2019年06月05日公開
2024年09月18日更新
そうめん一人前の量は何グラム?一束では?きれいな盛り付けも紹介
そうめんの一人前は何グラムなのか知っていますか?市販されているそうめんは一般的に束に括られているためそれが一人前であると誤解している人が多いのが現実です。あっさりとしたそうめんはカロリーや糖質が低いと思われがちですが、想像以上にカロリーや糖質が高いため気をつけなければなりません。そんなそうめんの一人前の分量を紹介します。また、白一色の味気ないそうめんを涼しげにそして美味しくきれいに見せる盛り付け方法も紹介します。
目次
そうめんの一人前は意外と知られていない
夏になると食べたくなる麺類がそうめんです。暑くて食欲が失われる夏でも冷たいそうめんであれば軽く食べることができます。市販されているそうめんは乾麺の状態で販売されており束に括られてパッケージされています。
一人前は何グラムか分量を知っていますか?1束が一人前と思われるケースが多いのですが1束だと一人前に足らないのが現実です。そうめんの一人前の分量を紹介します。またきれいな盛り付け方や美味しい調理方法も紹介します。
そうめんの一人前の量は何グラム?
そうめんの一人前の量は何グラムか知っていますか?大抵の場合には茹でる際には目分量で茹でることが多く何グラムか気にしないことが普通ですが、その結果茹ですぎるなど失敗した経験を持っている人は少なくありません。
普段あまり気にすることはありませんが一人前の分量は約100gです。1束の重さとは異なるため注意が必要です。そうめんを作る際には何グラムなのかを知っておくと作りすぎ防止になります。
一人前は100g
そうめんの一人前の単位は何グラムか知っていますか?一般的な一人前の分量は束とは関係なく約100gで、蕎麦やうどんや冷麦やパスタなど他の麺類も同じ100gが一人前の分量です。100gは標準的な一人前の麺の分量でレシピなどでも一人前を100gとして紹介しているケースがほとんどです。
市販されているパッケージには束になっていますが1束のグラム数は約50gです。100gにするためには2束必要になり一人前は2束と覚えるのが一番わかりやすい方法です。
パッケージに書かれている何人分という数字と束の本数が異なるのは一人前の分量が1束ではないためです。1パッケージに入っている束数で一人前をカウントするのは間違いのもとです。
メーカーによって一束の重さが異なる
1束の重さはそうめんを製造販売しているメーカーによって何グラムなのか異なります。1束の重さが何グラムかと言えば必ず50gとは限らず、これより重いケースもあれば軽いケースもあります。中には1束の重さが80gを超えるメーカーもあり、この場合一人前にちょうど良い分量は2束ではなくなります。
束をばらして保存するのが嫌いな人は購入する際に1束の重さが何グラムかパッケージで確認してから購入するのがおすすめです。また調理する際には1束の重さが何グラムかを確認してから茹でると茹ですぎ防止になります。
そうめんの一人前のカロリーと糖質
そうめんは低カロリーと低糖質に見えますが、意外なことにうどんやそばと比較すると高カロリーで高糖質なメニューです。糖質に至ってはそばやうどんの3倍以上の糖質を含んでおり糖質制限ダイエットには向かないメニューです。
カロリー
そうめんは一見低カロリーに見えますが実は意外にカロリーが高いメニューです。他の麺類と比較しても決してカロリーは低くありません。低カロリーと思い込んで食べ過ぎればダイエットに逆効果になってしまいます。
そうめんは意外とカロリーの高い食材
そうめんのカロリーは一人前である100gで356kcalです。一見カロリーがほとんどなさそうですが意外と高カロリーなメニューです。他の麺類と比較しても大差ないのですがそうめんにはスープがありません。中華麺などはスープのカロリーが加算されますが、スープがない分これ以上のカロリー摂取にはつながらないのがせめてもの救いです。
糖質
糖質制限ダイエットなど最近ではカロリーよりも糖質を気にするケースが増加しています。そうめんの気になる糖質は約70gで、原材料は小麦粉が主になっているため必然的に糖質は高くなります。そのためダイエットには向かないメニューです。
あまり噛まずに食べることができるそうめんは満腹感を得ることができにくくお腹いっぱい食べ過ぎてしまう傾向にあります。糖質が高い分摂取する分量が多くなりがちで糖質制限ダイエットには向きません。
他の麺類と比較
うどんやそばのカロリーや糖質を比較するとそうめんのカロリーや糖質が高く、ダイエットには不向きであることがわかります。そばやうどんはパスタやラーメンとは異なりダイエット向きのメニューと言われていますが、そうめんのカロリーや糖質はその中間に位置しています。
うどんのカロリーと糖質
同じ麺類で原料も同じ小麦粉を利用しているうどんのカロリーは約220kcalで、そうめんの356kcalと比較しても低カロリーです。うどんはスープがつきものですが、スープもカロリーが低い薄味に仕立てられているためトータルカロリーも低いのが特徴です。
うどんの糖質は一人前で約21gで、そうめんの70gと比較しても三分の一以下の糖質量です。中には糖質制限のうどんもあり、この場合にはさらに糖質が低くなります。
そばのカロリーと糖質
そばのカロリーは一人前100gあたり274kcalで、うどんよりはカロリーが高いもののそうめんよりは低カロリーなのが特徴です。そばもうどん同様に薄味のスープを利用しているためトータル的なカロリーもそんなに多くありません。
そばの糖質は一人前あたり約20gでうどんと変わりありません。しかしそばは糖質以上に魅力な点があり、食後の血糖値の上昇率を示すGI値が極端に低いのが特徴です。血糖値が上がらないとインスリンの分泌が抑制されるため太りにくくダイエットに効果的です。そのためそばはダイエット向きのメニューと言われています。
そうめんの基本的な盛り付け
茹でてお皿に盛り付けるだけの簡単調理が魅力のそうめんですが美味しく食べるためのコツがあります。大量の水で茹でることと茹で終えたら冷水で冷やすこと、そしてきれいに盛り付けることで一層涼しげにそして美味しく演出できます。
そうめんのゆで方
そうめんは茹で方がすべてと言っても過言ではなく、茹で方次第でそうめんの味に雲泥の差ができます。茹でる際のポイントは茹でるお湯の量と茹で終えてからの冷水で冷やす処理です。
多めのお湯で茹でる
そうめんを茹でる際には大量のお湯で茹でるのがポイントです。一人前100gに対して1Lの水を利用するのがベストで、大きな鍋の中で麺が泳ぐように茹でるのがベストです。沸騰したお湯の中に入れる時には扇形になるようにバラして入れるのがポイントです。
麺同士がくっつかないように箸でかき混ぜながら徐々にお湯の中で泳がせるようにし、ほぐれた段階で鍋のお湯の対流に任せて茹でます。茹でる時間はパッケージに書かれた時間を守るようにするのがポイントで柔らかすぎず固すぎないちょうど良いタイミングを見計らいます。
差し水は必要なし
穀物や豆類を茹でる際に行う差し水は麺類を茹でる際には必要ありません。火力の調整が難しかったかまどの時代に吹きこぼれを防止するために差し水は利用されてきた経緯がありますが、今のコンロでは火力調整が容易であるため差し水の必要はありません。
また差し水には穀物などの身を引き締める効果がありますが、麺類は引き締め効果は関係なくコシも茹でる時間によって調整することができるため差し水は必要ありません。逆に差し水をすることでお湯の温度が下がり茹で時間がわかりにくくなる可能性もあるため差し水は不要です。
茹でたらすぐに冷水へ
そうめんは茹であがった時からが勝負で、すぐにざるにあけて冷水で冷やすのが美味しい作り方の秘訣です。水で粗熱をとり麺が柔らかくなりすぎないようにすることと、もみ洗いすることで表面のぬめりを除去し食感を良くする効果があります。
冷水を流しながらもみ洗いするのが一番良く、芯が冷えるまで冷水洗いするのが美味しく作るコツです。麺を冷やすしぎるのもNGです。冷水で冷やすのはできる限り短時間でサッと済ませるようにします。冷やしすぎると麺の旨味成分である小麦粉の香りが流れ出てしまうのと水の臭みが移ってしまうためです。
氷水と一緒に
そうめんは冷たい状態で食べるのが一番美味しいため、少量の氷水に浸した状態で盛り付けするのが美味しそうな盛り付け方です。暑い夏は涼しげな感じも装うことができ一石二鳥です。麺に少量の氷水を入れるのは麺同士がくっついてしまうことを防止する効果もあり、最後まで美味しく食べることができる工夫でもあります。
ざるに乗せる
そうめんは器に盛り付けるだけでなくざるに乗せて提供する方法もあります。ざるに乗せれば一層涼しげに見せることができ夏の暑い日には最適な盛り付け方です。ざるそばで使うようなせいろではなく、中心部が少しへこんだ曲線を描いたざるを使うのがベストです。
ざるの下には大きめのお皿を敷いてざるから漏れた水分がしたたり落ちないように注意します。多めの麺をざるに盛り付けて皆で分け合って食べることもできます。
お皿に盛る
そうめんは皿に盛り付けるのが一般的ですが一工夫することで一層美味しくなります。麺は白色なのでデザイン柄の皿に盛り付けると華やかになります。茹でるだけの簡単調理が魅力のそうめんですが、皿にこだわったり、盛り付け方を工夫することで夏のおもてなしを演出できます。
薬味はそうめんの味を引き立てる材料でゆず胡椒などがベストです。ほんのりと香るゆずの香りと胡椒のピリッとした感触が一層美味しく引き立ててくれます。薬味はあくまでも脇役であり主役は麺であることを忘れないようにするのが美味しく食べる秘訣です。
そうめんをきれいに盛り付けてみよう
白一色のそうめんはきれいに盛り付けることで一層美味しく見せることができます。一口サイズに盛り付けたりカタログ写真のように流れるように盛り付けるだけで見違えるような美味しさを演出できます。また子供がいる家庭ではカップにデコレーションして盛り付けたり、色違いの麺を使用すると喜びます。
一口サイズに盛り付ける
そうめんを食べやすくそしてきれいに盛り付ける方法として一口サイズに盛り付ける方法があります。見た目が美しいだけでなく食べやすく、最後まできれいに食べることができる盛り付け方です。花柄のデコレーションされた皿を使うのがおすすめです。
茹でて冷水で冷やした後、一口分量をフォークに巻き付けてそのまま皿に並べていきます。時間をかけると麺がくっついてしまうためスムーズに行うのがコツです。大きめの皿にクルクルと巻いた麺を並べて飾り付けをすれば、白一色でも見た目を華やかに演出できます。
カップそうめんは子供も大喜び
パフェのようにおしゃれにカップに盛り付ける方法を紹介します。カップそうめんは見た目もかわいらしく子供にも人気の盛り付け方です。野菜などのトッピングを加えて色鮮やかに盛り付けるのがポイントでアレンジはいくらでも可能です。
一人前より少ない量が適切で1束を1カップの分量にするのが妥当です。カップに茹でて冷水で冷やしたそうめんを入れキュウリやレタス、トマトなどの野菜を上にトッピングします。食べるときにはタレを上からかけてそのまま食べるのが美味しい食べ方です。
カタログ写真のような流れる盛り付け方
そうめんのカタログ写真やパッケージの写真に載っているような流れるような盛り付け方は乱雑に盛り付けるのとは異なり、インスタグラムに投稿したくなるようなきれいさが特徴です。一度茹でた後きれいに束ねるのは難しいため茹でる際から工夫するのがコツです。
そうめんの束の片側にたこ糸などで結びつけた状態で茹でます。冷水で冷やす際も糸は取らずにそのまま処理し、盛り付ける際に流れるように配置してから初めて糸を取ります。糸で結ばれているため簡単にカタログ写真のような盛り付けができます。
色違いの麺を使って鮮やかに盛り付け
白一色が一般的ですが最近ではカラフルな麺も市販されています。パステルカラーのような色鮮やかな麺も揃っています。白一色の味気ない盛り付けから一転してカラフルな鮮やかな食卓を演出できるのが色つきの麺です。
色つきの麺はアクセント程度に使うのがベストです。あまり色つきの麺を使いすぎると逆に見た目が損なわれてしまうため、白色をベースとして他の色の麺をアクセントとして混ぜ合わせる程度がベストです。色が異なるだけですが華やかになり食欲もわいてきます。
そうめんの一人前を覚えて適切な量を食べよう
そうめんは夏の風物詩とも言われるメニューで暑い夏の日に冷たいそうめんは食欲がなくても食べられてしまします。市販されているそうめんは束で括られていますが、一人前の分量は1束ではなくグラムで計測します。一人前100gはおおよそ2束ですがメーカーによって1束の重さが異なるため注意が必要です。
茹でるだけでの簡単調理のそうめんは茹で方や盛り付け次第で一層涼しげに美味しく見せることができます。一人前の分量をしっかりと計測して美味しいそうめんを作って夏を乗り越えてみませんか?美しいそうめんを盛り付ければそうめんで夏のおもてなしもできます。