土鍋レシピ特集!パンから洋風料理まで簡単で人気の活用術をご紹介!
土鍋は大概の家庭に1つはある調理器具です。用途はまず冬場のお鍋だと思いますが、夏場は活躍することもなく、奥の奥にしまわれている家庭が多いのではないでしょうか。ご飯を炊く方もいると思いますが、実はいろんな料理を作ることができる万能調理器具なのです。今回はそんな土鍋を使った料理のレシピをたくさん紹介します。パンやスイーツの人気のレシピまで、簡単に作れてしまう土鍋の魅力を知って料理のレパートリーに追加してください。
土鍋レシピを覚えて食卓を華やかにしよう!
土鍋といえば冬場の鍋です。ほかほか体が温まって、家族団らんや友達を家に呼んで鍋パーティーなどに使っていることと思います。しかし、夏場の土鍋は、使うこともなくしまわれたままで、結構大きいものなので邪魔者にされてはいませんか。土鍋の使い道は鍋料理だけではないのです。実は万能調理器具と言われるくらい土鍋は様々な料理が作れるのです。それも土鍋ならではの簡単で美味しくできる秘密もあります。
土鍋の簡単で人気のレシピを紹介しますので、いつものご飯のレパートリーにぜひ追加してください。土鍋は存在感もあり、食卓も一気に華やかになるので、おもてなし料理にもおすすめです。
土鍋について
土鍋とは?
土鍋は一般的に陶土をこねて焼いた素焼きの鍋のことです。日本の鍋は元々土鍋で、農耕民族の日本人が野菜や雑穀を調理するために作られました。その後、鉄やアルミなどの金属の鍋が登場し、いつしか土鍋は鍋料理に使うものと思われるようになりました。近年では伝統的な素焼きの土鍋だけではなく、釉薬(うわぐすり)をかけたデザイン性のあるものや、IHに対応したものや、環境や感性に合わせて変化した土鍋もたくさんあります。
土鍋のメリットやデメリット
本来はあらゆる料理にも土鍋を使っていたのですから、いろいろなものが作れないはずはありません。しかし、土鍋を使う前に、土鍋ならではのメリットやデメリットがあるので紹介します。これを知れば、土鍋と上手に付き合えます。
土鍋の特徴は、火にかけると土が膨張と伸縮を繰り返し、まず土が温まり、その後にじんわりと内部が温まっていきます。この遠赤外線効果が、最大の魅力で、食材の旨味を引き出してくれるのです。そして一度温まった土は、なかなか冷めにくく、これが保温性の良さにつながります。そのほかにも、直接テーブルに出せるところも大きな魅力になります。
土鍋のデメリットは少々取り扱いに注意が必要ということです。例えば、落としたり、ぶつけたりすると割れたり、かけたりしてしまいます。また土鍋は急激な温度変化に弱く、鍋底が濡れたまま火にかけてしまうとヒビが入ってしまうこともあります。油を使う場合は、ゆっくりと弱火で土鍋を温め、温まってから油を入れてください。
また、少しの油は大丈夫ですが、多くの油を使用する調理には向かないので、天ぷらやフライなどには使わない方がいいです。また使っていくうちに、釉薬を塗ってある部分に貫入と呼ばれる特有のひびができますが、これは壊れたわけではなく、土の膨張を分散し、ぱっくり割れを防いでくれているものです。
土鍋は直接、テーブルに出すことができますが、その時は必ず鍋敷きを使ってください。そうしないとテーブルが傷ついたり、焼き目が着いてしまいます。鍋敷きはコルクや木など、焦げても問題のない素材か鉄などの耐熱性の高いものにしてください。化繊などの鍋敷きだと、鍋底に張り付いてしまうこともありますので、注意してください。
土鍋を使う前には目止めを行おう
新しい土鍋を使う時には、まず目止めという作業をします。もともと土鍋の底部分は素焼きのため、新品の土鍋の底部分は無数の小さな穴が空いていて、耐水性に乏しい状態です。この状態で使用すると水が染み出してしまい、ヒビ割れの原因になります。そこで、まずはお粥を作ります。これはお米のでんぷん質が穴を防いでくれるからです。この作業のことをを目止めといいます。
そして使う前には水やお湯をはり、よく水分を吸わせてから使いましょう。特に濃い味の鍋をする時は、水を十分に吸わせてからの方が土鍋に匂いがつきにくいようです。
土鍋の手入れ方法
土鍋は水分が染み込みやすいので、残った料理を入れたままにしたり、汚れを放っておくのはやめてください。カビや匂いの原因になって取れなくなります。調理し食ベ終わったら、土鍋が冷めているのを確認してから、柔らかな布やスポンジを使ってお湯で丁寧に洗ってください。もし、汚れが気になるようなら、少量の中性洗剤で洗ってください。
そして完全に乾かした上で、収納してください。土鍋は非常に厚いので、乾いたかなと思っても、更にしっかり乾かしてください。完全に乾くまで数日はかかると思われます。時に長期に土鍋を使わないと思われる時は念入りにしてください。これにより、カビを防ぐことができます。
土鍋の簡単人気レシピを紹介
まずは上手なご飯の炊き方
土鍋の活用でまず試してもらいたいのが、「ご飯」です。火加減がむずかしそうと思われがちですが、コツをつかめばあとは簡単です。じっくり熱が伝わる土鍋でご飯を炊くことにより、通常よりもお米がふっくらして香りよく炊き上がり、今までと同じ米を使っているのかと思うほど驚きます。さらにおこげもできて、香ばしくて美味しいです。
まずは米を研いで水につけておきます。夏は30分、冬は1時間程度を目安にしてください。米が十分に水を吸ったら、ざるにあけてしっかり水気を切ります。そして土鍋に米を移し、2合に対しては水400〜450ml、3合に対しては水600〜650mlを目安に水を加えてください。土鍋は熱がじっくり伝わっていくので、中火にかけます。 2〜3合を炊く場合は、中火にかけて10分ほどで沸騰をしますので、その後は弱火にして15分炊きます。
15分したら蓋を開け、水気の残り具合を確認します。ごはんの表面から水や大きな泡がブクブク出ているようなら、まだ水気を飛ばし足りていない状態です。弱火のまま水気がなくなるまで、追加で1〜2分ごとに確認しながら火にかけてください。水がなくなってくれば、一度火を中火に戻して10秒ほど加熱します。おこげを作りたいときは20〜30秒ほど中火にかけてください。後は火からおろして10分ほど蒸らせば土鍋ご飯の完成です。
蒸らし終えたら蓋をとり、全体を混ぜ、余分な水分を飛ばします。 土鍋は他の鍋に比べて吸湿性、保温性に優れているので、蓋と土鍋の間に布巾をはさんでおくとよい状態が比較的キープされます。
土鍋で炊くから美味しい「鯛めし」レシピ
土鍋で炊く鯛めしは見た目も華やかなので、ホームパーティーなどおもてなしにもおすすめの人気料理です。美味しく作るポイントは、鯛の皮目をバーナーなどでしっかり焼くことです。これにより香ばしさがUPして、さらに美味しくなります。作り方は洗米後、20分ほど米を水に浸し、その後水切りしたお米に水と昆布と酒、みりん、塩を入れて30分以上おきます。その後蓋をせず火にかけ、沸騰前に昆布を取り出します。
そして、バーナーで皮目を焼いた鯛を鍋に入れ、蓋をします。沸騰までは最強火、その後は中火で5分、そして弱火で4分、また強火で10秒したら火を切り、蓋をしたまま10分ほど蒸らします。その後蓋を開け、生姜とみつばを入れてまぜれば出来上がりです。鯛は食べるときに崩して食べてください。
土鍋でふっくら!「ピリ辛中華おこわ風炊き込みご飯」レシピ
おこわは圧力鍋で作ってと大変そうなイメージがありますが、これなら簡単。土鍋でつくる中華おこわ風の炊き込みご飯はもち米で作るので、モチモチとした食感に仕上がります。豆板醤が入るので、ピリ辛でちょっぴり大人の味に仕上がります。子どものいる家庭では豆板醤は控えてください。また、焼き豚も入ってボリューム感もあるので男性にも人気のレシピです。
もち米はといで水を加えて、出来れば6時間、時間のない時は20分つけておきます。焼き豚、ゆでた竹の子、生しいたけは1cm角に切ります。米と水を土鍋に入れ、先ほど切っておいた具と鶏がらスープの素、オイスターソース、豆板醤、酒、醤油を加え、軽く混ぜてから蓋をせずに火にかけ沸騰させます。沸騰したら蓋をして、中火で12分炊いたら火を切ります。蓋を開けずに5分蒸らせば出来上がりです。食欲を掻き立てる一品です。
土鍋であったか「味噌煮込みうどん」レシピ
夕飯のおかずを簡単に済ませたいという時におすすめのレシピです。味噌煮込みうどんは炭水化物、タンパク質、野菜とこれ一つで全て取れます。味噌煮込みうどんは名古屋のものが人気ですが、名古屋の味噌煮込みうどんは八丁味噌で作りますが、このレシピは合わせ味噌を使用します。隠し味にニンニクと黒糖を入れることでコクが増し、体をさらに温める効果も高まります。
鶏もも肉はひとくち大にカットし、ニンニクはスライスします。土鍋に鶏もも肉、酒、ニンニク、水、だしの素を入れてフタをし、強火で加熱します。土鍋から湯気が立ったらトロ火にし、3分ほどそのまま煮込みます。油揚げは熱湯をかけて油分を流します。しいたけは4等分、油揚げは横半分にしてから幅1.5㎝くらいに、長ネギは3㎝くらいの長さに切ります。味噌、みりん、しょうゆ、黒糖を合わせておきます。
3分経ったら土鍋の蓋をあけてアクを取ります。そこにしいたけ、油揚げ、長ネギを加えてフタをしてトロ火で約5分、ネギが柔らかくなるまで煮込みます。その後、蓋をとり、先ほど合わせておいた調味料を加え、混ぜます。ゆでうどんは水でさっと洗ってほぐし、うどんが具の下になるように土鍋に入れます。少し火を強めて卵を割り入れ、うどんが温まったら出来上がりです。うどんも卵も余熱で火が通るので、早めに火を消して下さい。
土鍋で熱々「煮込みスープスパ」レシピ
水に2時間漬けた「水漬けパスタ」を使用したスープスパのレシピです。水漬けパスタを使うことで時短になり、生パスタのようなモチモチとした食感になります。ホームパーティーの締めにもおすすめで、土鍋を囲んでほかほかスープスパ、みんなでワイワイ食べたら楽しいです。
まずは麦茶ポットにパスタを入れ、かぶるくらいの水で2時間くらいふやかします。ソーセージは斜め切りに、ニンニク、玉ねぎ、人参、エリンギは5㎜幅にスライスします。じゃがいもは8等分に切り、しめじは小房に分けておきます。土鍋にこの野菜とカットトマトの水煮缶、コンソメ、砂糖、塩コショウ、水を入れて柔らかくなるまで煮ます。
煮えたらソーセージ、パスタ、茹でブロッコリーを土鍋に入れてパスタをほぐし、沸騰してから2分くらい煮れば出来上がりです。パスタを水漬けする時間は2時間以上でも問題ないので、外出前に水漬けにし、冷蔵庫に入れておいてください。そうすれば、帰宅後すぐ調理にかかれて便利です。簡単だし、早く作れて、子どもには特に人気のレシピです。
肉料理も簡単「たっぷりキャベツと豚バラの土鍋蒸し」レシピ
キャベツと豚肉を土鍋で蒸しただけの簡単人気レシピです。夕飯のおかずにおすすめの一品です。簡単なのに土鍋だからキャベツも肉もふっくら柔らかくてとっても美味しく仕上がります。ごま油香る薬味のネギ生姜と、ポン酢でさっぱりと食べてください。これならキャベツもたくさん食べられます。キャベツは千切り千切りにします。ネギと生姜はみじん切りにしておいてください。肉はキャベツが巻けるくらいの長さにしておきます。
土鍋にキャベツの固い芯を底に敷いてから肉を乗せ、キャベツ、肉、キャベツ、肉と順に重ねたら、お酒を回しかけ蓋をして弱火にかけます。みじん切りしたネギと生姜を合わせ、フライパンにゴマ油を熱し、合わせておいた薬味に回しかけたら味ぽんを好みの量加えます。土鍋から湯気が出て全体がしんなりしてきたら出来上がりです。肉でキャベツを巻いてタレにつけながら食べてください。
土鍋で驚くほど柔らか!「手羽元と野菜と春雨のスープ煮込み」レシピ
土鍋でじっくり煮込んだ手羽元は、驚くほど柔らかに仕上がります。このレシピではじゃが芋、人参、豆苗なども入って栄養満点です。スープの旨みを吸い込んだ春雨もこれまたものすごく美味しくて、ご飯がすすむおかずとして人気のレシピです。まずがにんにく、しょうがをみじん切りにします。土鍋に手羽元、にんにく、しょうが、酒、水を入れ蓋をして強火にかけます。湯気が立ったら弱めの中火にし、10分ほど煮込みます。
じゃがいもは芽を取り皮をむき、縦半分にしてから1cm厚の半月切りにします。にんじんは縦半分にしてから8mmの半月切り、たまねぎは縦半分から4カットくらいのくし切りにします。豆苗は長さを半分にカットしておきます。そして、フライパンに湯を沸かし、春雨を5分くらい茹でて水で冷やし、長さを半分にカットします。
手羽元は10分煮込んだら土鍋のフタをあけ、火を弱めてアクを取ります。黒糖、みりん、 しょうゆ、ウスターソース、 酢をすべて加えます。そこへ切っておいたたまねぎ、にんじん、じゃがいも、鷹の爪を加えて蓋をします。強火にかけて湯気が立ったら火をトロ火に弱めて20分煮込みます。じゃがいもが柔らかく煮えたら、春雨を加えて蓋をします。
弱火で3分ほど煮込んだら、豆苗を加えて蓋をして1~2分煮込みます。最後にゴマ油を回しかけて火を消せば出来上がりです。
土鍋でしっとり「ローストビーフ」レシピ
ローストビーフを土鍋で作ると驚くほど簡単です。フライパンで牛肉の表面を焼き、特製の漬けタレと共に土鍋に1時間放置するだけ。余熱調理でしっとり本格的な味わいのローストビーフができます。土鍋の保温性、保湿性を上手に利用した土鍋ならではの簡単レシピです。子供にも大人にも大人気のローストビーフが出来上がります。パーティー料理のメインにもなります。まず、牛肉に塩コショウをまぶし10分おきます。
小鍋に酒、醤油、みりん、酢、鷹の爪、ローリエを入れて中火にかけ、沸騰したらコトコト1分ほど煮て漬け汁を作っておきます。フライパンにサラダ油とニンニクを入れて香りが立ってくるまで炒めます。そうしたらニンニクを取り出し、強火にして牛肉の表面を焼きます。耐熱性のビニール袋に漬け汁と牛肉を入れ空気を抜くようにピッチリ口を閉じます。さらにビニール袋に入れて二重にします。
土鍋の8分目まで水を入れて沸騰させた後、コンロから外します。ここにビニールに入れた肉を入れてフタを閉め1時間保温します。1時間後、土鍋から取り出し、ビニール袋に入れたままの状態でしっかりと冷まします。冷ました後、牛肉を取り出して薄くカットします。漬け汁は鍋に移し、軽く煮詰めてタレを作ります。カットした牛肉にこのタレをかけて食べてください。
土鍋でしっとり「春野菜とあさりの蒸しもの」レシピ
たけのこや新じゃが、菜の花やグリンピースなど、色あざやかな春野菜と旬のアサリを白ワインで蒸した簡単イタリアンの人気レシピです。食材の美味しさを味わうため、オリーブオイルと塩、レモンを合わせたシンプルな漬けダレで食べてください。ワインにも合います。新じゃがは皮付きのまま半分に切りラップにくるんでレンジ加熱します。
他の野菜は食べやすい大きさに切って、菜の花の葉の部分とグリンピースを除き、土鍋に詰めて塩抜きしたあさりをのせ、白ワインと水を入れ中火にかけます。沸騰して蒸気が立ってきたら弱火にして8分、菜の花の葉の部分とグリンピースを入れ5分加熱したら火を消し蒸らします。オリーブオイルと塩を混ぜ合わせタレを作り、8等分したレモンを添えれば出来上がりです。
土鍋で簡単!「キャベツと鮭と塩昆布の土鍋蒸し」レシピ
春キャベツと鮭の土鍋蒸しレシピです。味付けは塩昆布のみですが、鮭の塩気も加わり、とても美味しく仕上がります。ふっくら蒸された鮭に塩昆布の旨みがよく絡み、春キャベツの甘みを引き出してくれて美味しいです。ポン酢でサッパリいただくと夕飯のおかずとしてご飯に合います。キャベツと鮭は適当な大きさに切ります。土鍋にキャベツを敷きます。その上に鮭をのせ、塩昆布を散らします。
上から酒を回しかけ、蓋をして蒸していきます。最初は中火で1分、その後火を弱めて約10分加熱します。鮭に火が通ったら出来上がりです。
土鍋で煮込みでほっこり!「かぶのポトフ」レシピ
土鍋で作るかぶの入ったポトフのレシピです。材料を入れて火をつけるだけで出来上がる簡単レシピで、保温性の高い土鍋で作るので温かさが続き、食材もより柔らかく仕上がります。生姜も入っているので身体も温まります。肌寒い日にはおすすめのレシピです。スープですが、具沢山なので、おかずの一品にもなります。
土鍋に白ワインと水を入れて沸騰させ、アルコール分をとばします。そこへカットしたかぶ、ウインナー、人参、ブロッコリー、しめじとコンソメ、生姜パウダー、黒胡椒を入れ、火をつけます。沸騰してきたら弱火にし、野菜が柔らかくなってきたら味をみて、塩気が足りなければ塩を入れて整えれば出来上がりです。
土鍋でならでは「まるごと玉ねぎスープ」レシピ
玉ねぎを丸ごと使ったスープです。土鍋に材料を入れて煮るだけなので簡単なレシピです。包丁もほとんど使いません。土鍋のじわじわ温まる特性を利用し、じっくりコトコト煮るので玉ねぎが柔らかくて美味しいです。じんわり優しい味わいで、玉ねぎの美味しさを堪能できるレシピです。
玉ねぎは皮を向いて、根元に十字に切込みを入れます。土鍋にこの玉ねぎを切込みを下にしておき、水、コンソメスープの素、塩、ローリエを入れ火にかけます。蓋をして約30分、玉ねぎが柔らかくなるまで煮込みます。味をみて仕上げに塩を足し、胡椒を最後にふりかければ出来上がりです。
土鍋でひんやり「トマトのレモン煮」レシピ
皮を剥いたトマトを熱々の蜂蜜レモンシロップに漬けて、そのままじんわり冷まして味を含ませた人気レシピです。夏場にはひんやりさっぱりして最適です。トマトは頭に薄く十文字の切り込みを入れた後、ヘタをくり抜いておきます。小鍋にお湯を沸騰させ、このトマトを入れて皮がめくれたらすぐに取り出し、冷水に取り皮を剥きます。次に土鍋に水、砂糖、蜂蜜を入れて火にかけます。
沸騰するとアクが出るので、全て取り除き澄んだシロップを作り、少量の塩で味を引き締め火を止めます。これに先ほど湯むきしたトマトをそっと加えます。再び火にかけ沸騰したら弱火にして1分だけ加熱し、火を止めます。これに薄く輪切りにしたレモンを加えます。蓋をしてそのままじんわり冷まします。シロップが冷めたらタッパーなどに移し、冷蔵庫でヒンヤリ冷やしたら出来上がりです。
土鍋でふっくら「れんこんのふんわり蒸し」レシピ
れんこんと豆腐のヘルシーレシピです。土鍋ならではふっくらに仕上がります。まずは木綿豆腐の水気を切っておきます。ひじきは水でもどし、よく洗います。れんこんをスライスサーでスライスしたら、だし汁、醤油、砂糖の調味液で5分ほど煮ます。れんこんをすりおろし、ミキサーに豆腐、卵、はんぺんを入れて撹拌します。ここにすりおろしたれんこんと塩を加え、2.3秒撹拌したら、ひじきを入れてヘラで混ぜます。
直径16㎝ボールにラップをひき、スライスしておいたれんこんの粗熱が取れたらラップの上に綺麗に敷き詰めて、ミキサーで撹拌したものを流し入れ、上にラップをかけます。土鍋に水を入れ沸騰させたらボールごといれて20分ほど蒸します。できたら、竹串で中心を刺して蒸されているか確認し、大丈夫なら大きなさらに取り、ケーキのようにカットし、上に万能ねぎを散らせば出来上がりです。
土鍋de簡単「ハーブパン」レシピ
外はカリッと中はふんわりのパンが土鍋1つで簡単に作れます。ハーブの香りがしていて、食事パンにおすすめです。強力粉、塩、砂糖、イーストを全てボウルに入れて混ぜ合わせます。そこへ水を加えて10分ほど捏ねます。オリーブオイルを混ぜてさらに5分ほど捏ねます。30度ほどの温度で10~15分1次発酵させ、指で生地に穴を作り(フィンガーテスト)穴が戻ってこなければOKです。
くっつかないように土鍋にオリーブオイルを少しひいておきます。2次発酵として10分ほどさせ、パン生地を6等分して丸め、人肌に温めた土鍋に並べて蓋をします。弱火で10分、ひっくり返して2分焼けば出来上がりです。土鍋のサイズやコンロの火加減によって時間を調節しましょう。蓋をあけて様子を見ながら焼くのが簡単です。
土鍋deパン「もっちり土鍋カンパーニュ」レシピ
土鍋で焼く「パン デ カンパーニュ」のレシピをご紹介します。パン生地を作ったら、土鍋で発酵させてそのままオーブンで焼けば出来上がりの簡単レシピです。焼いている間にメインの料理を作れば、テーブルに全てができたてで並べられます。 どんな料理とも相性の良いパンデカンパーニュです。まずはドライイースト、砂糖をぬるま湯に入れ、混ぜ合わせたら5分ほど置きます。
ボウルに強力粉、塩を入れ、先ほど混ぜておいたドライイースト等を加えながらヘラで混ぜていきます。パン生地がまとまってきたら手でこね、オリーブオイルを加えてなめらかになるまでさらにこねます。生地を丸くまとめてボウルに入れ、ラップをして、35℃くらいの場所で30分ほど放置し、2倍に膨らむまで一次発酵させます。その後、パン生地を軽く押してガス抜きをし、丸め直します。
土鍋にオーブンシートを敷き、パン生地を入れ蓋をします。さらに温かい場所で2倍の大きさに膨らむまで二次発酵させます。包丁で十字に切り込みを入れ、オリーブオイルをかけ、ローズマリー、岩塩を散らします。 250℃に温めたオーブンで、蓋をした状態で5分ほど焼きます。 230℃に温度を下げ、蓋を外してさらに15分焼いたら出来上がりです。
土鍋deパン「シナモンの香り高いレーズンロール」レシピ
大きめのボウルにぬるま湯を入れ、砂糖を加えて溶かします。そこに強力粉の半量をふるい入れ、泡立て器などでやさしく混ぜます。その後、ドライイーストと残りの強力粉、バター、塩を加え、今度は手で混ぜます。ベタベタしなくなるまで全体を合わせ、力を込めて10分ほどこねます。生地に弾力が出てきたら丸く形をととのえてラップをします。30℃くらいの場所に30分ほど放置し、約2倍の大きさになるまで発酵させます。
空気を抜くために生地を潰して取り出し、再度丸くまとめてビニール袋に入れて20分おきます。これを取り出し、打ち粉をしたまな板の上で長方形に伸ばします。レーズン、シナモン、グラニュー糖をまんべんなくのせて、クルクルと巻いて、端をきっちりくっつけます。これを9等分に切り、オーブンペーパーを敷いた土鍋に詰めながら入れていきます。それからふたをして、再度約20分発酵させます。
十分に膨らんだら210℃に予熱したオーブンで約30分焼きます。こんがり焼けたら出来上がりです。このパンは手でちぎりながら食べてください。
土鍋でデザートまで「タルトタタン風ケーキ」レシピ
土鍋で作る人気のタルトタタン風ケーキのレシピです。オーブンと土鍋の両方を使うことで、中までしっかり火が入り、土鍋のおかげででふんわり、しっとりとした食感に仕上がります。りんごは皮を剥いて乱切りにします。土鍋にこのりんごと砂糖、水を入れて混ぜながら加熱し、軽く焦げてきたらお湯を加えて火を止めます。ボウルに薄力粉、砂糖とベーキングパウダーを入れて泡だて器で混ぜます。
別のボウルに卵を割り、牛乳を加えてよく混ぜます。混ぜたら先ほど混ぜておいた粉類に加えて泡だて器で混ぜます。土鍋の内側にバターを塗り、混ぜた生地を注いで蓋をしてオーブンに入れて170度で30~40分焼いたら出来上がりです。
土鍋でビックサイズ「ほかほかプリン」レシピ
土鍋を使うと大きなプリンが作れます。1人用の鍋でも4~5人分のプリンを作ることができます。そしてとても簡単なので思い立った時に作れる人気のレシピです。子どもが喜ぶおやつになります。牛乳、卵、砂糖、バニラエッセンスを合わせてザルでこします。それを一人用の土鍋に入れます。弱火で10分ほど火にかけます。火を止め1時間ほど蒸らしたら、土鍋ごと冷蔵庫に入れ冷やせば出来上がりです。
大きなスプーンですくって容器に入れ、お好みでカラメルソースや生クリームをかけて食べてください。
土鍋のレシピでレパートリーを広げよう!
土鍋のレシピはご飯や麺、パン、スープやメインのおかずになりそうなお肉や魚介類、その上デザートまでと幅広かったです。土鍋の特性である保温性と保湿性、じわじわと加熱してくれることを活用としたもので、野菜を柔らかく、美味しくしてくれるものや、しっとりと蒸してくれるものなど魅力的でした。
また、余熱を利用したものなどは、土鍋に材料を入れて加熱したらあとは放っておけばできてしまう、簡単で美味しく、失敗のないものもあってぜひ料理のレパートリーに追加したいと思うものでした。土鍋のメリットの1つにそのままテーブルにあげられることがあり、人気の鯛めしなどは見た目も華やかでおもてなしメニューにもなりそうです。
デザートも簡単で、ある程度の量が一度に作れますので、これもパーティーメニューになりそうです。鍋シーズン以外には活躍していなかった土鍋ですが、実は簡単で活用できる料理の幅が広いことがわかりました。そういう意味では土鍋人気の理由がよくわかりました。今すぐ奥にしまってある土鍋を出してきて料理に活用したいです。