だし巻き卵の簡単な作り方!ふわふわに仕上げるコツとアレンジレシピ
たまご料理の定番といえば、必ず上位に入る「だし巻き卵」。簡単そうに見えますが、意外と難しい部分もあります。しかし、コツを覚えればとても簡単に作れるようになります。おだしがジュワっと広がるようなだし巻き卵を作ってみましょう。
目次
「だし巻き卵」と「卵焼き」の違いは?
たまご料理の定番と言える「だし巻き卵」と「卵焼き」。どちらも鶏卵を使った料理で、作り方や巻き方もそっくりです。みなさんは、この二つの料理の違いを知ってますか?
だし巻き卵と卵焼きの違いは味付け
だし巻き卵は、鶏卵をよく溶いてだしを加えます。卵焼きは鶏卵を軽く溶き、砂糖・塩・醤油などで味付けをします。意外と知らない方も多いと思いますが、二つの料理の違いは味付けなのです。
簡単にだし巻き卵を作ってみよう
卵焼きはお弁当のおかずの定番でもあり、とても家庭的な料理です。だし巻き卵はどちらかと言えば、家庭料理というより居酒屋や定食屋の定番です。家庭で作ろうと思ってもなかなか難しいです。しかし、ちょっとしたコツやアレンジでとても美味しいだし巻き卵が作れます。はじめに簡単な作り方を覚えましょう。
だし巻き卵に必要な材料
だし巻き卵の材料、「①たまご3個、②水100ml、③片栗粉小さじ1、④顆粒だし小さじ1、⑤醤油小さじ1/4、⑥砂糖小さじ1/4」を準備してください。
簡単に出来るだし巻き卵の作り方
①ボウルにたまごを割り混ぜる
まずは、ボウルにたまごを割って、白身を切るように混ぜましょう。白身を切るように混ぜるとは、ボウルの底をぐるぐる渦巻き状に回すのではなく、お箸を卵に対して斜めになるように混ぜることをいいます。混ぜている途中で卵白をすくい上げながら、箸先でつまみ切り、全体を混ぜてはすくい上げて切る・・・を繰り返して混ぜ合わせます。箸ですくってみて卵白と卵黄が切れていればOKです。
②水に加えて混ぜる
お水に片栗粉・顆粒だし・醤油・砂糖のすべての調味料を入れて混ぜます。だしの量が多いとジューシーな口あたりのだし巻き卵になりますが、焼き方が難しくなります。そう言っても、だしの量が少ないと作り方や巻き方が簡単になるかわりに、だし巻き卵というより卵焼きに近くなってしまいます。しかし、片栗粉を加えることでだし汁を卵に閉じ込めることができ、ジューシーなだし巻き卵を作れるようになります。
③卵液とだし汁を合わせる
卵液とだしを混ぜるポイントは、卵液を混ぜすぎないことです。混ぜ過ぎてしまうと卵液がコシを失って、固まる力が弱まってしまいます。菜箸の先をボウルの下につけながら混ぜると簡単。シャカシャカ強く混ぜずにすみます。そうすることで卵液が空気をつかまえて、ふわっとした食感を生み出します。
④サラダ油にキッチンペーパーを浸しておく
だし巻き卵を作るとき、油の量も大事になります。調理中に何度か使用しますので、あらかじめサラダ油にキッチンペーパーを浸しておきましょう。
⑤フライパンを温めて卵液を流し込む
フライパンに卵液を流しいれるときのコツは、まず混ぜた卵液の半分を入れる事です。少し多いかなと思うくらいの量でもかまいません。それから大切なことは火加減です。中火と弱火の間くらいがベストな火加減となります。周りが固まるまで待ち、火加減とタイミングを見極めて手前に卵を転がします。
⑥さらに卵液を流し込む
手前に卵をすべて巻き返したら、空いている部分に油をひきましょう。ここでは特に巻き方に注意する必要はありません。巻いた卵を奥に移動させ、空いている部分に残りの卵液を流し込みます。焼けている部分を箸で浮かせて、下にも卵液を流し込みましょう。そして、周りが焼けるまでじっくりと待ちます。
⑦ここからは巻き方がポイント
焼けた卵を手前に一度返し、また元の位置に戻します。そして、残りの卵液を焼けた卵の下に流し込みます。最後に巻く部分と、巻いてある部分の幅を合わせます。残りの部分が半熟に焼けたら一気にひっくり返します。ここが巻き方のポイントになります。すべて返すことができたら、フライパンの淵を使って形を整えます。
⑧フライパン返しを使って反対側も焼く
反対側もこんがり焼くために、フライパン返しを使いましょう。とても簡単に返すことができます。出来たてのうちに巻きすで巻いて形を整えます。巻きすがない場合は、キッチンペーパーで代用することも可能です。
簡単なだし巻き卵の作り方のおさらい
だし巻き卵の簡単な作り方、覚えてくれましたでしょうか?①卵のなかにだし汁を閉じ込めるために片栗粉を使う②火加減は中火から弱火の間③かき混ぜすぎない④フライパン返しを使って両面を焼く。以上が簡単な作り方のコツとなります。巻き方が難しいと思いがちですが、卵はすぐにくっつきますので、失敗を怖がらずに大胆に巻いてみてください。ご家庭でおいしいジューシーなだし巻き卵を作ってみてください。
だし巻き卵簡単アレンジ
上記で基本的なだし巻き卵の作り方はお分かりいただけたと思います。これからは、簡単かつアレンジを加えただし巻き卵の作り方をご紹介いたします。ぜひご参考にして作ってみてください。
めんつゆで簡単だし巻き卵
暑い夏に食べたくなるそうめん。そうめんに欠かせないものと言えばめんつゆです。そのめんつゆを使って、簡単にだし巻き卵をアレンジしてみましょう。
①卵4個②昆布つゆ(3倍濃縮)大さじ1③牛乳大さじ2④ネギお好み⑤サラダ油適量。具材はお好みで色々とお試しください。このアレンジのポイントは、めんつゆの味はもちろんのこと、牛乳を加えるとふわふわに焼けるということです。少し多めに作り冷凍保存したい場合には、マヨネーズを大さじ1杯混ぜると解凍時のパサパサ感が軽減されます。
簡単昆布茶アレンジ
だしの代わりに昆布茶を使用しても、とても簡単かつおいしいだし巻き卵を作ることができます。昆布茶の分量は、小さじ1~2くらいがちょうど良いです。お好みで昆布茶の量を変えてみてください。この場合も、卵液を混ぜすぎず、中火でじっくりと焼くことがおいしいだし巻き卵を作るコツです。
もはや定番!簡単明太子アレンジ
だし巻き卵の定番といってもいいほど良く使用されるのが明太子です。さらにマヨネーズを加えると絶品の味に大変身します。おすすめのアレンジです。
だし巻き卵に明太子を加えるだけでとても美味しくなりますが、さらに色々なものを加えてアレンジすることができます。例えば明太子+マヨネーズはもはや鉄板です。さらに、明太子+チーズ、明太子+万能ねぎ、明太子+大葉、明太子+とろろ昆布などたくさんアレンジを加えることができます。ぜひ色々お試しください。明太子を加えると卵が柔らかくなり、巻くのが難しくなる場合があります。その場合は、少し水分を減らしてみてください。
豆腐を使って簡単アレンジ
絹ごし豆腐をだし巻き卵に加えると、とてもジューシーでふわふわに焼き上がります。ただし、巻き方が少し難しくなります。コツを覚えてしまえば簡単に出来ますので、一度お試しください。
豆腐を卵液に混ぜる時は、ペースト状にならなくても大丈夫です。なるべく細かくするようにしてください。焼き始めはきちんと巻けるか不安になりますが、じっくり焼いて焦らずに巻いていきましょう。巻き方のコツは、木べらなどを使い、多少崩れてもかまいませんので二つ折りか三つ折りになるように巻くことがポイントです。巻き方には苦戦するかもしれませんが、コツをつかめばとても美味しいだし巻き卵が作れます。
ねぎ入りだし巻き卵
ねぎも色々な食材と合います。しらすとねぎ、柚とねぎ、キムチとねぎなどアレンジがいくらでも出来ます。ねぎはみじん切りにしましょう。お好みですが、みりんを加えてもとても美味しくなります。
朝食には納豆入りだしまき卵
朝食の定番と言えば、納豆を挙げる方も多いかと思います。市販の納豆に、付属のからしと醤油をいれて混ぜ合わせるだけで、美味しく簡単にだし巻き卵をアレンジできます。納豆を混ぜるとだし巻き卵から飛び出すこともありますので、初めから納豆入りの卵液と入らない卵液にわけて、納豆入り卵液の方から焼き、少しずつ卵液をたしていくと上手に巻くことも出来ます。
さらに美味しいだし巻き卵の作り方
色々な食材を加えてみたり、調味料の分量を変えてみたり、だし巻き卵はたくさんアレンジが出来ます。そしてさらに一手間加えるだけで、とても美味しい出し巻き卵に変身します。今までのだし巻き卵をより美味しく作ってみましょう。
ざるや茶こしでこしてみよう
料理は一手間加えることで、とてもおいしく味が変わることがあります。だし巻き卵の場合、卵と混ぜた調味料をそのままフライパンで焼くのではなく、一度ざるや茶こしでこしてみてください。普段のだし巻き卵よりとても滑らかな舌ざわりに変わります。時間に余裕のある時には、簡単かつおすすめのアレンジです。一手間加えて、さらにおいしいだし巻き卵を味わいましょう。
簡単アレンジでだし巻き卵を美味しく食べよう
卵料理の定番、だし巻き卵。巻き方など難しい部分もありますが、コツをつかんでしまえば簡単に作ることができます。色々なアレンジをすることも出来ますので、お好みの食材や調味料を加えて、オリジナルのおいしいだし巻き卵を作ってみてください。