2021年03月06日公開
2024年11月07日更新
パンやうどん作りに欠かせない打ち粉とは?料理の種類によって使う粉が違う?
パンやうどんを作るときに使用する、打ち粉についてまとめました。打ち粉は作るものによって、薄力粉や強力粉など使う粉の種類が違うので、違いについて解説をしています。打ち粉をする理由や、打ち粉を使う料理をまとめているので、参考にしてください。
打ち粉の意図や使い分け方を解説!
今朝は手作りパン🍞 pic.twitter.com/vwaD563xYe
— 野口晃菜 Akina Noguchi (@akinaln) March 5, 2021
パンやうどんなどの生地をのばすときに、生地が台につかないようにするための粉が打ち粉です。打ち粉をする場合としない場合では、生地の扱いやすさが変わってきます。この記事では、打ち粉を使う理由や打ち粉が必要な料理を紹介します。料理をする方で、打ち粉をあまり使ったことがない方はぜひ参考にしてみてください。
打ち粉の意図
生地作りをスムーズにするため
ピザ生地!
— ととろ🎨 (@totoro_V_totoro) February 27, 2021
タピオカピザ1から作ってる! pic.twitter.com/rdWyNNVpnX
打ち粉をする理由のひとつは、生地を扱いやすくするためです。生地はべたっとしていると台や綿棒、手にくっつきやすく、扱いにくさがあります。打ち粉をすることで、生地の表面がさらっとなり、台や綿棒にくっつきにくくなります。打ち粉の量が多すぎると生地が固くなるので、作業する台に少量を薄くのばす程度で大丈夫です。
料理ごとに、その料理合った打ち粉があります。代用ができる場合もありますが、合わない打ち粉を使うと生地がよりべたっとして扱いにくくなる場合があるので注意が必要です。
揚げ物の衣が剥がれるのを防ぐため
揚げ物をするときにも打ち粉をします。揚げ物で使う場合は、衣が剥がれるのを防止するために使用されます。薄力粉や天ぷら粉を使い、具材に直接、粉をまぶす事で、具材と衣をつなげる接着剤のような役割を果たします。
打ち粉を使うことで具材の水分が具材の中に閉じ込められるので、衣に水分が流れることがなく、サクサクの揚げ物が出来上がります。米粉は小麦粉より油の吸収率が低く、天ぷらの打ち粉に使用するとサクサクになるのでおすすめです。
打ち粉の使い分け方
強力粉を使う料理
みるくぱん🍞
— m¨̮ (@ma_0209_) February 26, 2021
打ち粉しすぎて思ったより重め
おいしいけど😌 pic.twitter.com/GJWgcdXGPF
強力粉は、たんぱく質の含有量が多い硬質小麦からとれる小麦粉です。硬質小麦は硬いたんぱく質とデンプンの粒が密着し、粒が大きくなり、サラサラになります。強力粉は最も打ち粉に適している粉です。他の打ち粉を使う料理でも、水分吸湿が少ない強力粉で代用ができます。
パンやクッキー、ピザを作るときは、強力粉を打ち粉として使用します。強力粉は小麦粉と同じ種類ですが、粉がサラサラしているので、ベタつきを防止するのに優れています。
薄力粉を使う料理
薄力粉は、たんぱく質の含有量が少ない軟質小麦からとれる小麦粉です。軟質小麦はデンプンの粒と離れやすいので、粒が小さくなります。強力粉に比べて、薄力粉はしっとりとした粉です。
まんじゅうを作るときの打ち粉には、薄力粉を使用します。打ち粉の量が多すぎると、固いまんじゅうになってしまいます。蒸す前に霧吹きなどで生地を湿らすと良いです。
片栗粉を使う料理
2時間寝かせた生地です
— トリニティきみこ/週末買い物上手旅行記,3月中遠征自粛 (@FT_k1m1k0) March 2, 2021
本人は寝てました🤣
最近不眠に悩まされてる
打ち粉して伸ばすわけだが
粉でかなり汚れるので汚れても良い場所でやることをお勧めします
環境が狭いのでお風呂場でやりました
こっちだったらシャワーで流すだけですからね
1本かなり長め...パスタ?うどん? pic.twitter.com/RM918NViol
片栗粉は、小麦粉よりもデンプン質が多いという特徴があります。うどんやパスタなどの麺類には、片栗粉を打ち粉として使用します。麺の生地には小麦粉が使われており、小麦粉を打ち粉に使うと生地と打ち粉が馴染んでしまうため、打ち粉としての役割を果たしません。麺類の打ち粉は、小麦粉で代用はできないので注意してください。
小麦粉での代用はできませんが、片栗粉はコーンスターチで代用することはできます。片栗粉は料理でとろみづけとして使用できるので、常備しておくのもおすすめです。
そば粉を使う料理
#29
— taku (@trextacy) February 27, 2021
今日は二八。ひさびさの二八。
蕎麦の香りがとってもよく出ていました。
美味しかった~。
なんか蕎麦粉が変わったのかな?って思うくらい、蕎麦の味も香りが引き立つ。久々だったからかな。#二八そば #手打ちそば pic.twitter.com/RLrl0Gs5gE
そばを作るときの打ち粉は、そば粉を使用します。打ち粉に使うそば粉は花粉(はなこ)とも言い、そばを挽く時に最初に出る荒い粉を使用します。粘り気が少ないため、打ち粉に適した粉です。そばの生地を切るときにそば同士がくっつかないように、しっかり打ち粉をつけるようにしましょう。
打ち粉は料理の種類によって使い分けよう!
打ち粉はレシピに記載されている粉を使用すれば、間違いありません。打ち粉に記載されている種類の粉がない場合は、強力粉で代用もできます。片栗粉はコーンスターチで代用でき、揚げ物の打ち粉は米粉を使うこともできます。
生地に含まれる粉の種類によって、使い分けることが大事です。代用のことも考えると強力粉が一番万能な打ち粉なので、常備しておくと良いでしょう。打ち粉を使いこなして、料理上手を目指しましょう。