2022年06月15日公開
2024年06月17日更新
肉じゃがの変わり種具材まとめ!定番の食材やアレンジレシピも紹介
肉じゃがの具材のおすすめを定番と変わり種に分けて一挙紹介します。料理上手と褒められる、肉じゃがの変わり種具材が満載です。肉じゃがを美味しく作るためのポイントや、変わり種具材を活用した肉じゃがのアレンジレシピも参考にしてください。
目次
肉じゃがの変わり種具材には何がある?
お袋の味の定番料理といえば、肉じゃがを思い浮かべる人も多いでしょう。味が染みた肉じゃがは、老若男女に愛される、日本を代表する和食料理です。
その一方で、いつも具材が同じでつまらないと感じている人も多いのではないでしょうか?肉とじゃがいもが主役である肉じゃがは、意外な食材とも相性抜群です。
具材を変えるだけで、いつもの肉じゃががさらに美味しい料理へと変化します。肉じゃがを美味しく作るポイントや、アレンジレシピも併せて参考にしてください。
肉じゃがの具材【定番】
豚肉・牛肉
肉じゃがの主役といえば、じゃがいもと肉です。定番の肉の種類は、豚肉と牛肉の2種類です。豚肉と牛肉のどちらを入れるかは、地域によって違いがあります。
西日本では肉じゃがに入れる肉といえば牛肉が定番ですが、東日本では豚肉が定番です。西と東ではっきりと分かれるため、牛肉の肉じゃがを食べたことがない人と、豚肉の肉じゃがを食べたことがない人に二分されます。
にんじん
加熱したにんじんは甘みが強くなり、野菜嫌いな子供でも食べやすくなります。じゃがいもに比べると火の通りが悪いため、ひとまわり小さめに切りましょう。
にんじんを加えることで彩りも良くなり、栄養価もアップします。冷蔵庫に常備されていることも多く、肉じゃがには欠かせない定番具材のひとつです。
さやえんどう
さやえんどうを加えると、料理が色鮮やかになります。料理を美味しそうに見せる効果もあり、茶色い肉じゃがをより一層引き立たせてくれます。
さやえんどうは面倒でも、煮込まずに別の鍋で下茹でして、最後に加えましょう。さっと茹でて水にさらすことで、美しい緑色をキープできます。さやえんどうがない場合は、グリーンピースや茹でたいんげんを加えるのもおすすめです。
玉ねぎ
玉ねぎは加熱することで甘みが増し、とろけるような食感に変化します。玉ねぎを加えることでコクと旨味がアップするため、肉じゃがには欠かせない具材です。じっくり煮込むことで肉やだしの旨味を吸い、美味しさがさらにアップします。
食べ応えをアップさせたいなら、玉ねぎはくし切りにカットするのがおすすめです。切り方や煮込み時間によって味わいが変わるため、自分好みの作り方で調理しましょう。
しらたき
こんにゃくを糸状にしたものがしらたきで、西日本では糸こんにゃくと呼ばれています。じっくり煮込んだしらたきには、煮汁の旨味がたっぷり染み込みます。しらたきはカロリーも低いため、健康を気遣う人にもおすすめの具材です。
しらたきがなくても肉じゃがは作れますが、老若男女に人気の具材であるため、ぜひ加えたいところです。臭みが気になる場合は茹でてから加えると、味染みも良く臭みも気になりません。
肉じゃがの具材【変わり種】
トマト
酸味のあるトマトは、一見すると肉じゃがに合わない気がします。しかし、トマトは煮込み料理に合う野菜です。トマトには、旨味成分のグルタミン酸が含まれているため、煮込み料理との相性が抜群なのです。
さらに、トマト特有の酸味が、肉じゃがをさっぱりと仕上げてくれます。トマトはそのまま加えても良いのですが、皮が気になる場合は取り除きましょう。お湯でさっと茹でると、つるんと皮が剥けます。種が気になる場合は、カットしてから取り除いてください。
がんもどき
肉じゃがは煮込み料理であるため、がんもどきを加えても美味しく仕上がります。がんもどきは油を吸っているため、加える前に湯通ししておきましょう。
肉の代わりに加えることで、ボリュームが出て、節約にもなります。がんもどきの代わりに、高野豆腐や厚揚げを加えるのもおすすめです。
キムチ
キムチの調味液には、魚介類や野菜の旨味がたっぷり含まれています。その奥深い味わいが、意外にも肉じゃがと相性抜群です。
野菜を炒めるときにごま油を使用すると、さらに風味が増します。肉の美味しさも引き出してくれるため、ご飯のお供にも最適です。ピリッとした辛さとコクのある味わいは、やみつきになることでしょう。
なす
なすの実はスポンジ状で、水分をよく吸い込みます。そのため、肉じゃがの変わり種具材にぴったりです。煮汁の旨味をたっぷり吸い込んで、とろけるような美味しさを味わえるでしょう。
なすは乱切りにして、水にさらしてあくを抜きます。さっと炒めて油を絡めてから、煮込みましょう。なすが美味しい季節に、ぜひ作ってみてください。
鶏肉
牛肉、豚肉が定番ですが、変わり種の肉じゃがを作る場合は、鶏肉もおすすめです。鶏肉はじっくり煮込むことで、身が柔らかくなります。時間があるときは、ぜひじっくり煮込んで作りましょう。
先ほど紹介したトマトとの相性も良く、組み合わせることで美味しさがアップします。鶏肉から旨味が出るため、出汁を加える必要がないのもポイントです。
玉こんにゃく
変わり種具材には、玉こんにゃくもおすすめです。しらたきとは違う食感が楽しめ、ボリュームもアップします。玉こんにゃくは味が染み込みにくいため、煮込んだら一旦冷ましておきましょう。
冷ますことで味が染み込み、美味しくなります。しっかり噛むことで満腹感も得られるため、ダイエット中の具材としてもおすすめです。
しいたけ
きのこ類は旨味が強いため、肉じゃがの変わり種具材におすすめです。その中でもしいたけには、旨味成分であるグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸が豊富に含まれています。特に乾燥しいたけには、グアニル酸が多く含まれています。
肉じゃがには、戻した乾燥しいたけを加えると旨味がさらにアップします。食感を楽しみたい場合は、肉厚な生しいたけをチョイスしましょう。
肉じゃがを美味しく作るポイント
ポイント①好みに合った肉を選ぶ
肉じゃがに加える肉の種類によって、味わいは大きく変わります。定番の種類は牛肉や豚肉ですが、肉の種類に決まりはありません。また、肉の種類だけでなく、部位や切り方によっても味わいや食べ応えは変化します。
薄切りは火の通りが早く食べやすいですが、ブロック肉はボリュームが出て、見た目も豪華で食べ応えもアップします。調理時間や食べる人に合わせて、肉の種類を選ぶと良いでしょう。
ポイント②調味料の比率に気をつける
数ある料理の中でも、特に煮物は味付けが難しいといわれています。和食には調味料の黄金比が存在しており、肉じゃがにも美味しく作るための比率があります。
肉じゃがは砂糖、酒、醤油をそれぞれ、1対2対3の割合で入れるのがベストです。もちろんレシピや好みによって、調味料の比率は変わってきます。
しかし、料理初心者やいつも味が決まらないという人は、この黄金比率を参考に作ると美味しく仕上がるでしょう。
ポイント③隠し味を使う
変わり種具材を加えて作る肉じゃがも美味しいですが、隠し味でアレンジするのもおすすめです。肉じゃがは和洋中どのような味付けにも馴染むため、アレンジは自由自在です。
バター、味噌、オイスターソース、カレー粉など、加える調味料によって、全く別の料理になる楽しさもあります。肉じゃがは、意外な調味料とも相性抜群です。ぜひ、自分好みの味を見つけてみましょう。
ポイント④煮崩れしないようにする
じゃがいもが崩れないようにするためには、にんじんよりも大きめにカットするのがポイントです。にんじんはじゃがいもよりも火が通りにくく、味の染み込みもよくありません。
そのため、にんじんは小さめにカットし、さらに下茹でしておくと良いでしょう。さらに、材料を油で炒めてから、煮込むことで煮崩れを防げます。
煮込む際は、水分を多く入れないのもポイントです。また、男爵よりもメークイーンの方が、崩れにくいため肉じゃがに向いています。
肉じゃがの変わり種具材を使ったアレンジレシピ
洋風トマト肉じゃが
<材料>
- じゃがいも…2個
- 玉ねぎ…1/2個
- トマト…1個
- 牛肉…200g
- オリーブオイル…大さじ1
- 水…100g
- トマト缶…200g
- 料理酒…大さじ2
- みりん…大さじ2
- 醤油…大さじ1
- コンソメ…小さじ1
- 塩…少々
<作り方>
- じゃがいもの皮を剥き、一口大にカットします。
- 玉ねぎは4等分のくし切りにします。
- トマトのヘタをとってくし切りにします。
- フライパンにオリーブオイルを入れて、牛肉を炒めます。
- 色が変わるまで炒めたら玉ねぎとじゃがいもを加えさらに炒めます。
- 玉ねぎが透き通ってきたらAの材料を加えます。
- 全体を混ぜたら蓋をして、弱火で10〜15分煮込みます。
- 仕上げにトマトを加え、軽く火を通したら完成です。
トマトを具材にした、変わり種肉じゃがのアレンジレシピです。生と缶詰の2種類のトマトを使い、奥深い味わいに仕上げています。粉チーズとバジルは、お好みで振りかけてください。
ごまみそ肉じゃが
具材にレンコンを加えた、変わり種肉じゃがのレシピです。さらに味付けも、味噌とごまだれでアレンジしています。こっくり味で、ご飯がどんどんすすむことでしょう。
肉じゃがの変わり種具材を使ってみよう!
定番具材で作る肉じゃがも美味しいですが、献立に迷ったときは、変わり種具材でアレンジするのがおすすめです。和洋中、どのような味付けにも合うため、自分好みの具材を見つけてみましょう。
肉じゃがを美味しく作るためには、ポイントがあります。紹介した4つのポイントを参考に、美味しい肉じゃがを作ってみてください。