朝ごはんにカップラーメンを食べたら太る？おすすめの商品も紹介

朝ごはんは食べたほうが良いとわかっていても、時間がなくて食べられないこともあります。時間がないときは、すぐに食べられるカップラーメンを利用すると便利です。

しかし、健康に悪いというイメージもあり、朝食に食べるのを、ためらうこともあるでしょう。本記事では、カップラーメンは本当に体に悪いのか、朝食に食べても良いのかを説明します。朝食におすすめの商品も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

カップラーメンには具も入っていますが、野菜の量は多くありません。そのため、カップラーメンだけを食べ続けると、栄養が偏ってしまいます。

ビタミンやミネラルが不足してしまうと、脚気などの病気になる可能性もあります。もしも朝食にカップラーメンを食べるのであれば、他の食事で意識的に野菜をとるようにしましょう。

また、一緒に副菜を食べたり、炒めた野菜などを具に加えるのもおすすめです。カップラーメンの中には、野菜を多く使用しているものもあるため、そのような商品を選ぶのもひとつの手です。

世界初のインスタントラーメンは、日清から昭和33年に初めて発売されました。お湯を入れるだけでラーメンが食べられることで、瞬く間に人気商品となりました。

しかし、その売れ行きに目をつけた他の業者が、似たような粗悪品を次々と売り出し始めたのです。粗悪品は古い油を使っていたり、中まで火が通っていない商品も多くありました。そのような粗悪品により、体調を崩す人が次々と出てしまったのです。

そこから、「インスタントラーメンは体に悪い」というイメージが、定着してしまいました。ただ、現在のカップラーメンは、しっかりと食品衛生法を守って作られています。即席麺の成分規格というものもあり、安全性に問題はありません。

カップラーメンの平均的なカロリーは403kcalで、脂質は18gもあります。脂質の摂取目安量は、成人で1日に50g程度です。カップラーメンを1個食べるだけで、すでに40％近くは摂取してしまうことになります。

朝食代わりにカップラーメンを食べるときは、他の食事の脂質を、普段より少なめにしたほうが良いでしょう。また、ほとんどが麺でできているため、炭水化物も51gと多めです。

ただ、炭水化物の量はご飯1杯と大差なく、1食当たりの量としては、ちょうど良いでしょう。その他の栄養は、タンパク質が24gと、塩分が5gです。

タンパク質と炭水化物が多く、すぐにエネルギーに変わるため、朝食に適しているといえます。ただ、塩分のとりすぎには、注意が必要です。塩分はスープに多く含まれているため、できるだけスープを飲まないようにすると良いでしょう。

また、カリウムを多く含むバナナやきゅうりなどを、一緒に食べるのもおすすめです。カリウムの働きで、余分な塩分を体外へ排出することができます。

前述した通り、カップラーメンには、塩分や脂質が多く含まれています。たまに食べるだけであれば問題ありませんが、毎日食べ続けると体に悪影響が出ます。どのような悪影響があるかといえば、まずは塩分のとりすぎによる高血圧です。

塩分をとりすぎると、体内で水分量が増えるため、血液量も増加して血圧が高くなってしまうのです。高血圧になると同時に、動脈硬化の恐れもあります。また、水分量の増加に伴って体がむくみ、太って見えることもあるでしょう。

脂質のとりすぎで太ることがあるため、ダイエット中の人は、カップラーメンを毎日食べないほうが良いです。脂質はとりすぎると肥満だけでなく、悪玉コレステロールも増やしてしまいます。

悪玉コレステロールの増加は、生活習慣病の原因となるため、注意が必要です。他にも、酸化した油のとりすぎで、胃痛や下痢の症状が起きることもあります。もともと胃腸が弱い人は、カップラーメンの食べすぎに注意しましょう。

また、カップラーメンには、食品添加物も多く含まれています。食品添加物は安全性が確認されていますが、過剰に摂取すれば悪影響が出る可能性もあります。必ず健康被害が起きるとはいえませんが、体に良いものでないことは確かです。

運動量が少ない成人女性の場合、1食のカロリー摂取量の目安は、500kcalだといわれています。カップラーメンは1個400kcal程度であるため、カロリー自体はそれほど高くありません。

ただ、カップラーメンだけの食事をしていると、栄養が偏って代謝が悪くなってしまいます。すると、麺に含まれた糖質をうまく分解できなくなり、脂肪として蓄積されてしまいます。その結果、カロリーをとりすぎていなくても、体が太ることになるのです。

ダイエット中は太ることを気にして、食事の量ばかり気にする人もいます。しかし、ダイエット中こそ、栄養価の高い食事をとることが大事です。ダイエット中の人はカップラーメンではなく、毎日栄養バランスのとれた食事をするようにしましょう。

カップラーメンを朝食に食べるのであれば、それほど時間帯を気にしなくても大丈夫です。ただ、あまり遅い朝食だと、昼食までに消化しきれなくなります。

すると、胃腸にも負担がかかり、血糖値が上がって太る原因ともなってしまいます。昼食を12時に食べる場合は、できれば9時までには、朝食をすませるようにしましょう。

カップラーメンに限らず、夜遅い食事は太る原因になります。特にカップラーメンは脂質や塩分が高く、太る可能性も高いです。夜に食べるときは、できるだけ22時以降は避けるようにしましょう。

また、胃腸の負担をおさえるためにも、寝る2時間前までには食べ切るのがおすすめです。ダイエットをしている人は、夜のカップラーメンは避けたほうが無難です。どうしても食べたいときは、早めの時間帯に食べるようにしてください。

カップラーメンの塩分が気になる人は、こちらの減塩商品がおすすめです。出汁をしっかりと効かせることで、塩分が少なくても旨味のある味に仕上がっています。

人によっては物足りなく感じることもありますが、あっさりとした味で朝食にぴったりです。塩分量は1個当たり1.6gしかないため、塩分を控えている人でも、気兼ねなく食べられます。

カップヌードルには、塩分を30％カットした減塩商品も存在します。減塩でも味はほとんど変わらず、具材もオリジナル商品と同じです。エビやミンチ肉、卵などが入っているため、お腹もしっかりと満足させられます。

また、食塩は通常のカップヌードルより少ないですが、カロリーは逆に高くなっています。脂質や炭水化物の量も、こちらのほうが高いため、ダイエット中の人は気をつけましょう。

どっさり野菜ちゃんぽんは、たっぷりのキャベツが入ったカップラーメンです。わずかですが、ビタミンB1やビタミンB2も入っています。

麺の量が45gと少なく、カロリーも261kcalと低いのが特徴です。一般的なカップラーメンよりお腹にたまらないため、朝食を軽くすませたい人におすすめです。

カレーラーメンにはスパイスが多く含まれており、体や脳を目覚めさせてくれます。また、麺が太くて食べごたえがあり、朝からがっつり食べたい人におすすめです。

カレーを使うとカロリーが高くなりそうですが、こちらの商品は219kcalしかありません。ダイエットでカロリー制限をしている人でも、安心して食べられます。

ロカボデリシリーズには、リンガーハット監修の長崎ちゃんぽんもあります。少しでも野菜を食べたい人は、そちらの商品を選ぶと良いでしょう。

プラントラーメンは、ホームセンターのIKEAで販売されています。プラントとは植物性のことで、植物由来の原料だけを使ったカップラーメンです。油を使わないノンフライ麺であるため、胃腸にも優しく朝食にぴったりです。

あっさりとした塩味で、朝食のスープ代わりにも使えます。また、化学調味料を一切使っていないため、健康に気を使う人にもおすすめです。

カップヌードルを食べたいけれど、朝から1個は量が多いと感じる人もいるでしょう。朝食として軽く食べたいときは、こちらの「あっさりおいしいカップヌードル」が、おすすめです。

麺は通常のカップヌードルの8割程度で、スープの味もすっきりしています。あっさりしていても、シーフード本来の旨味は失われていません。シーフードのエキスが詰まったまろやかなスープは、朝食にもぴったりです。

カップラーメンは脂質や炭水化物が多く、毎日食べると太ることがあります。また、塩分も多く、食べすぎには注意が必要です。しかし、毎日食べ続けるわけでなければ、朝食代わりに使っても問題ありません。

朝食にカップラーメンを食べる場合は、あっさりとした味の商品がおすすめです。健康にも気を使うのであれば、低カロリーや減塩の商品を選ぶと良いでしょう。

カップラーメンはカロリーや栄養成分が表示されているため、選ぶときの参考になります。味の好みなども考慮しながら、朝ごはんに合ったカップラーメンを探してみましょう。