炊き込みご飯は炊飯器の保温で日持ちする?長期保存できる方法も解説

炊き込みご飯は炊飯器の保温で保存できるか解説します。炊き込みご飯を炊飯器の保温で保存した場合の日持ち期間や、冷蔵や冷凍での保存方法を詳しく説明!炊き込みご飯が傷みやすい理由や、冷凍するときのコツと注意点も紹介するため、参考にしてください。

炊き込みご飯は炊飯器の保温で日持ちする?長期保存できる方法も解説のイメージ

目次

  1. 1炊き込みご飯は炊飯器の保温で日持ちするのか?
  2. 2炊き込みご飯が傷みやすい理由
  3. 3炊き込みご飯を炊飯器の保温で美味しく食べられる時間
  4. 4炊き込みご飯を炊飯器の保温以外で保存する方法
  5. 5炊き込みご飯は炊飯器で保温したままだと日持ちしない

炊き込みご飯は炊飯器の保温で日持ちするのか?

炊き込みご飯

炊き込みご飯はいろいろな味が楽しめて、子供から大人まで人気があります。炊飯器で簡単に作れますが、食べ切れずに余ってしまうこともあるでしょう。炊飯器に入れたまま保存しがちですが、炊き込みご飯は白いご飯よりも傷みやすくなります。

本記事では、炊き込みご飯を炊飯器で保温したときの日持ち期間や、他の上手な保存方法を紹介します。炊き込みご飯を多く作りすぎてしまったときは、ぜひ参考にしてください。

炊き込みご飯が傷みやすい理由

ご飯に水分が多く含まれている

炊き込みご飯

炊き込みご飯は、白米の他にもいろいろな具材が含まれている料理です。肉や魚、野菜などから水分が出て、炊き込みご飯全体の水分量が増えます。また、水分が多いと雑菌が繁殖しやすくなるため、普通のご飯よりも傷みやすくなります

具材によっても傷みやすさが変わるため、できるだけ水分量の少ない具材を使うのがおすすめです。特に傷みやすい食材は、魚介類や肉類、卵やこんにゃくなどです。

また、栗やサツマイモの水分は少ないですが、デンプンの量が多いため、腐りやすい食材になります。日持ちさせたい場合は、具材に使わないほうが良いでしょう。

炊き込みご飯が傷んだときの見分け方

炊き込みご飯

炊き込みご飯が傷んでくると、さまざまな変化が見られます。最もわかりやすい変化は、表面に見られるカビです。黒や白、緑などのカビが一部分でも見られたら、すでに全体がカビ菌に侵されていると判断しましょう。

カビだけ取って食べようとはせず、すぐに処分してください。カビが生えていなくても、傷むとご飯に粘り気が出たり、糸を引いたりすることもあります。

また、腐敗臭がしたり、酸っぱいにおいがするときも要注意です。味に変化がなくても、これらの特徴が見られたら、食べるのはやめましょう。

味の変化があまりなくても、粘り気がでる・糸を引いているなどの特徴がみられる場合は腐敗している可能性が高いと言えます。腐敗している炊き込みご飯は他の食中毒と同じように嘔吐や下痢などの症状を引き起こすためすぐに破棄するようにしましょう。

炊き込みご飯を炊飯器の保温で美味しく食べられる時間

炊飯器の保温で保存する場合は4時間程度

炊飯器に入った炊き込みご飯

炊き込みご飯は、炊けたらすぐに食べ切るのが基本です。しかし、どうしてもすぐに食べ切れないこともあるでしょう。

炊飯器に入れたまま保温しておくと楽ですが、炊飯器での保存は長持ちしません。炊飯に入れたまま安全な状態で保存できるのは、せいぜい4時間程度になります

また、白いご飯以外の炊飯器での保存は、メーカーによっては禁止されていることもあります。炊き込みご飯を長時間保存したいときは、炊飯器から出して保存したほうが良いです。

炊飯器の保温で保存する場合のデメリット

炊飯器に入った炊き込みご飯

炊飯器で炊き込みご飯を保存しておくと、すぐに食べられて便利です。しかし、炊飯器で保存しておくと、変色したり味が落ちるというデメリットがあります。炊飯器に入れた炊き込みご飯は、時間とともに酸化していくからです。

酸化すると、ご飯が変色したり味が悪くなってしまいます。また、長時間の保温により水分が失われ、次第にご飯が固くなってきます。炊きたての美味しさを味わうためにも、炊飯器以外の方法で、保存したほうが良いでしょう。

炊き込みご飯を炊飯器の保温以外で保存する方法

方法①常温保存

炊き込みご飯

その日のうちに食べ切るのであれば、常温でも保存することができます。炊き込みご飯を炊いたら、タッパーなどの密封できる容器に入れましょう。夏の場合の保存時間は、6時間以内が目安です。冬の寒い時期は、常温でも1〜2日保存しておくことが可能です。

ただ、冬でも、温かい部屋に置いてしまうと長持ちしません。常温で保存するときは、できるだけ涼しく、直射日光が当たらない場所に置いてください。

方法②冷蔵保存

炊き込みご飯

すぐに炊き込みご飯を食べ切れないときは、冷蔵保存をすることもできます。炊き込みご飯を清潔な保存容器に入れて、しっかりと冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。ただ、炊き込みご飯に限らず、ご飯はあまり冷蔵保存には向いていません。

冷蔵保存すると傷みにくいですが、ご飯がパサパサして味が落ちてしまうことが多いです。その理由は、お米に含まれるデンプンの性質にあります。

デンプンは、0〜3℃で劣化しやすいのが特徴です。そのため、長期間低温にさらされると、ご飯の味が一気に落ちてしまいます。

炊いたご飯を上手に保存するためには、この温度をできるだけ避ける必要があります。長時間保存する場合は、なるべく冷蔵以外の方法で、保存したほうが良いでしょう。

方法③冷凍保存

炊き込みご飯と箸

炊き込みご飯を長期間保存したいときは、冷凍保存が最も適した方法です。温かい炊き込みご飯をラップで包み、冷めたら冷凍庫に入れましょう。保存するときは、できるだけ炊きたての状態で、ラップに包むのがおすすめです。

炊きたてのご飯は蒸気が多いため、保存中の乾燥を防いでくれます。冷凍した炊き込みご飯の保存期間は、使われている具材によって異なります。鶏肉やきのこの炊き込みご飯であれば、3週間ほどは保存が可能です

しかし、魚介類など傷みやすい具材の場合、保存期間は1週間程度です。冷凍した炊き込みご飯は、レンジで加熱することで、簡単に食べられます。レンジでの加熱時間の目安は、お茶碗1杯分当たり600wで3分程度です。

レンジで解凍したらお茶碗に移し、ふんわりとラップをかけて、600wで1分ほど加熱しましょう。食べる前にかき混ぜると、蒸気が全体に回って美味しく食べられます。

炊き込みご飯は自然解凍すると、水分量が増えて美味しくなくなってしまいます。美味しく食べるためには、レンジで加熱するようにしましょう。

炊き込みご飯を冷凍保存するときのコツ

炊き込みご飯

炊き込みご飯を上手に冷凍保存するコツは、空気をしっかりと抜いて包むことです。空気に触れないようにすることで、炊き込みご飯の劣化を防げます。ラップだけでも保存できますが、さらにジップロックなどに入れるのもおすすめです。

保存袋に入れることで、におい移りや冷凍焼けを防ぐことができます。また、1食分ずつ小分けにすることも、大事なポイントです。

大量にまとめて冷凍してしまうと、解凍したときにまた食べ切れなくなることがあります。再冷凍は質の劣化を招くため、食べ切れる量に分けて冷凍しましょう。

炊き込みご飯を冷凍保存するときの注意点

炊き込みご飯

冷凍保存に適している炊き込みご飯ですが、食材によっては冷凍に向かないものもあります。冷凍に向かない食材は、タケノコ、こんにゃく、山菜などです

これらの食材は、冷凍することで食感が悪くなります。初めから冷凍することがわかっているときは、これらの食材を使わないようにすると良いでしょう。

炊き込みご飯は炊飯器で保温したままだと日持ちしない

炊き込みご飯と箸

炊き込みご飯の保存方法はいくつかありますが、最も日持ちするのは冷凍する方法です。冷凍保存は日持ちするだけでなく、美味しく保存しておけるというメリットもあります。

炊飯器で保温したままにしておくと、傷みやすいだけでなく、味も落ちてしまいます。炊き込みご飯が余ったら、炊飯器から出して上手に保存しましょう。

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