2018年09月21日公開
2024年08月06日更新
だし巻き卵を丸いフライパンで簡単に作るコツ!くっつくのを防ぐには?
だし巻き卵といえば、居酒屋でよく出てくるお酒のおつまみの1つであり、お弁当に入っていたら嬉しい食べ物であり、高級料亭ではそのお店のレベルを判断できるような食べ物の1つでもあります。そんな奥が深いだし巻き卵ですが、丸いフライパンでも上手に作ることができるのを知っていましたか。今回は丸いフライパンでだし巻き卵を簡単に作るコツと、くっつくのを防ぐ方法について紹介していくので参考にしてみてください。
目次
だし巻き卵は専用フライパンがなくても作れる!
だし巻き卵といえば、老若男女問わず誰もが好きな食べ物の1つです。そして、ファミリーレストランや大衆居酒屋のおつまみから、高級料亭でも出てくる料理です。そんなだし巻き卵は、通常は専用のフライパンで作るものです。これは料亭から居酒屋までほぼ共通認識と言っても過言ではありません。しかし、家庭にだし巻き卵専用のフライパンがあるところは少ないです。
しかし、だし巻き卵専用のフライパンがなくてもだし巻き卵を作ることは可能です。今回はだし巻き卵専用のフライパンがなくても綺麗なだし巻き卵を作る方法を紹介します。良かったら参考にしてみてください。
だし巻き卵を丸いフライパンで作る簡単レシピ
だし巻き卵専用のフライパンを使わずに丸いフライパンで美味しいだし巻き卵を作る簡単レシピがあります。最近では、TwitterやInstagramをはじめとして、多くのメディアでも紹介されています。そんなだし巻き卵を丸いフライパンで作るための基本となるレシピを紹介しますので、良かったら参考にしてみてください。
材料を用意しよう
まず初めに、材料を用意しましょう。これはだし巻き卵専用のフライパンを使っても使わなくても変わりません。用意する材料は、卵(Lサイズ)4個、だし汁100cc、小麦粉小さじ2、薄口しょうゆ(なければ濃口しょうゆでも可)小さじ2、みりん小さじ1、サラダ油大さじ1です。もし小麦粉のアレルギーがある人は片栗粉で代用することも可能になっています。これらがだし巻き卵を作るうえでの基本的な材料になります。
小麦粉をだし汁で溶かしてふわふわに
材料が用意できたらいよいよ調理開始です。まず初めに、小麦粉をだし汁で溶かします。この時にだし汁を1回で全て入れるのではなく、複数回に分けて少しずつ入れることを心がけてください。そうすることで、混ぜているときに小麦粉がダマになりにくくなります。だし汁に小麦粉を混ぜることで、卵の中にだし汁をうまく閉じ込めることができます。そして、だし汁と卵が分離せず、完成した時にふわふわな食感になります。
その後、卵液と先ほど混ぜた出汁を一緒に混ぜ合わせてください。この時に混ぜすぎてしまうと卵液の中に空気が入ってしまい、ふわふわな食感がなくなってしまいます。なので、卵液と出汁を混ぜるときはしっかり混ぜるのではく、軽く、ざっくり混ぜるようにしてください。
卵液をざるでこして滑らかな口当たり
卵液と出汁を混ぜ終わったら、ざるを使って卵液をこしてください。この作業は洗い物を増やして、なおかつ無駄なひと手間になってしまいますが、これをすることで、だし巻き卵が完成した時に口当たりが滑らかになります。そして、ざるを使ってこすことで、どうしても溶け切らなかった小麦粉や、卵についている白身や白いヒモのようなものまでしっかり取れるので、だし巻き卵を作る際はぜひ行ってください。
ざるでこしていると、どうしても卵の量が減ってしまうことがあります。これはだし巻き卵の口当たりを滑らかにする上で仕方がないことではありますが、どうしても我慢できない人はヘラを使ってざるに押し付けるようにして撫でてください。そうすることで、固形物がある程度細かくなります。ヘラがキッチンになる人はぜひやってみてください。
フライパンは強めの中火
ざるでこし終わったら、ここでフライパンを使ってだし巻き卵を焼いていきます。この時にフライパンに油をしっかり引いてください。そうすることでフライパンにだし巻き卵がこびりつくことがないです。そして、フライパンを使うとき、強めの中火でだし巻き卵を焼くようにしてください。強すぎると、だし巻き卵が焦げてしまいます。逆に火が弱すぎると卵が固まってしまい、食感が悪くなってしまいます。
卵液を全部流し入れる
フライパンが温まってきたら、卵液をフライパンにすべて流してください。この時に強めの中火で焼いても問題ありません。しかし、焦がすことを心配している人は中火か弱火にしてじっくり焼いてみてください。そうすることで、食感はある程度落ちてしまいますが、焦がすよりは断然良いと思います。なので、焦がすことを心配している人、あるいは料理に自信がない人は弱火で卵を焼いてみてください。
ヘラで大きくかき混ぜる
卵を流しいれて固まりだしたらヘラを使って大きくかき混ぜてください。だし巻き卵を作るのにヘラを使ってかき混ぜてもいいのかと思う人がいると思いますが、基本的な作り方において、一番ベーシックで簡単な方法はこの方法になっています。多くの人が見る方法はどちらかというと綺麗にまとめる方法になっています。なので、最初はこのような基本的の方法で作ることをおすすめします。
イメージ的には、柔らかいスクランブルエッグのようなイメージでかき混ぜてみてください。細かすぎると少しずつこぼれてしまい見た目がぞんざいになってしまいます。なので、混ぜる時はできるだけ大きく丸を描くようにしてかき混ぜてみてください。
巻きすにのせて形を整える
大きくかき混ぜたら、火を止めて巻きすの上にのせてください。この時、巻きすには巻きすを覆い隠すほどのサイズ感のあるラップかアルミホイルを用意してください。巻きすの上にラップまたはアルミホイルを敷いて、その上にだし巻き卵を置いてください。そしたら、巻きすを使って形を整えてください。その後、すぐ食べる場合は冷蔵庫で5分ほど冷ましてください。形が整ったら簡単に作れるだし巻き卵の完成です。
だし巻き卵が丸いフライパンでくっつくのを防ぐには?
だし巻き卵の基本的な作り方を理解したと思います。そして、だし巻き卵を作っているとほぼ必ずと言っていいほど直面する問題があります。それは、だし巻き卵がフライパンにくっついてしまうことです。これはだし巻き卵専用のフライパンでも起こりうることですが、丸いフライパンを使っている人は特に起きやすいです。フライパンにだし巻き卵がくっつくと形が悪くなりやすくなります。
だし巻き卵の形を綺麗に保つために、今回はだし巻き卵がフライパンにくっつくのを防ぐ方法を紹介していきたいと思います。良かったら参考にしてみてください。
油はまんべんなく全体に引こう
そもそも、フライパンにだし巻き卵がくっつく原因は一体何なのでしょうか。数多くの原因があると思いますが、その中でも一番考えられる原因が油をしっかり敷いていないことです。テフロン加工のされているフライパンを除いて、ほぼすべてのフライパンにおいて、油を敷かないと焦げ付いたり、くっついてしまいます。そうならないためにも、油をまんべんなく全体に敷くようにしましょう。
濡れ布巾でフライパンの温度を下げよう
油を十分に敷いたとしても、だし巻き卵がフライパンにくっつく可能性はまだあります。フライパンの温度が高い状態でだし巻き卵をひっくり返そうとするとどうしてもくっついてしまうことがあります。これを防ぐために、濡れ布巾を使うことです。この濡れ布巾の上に、フライパンを乗せてフライパン自体の温度を下げてください。そうすると、だし巻き卵がくっつきにくくなるので、困っている人はぜひやってみてください。
だし巻き卵を上手に作れるフライパンは?
ここまで、だし巻き卵を作り方、そして作るうえでのコツやポイントについて紹介してきました。ところで、だし巻き卵を作るときに、フライパンについて考えたことはありますか。だし巻き卵専用のフライパンがあるように、一口にフライパンと言っても色々な種類のフライパンが存在しているのです。そこで、今回はだし巻き卵を作るのに向いているフライパンについて紹介していくので、よかったら参考にしてみてください。
銅製のフライパンはムラなく焼ける
まず最初に紹介するフライパンは、銅製のフライパンです。銅でできたフライパンは普通のフライパンよりも値段が張ってしまいますが、だし巻き卵をムラなく焼くことができるので綺麗で美しいだし巻き卵を作ることができます。その理由こそが銅にあります。銅の熱伝導率は鉄よりも高いので、弱火でも十分に焼くことができます。それは同時に、焦げるリスクも高まるということなので、料理に自信のある人はぜひ使ってみてください。
鉄製のフライパンは使うほどに馴染んで焦げない
銅製のフライパンを使いたいけど、焦げるのが心配という人は鉄製のフライパンを使ってみてください。こちらは、熱伝導率は銅より劣るものの、そのおかげでだし巻き卵が焦げにくくなっています。鉄製のフライパンだとコストが安く済むだけではなく、丈夫で長く使えます。万が一、何らかの拍子に壊れたとしても、すぐに買い替えることもできるので、料理に自信がない人や、料理初心者の人は鉄製のフライパンを使ってみてください。
ちなみに、銅製のフライパンも鉄製のフライパンにも言えることですが、これらのフライパンは油をひいて使うことで、フライパンに油が馴染み、次第にくっつくことが少なくなるというメリットがあります。これは、だし巻き卵が綺麗にできるだけではなく、同時に少ない油でも美味しいだし巻き卵を作ることができるということになります。ヘルシー志向の方にとっても嬉しいことなので、良かったら検討してみてください。
テフロン加工なら少ない油で手入れもラク
先ほど、銅製のフライパンも鉄製のフライパンも油がフライパンに馴染めば少ない量の油でもくっつくことなくだし巻き卵を焼くことができると説明しました。しかし、フライパンに油が馴染むまでかなり時間がかかってしまいます。それをどうしても待てない人は、テフロン加工がされたフライパンを使うことをおすすめします。テフロン加工とは、要するに食品がフライパンにくっつきにくくなるように加工することです。
テフロン加工がされたフライパンならば、購入したてから少ない油でくっつくことなく焼くことができます。また、料理が苦手な人や料理初心者の人はテフロン加工がされたフライパンを使ってだし巻き卵を作ってみてください。
だし巻き卵の丸いフライパンで作る絶品レシピ集
フライパンについていくつか紹介をしてきました。自分に合った理想のフライパンを使ってだし巻き卵を作ってみてほしいです。そして、だし巻き卵を作れるという人の為に、今回は丸いフライパンでも作れるだし巻き卵の絶品レシピについて紹介していきたいと思います。だし巻き卵を作れて、もう少しアレンジを加えたいと思っていた人は、これから紹介するレシピをぜひ参考にしてみてください。
だしを使わない「簡単だし巻き卵」
まず初めに紹介するだし巻き卵のレシピは。だしを使わない簡単だし巻き卵です。これはもはや、だし巻き卵と呼んでも良いのかと思ってしまうレシピですが、見た目、味ともに完全にだし巻き卵になっています。材料と作り方を紹介していくので、参考にして作ってみてください。
材料は、卵3個、塩1g、砂糖0.4g、醤油3g、水50g、サラダ油0.4gです。確かにだしは使っていません。作り方は先ほど紹介した基本的な方法と大して変わりません。卵をボウルに入れて混ぜます。そしてその中に塩、砂糖、醤油、水を入れます。ここから基本的なレシピとやり方が少し変わります。そのあとに、油を敷いたフライパンを温めて、その上に卵液を薄く流します。
フライパンを傾けても卵液がこぼれなくなったらフライ返しで丸めて、出来たスペースの上にまた薄く卵液を流します。これを、ボウルの中の卵液がなくなくるまで繰り返してください。卵液がなくなったら、できただし巻き卵を巻きすの上にのせて形を整えてください。粗熱がとれたら、だし巻き卵の完成です。醤油、砂糖、塩がうまくだしの仕事を果たしているので、よかったらぜひやってみてください。
お弁当が華やかに「明太だし巻き卵」
次に紹介するのは、お弁当を華やかにできる「明太だし巻き卵」です。こちらも作り方自体は簡単になっていますので、お弁当を作っている主婦の人はぜひ参考にしてみてください。子供のお弁当が一気に魅力的になります。材料は、明太子1腹、玉子3個、白だし小さじ2、砂糖小さじ1、水大さじ3、サラダ油小さじ1です。作り方は基本的な方法と大して変わらないので、少し省略して説明していきます。
まずは、卵と白だし、砂糖、水を混ぜてください。混ぜ終わったら、サラダ油を敷いたフライパンを温め、卵液をフライパンに薄く流します。ある程度固まったら、手前、もしくは奥側に明太子を並べて、そこから卵を巻きます。あとは、先ほど紹介した薄く流して丸める作業の繰り返しです。そして、最後に巻きすを使って形を整えて完成です。このひと手間だけでだし巻き卵が魅力的になるので、ぜひやってみてください。
マヨネーズでふわっとしっとり「ぷるぷるほわほわだし巻き卵」
最後に紹介する簡単レシピは、マヨネーズを使ったふわっとしっとりだし巻き卵です。だし巻き卵にマヨネーズを使うという大胆な発想ですがこれがかなり合うので、ぜひやってみてください。材料は、卵3個、白だし大さじ1、マヨネーズ小さじ1、油適量です。作り方もいたってシンプルです。卵を混ぜた後に白だしとマヨネーズを一緒に混ぜるだけです。あとは基本的なやり方で行えば簡単にできるのでぜひやってみてください。
だし巻き卵を丸いフライパンで上手に作ってプロ気分!
いかがでしたか。今回は簡単にだし巻き卵を作る方法、フライパンにだし巻き卵がくっつく原因、くっつくことがないフライパン、そしてだし巻き卵のアレンジレシピについて紹介してきました。だし巻き卵は居酒屋から高級料亭などと幅広く出てくることから、とても奥が深いということを理解したと思います。丸いフライパンでも作ることができるので、ぜひやってみてください。