ゆで卵の半熟にするためにかかる時間は?レンジで簡単な作り方も!
半熟ゆで卵は朝食の献立として定番ですよね。でも、作り方が難しいからと諦めている方もいるのではないでしょうか?実は、コツを掴めば意外と簡単に作れます。今回は、「ゆで卵の半熟にするためにかかる時間は?レンジで簡単な作り方も!」と題してお伝えしていきます。
目次
- 1半熟ゆで卵~ゆで卵の作り方~
- 2半熟ゆで卵~失敗しないための下準備~
- 3半熟ゆで卵~ゆで時間は何分がベスト?
- 4半熟ゆで卵~流れる黄身が美味しい半熟卵~
- 5半熟ゆで卵~コクを味わうトロトロ半熟卵~
- 6半熟ゆで卵~水から作るゆで卵のメリットとデメリット~
- 7半熟ゆで卵~お湯で作るゆで卵のメリットとデメリット~
- 8半熟ゆで卵~お玉一杯分の水で作る半熟ゆで卵~
- 9半熟ゆで卵~レンジで簡単半熟ゆで卵~
- 10半熟ゆで卵~フライパンで半熟ゆで卵~
- 11半熟ゆで卵~きれいに半熟ゆで卵を作るコツ~
- 12半熟ゆで卵~便利グッズ:エッグタイマー~
- 13朝食の献立などにも~半熟ゆで卵アレンジ『半熟煮卵』~
- 14朝食の献立などにも~半熟ゆで卵アレンジ『半熟卵の豚肉巻き』~
- 15朝食の献立などにも~半熟ゆで卵アレンジ『アボカドトースト』~
- 16まとめ:半熟ゆで卵はコツをつかめば簡単に作れる
半熟ゆで卵~ゆで卵の作り方~
ゆで卵は卵料理の一つで、朝食などの献立でよく用いられますよね。ゆで卵は、主に鳥類の卵を殻付きのままゆでて凝固させたものですが、一般的に鶏の卵やウズラの卵を用います。ゆで卵は、地域によって「うで卵」や「似抜き卵」と呼ばれています。ゆで卵の調理法は、主に水を注いだ鍋に卵を入れ、沸騰させて3~8分ゆでます。ゆで時間により、それぞれ半熟卵と完熟卵に大別されています。
半熟ゆで卵の美味しい理由の一つが風味です。ゆで卵は、長時間高温でゆで過ぎると、白身から発生した硫化水素と黄身にある鉄分とが化合し、黄身の表面が黒く緑がかった色となり、見た目もよくありません。また、長時間ゆで過ぎると味も落ちて美味しくなくなります。ゆで卵の作り方は、ゆでる時間が重要なポイントになるわけですね。それでは、実際に美味しい半熟ゆで卵を作るための下準備から見ていきましょう。
半熟ゆで卵~失敗しないための下準備~
調理に使う卵は常温に戻す
半熟ゆで卵の作り方は、先ず下準備がポイントです。一つ目のポイントですが、調理に使う卵は、常温のものを使います。冷蔵庫で保存している卵は、直ぐに使うのではなく、常温に戻しましょう。冷えたまま調理してしまうと、卵の殻が割れてしまいます。卵を常温に戻すことで、殻が割れにくくなります。
たまごに穴を開ける
卵を常温に戻したら、ゆでる前に、卵に穴をあけます。卵の殻剥きに苦労している方も多いのではないでしょうか?しかし、卵に穴をあけることで、ゆでた後の殻剥きが簡単にできます。また、半熟ゆで卵そのものは美味しく仕上げることができても、殻が綺麗に剥けないと見た目も悪いですよね。そんな時に便利なのがたまご穴あけ器です。
たまご穴あけ器の使い方は、卵のお尻の部分(たまごの丸い方)をたまご穴あけ器に乗せ軽く押さえるだけです。たまご穴あけ器には、小さな針が付いていて、卵の殻を割ることなく穴をあけることができます。また、卵にあいた穴から中身が出てくることはありません。たまご穴あけ器は、100均でも購入できますので、よかったら活用してくださいね。
卵は沸騰したお湯からゆでる
基本的な半熟ゆで卵のゆで方です。先ず、鍋にたっぷりお湯を準備し、沸騰してから卵を静かにお湯へ入れます。注意することは、お湯がグツグツとした状態だと卵が踊りひび割れるので、ふつふつ沸騰した火加減を保たせた状態で6分ゆでましょう。鍋の種類や材質、また、ゆでる卵の個数、調理環境によってゆでる時間は若干異なりますので、自分が普段利用している環境を目安に工夫するようにしましょう。
ゆでた卵は直ぐに冷水にさらす
ゆでた卵は、そのまま放置すると予熱で黄身が硬くなるので、卵がゆで上がったら直ぐに冷水にさらすようにしましょう。ゆでた卵の冷水にさらす時間は5分で大丈夫です。また、ゆでた卵は濡れた状態で殻を剥くようにしましょう。卵の殻が乾いてしまうときれいに剥けません。卵が濡れているうちに、殻に軽くひびを入れると簡単で綺麗に剥けます。
半熟ゆで卵~ゆで時間は何分がベスト?
ゆで卵は、卵をゆでる時間で仕上がりが左右されます。また、ゆで過ぎると卵が硬くなるだけでなく味も不味くなります。基本的なゆで卵のゆで方は、沸騰したお湯でゆでることです。水からゆでると、季節によってゆで時間が変化して分かりにくいので、沸騰したお湯でゆでるようにしましょう。美味しくたまごをゆで上げる時間は8分までです。さらに、半熟ゆで卵の場合は、6分が一つの目安となります。
小学生の頃、ゆで卵は水からゆでるように教わった方も多いと思いますが、美味しい半熟ゆで卵は、基本的に沸騰したお湯からゆでるのがポイントです。また、ゆで具合で半熟ゆで卵の仕上がりも異なりますので、それぞれの仕上げ方もマスターできれば、半熟ゆで卵の献立の幅も広がります。朝食の定番とも言える美味しい半熟ゆで卵ですが、基本の熱湯と水の両方のゆで方で、好みのゆで具合を調整していきましょう。
半熟ゆで卵~流れる黄身が美味しい半熟卵~
ヨーロッパでは、エッグスタンドに半熟ゆで卵を乗せて食べるスタイルが定番です。朝食にティースプーンの裏で卵のトップを叩いて割り、残った卵の殻を器のようにして食べるスタイルは趣きがあります。中身の黄身は溢れて流れ出すようなトロトロ感に仕上げます。黄身が少し生のように感じるかもしれませんが、充分に加熱殺菌できますので、安心して美味しくいただけます。
作り方は、水からゆでる場合:加熱時間は5分30秒ほどです。熱湯からゆでる場合:5分です。この時間はあくまでも目安ですが、使い慣れた鍋とコンロで自分なりのゆで方の感覚で調整してくださいね。注意点は、水からゆでる場合も熱湯からゆでる場合も、目安の時間までゆでたら直ぐに卵を冷水にさらしてください。冷水は水と氷を加えたものがベストです。冷水にゆで卵をさらすと殻も剥きやすいですよ。
半熟ゆで卵~コクを味わうトロトロ半熟卵~
この半熟ゆで卵は、完熟ゆで卵のように黄身がしっかりした硬さではなく、煮卵などのように、黄身の外側は火が通っていて、中心部分が柔らかく固まっていない状態のゆで卵です。レシピのアレンジも豊富なので、この半熟ゆで卵は、最もポピュラーな仕上がりだといえます。朝食やお弁当の献立にも適していますが、サラダや半熟煮卵などにも使えますので、ぜひ活用してみてくださいね。
作り方は、水からゆでる場合:加熱時間は6分30秒ほどです。熱湯からゆでる場合:6分です。ポイントは、水からゆでる時は、お湯が沸騰したら中火にします。グツグツした沸騰のままだと卵が硬くなります。目安のゆで時間になったら、直ぐに卵を冷水にさらしてください。また、基本的に卵は常温に戻してからゆでるようにしましょう。使う環境により加熱時間に若干の差はありますので、使いやすい器具で調整するようにしましょう。
半熟ゆで卵~水から作るゆで卵のメリットとデメリット~
水からゆでる場合のメリットとデメリットですが、卵を水からゆでる場合のメリットは、卵と水が温度差のないまま少しずつ熱が加わっていきますので、ヒートショックで卵の殻が割れることが殆どありません。また、水からゆでますので、卵を鍋に移す時に火傷をする心配もありません。
水からゆでる半熟ゆで卵のデメリットは、季節や時期によりゆで具合のタイミングがつかみにくい点が最も大きいでしょう。例えば、冬場だと水が沸騰するまでに時間が掛かりますが、夏場だと直ぐに沸騰しますので、好みのゆで具合の調整がとても難しいのです。この辺りが水からゆでる半熟ゆで卵のデメリットといえます。
半熟ゆで卵~お湯で作るゆで卵のメリットとデメリット~
沸騰したお湯からゆでる半熟ゆで卵のメリットですが、ゆで時間が計りやすく、好みのゆで具合の調節が容易です。半熟ゆで卵は、ちょっとしたゆで加減で仕上がりが左右されてしまうので、沸騰したお湯からゆでるのがベストだといえます。また、沸騰したお湯からゆでる場合は、あまり季節の温度差に左右されることがありません。基本的に、ゆで卵をゆでる際は、沸騰したお湯からの方が無難でしょう。
沸騰したお湯からゆでる半熟ゆで卵のデメリットですが、先ず火傷の心配が挙げられます。ポイントは、沸騰したお湯に卵を移す際は、静かにそっと沈めるような感じで一つずつ入れていきましょう。また、卵は必ず常温に戻しておきましょう。冷蔵庫から出して直ぐに沸騰したお湯に卵を移すと卵が割れてしまいます。この辺りがデメリットといえます。しかし、コツを掴めば大丈夫ですので、何度もチャレンジしてみてくださいね。
半熟ゆで卵~お玉一杯分の水で作る半熟ゆで卵~
朝食の献立などに大活躍の半熟ゆで卵ですが、ここからは、ちょっとアレンジしたゆで方を紹介していきます。調理でよく使うお玉一杯分の水だけでも美味しく半熟ゆで卵を作ることができます。ちょっとしたコツと慣れが必要になりますが、自分の好みに合うなら、活用してみてくださいね。
お玉一杯分で作る半熟ゆで卵のレシピは、①鍋にお玉一杯分(50ccくらいです)の水を入れ、常温に戻した卵を移します。ポイントは、鍋のお水が卵に浸る程度の量です。②鍋に蓋をして中火で6分待ちます。③6分経過したら予熱で仕上げに入ります。ここが重要で、6分後の予熱経過時間で半熟ゆで卵の仕上がりが決まります。3分予熱でソフト、4分半でミディアムの目安です。蓋をすることで予熱をコントロールできるわけですね。
それぞれ好みの目安の経過時間になれば直ぐに冷水でゆでた卵の予熱をとります。予熱がとれたら冷水に卵を浸けたまま殻を剥いていきましょう。このお玉一杯分での半熟ゆで卵の作り方も活用できそうですよね。時間も10分以内で仕上げられますので、忙しい朝食やお弁当の献立にも使える方法だといえます。ただ、デメリットもあり、夏場と冬場とではゆで時間と予熱の時間に差が出てしまいますので、慣れが必要になります。
半熟ゆで卵~レンジで簡単半熟ゆで卵~
電子レンジでゆで卵を作る方法で用意するものは、卵、おおきめのマグカップ、水、アルミ箔、ラップです。この用意するものを見て、心配される方もいるのではないでしょうか?特にアルミ箔を電子レンジで使用するのは危険なイメージがあります。ただ、水の中にアルミ箔を沈める分には問題ありません。また、卵が爆発するイメージもありますが、この方法なら爆発する心配もありませんので安心してくださいね。
作り方は、①アルミ箔で卵の全体をしっかり包みます。②卵がすっぽり入る大きめのマグカップに卵を入れ、卵が十分に沈む量の水を注ぎ、マグカップの口をラップで包みます。③電子レンジ500wで7分~12分加熱します。④加熱後は直ぐに冷水で予熱をとりましょう。注意点は、加熱直後のマグカップは高温なので、ミトンなどで火傷をしないように取り扱いましょう。加熱時間は10分位がトロトロの半熟ゆで卵の目安になります。
半熟ゆで卵~フライパンで半熟ゆで卵~
フライパンで半熟ゆで卵を作る方法は、お玉一杯の水で作る方法とよく似ています。要は、水蒸気と予熱を利用した調理法だということですね。ここで使う器具は、コンロさえあれば、フライパンとフライパンの蓋だけです。あとは、材料となる卵と水を用意すれば準備完了です。お伝えしている通り、使用する卵は必ず常温に戻しておきましょう。
フライパンを使っての半熟ゆで卵の作り方は、①フライパンに卵を並べます。②水をフライパンに注ぎます。水の量は、卵が浸るくらいの高さで充分です。③蓋をして強火で一度沸騰させます。④沸騰したら直ぐに弱火にして6分加熱させます⑤火を止めて予熱で半熟ゆで卵を作ります。3分予熱でソフトに、4分半でミディアムの目安となります。⑤それぞれ好みの目安の時間になれば、ゆで卵を冷水に移し、予熱をとったら完成です。
半熟ゆで卵~きれいに半熟ゆで卵を作るコツ~
美味しく半熟ゆで卵を作るコツの一つにお酢と塩を加える方法があります。これは、卵をゆでていて万が一殻にヒビが入った場合でも、白身が殻から漏れるのを防止してくれます。卵をゆでる前に、お酢を少々、塩を指でつまむ程度鍋に入れておきましょう。また、卵をゆでる時は、菜箸で卵をコロコロ転がしながらゆでると、黄身がきれいに卵の真中の位置にきます。半分に切った断面がきれいなゆで卵は美味しそうですよね。
半熟ゆで卵~便利グッズ:エッグタイマー~
美味しい半熟ゆで卵を作るには、ゆでる時間がポイントとなります。タイマーを使うゆで具合の時間調整も問題ありませんが、ここで紹介するエッグタイマーも便利ですので、よかったら試してみてくださいね。エッグタイマーの使い方ですが、卵を鍋に移す際にエッグタイマーも一緒に鍋に入れます。エッグタイマーは熱湯の温度で徐々に白く色が変化しますので、視覚的にも分かりやすいです。
エッグタイマーには、それぞれ外側からソフト・ミディアム・ハードと記されています。エッグタイマーは、熱が加われば外側から徐々に白くなっていきます。ソフトと記された箇所が白くなれば、流れるようなトロトロの半熟ゆで卵のタイミングというわけですね。これはとても便利です。エッグタイマーの使用後は、お湯が冷めるまでそのまま鍋に入れておきましょう。直ぐに水洗いをするとエッグタイマーが割れる可能性があります
朝食の献立などにも~半熟ゆで卵アレンジ『半熟煮卵』~
半熟煮卵は、そのまま食べても充分美味しいのですが、ちょっとした工夫で様々な献立に活用できます。材料2人分:半熟ゆで卵4個、タレ(めんつゆ大さじ3、みりん大さじ2、砂糖小さじ1、出汁小さじ半)です。作り方は、ジップロックにタレを注ぎ、半熟ゆで卵を入れ、冷蔵庫で1日漬け込みます。まんべんなくタレが半熟ゆで卵に沁み込むようにします。作り方も簡単で、美味しいのでぜひお試しくださいね。
半熟煮卵のアレンジで、二つに切った半熟煮卵の上にウニを乗せ、ネギを少々加えるだけで、ちょっと贅沢な一品料理に仕上がります。お酒の肴にもぴったりですね。このように、半熟煮卵は、工夫すれば様々な料理の献立に活用できます。もちろん、オーソドックスにラーメンのトッピングでも良いですし、お弁当や朝食のおかずなどにも使えます。
朝食の献立などにも~半熟ゆで卵アレンジ『半熟卵の豚肉巻き』~
材料2人分:豚ロース6枚、半熟ゆで卵3個、タレ(醤油大さじ2、酒大さじ3、砂糖大さじ1半、お酢小さじ1)、塩胡椒少々、小麦粉大さじ1、オリーブオイル大さじ1です。作り方は、①冷めた半熟ゆで卵を豚ロースで包み、黒胡椒を振り、小麦粉を塗します。②中火のフライパンにオリーブオイルをひき①を軽く火を通します。③フライパンにタレを加え、肉を転がし、汁気がなくなったら完成です。晩御飯の献立にもおすすめです。
朝食の献立などにも~半熟ゆで卵アレンジ『アボカドトースト』~
朝食におすすめのアボカドトーストです。作り方は、①アボカドをスライスします。②トーストしたパンにココナッツオイルを塗ります。③ココナッツオイルを塗ったトーストの上にスライスしたアボカドを並べ、二つに切った半熟ゆで卵を乗せます。④黒コショウを振りかけて完成です。半熟ゆで卵の仕上げ加減はトロトロがベストです。また、アボカドはマッシュにして、チーズと絡めても美味しいですよ。
まとめ:半熟ゆで卵はコツをつかめば簡単に作れる
「ゆで卵の半熟にするためにかかる時間は?レンジで簡単な作り方も!」と題しましてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?半熟ゆで卵は、コツさえつかめば簡単に美味しく作ることができます。ここで紹介した作り方を参考に美味しい半熟ゆで卵を食べましょう。皆さんのお役に立てたら嬉しいです。