に持ち歩くのは、めんがのびたり固まったりするのではないかと思いがちですが、ポイントを押さえれば美味しいそば弁当を持っていくことができます。そこで今回はそばのめんがくっつかない方法や、つゆの持ち運び方、そばアレンジレシピなど盛り沢山で紹介します。
そば弁当用のそばの茹で方とポイント
美味しいそば弁当を作るには、何と言ってもまずはめんの茹で加減がポイントです。めんが固すぎても柔らかすぎても美味しくありません。持ち歩く場合のそばの茹で具合が気になるところです。ここで、いくつかポイントを見ていきましょう。
茹で時間を長めにする
お弁当にする場合は、めんがのびないように普段より茹で時間を短くするイメージがあります。実際はそれとは逆で、いつもよりもめんを長めに茹でるのがポイントです。長めといってもほんの気持ち程度です。理由は、めんを茹で上げてすぐに食べないで時間を置く場合は、めんが乾燥して固くなりがちです。そこを計算して少し長めに茹でます。
茹でた後によく水洗いして締める
めんは時間が経つとダマになり固まりやすい性質があります。それはめんの表面に付いているデンプン糊同士がくっつくためです。これを防ぐためには、めんを茹で上げた後にしっかりと流水で洗いましょう。この作業を忘れてしまうとめんがべったりとくっついてしまいます。
キッチンペーパーで水気をとる
めんを水洗いした後は、しっかり水気を切っておくことが大切です。めんに水分がくっついていたら、時間が経つごとにめんが水分を吸収してのびてしまいます。キッチンペーパーなどで、しっかり水分を取っておくと美味しく食べれます。また水分から雑菌が増えることもあるので、食中毒の予防にもなります。
麺は一口大にして詰める
フォークなどで一口大分くらいの量をくるくると巻くと簡単です。小分けにして入れると、めんが固まりにくくなります。特に子供のお弁当に入れてあげる時は食べやすいのでおすすめです。そばをドンと一塊で詰めるより見栄えも綺麗です。
すぐにラップして乾燥予防
めんは時間が経つごとに乾燥して固くなります。すぐにお弁当に詰めない場合は、ラップでめんを包んで冷蔵庫で保管して下さい。また、お弁当にそばを詰めた後にめんの表面にラップを敷いてあげると乾燥予防になります。他のおかずの水分をめんが吸収することも防げて一石二鳥です。
そば弁当を美味しく食べる方法
ちょっとした工夫やポイントをつかめば、そば弁当はかなり美味しいものになります。冷たいそばは冷たく、温かいそばは温かく食べたいものです。また、つゆや薬味はどのように持って行けばよいのかも知りたいところです。いくつかのポイントをまとめたので、参考にして下さい。
つゆを冷凍する
冷たいつゆ、温かいつゆとありますが、それぞれの状態で持っていく方法がいくつかあります。夏場だと冷たい方が喉越しも良く人気です。あらかじめつゆを冷凍しておき、凍ったまま持っていきます。凍ったつゆは夏場は保冷剤代わりにもなり、食べる頃には氷も丁度良く解けているのでおすすめです。
氷を保冷の水筒に入れていく
保冷の水筒に少し濃いめに作ったつゆと氷を入れておきます。食べる頃には丁度良い濃さになり、キンキンに冷えためんつゆを楽しめます。そのままつゆをかけても、紙コップやカップをつゆ入れに使うのも良いでしょう。
持ち運びに保冷材を活用する
保冷剤を使うとひんやりしためんと冷たいつゆを楽しむことができます。梅雨や夏場の食べ物が傷みやすい時期にも、保冷剤があれば予防できます。冷凍庫にいつも保冷剤を常備しておくと便利です。
つけダレで食べる
つけダレにめんをつけて食べるのが好きという方は多いでしょう。シンプルなつけダレから、ネギや肉類が入ったつけダレまで種類は様々です。つけダレの味付けを変えるといろいろなバリエーションを楽しめ、毎日そば弁当でも飽きないかもしれません!
薬味は別容器に入れていく
薬味には、ネギ・生姜・みょうが・胡麻などがあります。薬味があるとより美味しさが引き立つので、是非持っていきたいものです。お弁当箱にそばと一緒に薬味を入れると、薬味の水分を麺が吸ってしまうので別容器に入れて持っていくことをおすすめします。
温かいそば弁当の持ち運び方
冷たいそば弁当も温かいそば弁当も、めんの茹で方や持ち運び方のポイントは同じです。何が違うのかと言えば、つゆが温かい場合のつゆの持ち運び方です。普通の容器に温かいつゆを入れても、食べる頃には冷めてしまいます。
そこで活躍するのが保温用の水筒です。温かいつゆをそのまま温かい状態で楽しめます。水筒に温かいつゆを入れる場合は、食べる時のつゆ用の容器を持っていくのを忘れないようにして下さい。
さらに便利なのはスープジャーです。スープジャーの場合は、食べる時にそのままスープジャーの中にめんを投入し、薬味などを入れて温かいそばをジャーごと楽しめます。
そば弁当におすすめのお弁当箱
そば弁当は、ポイントさえおさえれば結構簡単に美味しく食べれることが分かりました。ここでは、そば弁当に良さそうなお弁当箱を紹介します。お気に入りのタイプのお弁当箱を見つけてみて下さい。
タッパー
タッパーはどの家庭にも1つはあるので、すぐに詰めることができて便利です。タッパーにめんだけ入れても良いし、仕切りがあれば横におかずも入れられます。2段重ねのタッパーもあるので、用途によって使い分けて下さい。
ランチジャー
ランチジャーは、保温機能がある上にコンパクトでたっぷりの量が入ることで人気です。温かいつゆを持っていくのにも最適です。それ以外にもうどんやラーメン、みそ汁など温かいものを美味しく食べれるので、1つ持っておくと便利です。
使い捨ての弁当箱
使い捨てのお弁当箱は、100均ショップでいろいろなサイズのものが販売されています。おしゃれなデザインや可愛いキャラクターものなど種類も様々です。旅先に持っていく時や、人に作ってあげて渡す時は使い捨てのお弁当箱が便利です。
保冷保温の水筒
保温保冷の水筒はつゆの持ち運びに重宝します。蓋がしっかり閉まるので、つゆの漏れこぼしも心配いりません。1人用にも良いし、大きめの水筒であれば数人用でも楽につゆの持ち運びができます。
そば弁当のおすすめアレンジレシピ
シンプルにそのままつけそばにして食べるのも良いですが、ちょっとアレンジしていつもと違った味で食べるお弁当も楽しいです。アレンジレシピを参考にして味の変化を楽しんで下さい。
蕎麦巻き弁当
- そば 2束
- カニかまぼこ 2本
- オクラ 4~6本
- 紫蘇の葉 数枚
- 巻き物用の海苔 2枚
- 卵 1個
- 砂糖 小さじ1
- 塩 ひとつまみ
- 卵焼きを作っておきます。
- そばの乾めんは1束を半分に分けて、半束ずつめんの隅を糸か輪ゴムで留めます。めんを湯がき、湯揚げした後は水洗いでめんをしめます。
- オクラは塩もみした後、沸騰したお湯で茹で氷水でしめます。
- 巻きすにそばを1束分敷いて紫蘇の葉・卵焼き・オクラ・カニかまぼこをのせてくるくると端から巻きます。
- 巻き終わったら食べやすい大きさに切ってでき上がりです。
蕎麦巻き弁当は、巻き寿司のお米を蕎麦に変えたレシピです。切り口も色とりどりで綺麗なので、見栄えの良いお弁当ができます。手でも食べれるので食べやすく、子供のお弁当にも喜ばれます。巻き方は動画を参考にしながら試してみて下さい。ポイントは海苔がベチャッとならないように、湯がいためんの水気をしっかり切っておくことです。
そばいなり
- 新生姜甘酢漬け 1/2袋
- 茹でそば 2袋
- 稲荷用の油あげ 12枚
- 酢 大さじ1
- 炒り胡麻 大さじ2
- 長ねぎ 生姜(お好みで)
- 新生姜の甘酢漬けは、汁と生姜を分けて生姜をみじん切りにします。
- ボウルに茹でそばを入れ、新生姜の甘酢漬けの汁と酢をを加えてめんをほぐします。
- さらにみじん切りの新生姜と炒り胡麻を加えて混ぜ合わせます。
- 稲荷用の油あげに3を詰めます。
- お好みで稲荷の上に、薬味の長ネギや生姜のみじん切りを盛りつけて下さい。
そばの酸味と稲荷用の油あげの甘さが絶妙なバランスのレシピです。稲荷の上にいろいろなトッピングを乗せて、お寿司気分を楽しめます。皆でワイワイと食べれる行楽用のお弁当にもバッチリです。稲荷用の油あげに詰める量が多すぎると、油あげが破れてしまうので気を付けて下さい。
鶏南蛮蕎麦
- 鶏もも肉 50g
- 長ねぎ 10cm
- めんつゆ 100cc(表示通りのつけ汁の濃さで水で割ったもの)
- そば 一人前
- 唐辛子 適量
- めんを茹で上げ、流水で洗ってしめます。
- 鶏肉とねぎは食べやすい大きさにカットします。
- 鶏肉は強火で少し焦げ目がつくくらい焼きます。あまり動かさないのがポイントです。
- 長ねぎを加えて、同じように焦げ目をつけて焼きます。
- 水で割っためんつゆを3に入れて中火で煮ます。
- 沸いたらアクを取りながらさらに煮て、鶏肉に火が通ったら鶏南蛮つゆのでき上がりです。
何と言っても鶏南蛮つゆが美味しいおすすめのレシピです。ポイントは鶏肉や長ねぎに少し焦げ目をつけることで、つゆに香りと旨みが移ります。このレシピはつけめん用です。水筒に入れていくと、つゆの漏れこぼしがなくて便利です。
ペペロンチーノそば
- そば 1人前
- じゃこ 大さじ3
- オリーブオイル(大さじ1と大さじ2)
- 万能ねぎ 2本
- にんにく 1片
- 唐辛子 適量
- 塩 ひとつまみ
- そばのゆで汁 25cc
- そば1人前を表記時間よりも1分短く茹でます。この時にゆで汁を25cc別の容器に取っておいてください。茹で上がったら流水で洗ってめんをしめます。
- フライパンにオリーブオイル大さじ1を敷き、スライスしたニンニクと唐辛子と塩を入れて香りが出るまで熱します。
- ゆで汁25ccとめんと小口切りにした万能ねぎを加えて全体が混ざるように炒めます。
- 3をお皿に盛ります。
- 同じフライパンにオリーブオリルを大さじ2入れて、じゃこをカリカリになるまで炒めます。
- カリカリになったら4の上に振りかけてでき上がりです。
香ばしいカリカリのじゃこがアクセントになったレシピです。和風のそばをたまには洋風にアレンジするのも飽きがこなくておすすめです。唐辛子は、お好みの辛さで調節して下さい。お弁当に詰めた時に、上から白ゴマを振っても美味しいです。
ざるそば焼きソバ
- そば(ざるソバの残りでもOK)
- 薄切り豚バラ肉
- 油あげ
- 小ねぎ
- ごま油
- めんつゆ
- 焼きそばソース
- 塩こしょう
- 熱したフライパンにごま油を敷き、軽く塩こしょうをして薄切り豚バラ肉を炒めます。
- 茹でそばを加えて炒め、全体に油がまわったら刻んだ油あげを入れてさらに炒めます。この時にめんつゆを少しかけて混ぜ合わせて下さい。
- 焼きそばソースを加えて味付けします。
- 味をみながら塩こしょうで調え、刻んだ小ねぎを振ったらでき上がりです。
冷めても美味しいお弁当にぴったりのレシピです。ざるソバのリメイクレシピなので、めんは乾めんでも茹でめんでもOKです。家にある野菜を加えても、栄養バランスが取れたお弁当になっておすすめです。
豚ねぎそば
- そば 2束
- 豚バラ 100g
- 白ねぎ 2/3本
- 水 600cc
- 酒 大さじ1
- めんつゆ(3倍濃縮) 50cc
- 一味唐辛子 適量
- そばは茹で上げて、流水で締めておきます。
- 鍋に水と酒とめんつゆを入れて沸騰させます。
- 1に豚バラを入れてアクを取ながら3分程煮ます。
- 斜め切りにした白ねぎを加え、ねぎが柔らかくなるまで煮込んだらでき上がりです。
- 辛いのが好きな方は、白ねぎを薄切にしたものに一味唐辛子を混ぜて薬味を作ります。
食べ盛りの学生やスタミナをつけたい方のお弁当にもってこいのレシピです。豚肉の旨みとねぎの香ばしさが出汁に効いて絶品です。暑い時こそピリッと辛いそば弁当で元気をつけてはいかがでしょうか?つゆは温かいレシピなので保温用の水筒か、スープジャーで持っていくことをおすすめします。
そば弁当が暑い夏にはおすすめ
そば弁当は、意外と幅広く楽しめることが分かりました。めんの茹で方やくっつかない方法、つゆの持ち運びのポイントさえおさえれば、誰でも簡単にそば弁当を楽しめます。暑くなると食欲がなくなる時がありますが、そんな時はそば弁当が活躍するかもしれません。是非、アレンジレシピも参考にして暑い夏を乗り切って下さい!