さつまいもの味噌汁のレシピ！人気・おすすめ具材と煮崩れ防止のコツも

秋が旬であるほっこり甘くて栄養満点のさつまいもはコクのある味噌との相性が抜群です。さらにさつまいもにはカルシウムやビタミンC、食物繊維にカリウム、ビタミンB群とミネラルも豊富に含まれている健康にも美容にもダイエットにも効果的です。ケーキやお菓子におかずにと様々な調理法で幅広く活用できるさつまいもは食卓でも重宝される食べ物ですが、やはり簡単手軽にさつまいもを摂るなら味噌汁が一番です。

さつまいもの味噌汁は簡単で手軽に作れる上にバリエーションの豊富なので、栄養満点のさつまいもを具につかった味噌汁のレシピは挑戦しやすいのが魅力です。普段の味噌汁のレシピにバリエーションを持たせるなら、この機会にぜひ今回紹介するさつまいもの味噌汁のレシピを参考にしてみてください。今回はそんな人気なさつまいもを具にした味噌汁のレシピと煮崩れ防止の方法を紹介していきます。ぜひ挑戦してみてください！

最初にさつまいもを具にした味噌汁の煮崩れ防止の方法について紹介します。さつまいもの味噌汁を作る上で困るのがさつまいもの煮崩れ防止です。美味しいさつまいもの味噌汁を作る上で煮崩れ防止の方法を知っておくのは大切ですので、ぜひ覚えておきましょう。まず、さつまいもの味噌汁を作るときに気を付けたいのがさつまいもを味噌汁に入れるタイミングです。あるさつまいもを水が冷たいうちに投入すると煮崩れしやすくなります。

逆に言えば、味噌汁にさつまいもを投入するのは水が温かくなってから入れればさつまいもは煮崩れ防止ができるということです。さらに、さつまいもの煮崩れ防止には煮込む時間も重要です。長すぎるとさつまいもが溶けてしまう可能性があるので、火を弱めて10分以内で仕上げるのが煮崩れ防止に繋がります。ぜひこのポイントを抑えて美味しいさつまいもの味噌汁を作ってみてください。

まずはシンプルなさつまいものみを味噌汁の具にしたレシピです。シンプルが故に飽きの来ない人気の味噌汁ですが、だしの取り方を丁寧にするといつもと具は変わらないのに断然美味しいさつまいもの味噌汁を作ることができます。すこしの手間をかけることでいつもよりも美味しいさつまいもの味噌汁を作ることができるので、ぜひ挑戦してみてください。材料はさつまいも中1本、ダシ600㏄、味噌小さじ4～です。

まずさつまいもは厚さ1cmほどの輪切りにし、大きい場合は半月切りやいちょう切りにしておきます。ダシは昆布10cm角1枚の表面を布巾でサッと拭き、煮干し15gは頭と内臓を取って1Lの水に一晩浸しておきます。これを鍋に移して中火にかけ、沸騰する直前に昆布を取り出して削り節15gを加えたら沸騰させあくをとります。火を止めて5分ほど置き、削り節が鍋の底にすべて沈んだらキッチンペーパーなどでこしてダシが完成です。

完成したダシに切ったさつまいもを加えたら柔らかくなるまで煮ていき、仕上げに味噌を加えて完成です。しっかりとダシをとることで家庭で本格的なさつまいもの味噌汁を楽しむことができるレシピです。自分でダシをとるのがめんどくさいと思う人もいるかもしれませんが、前の日の晩に昆布と煮干しを水につけておけばサッと作ることができるので、難しく考えずに始められる簡単なダシの取り方にもトライしてみてください。

緑黄色野菜でどんな料理にも合う人気の食材のほうれん草は、さつまいもの味噌汁の具としても相性抜群です。彩も良く栄養も満点になるので普段の献立で栄養バランスを気にする人にはピッタリです。さらに生姜をプラスすることで、甘みが引き締まり体を温めてくれる嬉しい味噌汁を作ることができます。材料はさつまいも100g、ほうれん草40g、すりおろし生姜小さじ1、ダシ汁300㏄、味噌小さじ2です。

さつまいもは厚さ1cm程度の半月切りにし、ほうれん草は食べやすい大きさに切っておきます。鍋にだし汁とさつまいもを加えて火にかけ、サツマイモが柔らかくなったらほうれん草を加えてさっと火を通します。全体に火が通り、ほうれん草の色が良くなったら火を止めてえ味噌を溶き加え、すりおろし生姜を加えて完成です。もちろんほうれん草以外にもチンゲン菜や小松菜などの葉物野菜で作ることができる人気のレシピです。

甘くてほっこりするさつまいもの味噌汁の具にぴったりなのが子供に人気のホールコーンを使ったレシピです。さらにシメジを加えることで具沢山になり、食べ応えのあるさつまいもの味噌汁を作ることができます。材料は2人分でさつまいも中1本、シメジ1パック、ホールコーン大さじ4、ダシ汁440㏄、味噌大さじ2です。シメジは石づきをとってほぐし、さつまいもはいちょう切りか半月切りにし水にサッとさらします。

鍋にダシ汁とさつまいもを加えて中火で煮立たせ、さつまいもが柔らかくなり始めたらシメジを加えます。シメジに火が通ったら一度火を止め、ホールコーンを加えて味噌を溶き加えたら完成です。食感も楽しめるさつまいもとホールコーンの味噌汁は子供にも人気のレシピです。栄養も彩も抜群で、子供が食べやすい食材ばかりなので、野菜嫌いの子供にもおすすめです。もちろんシメジは他の食材にしてもOKです。

さつまいもの味噌汁を時短で作るには、圧力鍋で作るのもおすすめです。ニンジンと玉ねぎをさつまいもの味噌汁に加えることで食べ応えのある味噌汁になるので、食卓にボリュームが欲しいときにもおすすめのレシピです。材料は2～3人分でさつまいも中1本、ニンジン4分の1本、玉ねぎ2分の1個、ダシ汁600㏄、料理酒大さじ1、味噌大さじ2です。味噌の量はお好みで調整してください。種類によっても分量が変わります。

さつまいもはよく洗って、1cm程度の輪切りにします。ニンジンは半月切りでスライス、玉ねぎもスライスして置きます。食材の準備ができたら味噌以外の材料を圧力鍋にすべて入れ、ふたをして火にかけます。圧力鍋のピンが振れ始めたら弱火にし、1分間圧力をかけたら火を止めて自然に圧力鍋のピンが下がるのを待ち、味噌を溶き加えて完成です。煮崩れ防止のために1分だけ圧力をかけるのがコツなので、長時間は避けてください。

さつまいもの味噌汁に薬膳の陳皮を加えることで健康面をサポートしてくれる人気のレシピも紹介します。豚肉をこんがり焼いてから入れることで満足感を高くすることができます。材料は4～5人分で豚肉スライス200g、酒大さじ2、砂糖小さじ2分の1、めんつゆ大さじ1、さつまいも1本、じゃがいも1個、ニンジン1本、玉ねぎ1個、水菜1束、だし汁800㏄、味噌大さじ4、大根おろし10cm分、おろし生姜1片分、陳皮小さじ2分の1です。

鍋にダシ汁を煮たたせ、皮を剥いて食べやすい大きさに切ったさつまいもとじゃがいも、半月切りにしたニンジン、くし切りにした玉ネギを入れてすべての野菜に火が通るまで煮ます。その間にフライパンで豚肉を炒めます。火が八分目まで通ったら酒と砂糖、めんつゆを加えて豚肉に絡め、炒めて水分を飛ばします。

ダシ汁で煮ていた野菜が柔らかくなったら炒めた豚肉を加えて味噌を溶き入れます。仕上げに大根おろしとしょうがのすりおろし、陳皮を加えます。彩に食べやすい大きさにキッチンバサミで切った水菜を加えてさつまいも入りの豚汁の完成です。陳皮の代わりに柚子やレモンなど柑橘系のピールでも代用することができます。

柑橘系のピールを使うことで豚肉のこってりした味わいを柑橘系のさっぱりした後味で引き締めてくれるので爽やかな口当たりになるのでおすすめです。陳皮は最近スーパーや通販でも手軽に購入できるようになっているので、薬膳料理に興味のある人はぜひこの機会に挑戦してみてください。健康面が気になる人や普段の献立だけでは栄養面が気になるという人にもおすすめです。

美容に嬉しいミネラルをたっぷり含んだわかめも人気の味噌汁の具です。食物繊維も豊富に含んでいるので、さつまいもとの相性は抜群です。材料は2人分でさつまいも小1本、ニンジン4分の1、玉ねぎ4分の1、わかめ1つまみ、油揚げ1枚、ほんだし小さじ1、水400cc、味噌小さじ2です。さつまいも、ニンジン、玉ねぎ、油揚げは食べやすい大きさに切っておきます。

鍋に水とほんだしを加え、味噌汁の具をすべて入れて沸騰させます。いったん人を止め、味噌を溶き入れたら再び弱火でさつまいもが柔らかくなるまで煮ます。最後に水でもどして置いたわかめをよく絞って加えて完成です。手軽に作れるのに栄養満点で食べ応えのあるさつまいもの味噌汁になるので、便秘が気になるときなどにも積極的に取り入れたい人気のレシピです。

ご飯としても重宝する餅入りのさつまいもの味噌汁は簡単に作れる上に具たくさんで食事代わりにもなります。もちは切り餅でもだんご粉、白玉粉で作った餅でもOKなので、ぜひお好きなもので作ってみてください。材料は3人分でだんご粉80g、水60㏄～、さつまいも小2分の1本、ニンジン2分の1本、レンコン5cm、玉ねぎ2分の1個、生わかめ10g、こんにゃく4分の1枚、長ネギ少量、だし汁600㏄、味噌大さじ2です。

さつまいもは食べやすい大きさに切り、水にさらしておきます。他の野菜も食べやすい大きさに切り、鍋にダシ汁とネギ以外のすべての野菜を入れて火にかけます。その間にだんご粉と水を混ぜて耳たぶほどの柔らかさにし、食べやすい大きさに丸めて中央をつぶしてお湯で茹でます。だんごが浮いてから1～2分経ったら冷水にとって十分に冷やし、水分をしっかりきって味噌汁の鍋に加えます。

仕上げにわかめとネギを加えて味噌を溶き加えたら完成です。さつまいもの煮崩れ防止のためとだんごの煮崩れ防止のためにも、味噌を加えた後は沸騰させないのが餅入りのさつまいもの味噌汁をうまく作るコツなのでぜひ気を付けて作ってみてください。煮崩れ防止のためにさつまいもは後から入れても大丈夫です。

普通の味噌汁では物足りないときや洋風の献立にもピッタリなさつまいもをつかった味噌汁の人気レシピも紹介します。材料は4人分でさつまいも3cm、カボチャ8分の1、ニンジン4分の1、玉ねぎ分の1、エリンギ小1本、鶏団子12個、豆乳30㏄、水300㏄、だしの素小さじ1、ネギ少々です。鶏団子は冷凍のものでも大丈夫なので、より手軽に作ることができる人気のレシピです。

全ての材料を食べやすい大きさに切り、鍋に水とだしの素を加えて一煮立ちさせたらネギと味噌、豆乳以外の材料を加えて火が通ったら豆乳を加え、沸騰する前に火を止めて味噌を溶かし入れてネギを加えたら完成です。材料は冷蔵庫にある野菜で代用したり好きな野菜に変えて作ることもできます。お好みの組み合わせで作ってみてください。豆乳を加えることでまろやかになり、シチューのような風味が楽しめるさつまいもの味噌汁です。

具沢山の味噌汁で人気のレシピといえば豚汁も忘れられません。豚汁にさつまいもを入れることによって甘みが加わり、いつもと違った豚汁を楽しむことができます。材料は2人分でさつまいも1本、シメジ4分の1株、ニンジン4分の1、玉ねぎ2分の1個、豚バラスライス200g、ネギ少々、だし汁4～5カップ、合わせ味噌40gです。野菜は食べやすい大きさに切り、ネギは小口切りにしておきます。

鍋にだし汁を煮立てたら豚肉を煮て、あくを丁寧に掬い取ります。豚肉に火が通ったら、ネギと味噌以外の材料をすべて加えて柔らかくなるまで煮て、火が通ったら味噌を溶き加えてネギを散らし完成です。お好みでもやしやゴボウ、こんにゃくやちくわなどを加えるとさらにボリュームアップできます。豚肉をさらに香ばしくさせるならだし汁で煮るのではなく、先に豚肉だけ炒めてからだし汁に加えるのも効果的です。

さつまいもの味噌汁の具として相性のいいレンコンやニンジンなどの根菜は白味噌との相性も抜群です。やさしい味わいでほっこりする白味噌を使った味噌汁の風味を生かすならこちらのレシピがおすすめです。材料は5～6人分でさつまいも小1個、ニンジン小1本、レンコン小1個、玉ねぎ小1玉、エノキ1パック、油揚げ1枚、だしの素小さじ2、水600㏄～800㏄、白味噌大さじ2～3です。

さつまいも、ニンジン、レンコンは食べやすい大きさにスライスしておきます。玉ねぎはくし形切りにし、エノキは石づきを取って長さを2等分に切ります。油揚げはお湯を回しかけて油抜きをして1口大の大きさに切っておきます。鍋に水とだしの素を加え、油揚げ以外の材料をすべて入れたらさつまいもが柔らかくなるまで火を通します。さつまいもが柔らかくなったら油揚げを加えて火を止め、白味噌を溶き加えて完成です。

味見をしながら味噌を量をお好みで調整してください。さつまいもと根菜の味噌汁のレシピはレンコンとニンジン以外にもゴボウや大根などの根菜を加えることでさらにボリュームが出て美味しくなります。油揚げを加えることによってコクが出るので、ぜひ油揚げを入れて味噌汁を作ってください。根菜は食物繊維が多いものが多く、ダイエット中の人にも便秘改善などの効果が期待できるおすすめの人気レシピです。

朝食代わりにもなる一風変わったさつまいもの味噌汁も紹介していきます。牛乳を使った味噌汁なのでパンなどにも相性抜群の人気レシピです。材料は2人分でさつまいも3分の1本、玉ねぎ2分の1個、ニンジン3分の1本、キャベツ1～2枚、大根3cm、雑穀米大さじ1、コンソメキューブ2分の1個、水150㏄、牛乳100㏄、おろししょうが小さじ1、味噌大さじ2、こしょう少々、パセリのみじん切り適量です。

全ての野菜を1cm角に刻み、鍋に水とコンソメキューブ、雑穀米と刻んだ野菜を加えて火にかけ沸騰させます。一煮立ちしたら火を弱めて、野菜に火が通るまでふたをしておきます。煮崩れ防止のため、柔らかくなったら火を一度止めます。牛乳とおろししょうが、こしょうを加えたらもう一度火にかけ、沸騰直前で火を止めて味噌を溶き加えたら仕上げにぱせるのみじん切りを加えて完成です。

煮崩れ防止と風味が悪くなるのを防ぐため、牛乳と味噌を加えたら沸騰させないように注意してください。パンとの相性がとてもよく、朝ごはんにもピッタリのレシピです。雑穀米が入っているためヘルシーなのに満腹感が得られるので、手軽にお腹を満たしたいときにもうってつけのレシピです。

ダシをとるのがめんどくさいという時にも使えるのがすき昆布です。具としても食べることができて、ダシも出るので別にダシをとる必要がないため、手間がなく簡単に作ることができます。ミネラルと食物繊維を一緒にとることもできる一石二鳥の人気レシピです。材料は3～4人分でさつまいも小1本、すき昆布適量、水600㏄～800㏄、味噌大さじ３～です。

さつまいもは皮をよく洗い、両端を落としたら5～7mm程度の輪切りにしておきます。煮崩れ防止をするならあまり薄くしすぎないのがコツです。鍋に水とさつまいも、すき昆布を加えて火にかけて沸騰させ弱火にします。さつまいもに火が通り柔らかくなったら火を止め、味噌を溶き加えて完成です。すき昆布はお好みの量で調整できるので、ダシをとる手間を加えずにお好みの味に時短で簡単に仕上げることができます。

さつまいもの味噌汁に合う人気の具といえばキャベツも欠かせません。甘くておいしい味噌汁にキャベツの触感が相性抜群の味噌汁になります。材料は4人分でさつまいも大2分の1本、玉ねぎ2分の1個、シメジ2分の1パック、キャベツ2～3枚、だしの素適量、水600㏄～700㏄、味噌大さじ3です。すべての材料を食べやすい大きさに切り、さつまいもは水にさらしてあく抜きをしておきます。

鍋に水とだしの素、さつまいもを加えてさつまいもが柔らかくなってくるまで火を通してから玉ねぎ、シメジ、キャベツを加えて火を通します。最後に味噌を溶き加えて完成です。味噌を入れた後は煮崩れ防止と風味が落ちるのを防ぐため、沸騰させないように注意してください。キャベツの歯ごたえを損なわないためにも、加熱のしすぎには注意しましょう。

いかがでしたか？さつまいもは秋が旬ですが、今では年中市場で手ごろな価格で手に入る家計のお役立ち野菜です。さつまいもの味噌汁はさつまいもを切って入れるだけ！という人も多いかもしれませんが、ちょっとした一工夫で断然美味しく食べることができます。もちろん紹介したレシピの他にもたくさんのレシピがありますで、ぜひこの機会にいろいろなさつまいもの味噌汁のレシピに挑戦してみてください！