2020年05月26日公開
2024年10月22日更新
乾燥湯葉の人気レシピ!サラダや煮物など食べ方いろいろ!戻し方も
乾燥湯葉の人気レシピをまとめました。柔らかく上品な味わいが美味しい乾燥湯葉を使って作る人気のレシピを徹底解説!食べ方、戻し方の説明のほか、定番の煮物など、簡単にできるおかずや、サラダ、汁物レシピなどを紹介しています。
目次
乾燥湯葉の使い方と簡単人気レシピを紹介!
乾燥湯葉が大量にあるので湯葉丼。
— Nana* (@necozalenky) May 9, 2020
葛で餡仕立てに。#テーブルフォトを始めよう #StayHome pic.twitter.com/Hf4DDmJZ05
豆乳を温めて作る湯葉は、精進料理を始めとする和食でよく使われる食材です。栄養価が高く上品な味わいが人気の湯葉ですが、保存がきく乾燥湯葉を使えば家庭でも気軽に調理することができます。本記事では乾燥湯葉の戻し方など、基本的な使い方を解説し、美味しい人気レシピを多数紹介していきます。
主食からメインおかず、おつまみ、サラダまで、意外にもどんな料理にも合うのが魅力的な乾燥湯葉をいろいろな食べ方で味わってみましょう!
乾燥湯葉の基本的な使い方
湯葉を家庭で食べるというと何となく敷井が高く感じますが、乾燥湯葉の食べ方は意外にもシンプルです。本項では市販の乾燥湯葉の基本的な使い方を紹介していきます。戻し方のポイントや、割れないように戻すためのコツも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください!
乾燥湯葉は熱湯で戻してから使う
乾燥湯葉は90℃くらいの熱湯に浸すのが、基本的な戻し方です。5分から6分ほどお湯に浸しておくと柔らかくなるので水気を切りましょう。湯の量は乾燥湯葉10g程度について、400mlが目安です。
また、煮物やお吸い物などに乾燥湯葉を使う場合は、ぬるま湯でやや硬めに戻しておくのがポイントですが、戻さずに直接煮汁に入れても使っても大丈夫です。
乾燥湯葉を戻す際のポイント
乾燥湯葉を美味しく戻すコツは、熱すぎる湯で戻さないことです。熱すぎると乾燥湯葉が持つ大豆本来の味が失われてしまいます。熱湯は90℃くらいを目安にしましょう。また、割れを防いで戻すには、厚手のキッチンペーパーなどで湯葉を包んでバットなど平たい器に置き、お湯をそっと注ぐのがおすすめです。
他にも、乾燥湯葉を熱湯で戻す時に重曹を加える方法があります。お湯にほんのひとつまみの重曹を入れて混ぜ、乾燥湯葉を浸します。こうすることで乾燥湯葉にありがちな芯が残ったような食感がなくなり、生湯葉のようなぷりっとした食感にすることができます。生湯葉のような仕上がりにしたい人はぜひ試してみましょう。
乾燥湯葉を使った簡単人気レシピ【主食】
本項では乾燥湯葉を使った主食レシピを紹介していきます。小麦粉の代わりに生地を作るユニークなゆばピザや、上品な和風あんかけが美味しい乾燥湯葉のどんぶりなどをピックアップしました。おもてなしから簡単ランチにぜひ活用してみてください。
ゆばピザ簡単クリスピー
【材料】
- 乾燥湯葉(3枚)
- お好みのピザの具(好きなだけ)
- ピザ用チーズ(適量)
- マヨネーズ(適量)
- トマトピューレ(適量)
- にんにくすりおろし(少量)
- クレイジーソルトまたは塩(少量)
【作り方】
- 乾燥湯葉の全体を水で濡らして1分間濡れたままにする。
- 1分後、乾燥湯葉の水気をキッチンペーパーで取る。
- 好きなソース(マヨネーズやピザソースなど)を乾燥湯葉の上につける。
- 好きな具とピザ用チーズを好きなだけのせる。
- トースターで2-3分焼けば出来上がり。
乾燥湯葉をピザ用のクリスピー生地に見立てたユニークなメニューです。トースターで軽く焼くと、乾燥湯葉の薄い生地がカリカリと香ばしい食感に変わります。好きな具材をトッピングして、ホームパーティー用の料理にしても楽しいでしょう。
乾燥湯葉は戻したあとに、水気をキッチンペーパーで拭きとってから使うのが美味しくなるコツです。また、生地が焦げやすいため、トースターで焼くときは焼き色に注意しながら加熱時間を調整しましょう。
湯葉とじゅんさいの丼
乾燥湯葉とジュンサイを使って作る、つるりとしたのどごしが美味しい丼です。乾燥湯葉を戻す時は重曹をひとつまみ入れて戻し、洗ってから使います。重曹を使うことで生湯葉のようなぷりんとした食感に仕上げることができます。
ジュンサイにはもともとのとろみがありますが、水溶き片栗粉を加えてよりとろみを加えます。砂糖を使わず玉ねぎの自然な甘みを生かした優しい味わいです。大葉や茗荷、ワサビなどたっぷりの薬味を添えていただくのがおすすめです。
重ね煮できのこ湯葉丼
きのこ湯葉丼は、乾燥湯葉と4種類のきのこ類を使って作るヘルシーな丼です。えのき、しめじ、椎茸は少量の塩だけを加えて重ね煮し、乾燥湯葉を加えたあとはなめたけの瓶詰を加えて仕上げます。塩の他にはなめたけの瓶詰に使われている調味料だけで味付けをする、シンプルな料理です。
重ね煮したあんかけはたくさん作っておいて、作り置きとして冷凍保存することが可能です。ご飯の上にかけて丼にする以外にも、冷奴やスープの具材にアレンジしても美味です。
かにと湯葉のあんかけ温麺
こちらはかにのむき身と菊の花を使った温麺です。華やかな食材を使い、まるで料亭のような仕上がりが人気です。かけ汁にとろみを持たせるため水溶き片栗粉を加えますが、一度火を止めてから加えるようにしましょう。一度火を止め入れてから再び加熱することで、だまが出にくくなります。
麺にかけ汁を注いだらトッピングにかにのむき身、菊の花、おろし生姜と小口切りの三つ葉を添えましょう。見た目にも美しく、食欲をそそる一品ができあがります。
湯葉と椎茸のわさび風味和トースト
こちらは乾燥湯葉にネギと椎茸を組み合わせて作る、和風のトーストアレンジです。椎茸の代わりにマッシュルームなど他のキノコ類を使っても美味しく作れます。めんつゆやワサビといった和風調味料に、バターやマヨネーズ、粉チーズといった洋風調味料の組み合わせが意外にマッチします。
使用するめんつゆの量は、濃縮具合によっても塩分が異なるため味を見て量を加減しましょう。ネギの代わりに三つ葉でも彩りよく美味しいです。
乾燥湯葉を使った簡単人気レシピ【汁物】
本項では乾燥湯葉を使って簡単にできる汁物メニューを紹介していきます。豆腐を原料にしている乾燥湯葉は豆腐の代わりに具材としてお吸い物や味噌汁に使えます。汁物に入れるととろりとした上品な食感も魅力です。
春雨と乾燥湯葉の食べるスープ
乾燥湯葉と春雨のヘルシーな食材を使ったスープです。食べ応えがありながら、低カロリー、高タンパクで栄養も摂れ、ダイエット中にもおすすめです。乾燥湯葉はあえて戻さず、食べやすい大きさにカットしてそのまま鍋に入れます。
乾燥湯葉を戻さないで入れることで固めの歯ごたえを残すことができ、食べ応えある具材になります。柔らかい食感が好きな人は一度戻してから鍋に入れましょう。スープの仕上げにキムチを添えると、味のアクセントになり絶品です。
乾燥湯葉と青梗菜の中華スープ
こちらは鶏ガラスープをベースにし、お酢でほんのり酸味を加えて仕上げた中華スープです。スープの具材には乾燥湯葉のほか、青梗菜、干しシイタケを用意します。具材を炒める時は、火の通りやすさを考えて青梗菜の芯の部分を先に炒めましょう。トロトロの湯葉が喉ごしよく、中華料理の献立だけでなく和食献立にも合うスープです。
湯葉とわかめのお吸い物
乾燥湯葉とわかめを使って作るとてもシンプルなお吸い物です。手順が簡単にできるからこそ、昆布とカツオ節で丁寧にダシを取りましょう。ダシ用のパックがない場合は、キッチンペーパーなどで代用が可能です。
しっかりとダシを効かせたら、味付けは薄口醤油と酒でシンプルに行います。仕上げに刻んだ柚子をお椀に入れると香りよく、見た目にもきれいです。うなぎなど和食によく合うお吸い物です。
とろとろ湯葉と白菜のクリーム煮
寒い季節にぜひチャレンジしたい、乾燥湯葉と白菜を使ったホワイトシチューのようなクリーム煮です。和食に使われやすい湯葉ですが、味にクセがないため洋風献立でも大活躍します。ベーコンはブロックタイプのものを使うので食べ応えがあります。
小松菜が無ければ、ほうれん草などの他の青菜を入れてもOKです。湯葉は戻さずに鍋に入れ、中弱火で他の野菜と共にじっくりと火が通るまで加熱します。
湯葉と卵と押し麦のピリ辛スープ
乾燥湯葉の他に押し麦、木綿豆腐などたっぷりの具材と一緒に煮込むピリ辛風味のスープです。キムチ鍋のスープと、鶏ガラスープの素を使えば味付けも簡単です。仕上げに花椒をふりかけてしびれるような辛さを味わいましょう。もっと辛味がほしい人は豆板醤を少量加えても美味しいです。
ピリ辛の味付けが人気のスープですが、溶き卵を加えるとややマイルドに仕上がります。また、ひき肉を加えてより食べ応えよくアレンジするのもおすすめです。
乾燥湯葉を使った簡単人気レシピ【メインおかず】
乾燥湯葉を使ってメインのおかず作りに挑戦してみましょう!大豆を原料にしている乾燥湯葉は、低カロリー高タンパクのヘルシーな食材です。少量のお肉や魚と組み合わせてダイエット中のメインおかずにおすすめです。本項では中華風の炒め物や煮物、カリカリと下食感が美味しい揚げ物などのレシピを紹介していきます。
乾燥湯葉のオイスターソース炒め
中華料理でも人気の乾燥湯葉のオイスターソース炒めです。自家製で生湯葉から作れば安心安全に美味しい乾燥湯葉ができあがります。日本ではまだあまり馴染みがありませんが、湯葉とオイスターソースの組み合わせは好相性なのでぜひ挑戦してみてください。
海老とはんぺんの湯葉巻き揚げ
湯葉のパリパリした食感とはんぺんの滑らかな食感が美味しい、揚げ物メニューです。つぶしたはんぺんに海老、枝豆を加えてしんじょうのようなペーストを作り、やや硬めに戻した湯葉で巻いていきます。海老の臭み消しにはおろし生姜と酒を加えましょう。
油でカラッと揚げると、アクセントに加えたチーズがとろりと溶けて豪華な一品に変身します。湯葉巻きはそのまま素揚げにしてももちろん美味しいですが、てんぷら粉をつけて揚げてもおいしくいただけます。彩りもきれいなので、特別な日のおかずやおもてなしメニュー、お酒のおつまみにもおすすめです。
アボカド海老チーズの湯葉春巻き
揚げずに作る湯葉春巻きの作り方です。パリッとした食感の湯葉は好きだけれど油で揚げたくないという人におすすめです。乾燥湯葉は破けないように、水で濡らしたキッチンペーパーに20分ほど挟んで戻します。アボカドは包みやすいようにスライスする厚さ、大きさに気をつけましょう。
アボカド、海老、海苔の組み合わせに醤油を少しだけ垂らして包み、オーブントースターで加熱します。表面が焦げやすいのでアルミホイルを下に敷くだけでなく、上にも被せて火力を調整します。途中で上下を反転させて全体が均等に加熱されるよう工夫します。
大根と竹輪と湯葉の煮物
大根と竹輪と湯葉の煮物は、竹輪の美味しい出汁を吸った大根と煮汁をまとった湯葉が絶品の和風煮物です。おでんのような素朴な味わいで、寒い季節にぴったりのおかずです。大根は味をしみやすくするため、隠し包丁を入れ先に水から下茹でしておきましょう。
また、時間がある時は湯葉を入れる前に一度煮込んでおき、一旦冷ましてから湯葉を入れ温め直すと味がしみて美味しいです。
乾燥湯葉のベジタリアンステーキ
こちらは台湾のベジタリアンメニューにヒントを得た、乾燥湯葉のベジタリアンステーキレシピです。乾燥湯葉と溶いた米粉を交互に重ね、しっとりもちもちした食感のステーキに仕上げます。湯葉を戻すときに破れてしまっても米粉の生地が糊のような役割でくっつけてしまうので心配ありません。
湯葉と米粉生地のあいだには、おにぎりのりを挟んで風味よく、フライパンで色よく焼いてだし醤油で軽く味付けしたら完成です。滋味深い味わいが人気です。
乾燥湯葉を使った簡単人気レシピ【前菜・おつまみ】
乾燥湯葉を使って美味しい前菜、おつまみを作ってみましょう。柔らかで上品な味わいが魅力的な和風前菜から、サラダへのアレンジまでさまざまなジャンルの前菜とおつまみメニューを紹介していきます。
じゃがいもの湯葉揚げ饅頭
じゃがいもの湯葉揚げ饅頭は、料亭の前菜メニューにも出てきそうな上品なレシピです。小エビや筍など食感にバリエーションを持たせた具材を柔らかくしたジャガイモで包み、砕いた乾燥湯葉を衣替わりに表面にまぶします。
180℃の油でカラリと揚げたら、とろみのある出汁あんかけをかけましょう。飾りに白髪ねぎや三つ葉、柚子の皮などをトッピングするとより豪華な印象に仕上がります。華やかな湯葉揚げ饅頭は、おもてなし用の前菜メニューにぴったりの一品です。
乾燥湯葉のアジアンサラダ
乾燥湯葉のアジアンサラダは、ナンプラーにパクチー、ラー油を使ってアジアン風味に仕上げたサラダレシピです。ヘルシーで経済的な鶏ささみ肉を加えれば良質な動物性タンパク質も摂れ、ダイエット中のサラダにもおすすめです。クコの実で甘みが出るため、加えるクコの実の量で使用する砂糖の量を調整しましょう。
また、作ったアジアンドレッシングは野菜にかけてしばらくすると野菜から水分が出て味がボケ気味になってしまいます。ドレッシングは食べる直前にかけてください。ゴマはひと手間を加えるだけで、風味が断然よくなるので時間がある時は乾煎りするようにしましょう。
野菜たっぷり湯葉入り簡単白あえ
乾燥湯葉の他に、油揚げ、枝豆、木綿豆腐、味噌と大豆づくしの具材で作る白和えレシピです。木綿豆腐は崩して20分ほど水切りした後、さらにキッチンペーパーを下に敷いて電子レンジで加熱、しっかりと水分を飛ばします。
茹でた野菜をざるにあげたあとも、味がぼやけないように水切りを十分に行いましょう。乾燥湯葉はややかために戻して使うと歯ごたえが残って美味しいです。出汁の効いたまろやかな白和えは、上品な味わいで和風献立にもぴったりの副菜です。
湯葉巻き
湯葉巻きはベトナム料理の生春巻きのようなおしゃれな前菜レシピです。レタスとスプラウトなどフレッシュな生野菜を、旨味のあるカニカマ、プロセスチーズと共に乾燥湯葉で巻いて作ります。乾燥湯葉は水またはぬるま湯で破かないように優しく扱って戻しましょう。
野菜を湯葉で巻くときは、端からぎゅっぎゅっと押し込むようにきつめに巻いていき楊枝で止めます。包丁で斜めに断面が見えるようにカットすると、お皿に盛り付けた際に見映えよくおしゃれな雰囲気が演出できます。中に巻く具材は生野菜のほか、海老やアボカド、焼肉など好きな具材にアレンジしても美味しく作れます。
湯葉とおくらの麺つゆ漬け
さっと茹でて戻した乾燥湯葉と、オクラをめんつゆで簡単に煮浸しにした和風レシピです。オクラはすぐに火が通るのでたっぷりのお湯で2分茹でればざるにあげ、冷ましておきましょう。粗熱がとれたら包丁で斜め切りにして麺つゆに浸したまま冷蔵庫で冷やします。
ひんやりと味のしみたオクラと、とろりとした食感の湯葉が美味しい夏におすすめのレシピです。また、季節によってはオクラの代わりにアスパラや小松菜で作っても美味しいのでお試しください。
三つ葉と湯葉の煮浸し
三つ葉と湯葉の煮浸しは、お酒といっしょに楽しみたい前菜レシピです。三つ葉の華やかな香りと桜エビの香ばしさ、湯葉の柔らかい食感が一度に味わえます。干し桜エビは耐熱容器に入れ、ラップをせずにレンジで少し加熱すると香りが良くなるので試してみましょう。
三つ葉を加える時は色が飛ばないように、煮汁が冷めてから入れてください。三つ葉を入れたら味が全体に馴染むようにしばらくおいておくとより美味しくいただけます。
乾燥湯葉を使った簡単人気レシピまとめ
【月曜断食メニュー 55】
— とんこ@月曜断食(20 05 18よりリスタート)🐷 (@tonko__chan) March 7, 2020
★茹でブロッコリーと湯葉の和え物
ブロッコリーを小さめにカットして茹でる
茹で上がったらサラダストレーナーでしっかり水気を切る
沸騰した湯に乾燥湯葉をさっとくぐらせザルに取り水分を切る
マヨネーズと味噌少々を混ぜ合わせたものにブロッコリーと湯葉を入れ和える pic.twitter.com/1jiAB104UG
乾燥湯葉は上品な味わいが人気の湯葉を、長期保存が効くように乾燥加工したものです。本記事では乾燥湯葉を使って作る人気のレシピを多数まとめました。サラダやおつまみなどの前菜から、汁物、丼物、メインのおかずまでさまざまな乾燥湯葉メニューに挑戦してみましょう!