もろきゅうの作り方と切り方!他の食べ方やもろみ味噌を使ったレシピも

もろきゅうの作り方やレシピをまとめました。もろきゅうの作り方だけでなく、名前の由来や切り方も詳しく紹介。もろきゅう以外のきゅうりの食べ方やもろみ味噌を使ったおすすめの簡単レシピもあります。お酒のおつまみや夕食の一品に、ぜひ加えてみましょう!

もろきゅうの作り方と切り方!他の食べ方やもろみ味噌を使ったレシピものイメージ

目次

  1. 1もろきゅうの作り方からもろみ味噌レシピまで大紹介!
  2. 2もろきゅうの豆知識
  3. 3もろきゅうの作り方と切り方
  4. 4もろきゅう以外のおすすめの食べ方
  5. 5もろきゅう以外のもろみ味噌のおすすめレシピ
  6. 6もろきゅうに合う人気の市販もろみ味噌
  7. 7もろきゅうはおすすめの即席おつまみ!

もろきゅうの作り方からもろみ味噌レシピまで大紹介!

お酒のあてやご飯のお供として人気のもろきゅう。食べ出すと止まらなくて大好きな人も少なくないでしょう。そもそもなぜ、「もろきゅう」というのでしょうか?名前の由来や金山寺味噌との違い、また、詳しい作り方やもろきゅうに適したきゅうりの切り方を徹底解説します。もろみ味噌をちょいたしするだけで様々な料理が絶品の味に変化します。

もろきゅう以外のレシピやもろみ味噌を使った簡単おすすめレシピも紹介。市販のもろみ味噌の情報もあるので、ぜひ参考にしてください!

もろきゅうの豆知識

普段、何気なくもろきゅうを食べていても、その名前の由来を知っている人は少ないかもしれません。「もろきゅう」の言葉の意味やもろみ味噌の特徴、また、金山寺味噌との違いについて詳しく解説します。

もろきゅうの名前の由来

もろきゅうの名前の由来は、「もろ」と「きゅう」に分けると分かりやすいです。「もろ」はもろみ味噌、「きゅう」はきゅうりを意味します。つまりもろきゅうとは、もろみ味噌をつけて食べるきゅうりのことです。

他の野菜や豆腐などにつけても美味しいのですが、きゅうりにつける方法が圧倒的人気を誇ります。よって、「もろきゅう」という言葉が特に目立って世の中で使われるようになった様です。

もろみ味噌の特徴

もろみ味噌は、少量でもしっかりとした辛さや甘味を持つのが特徴です。そして、つぶつぶした食感も欠かせない要素です。その正体は、醤油を作る過程でできる残りかすともいえるもので、それがつぶつぶした食感のもととなっています。醤油はまず米、大豆、麦などに麹と塩を入れて発酵させます。

これを圧縮して濾した液体が醤油になるわけですが、残ったかすが「もろみ」と呼ばれます。これに砂糖や甘酒、唐辛子などを使って味付け、醸成することでもろきゅうに使える「もろみ味噌」になるのです。

もろみ味噌と金山寺味噌との違い

金山寺味噌はもろみ味噌と見た目が似ているため、同じものと勘違いされることが少なくありません。しかしまったくの別物で、金山寺味噌は大豆や米、麦だけでなく、そこにウリやナス、生姜などを入れて熟成させたものです。そのため、良く見るともろみよりも彩りがあります。

金山寺味噌はそのままおかずとして食べられる、いわゆるべ味噌」と呼ばれる部類に入ります。一方、もろみ味噌には野菜は使わず、どちらかというと調味料的要素が強いといえるでしょう。

もろきゅうの作り方と切り方

もろきゅうの基本的な作り方を解説します。きゅうりの切り方によって、もろきゅうの味や食感が変わるので色々と試してみることをおすすめします。

もろきゅうの基本の作り方

もろきゅうの作り方は、実に簡単です。適当な大きさと形に切ったきゅうりをもろみ味噌につけて食べるだけです。もろみ味噌は、豆麹や麦麹に、甘酒、塩、砂糖、白ごまを入れて熟成させれば完成します。ただその作り方も厳密に決まっているわけではなく、手作りでも市販の商品でもバラエティーに富んでいるといってよいでしょう。

麹に大豆、醤油、砂糖だけでも作れます。砂糖の代わりに氷砂糖やハチミツを使う人もいます。また、納豆を使って熟成の足しにしても美味しいですし、鰹節を混ぜても良いご飯のお供になるでしょう。

きゅうりの切り方

きゅうりの切り方によってもろきゅうの味と食感は異なります。代表的な3つの切り方を紹介するので、好みや用途によって使い分けましょう。

ぶつ切り

ぶつ切りは、もろきゅうを食べる際には最もポピュラーな切り方です。きゅうりの表面にあるぶつぶつを包丁の背でそぎ落とし、2~3cmの大きさに切るだけです。ざく切りや乱切りのイメージで切りましょう。

叩き割り

叩き割りは、その名の通り、きゅうりを3等分くらいにして袋に入れたらその上から棒で何度か叩きます。叩く力や回数によって割れ方は様々ですが、その不揃いな切れ具合がもろきゅうをより美味しくするといえるでしょう。馴染みがない切り方かもしれませんが、普通のもろきゅうの味に飽きたら一度は試してみる価値があります。

切り違い

切り違いは飾り切りの一種で、もろきゅうの見た目が美しくなるのが特徴です。きゅうりを6~8cmの長さに切ります。横長に寝かせて、横向きにした包丁を、きゅうりの中心に手前から奥へと刺し込みます。

そのままで別の包丁で上から斜め45度に包丁を入れ(刺し込んだ包丁に当たって止まります)、裏返して同じように斜め45度に包丁を入れましょう。刺し込んだ包丁を手前に抜くと二つに綺麗に割れます。来客時には、この切り違いでもろきゅうを出すと見映えがするのでおすすめです。

もろきゅう以外のおすすめの食べ方

きゅうりを加熱せずそのまま食べる方法としては、圧倒的にもろきゅうが人気です。しかし、もろきゅう以外にも美味しいきゅうりの食べ方があります。どれもあっという間に作れる時短レシピばかりになるので、ぜひ試してみましょう!

梅きゅう

【材料】

  • きゅうり 1本
  • 梅肉 5g
  • 鰹節 0.5g
  • 大葉 2枚
  • 塩昆布 2g
  • 濃口醤油 少々
  • 白ごま 少々
  • ごま油 小さじ1/2

【手順】
  1. きゅうりを三等分に切り、ビニール袋に入れて叩き割りする。
  2. ボウルに梅肉、刻んだ大葉、塩昆布、白ごま、鰹節、濃口醤油を入れて混ぜる。
  3. 2に1を入れてごま油を垂らして和えれば完成。

さっぱりとした感覚が美味しい梅きゅうのおすすめレシピです。酸っぱい味が苦手なら甘めの梅肉を使いましょう。常温でも良いですが、夏なら冷やすとさらに美味しく食べられます。もろきゅう同様簡単に作れる超時短料理で、おつまみにもお弁当のおかずにも使えます。

たたききゅうりとツナの甘酢和え

【材料】

  • きゅうり 2本
  • オイル漬けのツナ缶 1缶
  • 砂糖 小さじ1
  • 酢 大さじ1
  • 醤油 大さじ1
  • 白すりゴマ 大さじ1/2

【手順】
  1. きゅうりを三等分に切り、ビニール袋に入れて叩き割ります。
  2. 1に砂糖、醤油、酢、白すりゴマを入れて、袋の上から軽く揉み込む。
  3. 2にツナ缶を汁ごと加え、袋の上から軽く揉み込んで完成。

きゅうりを叩き割りにすることで細部にまでツナ缶のエキスが浸み込むので、味わい深い一品になります。叩き具合は好みで調整しましょう。もろきゅうとはまったく違う味と食感が楽しめて、お酒のあてやお弁当のおかずにおすすめです。

ピリ辛きゅうり中華風

【材料】

  • きゅうり 2本
  • 塩 適量
  • A 醤油 大さじ2
  • A 酢 大さじ1
  • A 砂糖 小さじ1/2
  • A 豆板醤 小さじ1程度
  • A 味の素 少々
  • A ごま油 大さじ1
  • ネギ 適量
  • 白ごま 適量

【手順】
  1. きゅうりのへたを取り、たっぷりと塩を塗ってまな板の上で板ずりする。
  2. 1をざるの上で30分おく。
  3. ボウルに調味料Aを入れ、回しながら細かく刻んだネギ、白ごまを加えて混ぜる。
  4. 2を乱切りにし、沸騰したお湯に10秒ほど入れてから氷水で冷やす。
  5. キッチンペーパーで4の水分をしっかり取る。
  6. 5を3に入れて混ぜれば完成。

豆板醤ときゅうりが絶妙にマッチする中華風のおすすめレシピです。もろきゅうに比べると少し手間が必要でしょう。きゅうりの取り扱いが大きなポイントです。塩を良くすり込み、湯通しして氷水で冷やします。こうすることできゅうりが引き締まります。ネギもダイレクトに味を左右するので、新鮮なものを使ってください。

ゴマ香るたたききゅうり

【作り方】

  • きゅうり 2本
  • ごま油 大さじ2
  • 醤油 小さじ2
  • 塩昆布 5g
  • おろしニンニク 少々
  • 白いりごま 適量

【手順】
  1. きゅうりを直接、叩き割りしてから2cm幅の輪切りにする。
  2. 1をボウルに入れて、ごま油、醤油、塩昆布、おろしニンニクを入れて混ぜ合わせる。
  3. 2に白いりごまをまぶして完成。

材料さえあれば、あっという間にできる簡単時短レシピです。きゅうりは叩き割らなくても良いですが、この方が醤油やごま油の味が良く浸み込みます。もろきゅう同様、おつまみやご飯のお供として食べてください。

もろきゅう以外のもろみ味噌のおすすめレシピ

もろきゅう以外のもろみ味噌のおすすめレシピを紹介します。もろみ味噌はそれ自体の味にパンチがあるので、もろきゅうの様に少し食材に添えるだけで簡単に料理全体の印象を変えられます。味が薄くて物足りない時の救世主としてぜひ上手く活用してください。

きゅうりとチーズのもろみ味噌

【材料】

  • きゅうり 1本
  • クリームチーズ 1個
  • もろみ味噌 適量

【手順】
  1. きゅうりを1cm幅のいちょう切りにし、クリームチーズは1cm角に切る。
  2. ボウルに1を入れて、もろみ味噌をさっと和えれば完成。

作り方は、もろきゅうとほとんど変わりません。もろきゅうにクリームチーズを加えただけの簡単な和え物です。もろきゅうでは物足りないと感じたら食感も味もまったく異なるクリームチーズを使ってみましょう。もろみ味噌とともに発酵食品同士のため、とても相性が良くおすすめです。

チキンのもろみ味噌づけ

【材料】

  • 鶏もも肉 1枚
  • もろみ味噌 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1
  • 料理酒 大さじ1

【手順】
  1. 鶏もも肉を一口大に切って食料保存袋に入れ、もろみ味噌、砂糖、料理酒と良く混ぜ込む。
  2. 1を冷蔵庫で30~1時間冷やして、取り出したらそのままフライパンで弱火〜中火で温める。
  3. 肉の両面を焼き軽く焦げが付いたら醤油を軽く回し入れて完成。

調味料を最初に混ぜて焼くだけの簡単おすすめレシピです。もろきゅうとは違う味噌の焼いた香ばしさが魅力です。熱くても冷めても美味しいので、夕食のおかずにもお弁当にも最適でしょう。

もろみ味噌と大根おろしの冷やしうどん

【材料】

  • 冷凍うどん 2袋
  • もろみ味噌 大さじ2
  • 大根 5cm
  • カイワレ大根 1/4パック
  • 天かす 大さじ2
  • めんつゆ 大さじ6
  • 白ごま 少々

【手順】
  1. 鍋で冷凍うどんを1分半くらい湯がき、ざるに上げて氷水でしめる。
  2. 1を器に入れたら、皮を剥いて下した大根とカイワレ、天かす、もろみ味噌を乗せ、めんつゆをかけて完成。

とても簡単に作れるめんつゆを使ったうどんです。夏の暑い日のランチには打ってつけでしょう。きゅうりを乗せても良いですし、付け合わせにすればもろきゅうも一緒に楽しめます。

レンコンのもろみ焼き

【材料】

  • ゆでたてレンコン 200g
  • ピザ用チース 適量
  • かんきつ 飾り用
  • もろみ味噌 大さじ2+1/2
  • 酒 大さじ1/2
  • マヨネーズ 大さじ1/2
  • いりごま 適量

【手順】
  1. ボウルに、もろみ味噌、酒、マヨネーズ、いりごまを折れてよく混ぜ合わせる。
  2. 1cm幅に輪切りにしたゆでたてレンコンに1とピザ用チーズを乗せ、230~250℃のオーブンで4~5分焼いたら完成。

もろみ味噌は、熱を加えるともろきゅうとは違った美味しさが引き立ちます。歯応えのあるレンコンに、まろやかなチーズと味噌が良くマッチしたおすすめの一品です。朝でも簡単に作れるため、お弁当のおかずにもピッタリです。

ナスのパスタ!もろみそ添え

【材料】

  • パスタ 1人前
  • もろみ味噌 適量 
  • ナス 1本 
  • ニンニク 1片
  • バター 5g

【手順】
  1. パスタを鍋て湯がく。
  2. フライパンに刻みニンニクを入れて火をつける。
  3. 2に1cm幅の輪切りにしたナスを並べ、鷹の爪をまぶし入れあてバターをしく。
  4. 茹であがった1を3に入れ、お玉一杯分の茹で汁を加えて炒める。
  5. 盛り付けてもろみ味噌を添えれば完成。

ナスを使ったパスタです。普通ならミートソースを使うところですが、そこでもろみ味噌をトッピングするところに意外性があります。パスタやナスとも相性抜群になるので、ぜひ来客時などのおもてなしメニューにしてください。

もろきゅうに合う人気の市販もろみ味噌

もろきゅうに合う市販のもろみ味噌を紹介しましょう。手作りも出来ますが、美味しくもろきゅうを食べるために開発された市販品には絶品が数多く揃っています。なかでも選りすぐりを紹介するので、もろきゅうを食べる際の参考にしてください!

大分みそ協業組合の粒もろみ味噌

大分を代表する粒もろみです。もろきゅうはもちろん、豆腐やおにぎり、きゅうり以外の野菜のトッピングにも幅広く使われる、全国区で愛されているおすすめ商品です。

丸新本家のもろみ味噌

丸新本家は、750年続く伝統製法で味噌を作り続けている和歌山の老舗で、湯浅醤油を使ったもろみは大人気商品です。うす塩で甘口になるので、子供でも食べやすいと評判です。しっかりとした粒粒感が、もろきゅうをさらに美味しくしてくれるでしょう。

フンドーキンのあまくちもろみ

1861年創業の大分の老舗調味料メーカーの商品です。味噌を始め、醤油やドレッシング、ポン酢なども九州一の生産量を誇ります。プロ中のプロの本格的な味でもろきゅうをぜひ味わってください!

ひしほ味噌のもろみみそ

裸麦と煎り大豆を麹にして醸造した商品です。塩味がしっかり利いているので、もろきゅうだけでなく、肉や魚に醤油代わりとしても使えるおすすめの商品です。

もろきゅうはおすすめの即席おつまみ!

もろきゅうのおすすめレシピを紹介しました。おつまみとしても副菜としても根強い人気のもろきゅう。そのもろきゅうに欠かせないのが、もろみ味噌です。上手く活用すれば、もろきゅうだけでなくそれ以外にも多くの人気レシピを簡単に作ることができます。

もろきゅうの様に食材に直接つけたり、おかずの調味料として使ったり、チーズと合わせても美味しく食べられます。忙しい時の時短レシピにも活用できるので、ぜひ作ってみましょう!

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