玉ねぎを丸ごと使ったレシピ11選！人気のスープやレンジで簡単メニューなど！

野菜の栄養素は煮たり、茹でたりすると水に流れ出てしまいます。今回ご紹介する玉ねぎを丸ごと使ったレシピはレンジを使って調理するため、栄養素が流れ出るのを防ぐことができます。玉ねぎには美容・健康にいい栄養素が豊富に含まれています。レンジ調理で簡単に、栄養も丸ごと美味しくいただきましょう。

献立によってレンジの加熱時間は異なりますが、玉ねぎの丸ごと蒸しなら加熱5分で出来上がります。鍋でスープを作る場合は、お湯を沸かし、具材をゆでる手間がかかりますが、今回ご紹介するレシピは全てレンジ調理のみで簡単・短時間で出来上がります。そして火を使わないので子供からお年寄りまで安全に調理することができます。

夏場は茹でる、炒めるなど火を使う調理は暑く辛いものです。レンジ調理なら下ごしらえをしてボタンを押すだけ。鍋でスープや煮物を作る場合は煮込みすぎを防ぐため、火のそばを離れる事ができません。レンジ調理なら待っている間に他の料理を作る事もできます。また、大きな鍋やフライパンを使わないので後片付けも簡単です。美味しいのはもちろん、簡単で手間がかからないのも人気の理由の一つです。

玉ねぎは煮物や炒め物・スープなど、どんな料理にも使える万能野菜です。では、フライパンで調理した時とレンジ調理した時では、どれくらい甘味が違うのでしょうか？科学的に差を調べてみるとレンジ調理はフライパン調理の2倍の甘さに仕上がる事が分かりました。レンジを使って調理すると玉ねぎ本来の甘さをより楽しむことができます。

そして、この甘味はオリゴ糖です。オリゴ糖には腸内環境を整え身体の中の老廃物や毒素の排出を促す働きがあります。玉ねぎにはコレステロール値や中性脂肪値を下げる働きがあることはよく知られていますが、便秘解消や美肌効果など女性に嬉しい美肌・健康効果もあります。是非毎日の献立に玉ねぎを取り入れてみてください。

3~5月に収穫・出荷される玉ねぎは新玉ねぎと言われています。新玉ねぎは、みずみずしく辛みが少ないのが特徴です。新玉ねぎで作った方がおすすめの献立もあります。新玉ねぎでしか味わえない甘みを是非、旬の時期に味わってください。新玉ねぎは色が白すぎず、ほんのり青みがかって首のしまっている物。持ってみてずっしり重みを感じる物を選びましょう。購入後は日持ちしないので冷蔵庫で保存し、早めに食べきりましょう。

スーパーなどでよく売られている茶色い皮の玉ねぎも、選び方は新玉ねぎと同じです。ずっしりと重みの感じる物、茶色の皮はしっかり乾燥しツヤのある物を選びましょう。どちらの玉ねぎも中心部分から傷み始めます。首部分を持ちへこんだりしないか確認しましょう。美味しい玉ねぎの選び方が分かったところで、ここからは玉ねぎを丸ごと使った簡単人気レシピをご紹介します。献立を決める参考にしてください。

玉ねぎを丸ごと使ったレンジ蒸しはレンジで簡単に作れます。作り方は、玉ねぎの皮をむき、十字に切り込みを入れ、玉ねぎをラップで包み500wのレンジで5分ほど加熱すれば完成です。献立に迷った時はもちろん、アレンジも自由自在なので毎日飽きずに食べることができます。

材料(4人分)玉ねぎ2個、干し桜エビ10～12g、バター20g、しょうゆ小さじ2、粗びき黒こしょう適量。作り方は、①耐熱容器に玉ネギをのせ、その上にバター・しょうゆを加える。②粗びき黒こしょうをふる。③ラップをして500Wのレンジで8～10分加熱する。④器に汁ごと盛り、干し桜エビを散らす。桜エビがなければ、かつお節でも代用可能です。
 

玉ねぎの丸ごと蒸しのアレンジで人気のコンソメスープを紹介します。玉ねぎを丸ごと使うのでボリュームがあり、玉ねぎの甘みでやさしい味わいになります。スープレシピは人気で数多くのレシピが紹介されています。コンソメやカレー、トマト、鶏ガラと、その日の献立に合ったスープを作る事ができます。簡単で忙しい朝でも手間なく作れます。朝食に夕食に、作ってみてください。

④玉ねぎの入った器に、水を注ぎ入れる。⑤ラップをふんわりとかけて、500Wのレンジで5分加熱する。⑥お好みで粉チーズや、黒こしょうをかける。お好みで塩やバターの量を追加してください。

オニオングラタンスープは手間がかかりますが、こちらもレンジで簡単に作る事ができます。材料もどこの家庭にもある物ばかりを使います。シンプルなスープにしてもよし、パンを加えてしっかりメニューにしてもよし。アレンジして楽しんでください。

材料(1人分)新玉ねぎ大1個(直径9センチ)、コンメ1/2個、塩適量、こしょう適量、チーズ1枚。作り方は、①新玉ねぎの薄皮をむき、上と下を切り落とす。②切った面の上から十字に切り込みを入れる。③上下両面にコンソメキューブをすり込み、玉ねぎよりひと回り大きい耐熱ボウルの中央におく。

④玉ねぎの半分くらいまで水を入れ、粗挽きこしょうを上からふり、フタをして500Wのレンジで8分加熱する。⑤15分ほど蒸らし、上にチーズを乗せ、こしょうをふり、フタをして2分再加熱する。
 

トマトは玉ねぎと相性バッチリで、こちらも人気のスープです。ご飯を加えてリゾットに、パスタを加えてトマトソースパスタにとアレンジも自由自在です。休日は簡単な献立にしたいと言う時にもおすすめです。他のレシピに比べると時間はかかりますが、鍋で作るより簡単・短時間でできます。

トマト1個で約5分です。トマトの量によってレンジの時間を調整してください。水は入れず玉ねぎとトマトから出る水分だけで作ります。トマトは完熟トマトを使うとより美味しく出来上がります。

みずみずしい新玉ねぎと子供にも人気のチーズを使ったレシピです。おやつに、あと一品に、とろとろとろけるチーズを絡めながら味わってください。

幅広い世代に人気のグラタンは、具材を茹でて、オーブンで焼いてと手間がかかりますが、こちらもレンジで簡単に作ることができます。晩ご飯の献立に迷ったら是非作ってみてください。

⑥とろけるスライスチーズをのせて、もう一度ラップをかけ1分加熱する。⑦チーズがとろけたら一味をふりかける。玉ねぎから水分が出るので、塩加減は多めでも美味しいです。マヨネーズやブラックペッパーもお好みでどうぞ。

辛みの少ない新玉ねぎを使った和風オニオンサラダで、旬の時期にしか食べる事ができません。普通の玉ねぎでも作れますが、新玉ねぎより辛みがでます。

材料(2人分)新たまねぎ1個、かつお節(お好みで)1袋(2.5g)、醤油(お好みで)少々。作り方は、①ラップでたまねぎを丸ごと包み、電子レンジ500Wで7～8分加熱する。②触ってみて柔らかくなっていれば、出来上がりです。お好みで、かつお節をトッピングし、醤油を垂らす。オリーブオイルと塩でも美味しくいただけます。
 

こちらは甘い玉ねぎとピリリと辛い七味のバランスが絶妙な、ビールなどお酒のおつまみにも人気の一品です。急なお客様が来られた時のおもてなしにも簡単で人気のメニューです。パーティーなどの献立に迷った時にもおすすめです。

材料(1人分)玉ねぎ大1個（約200g)、醤油小さじ1、鰹だしの素小さじ1/4、湯（ポットの湯でOK）小さじ2、ごま油小さじ1/4、七味唐辛子適量、炒りごま（白・黒）適量。作り方は、①玉ねぎは上と下を少し切り落とし皮をむく。② 包丁で上から8つに切り込みを入れる。③耐熱の器に入れ、上から醤油をまわしかける。
 

④鰹だしの素を振りかけ、上から湯をまわしかける。⑤ごま油をまわしかける。⑥お好みの量の七味唐辛子をふりかける。⑦軽くラップをかけ、500Wのレンジで5分加熱する。⑧炒りごまを適量ふる。平皿にうつすと花のように広がり、見栄えが良いです。

こちらも新玉ねぎを使ったレシピです。新玉ねぎの甘味と濃いめのみそ味のバランスが良く、どんな献立にも合う人気のレシピです。

材料（2〜3人分）新玉ねぎ2個、みそ大さじ2、水小さじ2、めんつゆ小さじ2、サラダ油小さじ1、すりごま大さじ2。作り方は、①玉ねぎは薄切りにし、ラップをかけて500Wのレンジで2分加熱する。②みそを水で溶き、めんつゆ、サラダ油を入れてよく混ぜる。③玉ねぎに加えて和え、すりごまを入れて全体を混ぜ合わせる。

おひたしと言えば葉物野菜を思い浮かべますが、玉ねぎを丸ごと使うおひたしも美味しいです。酢醤油を使った、さっぱりした箸休めです。冷蔵庫で数日保存できるので、作り置きしておけば、あと一品足りない時などに便利です。野菜が少ないと思う献立の日にもおすすめです。

材料(3~4人分)ピーマン5個、にんじん1本、玉ねぎ1個、酢、醤油各大さじ1、かつお節5グラム。作り方は、① ピーマン、にんじん、玉ねぎはすべて千切りにする。耐熱容器(ラップをして)もしくはスチームケースに入れて500Wのレンジで3分ほど加熱する。②酢、醤油をよく混ぜて、再度ふたもしくはラップをして少し粗熱がとれるまでなじませる。③かつお節をたっぷりかける。

丸ごと玉ねぎのカルボナーラ風は、炭水化物を控える糖質制限ダイエット中にパスタが食べたくなった時にもおすすめのレシピです。パスタの代わりに玉ねぎを使っているので安心して食べる事ができます。

材料(1人分)玉ねぎ大1個、牛乳100cc、ハムまたはベーコン2枚、卵1個、スライスチーズ1枚、白ワイン大さじ1、小麦粉小さじ1、塩2つまみ、粗びき黒こしょう少々。作り方は、①玉ねぎは皮を剥き、中央の芯の部分に包丁の先をあてて縦に一箇所包丁を入れてから、5mm幅くらいの輪切りにする。② ハム(またはベーコン)は5mm幅の細切りにする。

③シリコンスチーマーに玉ねぎを並べ、白ワイン(無い場合は水でも)をふりかけて、フタをして500Wのレンジで約5分半～6分加熱する。④一旦レンジから取り出して小麦粉と塩を全体にふり、牛乳をかけて底からしっかり混ぜ、ハム、スライスチーズをのせてフタをして更にレンジで1分半～2分加熱する。ハムに火が通ればOK。

⑤もう一度レンジから取り出し、真ん中を少し空けて卵を割り入れ、卵を覆うように玉ねぎをかぶせ、フタをしてレンジで1分～2分、卵が好みの固さになるまで加熱する。Mサイズの卵使用の場合、2分加熱で白身だけが固まります。⑥卵を潰しながら全体によく混ぜ、器に盛ってお好みで粗挽き黒こしょうをふる。

人気の玉ねぎを丸ごと使ったレシピを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。献立を毎日考えるのは大変ですが、メインに副菜に、ご飯やパスタを加えると簡単ランチメニューにもなります。味付けも和風、洋風、中華と自分好みにアレンジ自在です。いろいろ試して自分好みの玉ねぎレシピを見つけてください。