ゆで卵の殻がツルンとむけない原因は?簡単きれいに剥くコツを紹介
ゆで卵の殻をむく時に、卵の白身が殻にくっついてしまいイライラした経験はありませんか?せっかく作ったゆで卵もツルンと簡単にきれいにむけないと見た目も悪くなり、ゆで卵が台無しになってしまいます。そこで今回は、ゆで卵の殻がむけない原因、きれいに剥ぐコツを紹介します。
目次
ゆで卵の殻でイライラ
ゆで卵は殻をむいてそのまま食べたり、サラダやサンドイッチに入っていることが多いです。ゆで卵の殻が簡単にむけないと白身の部分が無駄になってしまったり、形がいびつになり見た目がきれいでなくなってしまいます。また朝食の場合、時間があまり無いことが多いのでゆで卵の殻がむけないことにより、イライラしてしまいます。イライラを解消するためにも今回は、ゆで卵の殻をきれいにむくコツを紹介していきます。
きれいに殻がむけないゆで卵の原因
ゆで卵にもきれいに殻がむける卵とむけない卵があります。その原因は、卵の新鮮さの違いによるものです。新鮮な卵の方が殻がむきやすいイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか?しかし実は、賞味期限間近の卵の方が殻はむきやすいです。それは卵に含まれている二酸化炭素の量が原因となっています。
ニワトリが卵を産む時に卵の中に二酸化炭素も一緒に含まれてしまうそうです。二酸化炭素が多く含まれている卵をゆで卵にすると二酸化炭素が膨張し、白身と薄皮の間が埋まってしまいます。その影響でむきにくいゆで卵になってしまいます。卵の殻には小さい空気孔のような穴があり、時間が経つにつれて二酸化炭素が抜けていきます。新鮮な卵は、二酸化炭素が抜けていないのでゆで卵にすると殻がきれいにむけなくなります。
スプーンを使ってゆで卵の殻を簡単にきれいにむくコツ
茹で上がったゆで卵を水につけ、粗熱を取ります。手で持てるくらいの温度になったら、スプーンでゆで卵の殻にヒビを入れていきます。この時にあまり強く叩き過ぎると白身の部分に傷が入ってしまい見た目がきれいにならなくなるので注意しましょう。ゆで卵を回転させて、卵全体にヒビを入れるのがコツです。ヒビが入ったゆで卵を水で流しながら、殻をむくと簡単にきれいにむくことが出来ます。
氷水を使ってゆで卵の殻を簡単にきれいにむくコツ
茹で上がったゆで卵を用意しておいた氷水につけます。粗熱が取れたら、氷水から卵を出して殻をむいていきます。するとツルンと簡単に殻がむけます。氷水につけながらゆで卵の殻をむくとよりきれいにむくことが出来ます。また氷水につけることにより、余熱でゆで卵が固くなるのを防ぐことが出来ます。特に半熟ゆで卵にしたい方にはおすすめの方法です。
氷水を使ってゆで卵の殻を簡単にきれいにむく方法をもう1つ紹介します。ゆで卵を氷水につけたら、冷蔵庫に入れます。冷蔵庫で冷えたら、ゆで卵を取り出します。ゆで卵をテーブルに軽く打ち付け、そのまま一回転させます。するとむけないゆで卵の殻がツルンとむけます。あまり強くやってしまうと卵が潰れて中身が出てきてしまうので力加減に気を付けましょう。
ゆで卵の殻に穴をあけてきれいにむくコツ
茹で上がったゆで卵を水に浸して粗熱を取ります。粗熱を取ったゆで卵を画びょうなどの針で穴をあけます。穴をあけることにより、二酸化炭素が抜けるのでむけないゆで卵の殻を簡単にむくことが出来ます。強く押し過ぎると中身が出てきてしまうので特に半熟卵の場合は、注意しましょう。また画びょうはきちんと固定しましょう。固定出来ない場合は、指などを傷つけてしまう可能性があるので他の方法をおすすめします。
画びょうのような針が身近にない場合は、市販の穴あけ器をおすすめします。最近では、100円均一などでも売られているので簡単に手に入れることが出来ます。市販のものなら固定もきちんと出来、細い針を使用しているのでゆで卵の中身を傷つけることなく、きれいに殻をむけます。
大量のゆで卵を簡単にきれいにむくコツ
大量(10個以上)のゆで卵の殻をむくとなると時間がかかります。さらに殻が簡単にむけないゆで卵が多いと余計に時間もかかり、ストレスも感じてしまいます。そこで大量のゆで卵の殻のむき方を紹介します。卵が茹で上がったら、お湯を捨てます。鍋を揺らし、ゆで卵同士をぶつからせてゆで卵全体にヒビを入れます。ヒビが入ったら水を入れてそのまま水の中でゆで卵の殻をむいていきます。この方法だと時間の短縮にもなります。
簡単に殻がむけるゆで卵の作り方①〜基本〜
ゆで卵の作り方はとても簡単です。簡単に作れても殻を取るのに時間がかかってしまうとイライラの原因になります。そこで茹で方にもコツがあります。普段何気なく茹でている方法を一工夫するだけでむけない殻がきれいに簡単にむけるようになります。まずは茹でる前に卵を常温にすることがポイントです。
冷蔵庫から卵を出し、約20分間常温に置いておきます。置く時間が短いと卵の温度が下がらず、殻がむけないゆで卵の原因になります。鍋に卵を入れて、卵が浸るくらいの水を入れます。火は強火にし、沸騰し始めたら中火にします。中火で約15分、茹でます。茹で上がったら、ゆで卵を約10分水につけておきます。つけ終わったら、そのまま水の中で殻をむくと簡単にきれいにむくことが出来ます。
簡単に殻がむけるゆで卵の作り方②〜卵に細工〜
茹でる前に卵をひっくり返し、スプーンで軽く叩きます。この時に叩く場所は、卵の尖ってない方つまりパッケージされている時は下になっている方を卵が割れない程度に叩きます。その後、ゆで卵を作ります。茹で上がったら、水につけ粗熱を取ります。粗熱を十分に取ったらそのまま水の中で殻をむいていきます。最初にスプーンで叩くことにより、むけない殻の原因の二酸化炭素を抜いているのでスルスル簡単にむけます。
スプーンで叩く以外にも画びょうなどを茹でる前に卵にさして、二酸化炭素を抜く方法もあります。スプーンで叩く場合と原理は同じになります。卵の殻は非常に硬いため画びょうが刺さらない可能性もあり、強く刺しすぎて画びょうを抜いた時に卵を割らないように気を付ける必要があります。
簡単に殻がむける半熟卵の作り方
まず鍋に卵がつかる程度の水を入れて沸騰させます。冷蔵庫から出したばかりの卵なら少し水にくぐらせます。おたまに卵をのせて、ゆっくりと沸騰させたお湯に入れます。再度沸騰したら、中火にして約6分茹でます。卵が全て茹で上がったら、一旦お湯を捨て冷水を入れます。この時に保冷剤があれば保冷剤を入れるとより効果的です。粗熱が取れたら鍋を回し、ゆで卵にヒビを入れ殻をむきます。
簡単にゆで卵の殻をむくことが出来、美味しい半熟ゆで卵が出来上がります。最初からお湯に卵を入れるので冷蔵庫から出したばかりの卵や複数の卵を一気に入れてしまうと卵が割れてしまう可能性が高くなるので注意が必要です。また冷蔵庫から卵を出し、常温に戻すと茹で時間の短縮にもつながるそうです。
ゆで卵の殻が簡単にむけるちょい足し調味料
お酢
卵が浸るくらいの水を入れ、茹で始めます。沸騰し始めたら、お酢を大さじ2杯程度加えます。あとはお好みの硬さになるまで卵を茹でます。茹で上がったら粗熱を取り、ゆで卵の殻をむきます。この方法でも簡単にゆで卵の殻をむくことが出来ます。お酢の量は、目分量でも問題ありませんが、入れすぎるとゆで卵の味にも影響するので適量をおすすめします。
お酢を使う場合、ゆで卵の殻もむきやすくなりますが卵のひび割れを防ぎ、白身を広がらせない役目もあります。ポーチドエッグを作る時には、お湯に酢を入れたものに生卵を割って入れたりもします。お酢を入れることにより、卵同士がぶつかっても割れにくくなり、白身が飛び出したり広がるのを抑えることが出来ます。
塩
塩を加えてもゆで卵の殻がむきやすくなるとも言われてるそうですが理由は定かではありません。塩には元々沸点を上げる性質などがあるため、他の料理を作る時にも使います。ゆで卵を作る時に入れると卵の黄味が真ん中になり見た目もきれいになります。味付けや時間短縮などもできる塩を入れてみるのはいかがでしょうか?
重曹
あまり知られていませんが重曹を加えるとゆで卵の殻がむきやすくなります。ゆで卵の殻のむけない原因は、卵のph値の数値にもあるそうです。殻がむけないゆで卵は、ph値が低く重曹を加えることにより、アルカリ性にしてph値を高めるそうです。ただし、重曹を使う場合は匂いがするので気をつけましょう。
殻がむけない卵は新鮮
殻がむけないゆで卵の主な原因は新鮮な卵だからです。新鮮な卵は、二酸化炭素を多く含んでいて数日経つにつれて二酸化炭素が抜けてきます。二酸化炭素が抜けてくるとゆで卵にした場合、殻が簡単にきれいにむけます。スプーンで卵を叩いたり、穴を開ければ簡単に二酸化炭素を抜くことも出来ます。また普段の茹で方を一工夫するだけでも変わります。ゆで卵の殻をツルンとむきたい方は、試してみてはいかがでしょうか?